サンダーバードとはJR西日本が運転している特急列車の一つである
概要
サンダーバードが登場する前、関西圏から北陸へ直通する特急雷鳥は国鉄形車両の485系が使用されていた
しかし485系では速達面や設備面に難がありさらに車両の老朽化も進んでいたためスピードアップ・設備向上も一気に改善できる681系を導入した
サンダーバードという列車は登場初期、681系で運転されるスーパー雷鳥のみに「スーパー雷鳥(サンダーバード)」という列車名にして運転していた
ちなみに列車名のサンダーバードはアメリカ神話に登場する架空の鳥が名前の由来になっており決して「雷鳥」の英語訳ではない点注意(雷鳥の英語訳はptarmigan)
沿革
- 1992年12月26日 681系先行試作車が落成し臨時雷鳥85・90号として運転開始、時刻表には「ハイスピード雷鳥」や「ニュー雷鳥」と表記されていた
- 1995年4月20日 681系の量産が開始されスーパー雷鳥(サンダーバード)が運転開始、大阪金沢間最速2時間29分・大阪富山間最速3時間7分の所要時間となった
- 1997年3月22日 スーパー雷鳥(サンダーバード)がサンダーバードに改称、神戸発のスーパー雷鳥が廃止される
- 1998年7月1日 湖西線主要駅に停車するようになる
- 1999年12月4日 富山地方鉄道への直通廃止
- 2001年3月3日 683系登場によりスーパー雷鳥廃止、富山・和倉温泉発着の列車をサンダーバードに統合し金沢発着の列車を雷鳥にした
雷鳥新潟直通廃止、運転区間は北越に編入され臨時でふるさと雷鳥が運転開始 - 同年7月 ユニバーサルエクスプレス運転開始
- 2003年9月1日 おわら運転開始
- 同年9月20日 ボンネット型485系が雷鳥から引退、パノラマグリーン車が復活し加越からの転属編成も追加
- 同年12月1日 ビジネスサンダーバード運転開始
- 2009年5月 ふるさと雷鳥が事実上廃止
- 2010年3月 雷鳥が一日1往復になる、
- 2011年3月11日 雷鳥廃止
- 2015年3月14日 北陸新幹線金沢開業によりサンダーバードの富山・魚津直通が廃止され和倉温泉発着も1日1往復になる
全車両9両での運転になりグリーン車が大阪寄りから金沢寄りになった - 2024年3月(予定) 北陸新幹線敦賀開業によりサンダーバード・しらさぎは敦賀発着になる、ダイナスター・おはようエクスプレス・おやすみエクスプレスは廃止されこれにより福井駅からは特急がいなくなる
- 2047年(予定) 北陸新幹線新大阪開業によりサンダーバード廃止、関西圏から北陸への特急は全廃される
車両
金沢総合車両所および吹田総合車両所京都支所の683系・681系が使用される
臨時でしらさぎ編成が代走に起用されることもある
近キト所属の683系0番台
近キト所属の681系
金サワ所属の683系2000番台
[添付]
金サワ所属の683系4000番台
金サワ所属の681系
編成表は以下の通り
681系 | ||||
編成番号 | 製造元 | 所属 | 廃車 | 備考 |
V11 | 近畿車輛 | 近キト | リフレッシュ車 | |
V12 | 近畿/川重 | 未更新車 | ||
T11 | 近畿車輛 | 金サワ | リフレッシュ車 | |
T14 | 近畿/川重 | |||
683系0番台3両編成・2000番台 | ||||
編成番号 | 製造元 | 所属 | 廃車 | 備考 |
V31 | 日立製作所 | 近キト | リフレッシュ車 | |
V32 | ||||
V33 | 近畿車輛 | |||
V34 | 川崎重工業 | |||
V35 | 日立製作所 | |||
V36 | ||||
R10 | 近畿車輛 | 金サワ | ||
R11 | ||||
R12 | ||||
R13 | ||||
R14 | 未更新車 | |||
R14 | 川崎重工業 | |||
683系0番台 | ||||
編成番号 | 製造元 | 所属 | 廃車 | 備考 |
W31 | 日立製作所 | 近キト | リフレッシュ車 | |
W32 | ||||
W33 | 近畿車輛 | |||
W34 | 川崎重工業 | |||
W35 | 日立製作所 | |||
W36 | ||||
683系4000番台 | ||||
編成番号 | 製造元 | 所属 | 廃車 | 備考 |
T41 | 近畿車輛 | 金サワ | リフレッシュ車 | |
T42 | ||||
T43 | ||||
T44 | ||||
T45 | ||||
T46 | 川崎重工業 | |||
T47 | ||||
T48 | 近畿車輛 | |||
T49 | 川崎重工業 | |||
T50 | ||||
T51 | ||||
T52 | 近畿車輛 |