日本 Tier5駆逐艦 睦月

諸元
主砲解説
主砲を撃つな。絶対に撃つな。初心者はまずこれだけ覚えればOK。
主砲を発射すると、被発見距離=主砲射程になってしまう。分かりやすく言うと、主砲射程内にいる全艦艇に自分の位置がバレてしまうということだ。本艦はHPが低く、また強力な魚雷を持つため敵に狙われやすい。
なので「主砲を撃つ」→「相手に見つかる」→「複数艦艇から狙われる」→「沈む」ということである。なんとここまで2分。序盤は、まず敵に見つからずに生き残ることを最優先に立ち回ろう。
ちなみに、主砲発射から被発見距離が元に戻るまでは20秒かかる。20秒ほど撃たずに我慢しなければいけないということだ。それなら最初から撃たないに越したことはない。
初期主砲は装填時間が倍以上かかるので、なるべく早めに後期主砲に換装しよう。どのみち主砲は撃たないので正直どちらでもよいが。
射程は初期8.1km、後期8.9km。被発見状態を減らすという観点では、初期射程のままの方が便利。
魚雷解説
本艦の主力装備。主砲が貧弱なので、必然的に魚雷を主体に戦うことになる。
抗堪性
HPは非常に低い。集中砲火を受けたら即沈没だと思って、慎重な立ち回りをしよう。
艦長スキル「危険察知」で、何隻からロックオンされたかを表示するのが分かりやすい。2隻以上に狙われたら、煙幕で敵からの目線を切ろう。
機動性
峯風ほどではないが優秀な速力を持ち、転舵もしやすい。
隠蔽性
最良5.4kmと非常に良いだけでなく、煙幕も持っている。
艦長スキル「隠蔽処理専門家」は最優先で取得しよう*1。
なぜ最優先なのか、それは隠蔽こそがこの艦の生命線だからだ。
対面の駆逐艦が初春だと仮定すると、スキルありの場合は相手を発見(5.8km)してからこちらが発見される(5.4km)までの間に0.4kmも余裕がある。
この間隔をキープしている間は、こちらが一方的に相手を発見できている状態ということ。この間に味方艦に相手駆逐艦をやっつけてもらうことができる。
逆に、スキルなしの場合は先にこちらが発見され(6.0km)、相手を発見するまでには更に0.2kmの距離を詰めなければいけない。上手い駆逐艦乗りほど、この差をなかなか詰めさせてくれず、その間にこちらは敵巡洋艦から狙い撃ちにされてしまう。
日本の駆逐艦のように、強い主砲を持たない艦にとっては、隠蔽差の有利を取ることは最も重要なのだ。
対空解説
Pボタンで対空砲をオフにしろ。初心者はまずこれだけ覚えればOK。
対空砲を発射すると、航空発見距離=対空砲射程になってしまう。分かりやすく言うと、航空機に発見されやすくなってしまうのだ。
この艦の航空発見距離は最良で2.25km。対空砲を打たなければ航空機がまっすぐこちらに向かってこない限り見つかることはないと思ってよい。逆に、対空砲をオンにしたまま射程5.8kmで発見されては、こちらの居場所をわざと相手に教えているようなものなのだ。
何度も言っているとおり、この艦は隠蔽が良いので見つかりづらく、ひとたび発見されれば集中砲火に襲われる。見つからないことこそこの艦の最大の武器なのだ。
「対空砲を撃たなければ敵航空機を撃退できない」と思うかもしれないが、そもそもこの艦の対空はそんなに強くないのでそこは気にしなくてよい。
余裕が出てきたら、敵航空機が2km以内になった時だけ対空砲をオンにしよう。敵機が過ぎ去った後にオフにすることを忘れずに。
この対空砲オン/オフは以後のTierでも必ずと言っていいほど使うことになる。早めに覚えれば初心者脱出に一歩近づくぞ。
消耗品解説
発煙装置は煙幕を展開して被発見距離を大幅に短くするための消耗品。敵艦との遭遇時などに使おう。この時、減速しながら展開することで、煙幕展開後も煙幕内に留まることができる。煙幕内では主砲発射時の被発見距離が大幅に短くなるので、思う存分主砲撃ってもいいぞ!
煙幕に籠りっぱなしだと、敵の魚雷が流れてきて避けきれなかったり、相手が強制発見距離(2km)まで近付いてきて発見されたり、悪いことも結構起こるので気を付けよう。睦月の場合は煙幕に籠るよりもあくまで相手の視線を切るためとして使うのがよい。
エンジンブーストは、敵から逃げる時にスピードアップする用に使うのがよい。
総評
日本の駆逐艦、特に島風ツリーの駆逐艦を乗りこなすための入門艦とでも言うべき艦艇。
特に日本のプレーヤーにとっては、最初に乗るTier5駆逐艦がこの睦月であることが多い。幸い、日駆の基本的な立ち回りはすべて睦月で覚えることができる。基礎をちゃんと身に着けられるかどうかでこの先のゲームの面白さや勝率が変わってくるので、より高いTierで揉まれる前にこの艦でしっかり基礎を学ぼう。
史実・小ネタ
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