登場するキャラクター
博麗霊夢、霧雨魔理沙、霍青娥、宮古芳香、ジャック・オー・ランタン、伊集院茂夫、流川隆雄、ゴースト、スペクター、ネクロム、ジェフ・モリソン(登場のみ)、服部霧丸(登場のみ)、服部滝丸(登場のみ)
イベント
- プロローグ
- ナレーション(霊夢)「私の名前は博麗霊夢」
- 霊夢「危害を与えるつもりはないわ。私達は芳香の記憶を調べたいだけなの!」
- 青娥「お断りよ。たとえ生前の記憶を知ったところで何の得があるの?」
- 芳香「・・・」
- ナレーション(霊夢)「邪仙との交渉に悪戦苦闘する博麗の巫女よ」
- 会話1
- 博麗神社
- ナレーション(霊夢)「事のきっかけは、ジャックが私達の元を訪れたのが始まりだったの」
- ジャック「霊夢、ちょっといいか?」
- 霊夢「あら、ジャックじゃない。どうしたの?」
- ジャック「最近、芳香の様子がおかしいって話を聞いたんだよ」
- 霊夢「様子がおかしい?」
- ジャック「突然歌い出したりしてるらしいんだ」
- 霊夢「ちょっと調べてみる必要がありそうね」
- 魔理沙「私も行くぜ!」
- ナレーション(霊夢)「突然歌い出すなんて、何かの病気かしら?もしそうなら、永遠亭に連れて行かなきゃならないわね」
- 会話2
- ナレーション(霊夢)「こうして私達は芳香を探し始めた。でもなかなか見つからなくて、途中で出会った伊集院さんと流川さんにも話を聞いてみたりもした」
- ジャック「伊集院さん、芳香を見ませんでしたか?」
- 伊集院「芳香?あのキョンシーの子か、最近見てないな」
- ジャック「そうですか・・・」
- 流川「芳香さんに何かあったんですか?」
- ジャック「実は、あの子にちょっとおかしな事があったんですよ・・・」
- ナレーション(霊夢)「ジャックがこれまでの事情を説明した」
- 伊集院「そんな事があったのか」
- ジャック「そうなんですよ」
- 流川「もしかして、前世の記憶とかじゃないんでしょうか?」
- 霊夢「前世の記憶・・・有り得るかもね・・・」
- 伊集院「もし彼女にとって何か重大な問題を抱えてるなら、我々も力を貸すが?」
- ジャック「いいんですか?ありがとうございます!」
- 霊夢「前世・・・そうだ!タケルの所に聞き込みに行きましょう!」
- 魔理沙「あいつだったら、何か知ってるかもしれねぇな!」
- ナレーション(霊夢)「タケルには人の記憶を見る力がある。あいつに聞けば、全て分かるかもしれないと思ったの。こうして私達はすぐに大天空寺へ向かう事になった」
- 会話3
- 大天空寺
- ナレーション(霊夢)「こいつが天空寺タケル。18歳の誕生日に眼魔に殺され、幽霊になって蘇った男よ」
- ジャック「それで、芳香の様子がおかしいんだよ」
- 伊集院「タケル君は、何か知らないのか?」
- ゴースト「分かりません・・・」
- ナレーション(霊夢)「嘘でしょ!?タケルでも知らないなんて・・・」
- スペクター「だがタケル、その子の体に触れれば全てが分かるんじゃないのか?お前、人の記憶が見えるようになったって言ってただろ?」
- 霊夢「とにかく、芳香を探しましょう」
- ネクロム「そうだな」
- ナレーション(霊夢)「もしタケルにその力がなかったら、この謎は迷宮入りになってたわね・・・」
- 会話4
- ナレーション(霊夢)「みんなで手分けして探しているうちに、ついに芳香が見つかった」
- 流川「いました!」
- 芳香「!」
- 霊夢「タケル!早く触って確かめるのよ!」
- ゴースト「うん!」
- ナレーション(霊夢)「これで謎が解ける!誰もがそう思った。だけど・・・」
- 芳香「?」
- ナレーション(霊夢)「ここでまさかの事態が起きたの」
- ゴースト「何これ!?鍵がかかってるみたいで何も見えない!」
- 霊夢「どうして!?」
- ナレーション(霊夢)「さらに事態はこれだけでは終わらなかった」
- 青娥「当然よ、だってその子には術をかけてるんだもの」
