右肩に刻まれた紫蝶々

Last-modified: 2011-10-26 (水) 20:32:03

 質素な、真っ白に塗りつぶしたような、あるのは窓ガラスとベッドと真っ黒で大きなピアノだけ、そんな部屋に華奢な声とピアノの音が鳴り響く。噛み合わない二つの音はまるで……不協和音。自らの声と、ひとりでに鳴るピアノ。
そんな不協和音の中、ただただ後悔の念を抱きながら、認めたくもない快感の海へと沈んでいく。

     ◆

 ……悪い夢に魘された。あの子が目の前から消えてしまった、そんな夢。守るべき人を失うなんて、そんなの、もう御免だ。
 例え夢だとしても、……どんなことでも、始まりなんて、些細なものだから。
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書きかけカミングスーン。
PSPクオリティっす。
続きは明日のPCで。昼頃か夕方頃投下予定。