ここでは太鼓さん次郎創作譜面の作り方を教えています
これでみんなも譜面を作ってみよう!
作る前に必要なもの
- メモ帳などのtxtファイル編集ソフト(Windowsならとりあえずメモ帳を使いましょう)
- 太鼓さん次郎かTJAPLAYER(これがないと譜面を作ってもプレイできません)
DLは下のリンクから↓
太鼓さん次郎ダウンロードサイト
TJAPLAYER3ダウンロードサイト(visualstudioでビルドする必要があります) - 音源(自分の好きな曲でOKです)
- やる気
あると便利なもの
- TJAeditor(いらないって人はメモ帳とかDropboxとかでおk)
- 音声編集ソフト(REAPERとか)
- lame.exe(音源をmp3で使用したいときに必要)
- BPMAnalyzer(曲のBPMを知りたいときにあると便利かも、結構高精度です)
- iZip(圧縮用)
DLサイト
音源の対応拡張子
太鼓さん次郎・TJAPlayerの音源で対応している拡張子はmp3・wav・oggの三つです※太鼓さん大次郎はogg以外の拡張子にすると変換ミスが発生します
それぞれの特徴をまとめたものはこちら
音源拡張子 | 音質 | ファイルサイズ | 読み込み速度 | 演奏時の負荷 |
mp3 | やや劣る | 普通 | やや遅い | 普通 |
wav | 最高 | デカい | 普通 | 普通 |
ogg | 普通 | 普通 | 速い | やや重い |
ちなみに譜面職人はよくoggを使っています
※スマホとかでやる時はoggをm4aとかmp3とかに変換しないといけません。
いざ作成!
それでは譜面を作っていきましょう!
まずはヘッダを入力していきます
それぞれのヘッダの意味をここに載せておきます↓
ここに編集している人が何人かいます、テンプレートではないのでご注意ください。譜面作成にはテンプレートをお使いください
テンプレートはこちら→テンプレート一覧
TITLE:
- 曲のタイトル
千本桜
SUBTITLE:
- 副題
自身作
BPM:
- 曲の速さ、BPMAnalyzerで出たものをそのまま入力しても可
WAVE:
- 音源ファイル
OFFSET:
- 音符の流れるタイミングをずらすことができる、負の数を入力した場合曲の方が先に流れる
SONGVOL:
- 音源の音量、わからない場合とりあえず100を入力
100
SEVOL:
- 効果音の音量、わからない場合とりあえず100を入力
100
DEMOSTART:
- デモの再生開始位置、無入力の場合先頭から流れる
GAME:
- TaikoかJube Jubeの場合オートになる
LIFE:
- 太鼓タワーのような譜面を作るときに使う、0を入力した場合普通のノルマゲージになる
SIDE:
- とりあえず3を入力、それか無視
3
COURSE:
- 難しさ、省略した場合おにになる
おに
難しさで入力できるもの 入力したときの難易度 0/easy かんたん 1/normal ふつう 2/hard むずかしい 3/oni おに 4/edit おに(裏譜面) 5/tower 太鼓タワー 6/dan 段位道場
LEVEL:
- 曲の難易度、上限はない
おに
SCOREINIT:
- 初項、分かりやすく言うと得点の初期値
100
SCOREDIFF:
- 公差、10コンボごとに何点増やすか 省略した場合真打みたいなのになる
2
BALLOON:
- 風船音符を割るのに必要な連打数、2個以上あるときはカンマで区切る
80
GENRE:
- 譜面のジャンル、box.defでジャンルを作ってもtjaに入力されているジャンルが優先される
SCOREMODE:
- 配点方法
0:ドンダフル配点(1000点固定、200コンボ以上は2000点固定)
1:旧基準配点(10コンボまでは初期値、以降は10コンボごとに公差分だけ増加、100コンボからは加算が止まる)
2:新基準配点(10コンボまでは初期値、以降は10コンボで初期値+公差、30コンボで初期値+公差×2、50コンボで初期値+公差×4、100コンボからは初期値+公差×8になる)
【応用】PREIMAGE:
- 選曲時左上に出す画像、対応ファイル形式はpng
【応用】BGIMAGE:
- 演奏時に背景に出す画像、対応ファイル形式はpngのみ
【応用】BGMOVIE:
- 演奏時に背景に出す動画、対応ファイル形式はwmvとaviの2つ
※DirectShowに対応したデコーダーが必要
【応用】BGOFFSET:
- 背景に出す画像の出すタイミングをずらす
【応用】MOVIEOFFSET:
- 背景に出す動画の出すタイミングをずらす
音符の種類
太鼓さん次郎の譜面は基本的に数字を入力します
各数字の意味↓
0 | 休符 |
1 | ドン |