- 伊集院「何だと?」
- 霊夢「青娥!」
- 青娥「この子はキョンシー、つまり死体なのよ」
- ジャック「どういう意味だ?」
- 青娥「生前の記憶には、鍵をしてあるのよ」
- ゴースト「そんな・・・!」
- 青娥「さぁ!芳香ちゃん!やっておしまいなさい!」
- 芳香「わかったー!」
- 魔理沙「来るぞ!」
- スペクター「タケル、アラン、俺達も行くぞ!」
- ゴースト、ネクロム「うん!/あぁ!」
- ナレーション(霊夢)「どうやら力ずくでも調べる必要があるようね・・・そっちがその気なら手加減はしないわ!」
- 会話5
- 芳香「おーのーれー!」
- ナレーション(霊夢)「芳香は私達が青娥と戦っているうちに、ジャックとマコトが倒してくれた」
- スペクター「どうだ!」
- ジャック「とりあえずこっちは落ち着いたぜ!」
- 霊夢「覚悟しなさい!」
- 青娥「無駄ですよ?」
- ナレーション(霊夢)「ん?青娥が地面を通り抜け、芳香の近くに?一体何をするつもり・・・」
- 芳香「ふーっかーつだー!」
- ナレーション(霊夢)「なんと!芳香を立て直した!?」
- ゴースト、ジャック「うわっ!?/うぉっ!?」
- ナレーション(霊夢)「しかも最悪な事に、青娥が作った穴にタケルとジャックがはまってしまった!」
- ゴースト、ジャック「しまった!」
- スペクター、ネクロム「タケル!」
- 伊集院「ジャック君!」
- 青娥「さぁ、あの人間とカボチャをキョンシーにしなさい!」
- ナレーション(霊夢)「まずい!タケルとジャックがやられる!私達は2人を助けようとした」
- 霊夢「タケル、ジャック、今助けるからね!」
- 魔理沙「・・・アレ?なんか芳香がおかしくないか?」
- 芳香「・・・」
- ナレーション(霊夢)「魔理沙の言う通り、青娥に命令されたはずなのに、なぜか動かない?」
- 青娥「どうしたの!?芳香ちゃん!」
- ナレーション(霊夢)「その隙に、タケルとジャックが穴から抜け出していた」
- ジャック「危なかったぜ・・・」
- ゴースト「何がどうなってるんだ?」
- 伊集院「(おかしい・・・確かに命令自体はされていたはずだ・・・)」
- 流川「芳香さんの動きが止まりました!」
- ナレーション(霊夢)「これは絶好のチャンス!私は芳香を攻撃しようとしたけど・・・その必要はなかったみたい」
- 伊集院「しばらく、大人しくしてもらうぞ」
- ナレーション(霊夢)「なぜなら伊集院さんが芳香を絞め落とし、気絶させてくれたからよ」
- 会話6
- ナレーション(霊夢)「芳香の方は終わったし、後は青蛾だけね!」
- 霊夢「観念しなさい!後はあなただけよ!」
- ネクロム「ここは私に任せろ!」
- メガウルオウダー「テンガン!グリム!メガウルオウド!」
- メガウルオウダー「ファイティングペン!」
- ナレーション(霊夢)「グリム魂になったアランがニブショルダーで青娥を拘束してくれた」
- 青娥「くっ!」
- 魔理沙「助かるぜ、アラン!」
- ジャック「さっきの礼だ、ありがたく受け取れ!」
- ナレーション(霊夢)「そしてジャックが改造スタンガンで青娥を気絶させてくれたわ」
- 戦闘後
- 大天空寺
- ナレーション(霊夢)「伊集院さんは芳香を、ジャックは青娥を抱え、私達は大天空寺に戻った」
- ナレーション(霊夢)「しばらくして芳香と青娥は目を覚ました」
- 青娥「ん・・・ここは?」
- 芳香「どーこーだー?」
- 流川「先生、2人が起きました!」
- 青娥「何をする気ですか?」
- 芳香「ごうもんする気か?」
- 流川「安心してください。そんな事で拷問なんかしませんよ」
- ナレーション(霊夢)「確かに伊集院さんは外道には容赦しないけど、伊集院さんのターゲットは本当に生きる資格のない外道だけ。自らの私怨や私利私欲の為に拷問する事はないわ」
- 伊集院「その代わり、少し確かめたい事があってな」
