怪談(Q)

「怪談」とは、「フェイクドキュメンタリー『Q』」にて紹介された映像。

概要

タクシー運転手の傍ら怪談家として活動していた前野さんへの取材映像。
途中で怪談本の付録DVDの映像が差し込まれる。

前野さんの怪談

タクシー運転手をしていた頃、前野さんは客を郊外の山中へ運ぶことが多かったという。
ある時、同じ目的地まで乗せるように頼んできた男性に「何かあるんですか」と聞いたところ、「死んだ母親から連絡がきたんです」と答えたという。
また、バックミラーを見ると、男性の横に黒い影が見えたと話す。
この話をした際、ディレクターの井沢の提案で山中を取材することになったのだが……

映像

山の中を歩く前野さんと井沢。
すると、井沢が沢山の廃車やビニール紐を見つける。
井沢は「あの世と繋がっている」と推測するが、前野さんの怪談自体が作り話だったこともあり、場所も適当に選んだ為、不思議なことなど起きるはずがない。
しかし、この後も不思議なことが起こる。

ビニール紐を追ううちに、日が暮れてしまう。
歩いている最中、何者かの気配を感じたり懐中電灯が切れるなどのトラブルが発生したものの、なんとかビニール紐の終点に辿り着く。
そこには、木の枝に人の写真が貼られている、鞄や服が捨てられているという気味の悪い光景が広がっていた。
前野さんが落ちていた手帳を拾うと
「これいじょうは　はたせない　さいねん寺の　ハカイされた　死がきた　きのう見た　カゲが　ついてくる　もうムリだろう　あそこに　つれていかな　いで」
という文章が書かれていた。
直後、井沢が地面に突き刺さった竹を撮影していると、何か物音が聞こえてきた。
電気を消して息を潜めていると、ライトの明かりが近付いてくる。
二人は元の場所に戻ってくるが、車には人が乗っていた。
やがて車の扉が開いて再び逃げ出す。
その後、歩いてファミレスに行き着いたそうだが、井沢はずっと無言だったという。

そして

取材班は前野さんと共にその山へ向かう。
しばらく歩くとそこには墓地があった。
前野さんは「森があったんですけど…」と呆気にとられる。
インタビュアーが「前野さんってなんでタクシー運転手辞めたんでしたっけ」と質問するが、答えは返ってこなかった。

余談(憶測注意)

動画内に登場するディレクターの声が「Not Found　-ネットから削除された禁断動画-」のディレクター・古賀奏一郎に似ているように聞こえる。
カメオ出演の可能性あり。

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