ソチオリンピック>女子1500m>予選 - 準決勝 - 決勝
6名中上位3名が準決勝に進出する。
Q=準決勝進出 PEN=失格 OR=オリンピックレコード WR=ワールドレコード
Heat1
スタートリスト
枠 | 選手名(英語表記) | 選手名(日本語) | 年齢 | 国名 | 世界ランク | 主要成績 | 500m |
1 | Marie-Eve Drolet | マリー・イブ・ドロレ | 32歳 | カナダ | なし | ソルトレーク五輪6位 | - |
2 | Anna Seidel | アンナ・サイデル | 15歳 | ドイツ | 15位 | - | |
3 | Valeria Reznik | ワレリア・レズニク | 28歳 | ロシア | 14位 | 予選敗退 | |
4 | Martina Valcepina | マルチナ・ヴァルチェピーナ | 21歳 | イタリア | 28位 | 世界選手権8位 | 予選敗退 |
5 | Veronique Pierron | ベロニク・ピアロン | 24歳 | フランス | 30位 | 予選敗退 | |
6 | Shim Suk-Hee | シム・ソクヒ | 17歳 | 韓国 | 1位 | 世界選手権2位 | 準々決勝敗退 |
展望:シムソクヒが抜けた1番手。ドロレがおそらく2番手。
3番手争いが混戦か。ランク10位台の2人がたぶんランクほど強くないからな…
結果
1着 | Shim Suk-Hee | シム・ソクヒ | 17歳 | 韓国 | 2:24.765 | Q |
2着 | Marie-Eve Drolet | マリー・イブ・ドロレ | 32歳 | カナダ | 2:24.859 | Q |
3着 | Anna Seidel | アンナ・サイデル | 15歳 | ドイツ | 2:25.700 | Q |
4着 | Martina Valcepina | マルチナ・ヴァルチェピーナ | 21歳 | イタリア | 2:27.212 | |
5着 | Veronique Pierron | ベロニク・ピアロン | 24歳 | フランス | 2:55.658 | Adv |
- | Valeria Reznik | ワレリア・レズニク | 28歳 | ロシア | DSQ |
やはり上位2人が後ろを引き離し、3番手争いが混戦に。
ピアロンが3番手のレズニクを交わす瞬間に接触しピアロン転倒。
その隙に15歳のサイデルが3番手に上がってきた。健闘の予選突破!
Heat2
スタートリスト
枠 | 選手名(英語表記) | 選手名(日本語) | 年齢 | 国名 | 世界ランク | 主要成績 | 500m |
1 | Tatiana Bodova | タチアナ・ボドワ | 22歳 | スロバキア | 42位 | - | |
2 | Elise Christie | エリーゼ・クリスティー | 23歳 | イギリス | 11位 | 世界選手権6位 | 8位 |
3 | Arianna Fontana | アリアナ・フォンタナ | 23歳 | イタリア | 6位 | 銀メダル | |
4 | Inna Simonova | イナ・シモノワ | 23歳 | カザフスタン | 35位 | 予選敗退 | |
5 | Ayuko Ito | 伊藤亜由子 | 27歳 | 日本 | 19位 | 世界選手権4位 | 予選敗退 |
6 | Olga Belyakova | オルガ・ベルヤコワ | 25歳 | ロシア | 27位 | - |
展望:クリスティーとフォンタナ、ヨーロッパ3本指(※個人的評価w)に入る2人が抜けている。
3位を伊藤選手とベルヤコワが争う形か。今大会、日本初の予選通過頼む!
