手錠ストーリーズ 民間女子刑務所編 特別編2

Last-modified: 2022-11-09 (水) 05:41:34

手錠ストーリーズ 民間女子刑務所編  特別編2

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手錠ストーリーズ 民間女子刑務所編 特別編1

月黒雪編

20XX年・・・人気のない空き地・・・
ミニスカートのブレザーの制服に身を包んだ若い女性が歩いている・・・
女性の名は月黒雪20歳。両親がそれぞれ不倫相手と駆け落ちしたため、世間の目から逃げるように妹と生活しているカフェ店員。
妹のストーカーの存在に気づき、妹から借りた制服を着てストーカーをおびき出すために歩いていた・・・
早速ストーカーの手下の1人が襲い掛かってくるが、回し蹴りで瞬殺する。
驚いている間に他の手下も飛び蹴りで倒し、ストーカー本人を追い詰める・・・
最後に土下座して必死に謝るストーカーも倒し、携帯電話を取り出す雪・・・
・・・
翌朝・・・
雪と妹の小雨が暮らすアパートに警察がやってくる。
警官「月黒雪だな」
雪「はーい。さっさと逮捕してよ」
観念したように両手を差し出し、手錠をかけられる雪・・・
雪「ごめんね小雨・・・」
小雨「お姉ちゃん・・・」
こぶしを握った両手を揃え、おとなしく連行される雪・・・
アパートの前、雪に向けて土下座する男女がいた。
雪「あれは?」
警官「あれはな・・・」
土下座している男女は雪が倒したストーカーの両親であった。
いたたまれなくなり、自身も謝罪してしまう雪・・・
・・・
パトカーの中・・・
倒したストーカーが自供したことで正当防衛が認められたものの、過剰防衛にあたる事を警官に告げられる。
雪は警察署で取り調べの後、民間女子刑務所へと移送されることとなった・・・

葉土花恋編

とあるパーティ会場に花を運んでくるジーンズ姿の女性、葉土花恋。
パーティの主催者から依頼を受けた花屋の店員である22歳。
花を綺麗に飾っていく花恋に派手なドレスを着た若い女が近づいてくる。
主催者の娘で花恋の夫の部下であった・・・
女「ねぇ、おばさん。一本よこしなさいよ」
花恋「いいですよ」
笑顔で棘の付いたままの薔薇を手に取り、女に渡そうとする花恋。
花恋の腕を掴むスーツに帽子姿の男性・・・
男性「ちょいと調べさせてもらうぜ、お嬢さん」
不満そうに男性を見る花恋・・・
・・・
男性は主催者が雇った探偵であった。
花恋が薔薇の棘に毒を仕込んでいたことを見破り、止めに入ったのだ。
殺人未遂の現行犯で逮捕される花恋。
手錠で硬く繋がれた両手を揃える。
女「ふん。いいザマね」
女の心ない言葉に涙をこぼしてしまう花恋・・・
おとなしく連行されようとするところを探偵が立ちふさがる。
探偵「ちょっと待ってくれ。見せたいものがあってな」
主催者の娘が花恋の夫を殺した証拠を警察に見せる探偵。
主催者にも完全に見限られ、手錠をかけられ、悪態をつきながら連行される女・・・
花恋「あの・・・夫の仇を討って下さって本当にありがとうございました」
探偵に深く頭を下げる花恋・・・
探偵「ふっ。またな」
連行される花恋・・・
未遂に終わったことと夫の敵討ちという事情が考慮され、民間の女子刑務所への移送が決まった・・・

日輪叶恵編

20XX年・・・とあるアパート・・・
1人の女性が家事をテキパキとこなしている
女性の名は日輪叶恵28歳。
ブラウスに少し短めのスカートに身を包み、セミロングの髪を後ろに結わえている。
一通り家事を終わらせ、休憩しているとインターフォンが鳴り響く。
玄関に行き、ドアを開ける叶恵。
玄関の前には刑事と警官が立っていた。
刑事「日輪叶恵だな?」
叶恵「そうだけど?」
叶恵に一枚の紙を見せる刑事。
紙は叶恵の逮捕状であった・・・
叶恵「分かったわ。早く逮捕して・・・」
取り出した手錠を叶恵の両手にかける警官。
こぶしを握り、手錠で繋がれた両手を見つめる叶恵。
叶恵「恥ずかしいわ。隠して・・・」
手錠を隠してもらい、外に停めてあったパトカーまで連行される・・・
・・・
家族への報告と取り調べを終え、パトカーで警察署まで連行される叶恵・・・
叶恵は元は名の知れた怪盗だったのだが、結婚を機に足を洗っていた。
被害に遭っていたのは名だたる悪徳企業ばかりだったが、企業側の捨て身の告発により、逮捕されることとなったのだ。
叶恵「あの。トイレに行かせて・・・お願い・・・」
叶恵の単純な色仕掛けに引っかかり、スーパーまで連れて行ってしまう刑事・・・
スーパーの駐車場に停まった瞬間、叶恵に逃げられてしまった・・・
・・・
逃走後、保育園の壁に捕まり、中をのぞき込む叶恵・・・
叶恵の子どもも通っている保育園で公園の玩具の中にある機密情報を隠していたのだ・・・