第二部.定理10が正しいとすると?
Last-modified: 2007-07-28 (土) 23:55:56
第二部.定理10が正しいとすると?
人間は、神のある性質の化身でできている。頼りなくて、はかなくて、簡単にぶっつぶせてしまう化身でできている。残念なことに、人間は神の一部だけど、どう転んでも神そのものではない。
理由
- だって、たった今第二部.定理9で説明した通り、人間の本質には物質の本質なんてこれっぽっちもセットされてないってことがわかったよね。
- でも人間はとりあえずたくさんいて動いている。
- だったら人間はいったい何でできているかと言えば、ずいぶん前に節第一部.定理15で説明したように、人間の本質は、少なくとも神の中にあるってことは確かだ。
- しかも神なしではそこに存在することもできないし、神抜きで存在しているところなんて考えることもできないものと言えば何だったかな?簡単ななぞなぞだけど。そう、神が変身したものだったよね(第一部.定理25が正しいとすると?を読もう)。
- そう言ってもいいし、神の本性そのものじゃなくて、神の本性のほんの一部を限定された形で表している化身だ、と言ってもいい。