謝罪よりありがとうを

Last-modified: 2018-11-27 (火) 17:22:21

0234 名無しさん、君に決めた! 2018/05/24 21:42:19

ネクロズマ「さて、これから我らがやるべきことだが、まずはウツロイド達と合流する事、そして……」
ネクロズマ「逃げたルカリオやバンギラス共……そしてあのレパルダス親子をどうするかを決めることだ」
ラッキー「ルカリオ?バンギラス?」
フェローチェ「そうよね、あいつ等を放っておいて良い訳がないわ!きっとまた何か悪い事をし始めてもおかしくないし」
ネクロズマ「それにだ、我々に対して奴らが報復をしてくる危険性も十分ありうる」
デンジュモク「そ、それもそうだよな…… 確かに、野放しにしとくにはヤベぇ奴らだっていうのは俺だって分かるよ」


0235 名無しさん、君に決めた! 2018/05/24 21:48:39

ネクロズマ「ウツロイド達と合流するのは安易だろうが、問題は奴らの居場所をどう突き止めるかだ」
デンジュモク「そりゃぁウツロイドに電話かけりゃ連絡は簡単にできるけどよ、でも、逃げたあいつ等をどう探せばいいんだ?」
フェローチェ「もう…… いつまでもあいつ等の相手をするのもうんざりよ!」
アブソル「……う、 あっ! こ、ここは!? み、みんな」
デンジュモク「お、おおお!!アブソル大丈夫だったか!」
フェローチェ「アブソル!あんた起きるの遅いわよ! どんだけみんな心配したと思っているのよ」
ネクロズマ「フェローチェ、アブソルが心配だったのは分かるがそう感情的になるな」
アブソル「ご、ごめんなさい!! ……すみません」


0236 名無しさん、君に決めた! 2018/05/24 21:54:05

ラッキー「そんなにアブソルさんを責めないで、怒ると幸せが逃げちゃうわよ」
フェローチェ「責めてなんてないわよ!私が怒っているのはそっちじゃなくてね……」
アブソル「もうやめろ! ……いいんだ、みんな……すべて私のせいなんだ……」
アブソル「私さえみんなと関わらなければ…… 私さえいなければ……」
デンジュモク「ッそんな口きくんじゃねえ!!」
アブソル「ッ!!」
ネクロズマ「……貴様は、いささか卑屈になりすぎだ」


0237 名無しさん、君に決めた! 2018/05/26 23:01:08

フェローチェ「いいから笑いなさい!せっかく映える顔してんだから……『ごめん』じゃなくて『ありがとう』、よ」
アブソル「……」
ネクロズマ「誰も貴様を責めてなんかいないんだ、そうネガティブだと幸いも逃げるぞ」
デンジュモク「そっそうだそうだ!(言いたいこと全部言われちまったァ!)」デオA「イマイチシリアスになりきれねーんだよなこいつww」デオB「貴方がそれを言いますか」デオA「え?何が?」デオB「……いえ」


0238 名無しさん、君に決めた! 2018/05/27 02:43:21

アブソル「で、でも…… 私は……」
フェローチェ「あんたは悪人なんかじゃない、だからあんたに罪はない」
デンジュモク「悪いのはお前じゃなくってお前を悪用しようと考える奴らだろ」
アブソル「………」
ネクロズマ「我々はそろそろウツロイド達と合流する。もしこの先我々と共に行動するのが不安ならばラッキーさんに一時匿ってもらえ。それか」
ネクロズマ「落とし前をつけるために我々についていきたいのか決めてくれ」


0239 名無しさん、君に決めた! 2018/05/27 02:49:52

ラッキー「ねぇ、 お願いがあるんだけどいい?」
デンジュモク「ん、なんだ?」
ラッキー「私も、そのね、あなた達についていきたいんだけど大丈夫かしら? あ、迷惑はかけないつもりよ」
フェローチェ「え!いきなりそう頼まれても…… 一般人を巻き込むのはあんまりよくないでしょうし」
デンジュモク「お、おいおばさん、どうして俺たちと一緒に行きたいだなんていきなり言い出したんだ?」
ラッキー「私もちょっと気になる事があるの。だからお願い、戦ったり危ない所には絶対に近寄らないから、ねぇ!」
フェローチェ「どうするネクロズマ?」


0240 名無しさん、君に決めた! 2018/05/27 03:02:02

ネクロズマ「しかしラッキーさん、貴方まで厄介事に関わらせる事は我々も避けたい上、それに……」
ラッキー「アブソルさんも一緒に行きましょ! 私ね、思うのよ」
ラッキー「前に進まないと。 貴女はきっといつまでも自分の不幸を嘆き続けなきゃならなくなるかもしれない!そんな気がするの」
ラッキー「確信はないけど、そう思うの……」
アブソル「何を言ってるの!?そんな悪党に立ち向かったところで私の体質が改善するわけがない!それに私が行ったところで……」
ラッキー「お願い今回だけでいいの! 世界一運のいい私の事を信じて!!」
 
アブソル「………… (世界一、運のいい?)」
デンジュモク「おばさん、やけにすごんでるな……」


0241 名無しさん、君に決めた! 2018/05/27 03:10:32

ネクロズマ「これは、我々が追い払ったところであきらめてももらえないだろうな。 仕方ない、ラッキーさんも一緒に来てくれ」
ラッキー「ありがとう黒水晶さん!」
フェローチェ「まあ、前に出会ったときこのおばさんはデンジュモクとアブソルに変なまじないかけてたから足手まといにはならないでしょうけどね」
デンジュモク「本当に俺たちについていくつもりなのかよ?」
ラッキー「当り前よ! ねえアブソルさん」
アブソル「え? あ、あぁ……」


ジリリリリリリ…… ジリリリリリ……


ネクロズマ「む? もしもし、ああウツロイドか。 案ずるな我々は無事だ」ボソボソ
フェローチェ「電話? ってあんた携帯の着信音黒電話にしてんのね。案外地味ね」ネクロズマ「そうか?」
ネクロズマ「着信音ぐらい好きにしていいだろう。 よし、これからウツロイド達と合流するぞ」