2 | カッ |
3 | ドン(大) |
4 | カッ(大) |
5 | 連打 |
6 | 連打(大) |
7 | ふうせん |
8 | 連打終了 |
9 | くすだま |
A | ドン(手) |
B | カッ(手) |
C | 爆弾(ストーリーモードであるやつ) |
F | アドリブ(グルーヴコースターであるやつ) |
G | カドン(同時押し?) |
連打を使う場合最後に必ず8を入れてください、そうしないと連打が永遠に続きます
また半角スラッシュ二つ( // )でコメント扱いになります、ゴーゴースタートなどの目印にこれを使うと役立ちます
命令文
太鼓さん次郎には#から始まる命令文がいくつかあります
曲のBPMを入力した数字に変えます、少数可
- #SCROLL 数字
曲のBPMを変えずに音符の流れる速度だけ変えたいときに使います
少数可で数字を高くしすぎると音符が見えなくなるので注意しましょう
また負の数を入力するとノーツが逆流してきます - #GOGOSTART
ゴーゴータイムが始まります - #GOGOEND
ゴーゴータイムが終わります、#GOGOSTARTを使った場合必ず使ってください - #MEASURE 〇/〇
譜面の拍数を変えます、基本的に4/4で流れます(少数入力不可) - #DELAY 数字
以後の音符が流れるタイミングを遅らせます
0.001秒より短い場合無視されます - #BMSCROLL
#STARTより前に記述してください
この命令がある場合強制的に譜面スクロールが太鼓さん太郎と同じになります - #HBSCROLL
#STARTより前に記述してください
この命令がある場合強制的にBMSCROLLにSCROLL効果を含めたスクロール方式になります - #BARLINEOFF
小節線を非表示にします - #BARLINEON
小節線を表示します
(注:HB,BMSCROLLは多分大次郎2で動きません。)
譜面分岐の作り方
次に譜面分岐の作り方を解説します
分岐命令はこちら
- #SECTION
譜面分岐の判定に必要な連打数や判定をリセットします
分岐したい箇所の1小節以上前に置くこと - #BRANCHSTART x,〇,●
譜面分岐開始
Xにrを入れると連打数、pを入れると精度、sを入れるとスコアで分岐します
分岐判定時の連打数が●打以上、精度が●%以上、スコアが●点以上で達人譜面
分岐判定時の連打数が〇打以上●打未満、精度が〇%以上●%未満、スコアが〇点以上●点未満で玄人譜面に分岐します
〇>●となるように設定すると強制達人譜面になります
分岐判定はこの命令の一小節前に行われます - #BRANCHEND
譜面分岐終了
分岐終了が必要がない場合省略可 - #N
この後に普通譜面を入力 - #E
この後に玄人譜面を入力 - #M
この後に達人譜面を入力
#N,#E,#Mの小節数は一番最初に現れた小節数に揃えられます
長さが足りない場合空白となります
長い場合妙なことになるので揃えて入力したほうが安全です
- #LEVELHOLD
この命令がある場合これ以降に譜面分岐があっても現在の譜面が維持されます(例:十露盤2000の玄人譜面)
他にもギミックがあるのでこちらを参考にしてください
創作段位の作り方
基本的な作成方法は創作譜面をつくる時と変わりません
ただ一部だけ変わっているので解説します
TITLE:(段位のタイトル名) BPM:(開始時のBPMを入力) WAVE:(1曲目の音源ファイル名を入力).ogg DEMOSTART:(デモの再生開始位置) SCOREMODE:(配点、あまり分からない場合は無視でも可) COURSE:(段位道場なので6を入力) LEVEL:(自分で決めてください、おすすめは3曲の難易度の平均) BALLOON:(風船の打数、複数ある場合はコンマで区切る) EXAM1:a,b,c,d(合格条件1) EXAM2:(合格条件2) EXAM3:(合格条件3) #START #NEXTSONG (曲名),(サブタイトル),(ジャンル),(音源ファイル名).ogg,(スコアの初期値),(スコアの公差),(難易度),(むずかしさ、0~4を入力) EXAM4:(【ニジイロver仕様の太鼓さん次郎限定】合格条件4、1曲ごとに設定する場合は#NEXTSONGより下に入れる) #BPMCHANGE (最初のBPM) #DELAY (この曲のオフセット値の符号を逆にした数値を入れる、簡単に言えばプラスの時はマイナスにしてマイナスの時はプラスにする) (ここに譜面を入れる) #NEXTSONG (曲名),(サブタイトル),(ジャンル),(音源ファイル名).ogg,(スコアの初期値),(スコアの公差),(難易度),(むずかしさ、0~4を入力) EXAM4:(【ニジイロver仕様の太鼓さん次郎限定】合格条件4、1曲ごとに設定する場合は#NEXTSONGより下に入れる) #BPMCHANGE (最初のBPM) #DELAY (この曲のオフセット値の符号を逆にした数値を入れる、簡単に言えばプラスの時はマイナスにしてマイナスの時はプラスにする) (ここに譜面を入れる) #NEXTSONG (曲名),(サブタイトル),(ジャンル),(音源ファイル名).ogg,(スコアの初期値),(スコアの公差),(難易度),(むずかしさ、0~4を入力) EXAM4:(【ニジイロver仕様の太鼓さん次郎限定】合格条件4、1曲ごとに設定する場合は#NEXTSONGより下に入れる) #BPMCHANGE (最初のBPM) #DELAY (この曲のオフセット値の符号を逆にした数値を入れる、簡単に言えばプラスの時はマイナスにしてマイナスの時はプラスにする) (ここに譜面を入れる) #END
合格条件早見表
合格条件 | Tjaファイルでの表記 |
魂ゲージ | g |
叩けた数 | h |
連打数 | r |
スコア | s |
良の数 | jp |
可の数 | jg |
不可の数 | jb |
Tjaファイルでの表記は「EXAM〇:a,b,c,d」のaの部分に入れる
bは赤合格に必要な値、cは金合格に必要な値(条件によって数字は変わるので注意)
[合格条件]〇〇以上の場合はm、[合格条件]〇〇未満の場合はlを入力
双打譜面の作り方
双打譜面を作る際、基本設定にSTYLE:を追加し「Double」と入力
1P側は#START P1・2P側は#START P2と入力することで双打譜面になります
STYLE:Singleと入力しないと太鼓さん次郎では2人用限定譜面になり一人プレイ時は選んでもプレイできません(正確には曲が流れるだけ)
また1P側と2P側の小節数は同じにすること
例
COURSE:Oni STYLE:single //一人用譜面 #START 12121212, #END STYLE:double //二人用譜面 #START P1 //1P側 10101010, #END #START P2 //2P側 02020202, #END
他の難易度追加
他の難易度を追加(全難易度対応譜面や裏譜面)したい場合は#ENDから2行改行して
ヘッダ部分の「COURSE:」以下の設定をコピペした後#STARTを入力すればおに以外の難易度を追加できます
例
COURSE:Oni //鬼コース LEVEL: BALLOON: #START 1022102210221020, #END COURSE:Hard //松コース LEVEL: BALLOON: #START 1011101110111020, #END
異なる密度の音符を1小節に入れる方法
16分と24分や12分と16分を入れる際はそれぞれの音符密度の最小公倍数分の音符にする必要があります
6分と12分や16分と32分は密度が大きいほうを入れれば大丈夫です
ただ本家太鼓の達人は32分はBPMを倍取りするか1/32小節にしないと置けない仕様なので使っても16分と24分だと思います
最小公倍数を計算する際はこのサイトを使えば楽に求めることができます
組み合わせ | 最小公倍数 |
4分音符と6分音符 | 12 |
6分音符と8分音符 | 24 |
8分音符と12分音符 | 24 |
12分音符と16分音符 | 48 |
16分音符と24分音符 | 48 |
24分音符と32分音符 | 96 |
32分音符と48分音符 | 96 |
保存する際に気を付けること
メモ帳で作成した方限定ですが文字コードをUTF-8からANSIに変更してください、そうしないと太鼓さん次郎側で文字化けしてしまいます
あと拡張子をtjaにすることを忘れないように!
譜面作成データが反映されない→譜面作成データは太鼓さん次郎のアプリケーションが入っているフォルダに音源と一緒に入れてください
太鼓さん次郎のアプリケーションが入っているフォルダ内にジャンル分けしてgenre.iniを作ることでスッキリします
配布する際に注意すること
配布する前にJASRACの管理下であるかどうかを確認してください
JASRAC曰く配布したzipファイルの中に入っている音源ファイルも著作権の保護対象になるらしく利用許諾や料金が必要になるみたいです
管理外の楽曲に関しては大丈夫ですが管理されている場合許諾や料金が発生します
許諾を得ていないままガンガン配布をした場合大変なことになります
JASRACが管理しているかどうかは↓のサイトで調べてください
https://www2.jasrac.or.jp/eJwid/
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