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基本情報
艦名 | キーロフ | 艦級 | キーロフ級巡洋艦 | 進水 | 1938年 | 排水量 | 9105トン | 全長 | 191.4m | 幅 | 17.7m | 出力 | 113500馬力 |
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性能諸元
関連艦艇 | モロトフ |
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基本性能
抗堪性 | 継戦能力(HP) | 18,704 | |
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防郭防御 | 7.50% | ||
火災浸水耐性 | 11.00% | ||
装甲 | 5.60% | ||
対水雷防御 | 7.50% | ||
機動性 (操縦性) | 最大速力 | 35.43ノット[kt] | |
加速時間 (最大速度) | 17.15秒 | ||
転舵速度 | 6.00角度/秒 | ||
転舵所要時間 | 7.30秒 |
隠蔽性 | 通常 | 副砲 | 主砲 | 火災 | 煙幕 | |
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海面発見距離 | 8.70km | - | - | 0.0km | 0.0km | |
航空発見距離 | 0.0km | - | 0.0km | 0.0km | - |
搭載兵器
主砲 | 船体 | 兵器名/口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 旋回速度 | 弾種 | 射程 |
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- | 180mm L/57 MK3 | 3基x3門 | HE弾 504(5.00%) AP弾739 | 13.00秒 | 8.80角度/秒 | - | 10.81km |
魚雷 | 兵器名/口径 | 搭載基数×門数(片舷指向門数) | 射程 | 雷速 | 最大ダメージ | 装填時間 | 180度旋回 | 発見距離 | |
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- | 533mm | 2基×3門(3門) | 4.20km | 66.69kt | 3248 | 42.00秒 | 19.80角度/秒 | 0.0km |
対空砲 | 船体 | 兵器名/口径 | 搭載基数×門数 | 秒間平均ダメージ | 射程 |
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- | 大口径対空砲 | 0基×0門 | 74 | 3.60km | |
- | 小口径対空砲 | 0基×0門 | 30 | 1.50km |
艦艇スキル
- 対空警戒I
- 20秒間、大口径対空砲ダメージ+50%、小口径対空砲ダメージ+25%、クールタイム75秒
搭載可能装備
- アイテム
- 艦艇修理
- 修理班
- 上級修理班
- 艦艇防御
- 応急修理班
- 上級応急修理班
- 艦艇修理
- 軍需物資
- 高品質石炭
- 高級船員食料
- 予防整備パック
- 改良型ディーゼルエンジン
- 追加対空弾
- 航空機用精製燃料
- 補給パック
- 装備
- 兵装
- 射撃システム改良I
- 主砲改良I
- 主砲改良II
- 魚雷発射管改良
- 防御
- ダメージコントロールシステム改良I
- 操舵装置改良I
- 推力改良I
- 兵装改良II
- 適性
- 兵装改良I
- 魚雷防御I
- 操舵装置改良II
- 推力改良II
- 兵装
アップグレード
船体 4/4
主砲 4/4
魚雷 4/4
火器管制 4/4
防空 4/4
エリート艦艇特性
- 巡洋艦近代化改修
- HP:+2%、対空火力:+5%、主砲旋回速度:+7%
- 新型砲撃照準器
- 主砲射程:+4%
- 勲功
- 勲功アップ:+10%
ゲーム内説明
ソ連の歴史ある巡洋艦。
その最大の特徴は独自の3連装砲塔に搭載された180mm主砲9門で、驚くほど長い射程を誇った。
解説
これまでのロシア帝国&ソ連巡洋艦ツリーと使い勝手が大きく変わる。
主砲の一撃が重たくなり強力だが、装填時間が長く、小回りに欠け、隠蔽も悪く、打たれ弱い
- 主砲
180mm砲3連装が艦首に2基、艦尾に1基装備されている。
AP弾が強力なのでAP弾主体でも十分強いが、HE弾の火災発生率もよいので、うまく使い分けると攻撃がはかどるだろう。
従来の手数型から、3連装3基で装填時間も長くなるなど、主砲の使い方が一変しており、一発一発の重みが大きくなっている。
従って前身までのような、短めの装填時間&砲門数の多さでバンバンHE弾撃ちまくって燃やせ燃やせ一辺倒のやり方とは勝手が変わるので慣れるまでとまどうだろう。
- 魚雷
片舷に1基3門ずつ、装填も射程もよいわけではないので、牽制もしくは護身用という意味合いが強いか。
- 機動力
速力は、前身のスヴェトラーナより伸びるし同格巡洋艦と比較してもよいほうだが、旋回がいまひとつ。
- 対空