- ナレーション(霊夢)「ジャックが青娥の頭に銃を向けて脅した」
- ジャック「テメェ、また痛い目に遭いたくなかったら、芳香の記憶の鍵を開けろ!」
- 青娥「わ、分かりました・・・」
- ナレーション(霊夢)「青娥がジャックに言われるがまま、芳香の鍵を開けた」
- 青娥「できました」
- 霊夢「タケル!早く!」
- ゴースト「わかった!」
- ナレーション(霊夢)「タケルが芳香の頭に触れた。一体どんな記憶なのかしら?」
- 流川「どうでしたか?」
- ゴースト「今度は出てきました!」
- 伊集院「どんな物だった?」
- ゴースト「詩を詠んでました!」
- ジャック「詩?」
- ゴースト「ここは、門?」
- 伊集院「詩、門・・・」
- 流川「どんな詩ですか?」
- ゴースト「えっと、「気晴れては風新柳の髪を梳る」です!」
- 伊集院「!」
- ゴースト「鬼が出てきた!」
- 霊夢「鬼?まさか・・・」
- ゴースト「鬼も詩を詠みました!」
- 魔理沙「どんな詩だ?」
- ゴースト「はい!「氷消えては波旧苔の髪を洗う」です!」
- 霊夢「もしかして!」
- 伊集院「都良香(みやこのよしか)だな?」
- 青娥「・・・そうです」
- ジャック「都良香?どんな人なんですか?」
- 伊集院「平安時代の詩人で、羅生門の下詩を読んでいると、茨木童子に下の句を返された、大峯山で仙人になり、百年後に同じ姿で目撃されたという逸話があるんだ」
- 魔理沙「それって、すげぇ人じゃねぇか!」
- 霊夢「じゃあ、歌っていたってのは・・・」
- 流川「前世の記憶だったんですね!」
- ジャック「でも、芳香は記憶に鍵がかかってたんだろ?前世の記憶が蘇ったりするか?」
- 青娥「いえ、鍵が脆くなってたみたいで、少し記憶が漏れていたわ」
- 魔理沙「だからか!」
- 霊夢「謎は解決ね!」
- ナレーション(霊夢)「一時は迷宮入りかもと思ったけど、これで一件落着ね!」
- クリア後1
- 大天空寺前
- 青娥「私は帰ります」
- 伊集院「ところで青娥よ、お前は何度も悪事を働いているようだな?もしまた悪事を働き、外道に堕ちたなら、今度は容赦せんぞ(強烈な圧)」
- 青娥「ハ、ハイ・・・(この人間、何という気迫なの・・・)」
- ゴースト「(俺、もう死んでるのに鳥肌がすごい・・・(汗))」
- 霊夢「(それ程恐ろしい人間なのよ、伊集院さんは・・・(汗))」
- 芳香「青娥ー、先に帰ってて?」
- 青娥「?」
- 青娥が帰っていく
- 芳香「皆様方、記憶の件はありがとうございました」
- 霊夢「!?」
- ジャック「喋り方が変わったぞ!?」
- 流川「どういうことですか!?」
- 芳香「私は都良香です。一時的に宮古芳香の体を借りています」
- 魔理沙「体を?」
- 芳香「ご安心を、閻魔様とは話をしてありますから」
- 霊夢「・・・なら良いわ」
- 伊集院「何をしに?」
- 芳香「感謝を伝えに来たのです」
- ゴースト「感謝?」
- 芳香「記憶が漏れていたのは、私が無理に入ろうとしたからです」
- 流川「じゃあ、何で今は入れているんですか?」
- 芳香「芳香が貴方達と戦っていた時、青娥の術が弱まった隙に入り込みました」
- 伊集院「成程、だからあの時動かなかったのか」
- 魔理沙「歌を歌っていたのは?」
- 芳香「あれは、入ろうとして失敗して、ちょっと記憶が入り込んだからです」
- 魔理沙「そうだったのか」
- 芳香「皆様方、どうかこの子をよろしくお願いします」
- 流川「任せて下さい!」
- 芳香が元に戻る
- 芳香「何があったんだー?」
- 霊夢「あ、戻ったようね」
- クリア後2
- 翌日
- ジャック「って事があったんだ」
- 霧丸「まさかあのキョンシーの正体が、平安時代の詩人だったとは・・・」
- 滝丸「オイラは全然聞いたことないけど、そんなにすごい人だったんだね」
- ジェフ「タケルの奴、よく引っ張り出せたな・・・」