平昌オリンピック 男子5000mリレー決勝

Last-modified: 2018-03-03 (土) 12:46:10

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PEN=失格 OR=オリンピックレコード WR=ワールドレコード

 

B Final(順位決定戦)

国名選手名(英語表記)選手名(日本語)W杯ランクW杯4戦の結果
1アメリカJ.R. Celski
John-Henry Krueger
Thomas Insuk Hong
Aaron Tran
J・R・セルスキー
ジョン・ヘンリー・クルーガー
トーマス・インソク・ホン
アーロン・トラン
3位6位-6位-1位-3位
2日本Keita Watanabe
Hiroki Yokoyama
Ryosuke Sakazume
Kazuki Yoshinaga
渡邊 啓太
横山 大希
坂爪 亮介
吉永 一貴
6位3位-4位-16位-6位
3カザフスタンAbzal Azhgaliev
Erkebulan Shamukhanov
Denis Nikisha
Nurbergen Zhumagaziev
アブザル・アジュガリエフ
エルケブラン・シャムカノフ
デニス・ニキシャ
ヌルベルゲン・ジュマガジエフ
9位7位-11位-16位-5位

アメリカは個人種目でメダルを出して勢いに乗りますが、ここは何としても1着取りましょう!
予選はアメリカより良い内容のレースしてたと思いますしね!

 

結果

1着アメリカJ.R. Celski
John-Henry Krueger
Thomas Insuk Hong
Aaron Tran
J・R・セルスキー
ジョン・ヘンリー・クルーガー
トーマス・インソク・ホン
アーロン・トラン
6.52.708
2着カザフスタンAbzal Azhgaliev
Erkebulan Shamukhanov
Denis Nikisha
Nurbergen Zhumagaziev
アブザル・アジュガリエフ
エルケブラン・シャムカノフ
デニス・ニキシャ
ヌルベルゲン・ジュマガジエフ
6.52.791
3着日本Keita Watanabe
Hiroki Yokoyama
Ryosuke Sakazume
Kazuki Yoshinaga
渡邊 啓太
横山 大希
坂爪 亮介
吉永 一貴
7.02.554

力が拮抗する3チームの争いの中、日本は良いレースをしているように見えましたが
残り7周半で、予選に続いて坂爪選手が転倒…何とも言えない結末となってしまいました。
坂爪選手は個人種目2回の入賞といい波乱万丈、良いことも悪いことも色々ありましたね…
まあ、今回は12年ぶりに出場出来て、本番でも、予選も決勝も、少なくとも途中までは良いレースができていた。
これだけでも、前回までと比べれば収穫と言えるのが救いです。4年後に繋がると良いなと思います。

 
 

A Final(決勝)

国名選手名(英語表記)選手名(日本語)W杯ランクW杯4戦の結果
1韓国Lim Hyo-Jun
Seo Yi-Ra
Kim Do-Kyoum
Kwak Yoon-Gy
イム・ヒョジュン
ソ・イラ
キム・ドキョム
カク・ユンギ
2位4位-9位-2位-1位
2ハンガリーViktor Knoch
Csaba Burjan
Liu Shaoang
Sandor Liu Shaolin
ヴィクトル・ノック
チャバ・ブルヤーン
リウ・シャオアン
サンドル・リウ・シャオリン
8位5位-8位-6位-8位
3中国Han Tianyu
Xu Hongzhi
Wu Dajing
Chen Dequan
韓 天宇
許 宏志
武 大靖
陳 全
4位2位-3位-4位-12位
4カナダSamuel Girard
Charles Hamelin
Charle Cournoyer
Pascal Dion
サミュエル・ジラール
チャールズ・ハメリン
シャルル・コルノイエ
パスカル・ディオン
1位1位-1位-3位-11位

ホームアドバンテージと予選の内容からは韓国が本命ですが、まったくわかりません。
男子リレーならではの、抜きつ抜かれつ、アンカーまでもつれる名勝負を期待!

 

結果

1着ハンガリーViktor Knoch
Csaba Burjan
Liu Shaoang
Sandor Liu Shaolin
ヴィクトル・ノック
チャバ・ブルヤーン
リウ・シャオアン
サンドル・リウ・シャオリン
6.31.971(OR)
2着中国Han Tianyu
Xu Hongzhi
Wu Dajing
Chen Dequan
韓 天宇
許 宏志
武 大靖
陳 全
6.32.035
3着カナダSamuel Girard
Charles Hamelin
Charle Cournoyer
Pascal Dion
サミュエル・ジラール
チャールズ・ハメリン
シャルル・コルノイエ
パスカル・ディオン
6.32.282
4着韓国Lim Hyo-Jun
Seo Yi-Ra
Kim Do-Kyoum
Kwak Yoon-Gy
イム・ヒョジュン
ソ・イラ
キム・ドキョム
カク・ユンギ
6.42.118

序盤から各チームが積極的。中国が逃げを主張するのはいつものことですが、
韓国やカナダも思い切ってポジションを取りに行きました。しかし残り23周で韓国のイム・ヒョジュンが
先頭に出た直後、なんと、単独の転倒…先ほどの坂爪選手と同じ場所でした。

 

韓国は女子1000mの決勝といい、この日は散々。場内が静まり返る中
残り3チームは俄然色気づきます!特に4番手だったハンガリーが、これで自動的に3番手に上がり、
タッチがやりやすくなって、後方待機特有の消耗が減ったことは、でかかったかもしれませんね。

 

その後、3チームの順位はみるみる入れ替わりますが、終盤はカナダが引っ張り、押し切りを狙います。
残り3周、3番手のハンガリーが他のチームとタッチをずらし、その間にシャオアンが中国を捉えました。
そして、アンカー勝負。もっとも脚が溜まっていたのは、ハンガリーのシャオリンでした!
タッチの直後から勢いをつけ、残り1周半でカナダのジラールをとらえて先頭へ!

 

残り半周で中国のアンカー陳もカナダをとらえて2番手に上がり、なおも先頭に迫りましたが
シャオリンがしっかりと抑えきって、この種目、オリンピック初出場にして劇的な金メダル!!
ハンガリー代表にとって、冬のオリンピックでは38年ぶりのメダルであり、史上初の金メダルでもあります。
今回、シャオリン・シャオアン兄弟の登場でかなり期待されていたハンガリー勢、ここまでメダルなしでしたが
最後の最後で大仕事をやってのけました!また、これが4回目のオリンピック、長年にわたって
ハンガリーを牽引してきたヴィクトル・ノックがここで報われたのも嬉しいですね。