3DCGソフトを比較するスレ

Last-modified: 2021-11-06 (土) 23:09:51

過去スレ

統合型3Dソフト

Maya

特徴
映像業界の大手標準 全機能がノード化された柔軟アーキテクチャ MayaLT(ゲーム限定版)
強み
全ての要素をMEL等でカスタマイズ可能 MotionBuilderと親和性が高い 業界ユーザーの多さ
弱み
破壊系エフェクト ヒストリの入替 高価-年間25万程度
主要分野
映像(ではほぼデファクト) ゲーム
動向
Arnold モデリングキット統合 クイックリグ ポーズデフォーマ 流体機能 Pencil+4Line準備中

Blender

特徴
フリー&オープンソース 開発自由参加 1995年~現在
強み
無料で多機能 起動が速い 強力で豊富なアドオン 独学情報豊富 グリースペンシル マッチムーブ(動画に3D同期)
弱み
独特でクセのある操作仕様 他ソフトとの連携
主要分野
個人の3Dホビーユース全て 映像 ゲーム
動向
アセット プラグイン 日本語環境の充実 徐々にプロユースに浸透

3dsMAX

特徴
元祖モディファイヤスタック Windows専用 長い歴史の豊富な機能
強み
高機能・高品質なエフェクトPlugin多数 キャラスタ&CATリグ スタックモディファイア 多数のノウハウ
弱み
UI設計が古くGUI効率が悪い 内部インチスケール Mac非対応 総合ノード化で遅れる 高価-年間25万程度
主要分野
映像 建築ビジュアライゼーション ゲーム
動向
流体機能 ノード機能MCG 外部参照機能刷新 群衆 Arnoldレンダラ Iray MCGアニメコントローラー

CINEMA 4D

特徴
ドイツ製 複数の価格グレード有り CPUベンチマークで有名(CINEBENCH) 解りやすさはトップクラス
強み
安定性が高く軽く起動が速い モーグラ&デフォーマーが強力 整理された操作系&GUI モーフダイレクトスカルプト
トゥーンが超強力(標準でPencil+3に匹敵) 3Dペイント(PSレイヤ互換) AEとの連携
弱み
学習情報が非常に少ない 低価格版は制限がきつく最上位版は高価 拡張OpenGL不安定
主要分野
モーショングラフィックス 建築パース アニメーション 映像
動向
ポーズ空間変形 ウエイトミラー レベルオブディティール モーショントラッカ AMD-ProRender

Houdini

特徴
Prismの後継ソフトでノード型プロシージャル方式のハイエンドソフト 統合ソフトとしてはかなり特殊な部類
強み
高度なパーティクル生成と制御機能があり、自在なエフェクトの表現が可能
弱み
エフェクト用途以外全般 速度の遅さ 使うには理系的、論理的な思考力が必要 日本ではユーザが少ない
動向
ハリウッド等のハイエンド映像分野でニーズが高まる 最新Verで速度が向上 小規模商用向けHoudini Indieが発売
モデリング、アニメーションなど統合アプリとしての機能強化

LightWave

特徴
Amigaに起源・長い歴史 昔はテレビやハリウッド映画など広く使われていた レイアウトとモデラーに分かれている
強み
軽快で安価 安定性 アニメーション セル&トゥーン 建築プラグインLWCAD
弱み
スカルプト/リトポロジー/3Dペイントが無い モデリング/UV/ウエイト編集/GUI刷新などで出遅れている
主要分野
映像、セルルックアニメーション
動向
最新版は2018 サブリメイションセルシェーダー PBR対応 ボリュメトリック OpenVDB モディファイヤスタック UDIM

Shade

特徴
かつて国内で3DCGブームを起こした立役者 もとはベジェ曲線を利用したモデリング中心 複数の価格グレード版がある
強み
ベジェ曲線モデリング、安価、ブーム時の水準ではレンダリング性能の評価が高く静止画に強かった
弱み
動画関係全般 物理演算、VFXの水準が現在の水準からは大幅に遅れ
動向
3Dプリント強化 販売はイーフロンティアからShade3D社へ Ver12からはGUIがモダンでわかりやすい物へ完全刷新
かつてのShadeはベジェ中心だったがポリゴン強化されサブディビモデリングも可能に

MODO

特徴
LW初期スタッフが中心に開発 モデリングで広く影響を与えた GUIの柔軟性 廉価版(MODO-Indie)
強み
モデリング機能 標準レンダラ高速 ツール操作統一 全ノード化構造 プロシージャルOps
弱み
不安定 他ソフトよりハイポリ負荷に弱い 標準リグシステム無し(別売)
主要分野
ゲームアセット プロダクトビジュアライゼーション
動向
Unreal/Unityゲームアセットエクスポータ プロシージャルノードモデリング&動画 VRay Pencil+4Line準備中