結果
1着 | Arianna Fontana | アリアナ・フォンタナ | 23歳 | イタリア | 2:29.645 | Q |
2着 | Olga Belyakova | オルガ・ベルヤコワ | 25歳 | ロシア | 2:29.880 | Q |
3着 | Ayuko Ito | 伊藤亜由子 | 27歳 | 日本 | 2:30.354 | Q |
4着 | Inna Simonova | イナ・シモノワ | 23歳 | カザフスタン | 2:30.499 | |
5着 | Tatiana Bodova | タチアナ・ボドワ | 22歳 | スロバキア | 2:31.788 | |
- | Elise Christie | エリーゼ・クリスティー | 23歳 | イギリス | DNF |
実力上位のフォンタナとクリスティーが抜け出し、3番手争いは
積極的なレースを見せた伊藤と、あえて後ろで力を溜めて最後に仕掛けてきたベルヤコワの争い。
結果、ベルヤコワが上回り、3番手に入る。伊藤選手は予選敗退…と、思われた。
しかし、2位フィニッシュのイギリスのクリスティーが最後インに入りすぎて
フィニッシュラインを過ぎていなかったという判定により、記録が認められず、以下繰り上がりとなる。
伊藤選手が突破して、ついに日本勢の連敗を9で止めたのは嬉しいが
クリスティーは好調なのにここまで不運すぎる…
500mでは決勝で韓国のパク・スンヒを転倒させてしまい韓国の一部の過激ユーザーたちから多くの脅迫を受け、
1500mでは余裕のフィニッシュだったのにこれ。精神的に大丈夫だろうか。最も得意な1000mが残っているが。
Heat3
スタートリスト
枠 | 選手名(英語表記) | 選手名(日本語) | 年齢 | 国名 | 世界ランク | 主要成績 | 500m |
1 | Alyson Dudek | アリソン・デュデク | 23歳 | アメリカ | なし | 予選敗退 | |
2 | Charlotte Gilmartin | シャーロット・ギルマーティン | 23歳 | イギリス | 34位 | 準々決勝敗退 | |
3 | Cho Ha-Ri | チョ・ハリ | 27歳 | 韓国 | (18位) | バンクーバー5位 | - |
4 | Li Jianrou | 李堅柔 | 27歳 | 中国 | 10位 | 金メダル | |
5 | Valerie Maltais | ヴァレリー・マルテ | 23歳 | カナダ | 4位 | 世界選手権5位 | 準々決勝敗退 |
6 | Biba Sakurai | 桜井美馬 | 24歳 | 日本 | 25位 | 予選敗退 |
展望:マルテ、李堅柔、チョハリが強すぎ。アクシデントが起こらない限り堅いか…
結果
1着 | Cho Ha-Ri | チョ・ハリ | 27歳 | 韓国 | 2:27.629 | Q |
2着 | Valerie Maltais | ヴァレリー・マルテ | 23歳 | カナダ | 2:27.721 | Q |
3着 | Li Jianrou | 李堅柔 | 27歳 | 中国 | 2:27.758 | Q |
4着 | Alyson Dudek | アリソン・デュデク | 23歳 | アメリカ | 2:27.899 | |
5着 | Charlotte Gilmartin | シャーロット・ギルマーティン | 23歳 | イギリス | 2:27.935 | |
6着 | Biba Sakurai | 桜井美馬 | 24歳 | 日本 | 2:28.127 |
まあ、そうなりますよねwアリソン・デュデクは積極的なレースでよく粘ったけど。
Heat4
スタートリスト
枠 | 選手名(英語表記) | 選手名(日本語) | 年齢 | 国名 | 世界ランク | 主要成績 | 500m |
1 | Lucia Peretti | ルシア・ペレッティ | 23歳 | イタリア | 20位 | - | |
2 | Bernadett Heidum | ベルナデット・ヘイドゥム | 25歳 | ハンガリー | 8位 | - | |
3 | Agne Sereikaite | アグネ・セレイカイテ | 19歳 | リトアニア | 36位 | 予選敗退 | |
4 | Olga Talaeva | オルガ・タラエワ | 27歳 | ベラルーシ | 38位 | - | |
5 | Jorien ter Mors | ジョリエン・テル・モルス | 24歳 | オランダ | 7位 | 欧州選手権1位 | 6位 |
6 | Deanna Lockett | ディアナ・ロケット | 18歳 | オーストラリア | 22位 | - |
展望:この組は緩め。ヨーロッパ三本指の残り1人、テルモルスが抜けている。
三本指に次ぐ実力を持つヘイドゥムが2番手候補筆頭。3番手が混戦。
結果
1着 | Jorien ter Mors | ジョリエン・テル・モルス | 24歳 | オランダ | 2:21.626 | Q |
2着 | Bernadett Heidum | ベルナデット・ヘイドゥム | 25歳 | ハンガリー | 2:21.826 | Q |
3着 | Agne Sereikaite | アグネ・セレイカイテ | 19歳 | リトアニア | 2:21.900 | Q |
4着 | Lucia Peretti | ルシア・ペレッティ | 23歳 | イタリア | 2:22.953 | |
5着 | Deanna Lockett | ディアナ・ロケット | 18歳 | オーストラリア | 2:25.140 | |
6着 | Olga Talaeva | オルガ・タラエワ | 27歳 | ベラルーシ | 2:27.817 |
リトアニア初のショートトラック五輪代表、セレイカイテ、お見事!
