謎の宝石

Last-modified: 2017-08-07 (月) 19:40:23

0173 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/07/26 13:46:52

ネクロズマ「……………」
赤ウツロイド「主、さっきからその宝石のネックレスばかり気にしているようですが……いかがなさいましたか?」
フェローチェ「何見てるのよ。 ………あら綺麗ね」
フェローチェ「………ちょっと悔しいけどこの世界にもこんな綺麗な物もあったのね」
ネクロズマ「あぁ、少々気になってな……。これは果たしてただの宝石の首飾りなのだろうか」
カプ・ブルル「おや? その首飾りの宝石…… 確かにただの宝石ではなさそうだな」


0174 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/07/26 14:09:51

フェローチェ「ちょっと、宝石とチェーンの部分を繋いでる所、なんか回せそうよ」
ネクロズマ「む? ………本当だな、なにか仕掛けでも施してあるのだろうか?」キュルキュル… プシュッ!
フェローチェ「!! ジャムの蓋を開けるような音がしたわね」
ネクロズマ「ふむ……!?  うおぉ!!」ズザサァ!!
赤ネクロズマ「主!大丈夫ですか!?」
カプ・ブルル「む!?」


0175 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/07/26 14:10:10

宝石の根元の金具を回しチェーンから外したその少しのちに
ネックレスの宝石がパリンと割れ、中から大量の保存食があふれんばかりに溢れ出し、哀れネクロズマが保存食の山へと沈んでしまう


ネクロズマ「・・・・・・・・・・・・」グッタリ……
フェローチェ!「ひっ! 何なのよこのカップ麺の山は!!」
デンジュモク「代表!どうしたんだ!? ……な、なんだこりゃ! ネクロズマの奴がカップ麺に押しつぶされてやがる」
赤ウツロイド「主!今救出いたします! な、なんなんだこの展開は」


0176 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/07/26 14:24:29

カプ・ブルル「……これは、装飾品に見せかけたアイテムボール(ゲームで出てくる道に落ちてるアイテムが入ったアレ)の一種なのかもしれない」
ウツロイド「うわっ!すごい量のカップ麺ね…… どこで手に入れたのかしら? ちょっとアリアドスにメール送って聞いてみるわ」ピッポッパッポ……
アクジキング「やったぞ!こんな大量の土産物もあったとはのぉ! さっそくわしが全部いただ……」
カプ・コケコ「やめろ!独り占めは禁止!! いいな!?」
アクジキング「……分かったからそんな怖い顔で睨まんといてくれ」
テッカグヤ「おやおや…… 予想外の事態が起きているようじゃのぅ」


ウツロイド「ふむふむ、この首飾りは前にどこのギャロップの骨とも分からない盗賊集団となりゆきで戦った時に手に入れた戦利品だってさ」
ウツロイド「まさか中にカップ麺がいっぱい入っていたなんて全く気付かなかったっス。 ……だって」
マッシブーン「まだたくさん道具が収納されていそうなネックレスがたくさんあるな。他の物も中を確認してみるか」


0177 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/07/26 18:31:56

カミツルギ「あれ? この小さい瓶……」
ウツロイド「何か入ってた?」
カミツルギ「お酒」
一同「「…………」」
カミツルギ「イヤ、僕から見てもこの瓶かなり小さいよ!? 一口あるかどうか……」
赤ウツロイド「……ちょっと、注いでみろ」
カミツルギ「? うん……」
アクジキング「おお! 注いでも注いでも酒が瓶から溢れ出てくるぞい!」
カプ・ブルル「子供もいるだろ……」
ウツロイド「酒が入ってるとは知らなかったみたいだね」