Softimage (元XSI)開発終了

特徴
非破壊アーキテクチャ ICE FaceRobot
強み
非破壊により手戻り時に効率的にキャラクタの修正ができる ICEによるプロシージャルアニメーション
動向
2015Verで終了 サポートも2016年4月30日に終了

スカルプト・モデリング特化ソフト

Zbrush

特徴
スカルプトの創始ソフトで業界トップ 個性的なインタフェース 歴史の古いソフト 元はペイントソフト
強み
高機能で処理が非常に速い ZBrushでないと扱えない超ハイポリ領域がある
弱み
非3Dアプリから進化した独特なGUI配置 3D統合ソフト慣れした者ほど難しく感じるとも言われる
動向
機能改善しつつ無償バージョンアップを継続 4R7ではZModeler、KeyShot Bridge、64-Bitサポート実装
安価なZBrushCoreが登場 最新版4R8で日本語など数カ国語に対応 一般的な3Dマニプレータにも対応

3D-COAT

特徴
ウクライナ製のボクセルスカルプトソフト
強み
リトポロジー機能と3Dペイントが強力 ZBにくらべるとスカルプトの分離や穴あけが自在で安価
弱み
スカルプトソフトだが、評価が高いのはそれ以外の機能で、本家のスカルプトでは若干不評
動向
物理ベースのレンダリング&スマートマテリアル オートリトポ強化、4.5以降でオートリトポとハンドリトポ機能強化

Metasequoia

特徴
主にローポリゴンのキャラモデリング用として人気の高い国産シェアウエア データコンバーターとしても重宝される
強み
国産の単独シェアウェアとしては多数のプラグインが提供されている 有料版ではフリー版には無い三面図法が使える
弱み
建築・複雑な機械類は苦手 リトポや3Dペイントなどがない(簡易的な2Dテクスチャペイントはある)
動向
MMD向けボーン機能実装

Fusion360

特徴
AutoDeskが実質無料(非営利用途なら)で提供しているクラウドベースの次世代型 高機能CAD系モデリングソフト
強み
CADソフトで一般的なベジェ系モデリングだけでなくサブディビジョンサーフェスに近いT-Splineやスカルプモードを混在できる
履歴モデリングにより後から簡単に形状を変更できる ハイエンド系CADにしかない部品の解析アニメーションが可能
動向
3Dプリンタへの対応強化

Polybrush

特徴
スカルプトソフトとも違うジオメトリをペイント感覚で変形しながらどんどんくっつけていくソフト
2Dのイメージホースやリボンブラシを3Dで実現したような不思議な感覚でモデリングできる

景観/地形/建築用など

e-on Vue

特徴
地形と天候など景観に特化したCGソフト 無料のPLE版 Maya/MAX/C4Dのプラグイン含む最上位版
物理的な大気や天候をシミュ モデリングを行わずに高度な景観CG作成 簡易スカルプトで地形をデザイン
傾斜や高度を考慮して植物や岩を大量配置するEcoSystem
弱み
不安定 スタンドアロンの場合、Vue標準レンダラは時代遅れになりつつある
動向
Vue2016ではGPUベースのパストレースプレビュー&レンダラ装備 PlantFactoryとの連携強化

SketchUp

特徴
建築用CADモデラー Google社が所有した時代に広く定着 現在の開発/販売はTrimble 無償版有
プル&アップによる直感的ブーリアンで手軽な建築モデリングが得意 数値での精細モデリングも可
弱み
曲面やカーブを多用した形状は苦手
動向
機能改善しつつ無償バージョンアップ

Lumion

特徴
オランダAct-3D社の建築CGソフト GPUレンダラで結果を見ながら作業可 モデリング能はなく他から建物を読み込む
素人でも簡単に使える習得容易なイージーな操作性 サムネイルを見て選んでいけばCGが完成する
時間変更すれば自動で夕焼けや夜空になり ブラシで地面の起伏する 大量のアセット
動向
Ver6では、GI照明やコースティクス アウトフォーカスでリアルさ強化 Ver7はサビやツタを付加する機能 国内普及進む

Terragen

特徴
地形と天候など景観に特化したCGソフト 無料版あり ほぼノードのみの独特の取っつきにくい操作性 作成される景観はリアル
動向
最新版4でレイトレースプレビュー実装

World Machine

特徴
地形のデザインのみに特化したノード地形モデリングソフト 作った地形をゲームや他の3Dソフトで利用できる
 
Vueの地形ノード機能のみを取り出して高機能にしたようなソフトで Vueと名前互換のあるノードが多い(WMではdeviceと呼ぶ)
 
