技術/デシベル

Last-modified: 2007-04-09 (月) 23:25:58

デシベル

比率をあらわす。比率自体が0からかなり大きな値になりやすいので、対数表示のdBという単位をよく使う。
ついでに、人間の感じる音量は対数表示でないと、値(アンプの出力)と感覚とが大きくずれる。

いろいろ単位が多くてめんどくさい。
とりあえず使いそうなものだけ。

dB

相対量。
導出式は
G=20log10(y/x)

G:ゲイン、というか入出力比〔dB〕
x:入力電圧。dBuやdBVを算出するときは0.774とか1.0とか基準電圧。
y:出力電圧。dBuやdBVを算出するときは計算したい電圧。

大体の対応表

dB比率
01
3√2
41.6
62
103
2010
2620
3030
3240
3450
3880
40100

カンのいい人なら気づくけど、dBでの足し算は比率では掛け算。表のは大体の値なので合わないけどね。20dBと40dBは導出式見れば分かるけどキリのいい数字なので正しいです。
log使っているので・・・後は自分で計算して。

TDコントローラの感度設定値が26dBとか32dBとか38dBなのは、そこそこ大きくてキリのいい比率だからー

dBu

業務用機器でよく使う。絶対量
もともとはdBv(vは小文字)で表記されていたが、dBVと見分けがつきにくいのでvがuと表記されるようになったということ、らしい。
0dBu=0.775Vrms
4dBu=1.2Vrms
業務用機器のノミナルレベルは+4dBuである。
→アンプの入力設定1.4Vにした方がいいかもね。1.4V≒5dBuだけど。

rmsってのは実効値って意味です。

dBV

民生用機器でよく使われる。絶対量。
0dBV=1Vrms
RCAピンプラグの入出力の基準レベルは-10dBV≒0.32V

ちなみにコンソールによくあるRCAピンの基準は-10dBu≒0.24V
おそらくメータが0を超えても多少大丈夫なようにしてるのかな?

dBSPL

Sound Pressure Level(音圧)、絶対量
つまるところ音圧(聴こえる音量)を示す。
スピーカの最大音圧でよく見る。騒音の基準とかでも使う。
基準なんだっけ?基本はある電圧(1Wだったか)で発生する音量だったはず。

測定の方法はピーク値と時間平均値(とか)があるので、またここでも分類される。

すたっふ所有のスピーカは100dBSPL超えのものが多い。すごいよね。騒音源。

dBFS

Full Scale 、絶対量。
24dBu=0dBFSとなっている。
基本的な業務用機材の最大レベルが+24dBuであるので、これを基準としてみた表示法。
ただ見かけない。
24dBu≒12Vrms