システム/ファイル構成

Last-modified: 2014-04-13 (日) 11:21:34

このページでは、Simutransのファイル構成について説明します。
各ファイルの解説は、そのファイルのページを参照してください。(一部、リンクしています。)

シングルユーザーモード

Simutransは、2つの方法で起動することができます。

  • シングルユーザーモード
    Simutrans本体が存在するディレクトリに全ての情報を保存します。
    同一のマシンで複数の異なるSimutransを共存させる場合や、USBメモリなどにインストールして複数のマシンから起動する場合に適しています。
    ネットゲームを行う場合、原則としてシングルユーザーモードを使用します。
  • マルチユーザーモード
    セーブデータや設定などの一部の情報を、Simutrans本体が存在するディレクトリではなくユーザーディレクトリに保存します。
    同一のマシンで複数のユーザーが同じSimutransを使用する場合などに適しています。

起動方法の選択方法

  • /config/simuconf.tabのsingleuser_installの設定によります。1でシングルユーザーモード、0でマルチユーザーモードです。デフォルトは0です。
  • Simutrans起動時の(コマンドライン)オプションに"-singleuser"を設定すると、simuconf.tabの設定にかかわらずシングルユーザーモードで起動します。

Simutransフォルダ

Simutrans本体が存在するディレクトリです。

  • 実行ファイル
    各OSに応じたファイル名(Windowsでは“simutrans.exe”)となっています。ナイトリー版では異なるファイル名がつけられています。

configフォルダ

設定ファイルなどを置くディレクトリです。

  • simuconf.tab
    simuconf.tabは/configと/pak/configの2箇所に存在します。

fontフォルダ

フォントファイルが含まれます。

musicフォルダ

SimutransのBGMが含まれます。このファイルにmidiファイルを追加することで、好きな音楽をBGMとして再生することができます。
削除するとBGMが再生されませんが、動作には問題ありません。

  • music.tab
    BGMに関する設定ファイルであるmusic.tabは、musicフォルダに含まれます。

pakフォルダ

Simutransのサブフォルダの中で、"ground.outside.pak"というファイルを含むフォルダ及びconfig/simuconf.tabのpak_file_pathで設定されたフォルダがpakフォルダとして扱われます。

  • pakファイル
    拡張子“.pak”のファイルは、pakファイルです。ゲーム起動時に読み込まれます。

configフォルダ

pakフォルダ内のconfigフォルダには、pakセットに依存する設定ファイルを置きます。

  • cityrules.tab
  • compat.tab(デフォルトでは存在しません)
  • menuconf.tab
  • simuconf.tab
    simuconf.tabは/configと/pak/configの2箇所に存在します。
  • speedbonus.tab

scenarioフォルダ

シナリオ機能に関するファイルが含まれます。
シナリオを使用しない場合、削除しても問題ありません。

soundフォルダ

効果音のファイルが含まれます。
削除すると効果音が再生されませんが、動作には問題ありません。

  • sound.tab
    効果音に関する設定ファイルであるsound.tabは、soundフォルダに含まれます。

textフォルダ

翻訳ファイル及び都市名リストが含まれます。
通常使用する言語以外のファイルは削除しても問題ありません(このディレクトリの翻訳ファイルを削除すると、その言語でプレイした際に車両や建物が英語で表示されます)。

  • LANGUAGENAME.tab
    pakセットに関連するデータの翻訳ファイルです。
  • citylist_LANGUAGENAME.txt
    都市名リストです。
    デフォルトで含まれているcitylist_ja.txtは駅名リストなので、「ガーラ湯沢」「ユニバーサルシティ」といったものが含まれています。日本語wikiにcitylist_ja.txtがいくつか存在します

skinフォルダ

メニュー用のpakファイルが含まれます。

textフォルダ

翻訳ファイルが含まれます。
通常使用する言語以外のファイルは削除しても問題ありません(このディレクトリの翻訳ファイルを削除すると、その言語は利用できなくなります)。

  • LANGUAGENAME.tab
    本体(メニューやダイアログなど)に関連するデータの翻訳ファイルです。

LANGUAGENAMEフォルダ

本体(メニューやダイアログなど)に関連するデータの翻訳ファイルが含まれます。

ユーザーフォルダ/Simutrans

マルチユーザーモードでは、ユーザーフォルダ内にSimutransフォルダが作成され、一部の情報はここに保存されます。
ユーザーフォルダの場所はOSにより異なります。

  • Windows 7の場合、C:/Users/USERNAME/Documents/Simutransになります。
  • Linuxの場合
    • 本Wikiのシェルスクリプトを使用した方法でインストールした場合/home/User/simutransになります。
    • パッケージ管理システムを介してインストールした場合は/home/User/.simutransになります。(未確認)

シングルユーザーモードの場合、このフォルダはSimutrans本体が存在するディレクトリに統合されます。

  • default.sve
    新規に作成するマップの設定が保存される、特殊なセーブデータファイルです。
  • settings.xml
    言語・表示など一部の設定が保存されるファイルです。

addonsフォルダ

ユーザーが追加するアドオンファイルを保存するディレクトリです。
アドオン導入についてはアドオン導入のページを参照してください。

saveフォルダ

セーブデータが保存されるディレクトリです。セーブデータの拡張子は".sve"です。