インタラクティブ性に優れノードの柔軟性が高い ノードが地形作成のみに限定され易しい この系統のソフトにしてはデータ汎用性が高い

3Dペイント・テクスチャ生成

Substanceツールズ

特徴
ペイントを行うPainter、ノードベースでマテリアルを作るDesigner、テクスチャメイカーB2M、といったツールで構成される 販売は別々
Substance PainterはGPU処理による「汚し」機能-パーティクルブラシが特徴的 比較的高性能なビデオボードを必要とする
強み
一度のストロークで複数のチャンネルに書き込むマルチチャンネルブラシ 物理シェーダー対応のリアルタイムプレビュー
動向
IRayパストレーサ統合

Quixel SUITE

特徴
主にゲーム背景用のマテリアル作成を目的にしたツール Photoshop用プラグインを中心に3DO/DDO/NDO/MEGASCANSというツールで構成される
強み
PSによる繊細なレタッチやブラシ機能を使ったテクスチャ作成とAOベイクなどをインタラクティブに組み合わせられる
動向
長いことビジーだったMegascansがついに始動 膨大なライブラリ群が提供され、組み合わせるだけでゲームなどの背景が完成

Mari

特徴
映画アバター用に開発された3Dペイントソフト 超高解像度のマルチテクスチャを大量に扱える唯一のソフト 動作は重め
強み
V-Ray,Unreal,Arnoldなど最新レンダラ用シミュ・シェーダ搭載 Nuke/Katana/ModoとのFoundryワークフローで使うと能力を発揮
動向
ハリウッド映画の大規模案件で多数使用されている 日本での普及は控えめ 廉価なindie版あり

※単体のテクスチャメーカーとベイカーには他にも
xNormal CrazyBump Pixplant MindTex MightyBake Knald ShaderMap 等々多数のツールがある

レンダラー

Vray

特徴
人気の高速フォトリアルレンダラー Maya 3DsMax Blender Modo C4D Rhinoceros Nuke用などがある
強み
一発レンダリングで高品質 業界標準であるためノウハウが多い 老舗だがトレンドへの対応も素早い
動向
最も勢いのある3rdレンダラー ブルートフォース、ヘア&ファーの強化、デノイザーなど

Arnold Render

特徴
Imageworksが開発しているレンダラー 2014年に一般ユーザ販売が開始された
強み
GIが高品質かつ高速
動向
MayaとMAXの標準レンダラとして採用される、使用実績パシフィック・リム ゼログラビティ

Octane Render

特徴
OTOYが開発するCUDA GPUベースのレンダラー GPUベースとしては比較的歴史が長くパーソナル用途向き
強み
GPUによる超高速なフォトリアルレンダリング DAZ Blender Poserなどローエンドソフトにまで広く対応している
動向
Unity版発売、以前はGPUレンダラーの代名詞的存在だったが話題性でRedShiftの後塵を拝すことが多くなった

Keyshot

特徴
デザイン向けのスタンドアロンレンダラ デザイナが短期間で習得し 少ない労力で結果を得るのを目指した設計
強み
並外れて簡単に使用可能 マテリアルがガラスや金属など目的別に最適化され、簡単な設定で十分なフォトリアルが得られる
弱み
アニメーション機能がない、独自シェーダなどは作れない
動向
ZBrushとのバンドルで話題をさらった ZBからシームレスにデータ送信できるブリッジツールが販売

キャラクター 布服シミュなど

MikuMikuDance

特徴
樋口優が制作した、3Dモデルキャラクターを操作しダンスアニメーションなどを作成するフリーソフト
強み
3DCGツールでありながら、敷居が低く、お手軽にアニメーションが作れる ネット上に対応モデルが多数存在する
動向
開発は終了しているので今後の展開が期待できない MikuMikuMovingという姉妹ソフトがありこちらの開発は継続中

DAZ Studio

特徴
用意された人物(フィギュア)をカスタマイズしてCGを作成するソフト。基本システムは無料 服やアイテムが販売されている
強み
無料 拡張性の高さ 簡単に人物を扱った3DCGを制作できる Poserより高度なフィギュアが用意されている
動向
元はPoser用フィギュアを販売してるサードパーティだったが独自でソフトを作り自社専用フィギュアのみに切り替えた

Poser

特徴
用意された人物(フィギュア)をカスタマイズしてCGを作成するソフトの元祖。服やアイテムが販売されている
強み
比較的安価で簡単に人物を扱った3DCGを制作できる
動向
売却、買収、繰り返し2015年にver11が出て以降 新バージョンが出ていない 現在開発Smith Micro、販売e-frontier

Marvelous Designer

特徴
3D衣装デザインとクロス(布)シミュレーションに特化したソフト 開発はCLO
強み
シミュレーションを実行しながら布を引っぱって整えたり、現実の着付けのような調整ができる
服が完成してから頂点密度を上げられる
動向
最近ではMGS5で使用されている