日本 Tier8駆逐艦 朝潮

| 国家 | 日本 |
|---|---|
| Tier | 8 |
| 艦種 | 駆逐艦 |
| 種別 | プレミアム艦艇 |
諸元
主砲解説
日駆でお馴染みの127mm連装砲を搭載しており、基本的な性能は同格の陽炎と同じである。
アップグレードを考える場合、本艦は下記の魚雷よりも主砲の方が重要。敵駆逐艦と巡洋艦に対して魚雷による攻撃が不可能なため、必然的に主砲による攻撃をする機会が多くなる。特に残存艦が少なくなる戦闘終盤においては主砲の扱いで勝敗を決する場面が多い。魚雷性能は十二分である事から艦長スキルやUGは主砲関連を補強するのがベストだろう。
魚雷解説
本艦の魚雷は深度魚雷でありながら、命中可能な艦艇が戦艦と空母のみという特異な性能を有している。実質、対戦艦専用魚雷と言っても過言ではない。
深度魚雷よりも深い深々度魚雷なので当然敵駆逐艦に命中せず、巡洋艦にも命中せず、深度魚雷と言いつつどの深度の潜水艦にも命中しない。このため魚雷による牽制が一切効かないので適切な間合い管理が必須となる。
多大な制約の代償として魚雷性能は強力無比の一言。
射程は20kmと実装艦最長距離でありながら67knotで爆走する。また、島風の20km魚雷と異なり魚雷発見距離も短く非常に優秀。リアクションタイムが5.0秒のため、戦艦が朝潮の魚雷を発見してから回避は難しい。*1
威力は2万越えの高威力であり、Tier10戦艦に対して魚雷発射管1基4本の魚雷が命中すればHPの半分を削る程の威力である。更に浸水発生率436%は実装されている魚雷の中で最も高く、まず浸水発生は避けられない。おまけと言わんばかりに独立スロットで「魚雷装填ブースター」も使用可能であり、敵戦艦が朝潮を見つけただけで反転してしまうのも道理である。
抗堪性
HPは陽炎と同値で、雷駆らしく少ない方に入る。艦長スキル「抗堪専門家」は必須。
機動性
機動性は良くない。
同格の陽炎に比べて速力と旋回半径は同値であるが、転舵所要時間は陽炎の後期船体より劣る。速力は35ノットと鈍足の為、足の速い砲駆を振り切るのは難しい。
隠蔽性
隠蔽性は実装艦実質トップタイなので、先手を打ち易い。この高い隠蔽性を活かしつつ、低い機動力をカバーするよう運用したいところ。艦長スキル「無線方向探知」があれば敵駆逐との不意の遭遇を防いだり、敵の雷撃方向の予測が立て易くなるので魚雷回避を意識した立ち回りがし易くなるだろう。
対空解説
無に等しい。
対空兵装が小銃たったの2基しか無く、中Tier以降の日駆の中でも飛び抜けて貧弱な性能*2。煙幕に隠れようが艦載機に張り付かれると手も足も出ない。味方巡洋艦の防空圏を意識し、いつでもそこに逃げ帰れる立ち回りを意識しよう。
最良隠蔽にした場合、対空射程が2.5km、航空発見距離2.4kmとほぼ誤差だが、0.1kmの差で発見されなかったりするので対空のON,OFFはしたほうがよい。
対潜解説
爆雷の性能はツリー艦である陽炎と同じ。
まず最初に投射機で左右に1発づつ爆雷を射出した後、投下軌条で艦の真下に6発を落とす流れになっている。投下軌条による投下が多い事から広範囲にばら撒くのを苦手とする。的確に敵潜水艦の頭上から爆雷を投げる必要がある事に注意。
消耗品解説
ツリー艦艇と異なり、「発煙装置」と「魚雷装填ブースター」をそれぞれ独立スロットで使用可能。
「魚雷装填ブースター」は、魚雷発射2回ごとに1回使える程度の装填時間なので、うまく使えば戦闘あたりの魚雷火力は実質1.5倍になる。
総評
Tier8駆逐屈指の強艦であり、オンリーワン特性を持つプレミアム艦艇。
本艦の最大の長所は敵戦艦に対して圧力をかける事で前線を押し下げる事が出来る点である。先述したように高威力長射程の魚雷を持つため、敵戦艦が対面に朝潮がいるとわかっただけで簡単に前進する事が出来なくなる。上手く圧力をかけられれば敵戦艦を後退(転戦)させ、置いてけぼりにされた敵駆逐艦と巡洋艦を味方と共に蹂躙するのが得意戦術である。
