MP28

Last-modified: 2025-10-27 (月) 09:20:19

概要

世界初の短機関銃MP18を改良することで生まれた短機関銃。
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↑MP28を所持する武装親衛隊の兵士。1941年7月、東部戦線にて。

諸元

制式名称MaschinenPistole 28
開発元ヘーネル
口径9×19mm
重量4kg
装弾数20発/32発/50発
全長813mm

解説

第一次世界大戦末期の1918年、ドイツ帝国は俗に” Kaiserschlacht(カイザーシュラハト:皇帝の戦いの意)”と呼ばれる大攻勢を発動。膠着した前線を突破するのに一役買ったのがヒューゴ・シュマイザー設計のMP18だった。この銃は連射が効き塹壕の掃討に役立った反面、余剰在庫が大量にあったP08?用の32発スネイルマガジンを使用したため給弾不良が起きやすく、またその特異な形状から重量バランスも悪かった。
第一次世界大戦終戦後、シュマイザーはMP18の改良に乗り出す。先述の問題から悩みのタネであったマガジンをシングルフィード式の単純なボックスマガジンに変更。傾斜がついていたマガジン差し込み口も直角90°に直された。このベルグマン社で改良されたものはMP18.Iと呼ばれ、短機関銃の開発・販売に制限があったドイツのベルグマン社ではなく、スイスのSIG社によってSIG M1920の名で販売された。
その後、ベルグマン社からヘーネル社に移籍したシュマイザーはMP18.Iにさらなる改良を加えた。具体的にはセミ/フルオートが切り替え可能なセレクターが追加され、部品の大きさを変更したことによって分解清掃が容易になった。他にもサイトは100~1000mを調整可能なタンジェントサイトが装備されている。この改良型は、1928年からMP28としてヘーネル社で販売された。当初は警察組織や武装親衛隊での限定的な使用に留まったが、世界各国への輸出量を伸ばし、1939年には大戦に備え国防軍に余剰保管分が接収されて配備された。だがより高性能なMP40への更新が進むと再度保管された。しかしながら小火器不足に悩まされたドイツ海軍の地上部隊や武装親衛隊の一部部隊、そもそも大規模な戦闘に参加しない野戦憲兵や警察などで大戦を通して現役で使用された。

アタッチメント

なし。

ギャラリー

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↑MP28をスリングで装備するドイツ兵。
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↑MP28を装備するドイツ兵(左)。
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↑MP28をスリングで装備するドイツ兵(右端)。
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↑MP28を装備するドイツ兵(右)。

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