なかなかの対空能力があり、対空警戒Iスキルを併用するとそこそこ撃墜してくれる
- 強化
編集待ち
史実
キーロフ級軽巡洋艦(Project 26/26bis/26bis2)は、ソ連の第二次五カ年計画で建造が認められた。
当時のソ連には単独で最新鋭の巡洋艦を開発する能力が存しなかった。
ロシア内戦によって多くの貴族・資産階級が国外へ亡命し多くの知識人が流出した故にである。
ソ連は本艦開発にあたって国外へ協力を求め、国際的孤立にもかかわらずイタリアの協力を得ることができた。
ライモンド・モンテクッコリ級軽巡洋艦の設計図や技師の教育等の提供を受け、キーロフの建造は実現した。
主砲は、当初152mm砲を搭載する予定だったが、ソ連で調達可能な152mm砲は旧式のものしかなく、よい選択ではなかった。
幸い、黒海艦隊の軽巡洋艦クラースヌィイ・カフカースに搭載していた180mm/60砲の評判がよかったため、その改良型の180mm/57砲を採用し、3連装砲塔3基に合計9門を搭載した。
ロンドン条約では180mm砲は重巡洋艦の区分となってしまうが、国際社会の孤児であるソ連は条約に批准していないので、そういった制限を気にしなくてもよかった。
対空砲には100mm/57両用砲6基と45mm/46高角砲を6基を搭載した。その後増強が都度加えられてゆき、最終的には100mm/57両用砲8基と37mm/67高角砲10基となった。
キーロフ級巡洋艦一覧
※キーロフ級軽巡洋艦には、共産党の功労者の名がつけられた。
艦名 | Project | 造船所 | 起工 | 進水 | 竣工 | 所属 | 解体処分 | |
1番艦 | キーロフ 英: Kirov 露: Киров | 26 | レニングラード | 1935年 10月22日 | 1936年 11月30日 | 1938年 9月26日 | バルチック艦隊 | 1974年 2月22日 |
2番艦 | ヴォロシーロフ 英: Voroshilov 露: Ворошилов | 26 | ニコラエフ | 1935年 10月15日 | 1937年 6月28日 | 1940年 6月20日 | 黒海艦隊 | 1973年 3月2日 |
3番艦 | マクシム・ゴーリキー 英: Maxim Gorky 露: Максим Горький | 26bis | レニングラード | 1936年 12月20日 | 1938年 4月30日 | 1940年 12月12日 | バルチック艦隊 | 1959年 4月18日 |
4番艦 | モロトフ 英: Molotov 露: Молотов | 26bis | ニコラエフ | 1937年 1月14日 | 1939年 12月4日 | 1941年 6月14日 | 黒海艦隊 | 1972年 4月4日 |
5番艦 | カリーニン 英: Kalinin 露: Калинин | 26bis2 | コムソモリスク ・ナ・アムーレ | 1938年 8月12日 | 1942年 5月8日 | 1942年 12月31日 | 太平洋艦隊 | 1963年 4月12日 |
6番艦 | カガノーヴィチ 英: Kaganovich 露: Каганович | 26bis2 | コムソモリスク ・ナ・アムーレ | 1938年 8月26日 | 1944年 5月7日 | 1944年 12月6日 | 太平洋艦隊 | 1960年 2月6日 |
第二次世界大戦
キーロフとマクシム・ゴーリキーはバルチック艦隊の巡洋艦として冬戦争・独ソ戦・継続戦争を戦った。
1941年6月にナチスドイツ軍は独ソ不可侵条約を破りソ連への侵攻を開始した。
ドイツのレニングラード方面軍はバルト3国を北上しながらエストニアのタリンをまず目指した。
キーロフはラトビアのリガ湾や、タリン港で海上からの砲撃による火力支援を行いドイツ軍を苦しめた。
しかしバルト3国はドイツが占領しタリンも陥落した。
ソ連北西方面司令のヴォロシーロフ元帥が撤退命令を出さないでいたため、
タリン港にいたバルチック艦隊のクズネツォフ提督はスターリンに直接タリン港脱出の許可を得た。
バルチック艦隊はキーロフを旗艦としてタリンを撤退しクロンシュタットへ入った。
しかしながら、撤退開始の遅れからバルチック艦隊はドイツ空軍の空襲により多くの被害を受けた。
ドイツ軍はレニングラードを包囲封鎖すると兵糧攻めを開始した。約900日続くレニングラード包囲戦である。
キーロフはクロンシュタットからレニングラードへ移動し、ドイツ空軍の空襲に終始晒されながらも火力支援攻撃でドイツ軍に対抗した。
キーロフはドイツ空軍による直撃を数発受け、2ヶ月あまりを修理に費やした。その間に対空砲が強化された。
ソ連の反転攻勢が始まり、レニングラードのソ連軍も、キーロフなど陸海軍の火力を総結集してドイツ軍の包囲を撃破した。
キーロフやマクシム・ゴーリキーはレニングラード解放後は、ドイツと戦うことはなく、フィンランドとの継続戦争に従軍した。
冷戦時代
キーロフ級軽巡洋艦は全て第二次世界大戦を乗り越えた。
冷戦時代に入ると各艦は第一線を退き、練習艦や標的艦などに使われ、20世紀後半に順次解体処分となった。
キーロフ級の名は冷戦時代末期に生み出されたキーロフ級原子力ミサイル巡洋艦に引き継がれ今日にいたる。
WG公式によるKirovの史実動画
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