ただし、それを実行するためにはそれ相応のプレイヤースキルが求められる。遠方から魚雷を垂れ流すような消極的な戦法では後方の味方艦が付いて来ない。駆逐艦の仕事であるcapやspotをこなす積極的な姿勢を示しつつ、対駆逐巡洋艦相手に主砲と隠蔽という限られた武器だけで挑むだけの力量と洞察力が揃ってこそ出来る戦術である。
相手に引いた場合
自分が駆逐艦の場合、相手は魚雷での反撃ができないので被雷を恐れずに前に出よう。ただし分隊や他の敵艦の魚雷には注意。煙幕に籠られたら、他の相手艦の状況を見つつ一気に距離を詰めるのも有効。
ただし、相手が引き撃ちの体制を決めている場合は余程でないと相手有利なので、一旦引いて再度チャンスを伺おう。
自分が戦艦の場合は、常に魚雷の警戒を強いられる。上手いプレーヤー相手だとまとまった数の魚雷が飛んでくることもあるので、なるべく射線に他の艦を置きたいところ*3。終盤でタイマンになったら、相手の方向を予測しつつ艦を立てよう。
第1波を避けても、TRBで10秒~数十秒後に第2波が来ることがある。第1波を撒き餌として使うこともあり、停止したらそこに第2波がまとめて飛んでくることも。なるべく動きを止めないようにしよう。
航空攻撃ができる艦の場合、この艦の対空は全く恐れる必要がないので、安心して追い回そう。煙幕の持続時間が長いので、すぐに戦闘機を呼ぶのではなく、しばらく粘着してから戦闘機を置くのがよい。通報は恐れないこと。
史実・小ネタ
- Q.戦艦にしか当たらない魚雷で活躍出来るんですか?
A.十分、活躍出来ます。攻撃可能艦艇が限られた魚雷を持つ朝潮に対して疑問に思うかもしれないが、プレイヤー統計データ上では、1戦あたりの与ダメージが平均5万以上という結果が示されている。(同格と比較すると倍以上であり、与ダメ5万台はTier10の一部の艦のみである)この事から朝潮は十分に活躍出来るポテンシャルを有する事がわかる。
案の定、強すぎて(あるいは影響力が強すぎて)販売停止したのが何よりの証拠。
- Q.対駆逐艦・巡洋艦相手に主砲だけで戦えるの?
A.戦える、と言うより戦わざるを得ない。同格以下であれば対駆逐戦でそれほど苦戦しない。格上相手の場合は追い払ったり、引き撃ちなどの状況次第では競り勝つ事も可能である。巡洋艦や装甲の厚い駆逐艦と相対した場合はHE弾で艦橋を狙い、腹を向けている場合は艦首、艦尾をAP弾で狙う基本的な戦法を心がけて戦おう。
- Q.他艦の127mm砲より朝潮の127mm砲の方が強くないですか?
A.威力は同じです。実装時に「他の日駆が持つ127mm砲より強いのではないか」という声が上がったが、有志が調査した結果は威力は変わらないという結論であった。何故この様な誤解が生じたかは諸説あるが、日駆の特性上主砲を撃つ機会が少ないためDPSが高いという認識が薄いのが誤解を招いた原因ではないかと言われている。
- Q.朝潮の魚雷は潜水艦に命中しますか?
A.当たりません朝潮の魚雷はどの深度でも命中させることは出来ず、深度が同じであればなどの条件は存在しないようだ。よって、本艦の対潜武装は爆雷or主砲だけとなる。レアケースだろうがすぐ近くに潜水艦がいたとして魚雷を投げても無意味だということは覚えておいたほうがいいだろう。
コメント欄
- 駆逐が下手な奴でも上手くなった気分になれる船。 赤猿でも味方にいると期待しちゃうけど、やっぱりがっかりする。 -- 2023-07-25 (火) 18:41:52
- 低対空=53 -- 2024-05-13 (月) 17:40:56
- 今の環境だと対空火力高くても…って気がする。 -- 2024-05-14 (火) 04:31:09
- コサックでランク戦に出た時、敵にいると嬉しい船 -- 2025-03-20 (木) 16:10:20
- 味方の射線につり出してやりたいと思う第一。 -- 2025-03-20 (木) 22:11:17