本藤 史也
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氏名 | ホンドウ フミヤ | ||||
本藤 史也 | |||||
一人称 | 僕(やつがれ) | ||||
口グセ | あァ、だッて そンな | ||||
特記 | 超高校級の神学生 | ||||
身長 | 189cm(ヒール込218cm) | 体重 | 86kg | 胸囲 | 87cm |
血液型 | AB | 誕生日 | 5月24日 | ||
好きなもの | 豆腐、清貧、踊り | ||||
嫌いなもの | 贅沢 | ||||
出身校 | 某教附属 |
プロフィール | ・とある離島出身の啓示宗教学学生。踊りトランス状態に陥ったところに神を見る某宗派所属 ・方言を矯正した際に参考にしていた本の影響で今の喋りとなっている。純文学をよく読んでいる ・自らは信徒、愚僧といい、神学生や司祭と自称することは何故かない |
語録 | ・愚僧に何を求める、貴君 止め給え、其の表情(かお)は好くない ・主の御元はいつでも開かれている。そのように僕(やつがれ)も動くさ ・君、気を付け給えよ 今日は床が湿って足を取られやすい ・告解なら僕(やつがれ)が聞こう。司祭の真似事にもなれないが… ・僕(やつがれ)は信徒だ。戒律をどうして自ら犯さねばならない? |
絆イベント
絆1
本藤史也は格好もさることながら、口調も大分特徴的だ。随分古風と言うか。なかなか聞かない喋り方だね、と言えば彼は困ったように視線を伏せた
「…僕(やつがれ)は離島の出身でね、本土の連中の話し方は本の中でしか知れなかッた」
参考にしていた本が所謂純文学、それも以前から島にあったという古い本だったという
「…まぁ、もう一度直すのも、好いかもしれないがね」
お祈りも古語だし、今更の気もしないではないが
そういう彼はどこか楽しそうにも見えた
絆2
食事前後の祈り、夕方の祈り、彼は折に触れて祈る。彼らにとって神とはどういう存在なのだろう。
「総てのものの父、宇宙を創造し歴史を司る全知全能の絶対者、唯一にして絶対のもの、永続的な無償の愛…なンて呼ぶよ」
「本当は、…僕(やつがれ)が言うのも可笑しな話なのだがね、本当は本当に主がおられなくてもいい。実在の有無は本質として然して重要でない。僕(やつがれ)ら人間は意志弱い生き物だ。絶対的な善悪を、判定人を 上に置かなければすぐに見失ッてしまう」
祈りも一つの自己宣告だ。いッそ自己催眠ともとれる。そうだろう?
そう笑う彼に何と返せばいいかわからなかった
絆3
今日の本藤の視線は近い。普段履いているバレエヒールがない所為だ。そう言えば何故バレエヒールを履いているのか、と問えば彼は酷く曖昧な表情をした
「元々は仕置きだ。僕(やつがれ)は他と比べてどうにも出来損ないだッたからね」
バレエヒールの前は鞭打ちだッたかな? などとあっけらかんという彼に思わず頭を抱える。それはもう体罰の領域だ。出るとこ出たらきっと勝てるだろうに。
それに、なら今も履く必要はないじゃないか。
「元は、と言ッただろう。島では司教以外に事情を知ッてる人もいなかッたからな。すッかりバレエヒールの修道士で通ッてしまッて脱ぐタイミングをなくしたンだ」
一つのアイデンティティと言うやつさ。そう笑う彼に思わず遠い眼をしたが悪くないと思う
絆4
大体、何で彼を出来損ないだなどというのだろう。余程敬虔に、慇懃に振舞っているのに。
「行動でなくて、生まれそのものだな。僕(やつがれ)には鬼が見えていたわけだし」
鬼。怨霊の化身、人を食べるという恐ろしい怪物のことだろうか
「違うな。姿の見えないもの、この世ならざるもの。場に残留した強い思念。…死霊や怨霊と呼ぶべきか。兎に角そういッた類のものが見えていた」
それってつまり霊感…? 問えば彼は酷く曖昧に笑った
「司教に言わせれば悪魔憑きが助祭を目指したわけだ。…まァそれもあッて第八の秘蹟を授けられた理由だが」
尤も、今はもう見えないがね。そう続けられた言葉に思わず彼を凝視する。軽く手を振って彼は大丈夫だといった。
「勿論潰すつもりだッたさ。だが心配せずともこの両目は今も見えているとも。…司教に封じてもらッただけだ」
その目が盲てなくてよかった。そういえば彼は心底理解できないといった風にきょとんとした。だからどうして彼は自分が傷つくことを良しとするんだ
絆5
神と人への完全な愛。それは知恵、勇気、節制、正義、信仰、希望、慈愛によって完成するという。
「異端を裁きながら異端だッた。正義を揺るがす生まれであるのだから罰を受けるには十分だろう。…とはいうが、まァ君の考えが分からないわけではない」
君は信徒ではないがその姿勢は僕(やつがれ)らの目指すものに近いから。まさか自分に向けられるとは思わなかッたけど。肩の力が抜けたような、ひどく優しい声だった
「君のような友を得られることは有難いことだ」
「僕(やつがれ)は助祭叙階を受けた身だ。第八の秘蹟を受けた身だ。本来心に二つ持つことを赦されず、誓願を立てている以上普通でもいられない。…それでも、尚僕(やつがれ)は君を、特別な友人だと思ッても、好いのだろうか」
親友ってこと? 勿論構わないよ。そう答えれば何処か嬉しそうに、綻ぶように彼は笑った