早くから3番手を取り、実力上位の2人に唯一、最後までついていった。
タイムを見てもシビアなレースだったが。
Heat5
スタートリスト
枠 | 選手名(英語表記) | 選手名(日本語) | 年齢 | 国名 | 世界ランク | 主要成績 | 500m |
1 | Jessica Smith | ジェシカ・スミス | 30歳 | アメリカ | 13位 | 予選敗退 | |
2 | Yara van Kerkhof | ヤラ・ファン・ケルコフ | 23歳 | オランダ | なし | 準々決勝敗退 | |
3 | Katerina Novotna | カテリーナ・ノボトナ | 29歳 | チェコ | 33位 | - | |
4 | Zhou Yang | 周洋 | 22歳 | 中国 | 3位 | バンクーバー五輪金 | - |
5 | Yui Sakai | 酒井裕唯 | 26歳 | 日本 | (23位) | 日本ランク1位 | 予選敗退 |
6 | Marianne St-Gelais | マリアナ・サンジュレー | 24歳 | カナダ | 17位 | 世界選手権銅メダル | 7位 |
展望:前回チャンピオン周洋の一強。以下、ノボトナ以外の4人が皆そこそこの強さ。かなりの混戦を予想。
結果
1着 | Zhou Yang | 周洋 | 22歳 | 中国 | 2:26.543 | Q |
2着 | Jessica Smith | ジェシカ・スミス | 30歳 | アメリカ | 2:26.703 | Q |
3着 | Yara van Kerkhof | ヤラ・ファン・ケルコフ | 23歳 | オランダ | 2:26.809 | Q |
4着 | Marianne St-Gelais | マリアナ・サンジュレー | 24歳 | カナダ | 2:27.071 | |
5着 | Yui Sakai | 酒井裕唯 | 26歳 | 日本 | 2:27.198 | |
6着 | Katerina Novotna | カテリーナ・ノボトナ | 29歳 | チェコ | 2:27.232 |
周洋は5番手待機から、残り7周で一気に仕掛けて先頭まで上がる。
それに合わせ、最後尾待機の酒井選手も周洋についていく形で一気に仕掛けていく。
だが、アメリカやオランダの選手も酒井を入れまいとスピードを上げ、外をブロック。
結局酒井選手はどこにも入れず、隙間を見つけられないまま最後尾まで下がってしまう。
この一発勝負が失敗すると、これはもうトップ選手でも体力的に厳しくなる。残念。
Heat6
スタートリスト
枠 | 選手名(英語表記) | 選手名(日本語) | 年齢 | 国名 | 世界ランク | 主要成績 | 500m |
1 | Kim A-Lang | キム・アラン | 18歳 | 韓国 | 2位 | 準々決勝敗退 | |
2 | Liu Qiuhong | 劉秋宏 | 25歳 | 中国 | なし | 4位 | |
3 | Veronika Windisch | ベロニカ・ウィンディッシュ | 31歳 | オーストリア | 24位 | 予選敗退 | |
4 | Zsofia Konya | ソフィア・コンヤ | 19歳 | ハンガリー | 29位 | - | |
5 | Emily Scott | エミリー・スコット | 24歳 | アメリカ | 16位 | 準々決勝敗退 | |
6 | Tatiana Borodulina | タチアナ・ボロドゥリーナ | 29歳 | ロシア | 12位 | 予選失格 |
展望:キム・アランが抜けていて、劉秋宏も1500mのイメージはあまりないがたぶん強い。
ぜひ地元ボロドゥリーナにも抜けてほしい。おそらく普通に3番目に強いだろう。
結果
1着 | Emily Scott | エミリー・スコット | 24歳 | アメリカ | 2:22.641 | Q |
2着 | Kim A-Lang | キム・アラン | 18歳 | 韓国 | 2:22.864 | Q |
3着 | Veronika Windisch | ベロニカ・ウィンディッシュ | 31歳 | オーストリア | 2:23.042 | Q |
4着 | Liu Qiuhong | 劉秋宏 | 25歳 | 中国 | 2:24.640 | |
5着 | Zsofia Konya | ソフィア・コンヤ | 19歳 | ハンガリー | 2:55.523 | |
- | Tatiana Borodulina | タチアナ・ボロドゥリーナ | 29歳 | ロシア | DNF |
エミリー・スコットが序盤から飛ばし、先頭を奪われたら奪い返す。
それをボロドゥリーナが交わして先頭に出ようとした残り5周。バランスを崩し、最後尾まで下がってしまう。
これと同時に、関係のないところでハンガリーのコンヤも転倒する。
力が抜けているキム・アランは最後尾待機から、中盤何度も外から上がろうとするも
その度に前がペースアップしてなかなか抜けず、レース的に苦戦を強いられる。
また劉秋宏も途中からスタミナ切れが目立ち始める。有力選手が続々苦戦…
結局、キムアランはラスト半周で地力で4番手から2番手に上がったが
3番手には最もロスのないレースをしていたウィンディッシュが入る大健闘。
ボロドゥリーナは4位に敗れ、しかも最後インに入りすぎてフィニッシュラインを通っておらずDNF。