Windows Sonic

Last-modified: 2024-01-23 (火) 18:51:38

Windows Sonic for Headphones

Windows 10 Creators Updateにて実装された「立体音響」のひとつ。
条件さえ満たせば誰でも追加料金なしで利用できる。
Windows 11にもある。

必要条件

  • Windows 10 バージョン 1703 (Creators Update、ビルド 15063) 以上
  • 出力形式:ステレオ、44,100/48,000 Hz、16/24 ビット
    • USB DAC等では上記の形式に対応していないものもあるので注意

使い方

Windows 10の場合

  1. タスクバーの音量(スピーカー)アイコンを右クリックします。
  2. [立体音響] または [スピーカーのセットアップ] を選択します。
  3. [Windows Sonic for Headphones] をクリックします。
    1. Dolby AccessDTS Sound Unboundを選択するとMicrosoft Storeが開き、それぞれの立体音響用のアプリのダウンロードを促されます。

Windows 11の場合

  1. Windowsの設定アプリを開きます。
  2. [システム] から [サウンド] を選択します。
  3. 設定したい出力デバイスを選択します。
  4. [立体音響] の項目をクリックし、 [Windows Sonic for Headphones] を選択します。
    1. [Microsoft Store からその他の立体音響アプリを入手する] をクリックするとMicrosoft Storeが開き、立体音響に対応するアプリの一覧が表示される、はずです。*1

注意事項 *2

  • (Windows 11) [モノラル オーディオ] がオンになっていると立体音響を設定できない
    • 立体音響はステレオ音声を再生できることが前提であるため
  • ステレオ音源には立体音響は適用されない
    • Dolby Atmosのイコライザー・ボリュームレベラー、DTS Headphone:Xのヘッドホン最適化は適用される
  • サラウンド音源および立体音響ではAPO処理による一部のサウンド効果が適用されない
    • APO処理の一部が立体音響エンジンに置き換わる形となる
    • 一部のデバイス*3ではサラウンド音源等でもサウンド効果が適用されている模様
  • (Windows 11) [オーディオの強化] または [オーディオの補正] がオフになっているとフロント以外 (リアやサイド等) の音が鳴らない
    • [デバイスの既定の効果] を選択するかスイッチをオンにしましょう
  • スピーカー構成がステレオとして認識されるためスピーカー数を設定できないプログラムではステレオ出力となる
    • WASAPI共有モードで出力されるプログラムでは7.1サラウンドとして認識される模様

*1 2023/09/08時点ではエラーが表示される
*2 Windows Sonicに限らず、Windows 10の立体音響全般に当てはまります。
*3 CompositeFXにAPOが設定されているデバイス