データ
| ひらがな | ふううんしょうりんけん あんこくのまおう |
| カタカナ | フウウンショウリンケン アンコクノマオウ |
| ローマ字 | Fuuun Shaolin Ken Ankoku no Maou |
| ジャンル | 格闘アクションアドベンチャーゲーム |
| 対応機種 | ファミリーコンピュータ ディスクシステム |
| メディア | ディスクカード 1枚組 |
| 発売元 | ジャレコ |
| 開発元 | トーセ |
| 発売日 | 1988年4月22日 |
| 価格 | 3,200円 |
| プレイ人数 | 1人 |
| オフライン | 専用 |
| 再開方式 | 無し |
概要
『ファミリーコンピュータ ディスクシステム 風雲少林拳』の続編。
前作から一年後の世界を舞台とする作品である。
本作は一対一の格闘を主体としたカンフーアクションである点こそ踏襲しているが、操作体系や演出はよりスタンダードな対戦型格闘アクションへと再構築され、攻撃判定や移動挙動も前作より明確化されているため、ゲームとしての理解性と遊びやすさが向上している。
また、地味ながらも「ファミコン3Dシステム」に対応する数少ないタイトルの一つであり、当時としては実験的要素を含んだ技術的挑戦が盛り込まれていた点も特徴である。
物語は、主人公シンが暗黒の魔王として恐れられる魔道士の打倒を目指して修行と戦いの旅に出る所から始まり、前作で描かれた少林拳の教えがより深く掘り下げられている。
キャラクターの背景説明や敵勢力の設定も前作より補強され、世界観全体が整理されているため、続編としての物語的な繋がりが強化されている。
シリーズとしては本作が二作目でありながら最終作となり、プレイヤーが味わう事の出来る少林拳世界のエピソードは本作をもって完結する事になった。
ゲーム内容
前作と同様に、本作も1対1の対戦形式で進行する純粋な格闘アクションゲーム。
ゲーム性の大きな変化として、体力表示が従来の簡易的な数値方式から精密なゲージ方式へと刷新され、攻防による減少量が視覚的かつ直感的に把握しやすくなった点が挙げられる。
また、前作で使用可能だった各種アイテム要素は本作では完全に撤廃され、プレイヤーは純粋な操作技術と判断力のみで勝敗を左右する設計へと再構築されている。
さらに、ゲームオーバー後のコンティニューが3回まで可能で挑戦の継続性が確保されつつも過度に甘くならないバランス調整が施されている。
全体として、システムの洗練と競技性の強化が図られた作品である。
物語
シンが大林山で三魔王を討ち倒し、混乱に満ちていた大地に秩序と静穏が戻ってから一年が経過した。
その間、人々は失われた暮らしを立て直し、各地の村や都市ではようやく穏やかな日常が息を吹き返しつつあった。
しかし、その平和は長く続く事を許されなかった。
闇の底より、かつて名の知られていなかった魔道士が突如として姿を現し、自らを新たなる暗黒の魔王と称して世界の全てを支配下に置くと宣言したのである。
魔道士は禁断の術で悪しき拳士たちの心を奪い、抵抗を示す村々へ容赦なく差し向け、従わぬ者は皆、無残に滅ぼされていった。
各地の惨状は瞬く間に広がり、人々は再び恐怖の影に追い込まれた。
この悪の根源を放置する事は世界そのものの崩壊を意味していた。
かつて三魔王を討った英雄として名を知られるシンは、迫り来る闇に対し沈黙を選ぶ事を良しとせず、魔道士の真意を探り、この暴虐を終わらせるために再び旅立つ決意を固めた。
こうしてシンは新たなる戦いへと踏み出し、暗黒の魔王を名乗る魔道士の影を追って未知の地へ歩みを進める事となったのである。
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