0123 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/04/06 20:36:56
デンジュモク「修行怠るんじゃねえぞ! 体に気を付けろよ! 嫌なことがあっても甘ったれんなよ!」
デンジュモク「てめえらは弱虫でもやれば出来る奴らなんだからよぉ!!!」
デンジュモク「この俺様がいなくても十分な!」
そう啖呵を切り弱虫一同に何かを隠すようにくるりと背中を向けるデンジュモク
0124 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/04/06 20:43:46
すると、なにか金色のヒモ切れのような物が
デンジュモクの背を背けた勢いで尻尾からほどけるようにはずれ宙をひらりと舞う
カミツルギ「あ、なんか切れた……ってあれって!」
カプ・ブルル「黙っておけ。今はそれよりも大事な事があるだろ」
0141 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/04/07 22:22:32
グソクムシャ「あ、尻尾に付けてるアクセサリー落ちやしたよ」
デンジュモク「え?」
デンジュモク(そうだ…… すっかり忘れてた。でも今は……)
ヌメルゴン「ねぇ、デンジュモク!この金色のブレスレットもらっていい?」
デンジュモク「あ…… あぁ、いい……
ネクロズマ「ヌメルゴン、寂しいから取っておきたい気持ちは分かるが取っておくのはやめろ」
ネクロズマ「ものの本で見た覚えがある。その手の願掛けのために作られたお守りが壊れ役目を終えたら、早く捨てるのがいいと」
ネクロズマ「そうしなければ持ち主の願いはかなわないと」
ヌメルゴン「………そう、だったの……」
ネクロズマ「寂しくとも捨てろ。それが奴の一番ためになる」
デンジュモク「……いいさ、むしろ俺の代わりにその頑固なオッサンから貰ったヒモ切れ捨てといてくれや」
デンジュモク「背がたけぇと下に落ちたもんをしゃがむんで拾うのも面倒くせえんだよな……」
0142 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/04/07 23:21:46
ヌメルゴン「うん…… うん! そうだね!」
アリアドス「形見なんてなくっても、一緒に修行したって事実だけで十分すぎるっす」
グソクムシャ「あっしが今度海にでも捨てにいくっす」
カプ・ブルル「ああ、捨ててくれ。数日もすれば自然に還る素材で出来ているからどこに捨てても環境に負担はかけない」
カプ・ブルル「しかし普通のゴミはゴミ箱に捨てるのだぞ!自然は大切にな」
マッシブーン「それもそうだなwww ハハハハハ!」
アメモース「そろそろパーティーも終わりだね……」