現在作成中につき、内容はボロボロですm(__)m
分電盤
分電盤とは
S.T.A.F.-1の機材の電源を分配管理する装置です。
様々な事情により、2005年春に現在の木製の箱の分電盤(分電箱)を再製作しました。
最近では、中規模のイベントやコンサートなどでは、音響屋さん自身で音響電源を引くのが常識に成っているようです。但し免許は必要ですが。
http://www.inoue-sound.co.jp/newinoue/HTML/page032.html
旧分電盤(~2005年)
主な仕様
主幹ブレーカ:50A
系統ブレーカ:20A×4基
(間違っている気がしてきた・・・)Cコン-先バラ、平行-先バラを用いて接続
ウォルボックスと呼ばれていました。理由は(分電盤用の)ケースがウォルボックスという名称のため。
略称はウォル。
ケース自体は工事現場やら電柱などの簡易分電盤で見れます。ごくごく一般的なものです。
利点としてはウォルボックス自体が屋外使用を考えてある為、水滴等が侵入しにくい構造である事、内部にブレーカや端子台が設置しやすいようにマス目つきの板が張ってある、ぐらいでしょうか。
サギの分電盤もこのウォルボックスを使用して作成しています。至極真っ当な作り方をしているので、こんな風になるんだと眺めてもいいかもしれません。
新分電盤(2005年~)
主な仕様
主幹:1相3線100V50A
系統:30A×2基、20A×4基
コネクタ:Cコン×6、平行×4(Cコン2つとブレーカ共有)
その形から分電箱と呼ばれています。
再製作計画自体は2000年頃からあった模様。
実際の製作は1週間で終わらせました。すんごい大変でした。
分電盤の再製作の経緯
知っている限り書いていきます。
旧分電盤(ウォルボックス)の問題点
設営の度にCコン、平行を取り付けなければならないため、設営に時間がかかるという問題があった。
また、主幹ブレーカが機能していないという噂(?)もあり、改良が必要であった。
ウォルボックスに直接Cコンや平行コネクタを取り付けることも検討されたが、ケース外側はウォルの形状上困難であり(そもそもそんな使い方を考慮していない)、内部につけるにしてもケーブルの曲げの余裕などを取ると非常にスペースを必要とするのでやめました。
配電計画書
実際の電力使用量(電流量)をリアルタイムで測定したいとか。
このため2003年よりマイコン班が結成された、が、結局は・・・
問題は電源を測定する際に必須となる交流電流センサで大形(主幹に取り付けるタイプ)が入手し難いということ。小型の物なら容易に入手できるのですが・・・
結局PICによる電圧計とセンサの変換回路を1回路分作って止まってます。
この過程の残骸が大量に残ってます。
残骸
分電盤/電流・電圧計測
市販品
CコンBOXというのがあり、パンフレットだけでなくサウンドフェスタでも実物を確認した。外装はラックケースと同じFRP製であり頑丈、また電源側の端子にはカムロックを使用し設営が容易であるという特徴があった。
しかしながら高かった。
http://www.nihon-onkyo.co.jp/c_box.html
単純にカムロックのみの採用も検討していたが、3線を劇団123のサポート時等に使用することがあるので面倒なのでまだ採用していない。
というか、結構高価なので買うのが面倒だった、ってのが実情。そこまで必要でもなかったし。
ただし、新分電盤には取り付けできるスペースは一応は確保してある。
第2期再購入
第2期再購入でアンプの台数が増え、Cコンの数が必要となること、またMA3600VZの使用を考えると20Aブレーカでは少々頼りないという問題があった。
(実際の所、MA3600VZで30A超えるようなことは常用ではないのですが。)
最終的な仕様
箱サイズはフロントはCコンを6つ並べてその上に平行2口を2つ取り付けられ、奥行きに関しては余裕を持って配線出来るようにしようとしたところ、非常に大きく扱いづらくなるので2階建て構造と相成りました。
(そういや暇つぶし感覚で3Dモデルとか作ってみたりしました)
電源の容量配分はMA3600VZクラスのアンプでも十分である30AのCコンを2口、MA2401程度のアンプを想定した20A2口、それと将来のことを考慮しさらに20AのCコン2口を用意。平行は最後のCコンと系統を共有しています。
但し、大抵の分電盤の単相3線のブレーカが50Aであるので、トータルで100A以下になるよう使用しなければならないということに注意。ただ、口数が多いほうが扱いやすいと考えたのでこのようになっています。
アクリル天板は最初つけていなかったのですが、異物進入や視認性を考えてあの形に。野外での仕様はほぼ考慮してません。(ウォルボックスは基本的に野外での使用が中心だけど)
電圧計は20Uについていたのをなんとなく外して取り付け。L-N間、D-N間どちらの電圧も確認できます。