平昌オリンピック>男子5000mリレー>予選 - 決勝
PEN=失格 OR=オリンピックレコード WR=ワールドレコード
B Final(順位決定戦)
枠 | 国名 | 選手名(英語表記) | 選手名(日本語) | W杯ランク | W杯4戦の結果 |
1 | アメリカ | J.R. Celski John-Henry Krueger Thomas Insuk Hong Aaron Tran | J・R・セルスキー ジョン・ヘンリー・クルーガー トーマス・インソク・ホン アーロン・トラン | 3位 | 6位-6位-1位-3位 |
2 | 日本 | Keita Watanabe Hiroki Yokoyama Ryosuke Sakazume Kazuki Yoshinaga | 渡邊 啓太 横山 大希 坂爪 亮介 吉永 一貴 | 6位 | 3位-4位-16位-6位 |
3 | カザフスタン | Abzal Azhgaliev Erkebulan Shamukhanov Denis Nikisha Nurbergen Zhumagaziev | アブザル・アジュガリエフ エルケブラン・シャムカノフ デニス・ニキシャ ヌルベルゲン・ジュマガジエフ | 9位 | 7位-11位-16位-5位 |
アメリカは個人種目でメダルを出して勢いに乗りますが、ここは何としても1着取りましょう!
予選はアメリカより良い内容のレースしてたと思いますしね!
結果
1着 | アメリカ | J.R. Celski John-Henry Krueger Thomas Insuk Hong Aaron Tran | J・R・セルスキー ジョン・ヘンリー・クルーガー トーマス・インソク・ホン アーロン・トラン | 6.52.708 |
2着 | カザフスタン | Abzal Azhgaliev Erkebulan Shamukhanov Denis Nikisha Nurbergen Zhumagaziev | アブザル・アジュガリエフ エルケブラン・シャムカノフ デニス・ニキシャ ヌルベルゲン・ジュマガジエフ | 6.52.791 |
3着 | 日本 | Keita Watanabe Hiroki Yokoyama Ryosuke Sakazume Kazuki Yoshinaga | 渡邊 啓太 横山 大希 坂爪 亮介 吉永 一貴 | 7.02.554 |
力が拮抗する3チームの争いの中、日本は良いレースをしているように見えましたが
残り7周半で、予選に続いて坂爪選手が転倒…何とも言えない結末となってしまいました。
坂爪選手は個人種目2回の入賞といい波乱万丈、良いことも悪いことも色々ありましたね…
まあ、今回は12年ぶりに出場出来て、本番でも、予選も決勝も、少なくとも途中までは良いレースができていた。
これだけでも、前回までと比べれば収穫と言えるのが救いです。4年後に繋がると良いなと思います。
A Final(決勝)
枠 | 国名 | 選手名(英語表記) | 選手名(日本語) | W杯ランク | W杯4戦の結果 |
1 | 韓国 | Lim Hyo-Jun Seo Yi-Ra Kim Do-Kyoum Kwak Yoon-Gy | イム・ヒョジュン ソ・イラ キム・ドキョム カク・ユンギ | 2位 | 4位-9位-2位-1位 |
2 | ハンガリー | Viktor Knoch Csaba Burjan Liu Shaoang Sandor Liu Shaolin | ヴィクトル・ノック チャバ・ブルヤーン リウ・シャオアン サンドル・リウ・シャオリン | 8位 | 5位-8位-6位-8位 |
3 | 中国 | Han Tianyu Xu Hongzhi Wu Dajing Chen Dequan | 韓 天宇 許 宏志 武 大靖 陳 全 | 4位 | 2位-3位-4位-12位 |
4 | カナダ | Samuel Girard Charles Hamelin Charle Cournoyer Pascal Dion | サミュエル・ジラール チャールズ・ハメリン シャルル・コルノイエ パスカル・ディオン | 1位 | 1位-1位-3位-11位 |
ホームアドバンテージと予選の内容からは韓国が本命ですが、まったくわかりません。
男子リレーならではの、抜きつ抜かれつ、アンカーまでもつれる名勝負を期待!
結果
1着 | ハンガリー | Viktor Knoch Csaba Burjan Liu Shaoang Sandor Liu Shaolin | ヴィクトル・ノック チャバ・ブルヤーン リウ・シャオアン サンドル・リウ・シャオリン | 6.31.971(OR) |
2着 | 中国 | Han Tianyu Xu Hongzhi Wu Dajing Chen Dequan | 韓 天宇 許 宏志 武 大靖 陳 全 | 6.32.035 |
3着 | カナダ | Samuel Girard Charles Hamelin Charle Cournoyer Pascal Dion | サミュエル・ジラール チャールズ・ハメリン シャルル・コルノイエ パスカル・ディオン | 6.32.282 |
4着 | 韓国 | Lim Hyo-Jun Seo Yi-Ra Kim Do-Kyoum Kwak Yoon-Gy | イム・ヒョジュン ソ・イラ キム・ドキョム カク・ユンギ | 6.42.118 |
序盤から各チームが積極的。中国が逃げを主張するのはいつものことですが、
韓国やカナダも思い切ってポジションを取りに行きました。しかし残り23周で韓国のイム・ヒョジュンが
先頭に出た直後、なんと、単独の転倒…先ほどの坂爪選手と同じ場所でした。
韓国は女子1000mの決勝といい、この日は散々。場内が静まり返る中
残り3チームは俄然色気づきます!特に4番手だったハンガリーが、これで自動的に3番手に上がり、
タッチがやりやすくなって、後方待機特有の消耗が減ったことは、でかかったかもしれませんね。
その後、3チームの順位はみるみる入れ替わりますが、終盤はカナダが引っ張り、押し切りを狙います。
残り3周、3番手のハンガリーが他のチームとタッチをずらし、その間にシャオアンが中国を捉えました。
そして、アンカー勝負。もっとも脚が溜まっていたのは、ハンガリーのシャオリンでした!
タッチの直後から勢いをつけ、残り1周半でカナダのジラールをとらえて先頭へ!
残り半周で中国のアンカー陳もカナダをとらえて2番手に上がり、なおも先頭に迫りましたが
シャオリンがしっかりと抑えきって、この種目、オリンピック初出場にして劇的な金メダル!!
ハンガリー代表にとって、冬のオリンピックでは38年ぶりのメダルであり、史上初の金メダルでもあります。
今回、シャオリン・シャオアン兄弟の登場でかなり期待されていたハンガリー勢、ここまでメダルなしでしたが
最後の最後で大仕事をやってのけました!また、これが4回目のオリンピック、長年にわたって
ハンガリーを牽引してきたヴィクトル・ノックがここで報われたのも嬉しいですね。