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Last-modified: 2019-10-29 (火) 20:38:13

概要

 とある村に、人間と魔の境界を定める『魔女』がいた。
 まだうら若い彼女は村はずれに弟子らしき青年と居を構えている。
 村人たちは(主に青年の作る薬を)敬いつつ見守っていたが、そこへ中央教会から派遣された神父がやってくる。
 こちらもまだ青二才と言える年齢の彼は、よりにもよって魔女に片恋を始めてしまって……。

  • 魔女に使い魔がやきもきさせられる話
    • 魔力のためにあれこれする
    • 無口系美少女?

キャラクター

ヘザー
ご近所の平和を守る魔女。本名キャスリーン。
魔女になる前は金髪に青い瞳だったが、現在は枯れ草色の髪に赤い瞳。瞳の色が変わったのは魔女になったためだが、髪は『魔女らしく見えるように』魔法で染めており、動揺したりガードが緩くなると金髪に戻ったりもする。
元々人見知りだったが、思春期を修行として山で過ごしてしまったので、かなりのコミュニケーション下手で、真意がわかりにくい。
14歳ぐらいの頃にアルヴィンと出会い、印象は悪くなかったらしい。
魔力を維持するためにアルヴィンを(結果的に)弄ぶ。それでも魔力が足りないらしく、よく寝ている。
薬が効きやすく、また薬に反応してもともとなかった効果を引き出してしまう体質。
アルヴィン
村人にはヘザーの弟子と思われているが、実際は少年の頃ヘザーのパートナー(使い魔)となるべく、先代魔女カップルに拾われた青年。ヘザーのいくつか下。
初めて会ったときからヘザーに惹かれている。
相手にも憎まれてはいないとは思っているが、それ以上の確信が持てず現在の距離をキープするしかないへたれ。
先代のパートナーに薬草学を仕込まれておりその腕は確か。村人たちにも信頼されており、中でも『夫婦円満の薬』をよく頼まれる。
見た目も悪くなく、娘持ちの村長に残念がられている。
魔女の体調管理もお仕事だが、どう見ても寝すぎている今の状況にちょっと呵責を覚えている。
セルディック
話の途中から登場する若い神父。ヘザーよりちょっと上。
宗教的に保留状態とされている村を自分の神へ帰依させるためにやってきた。
魔のものに惑わされやすく、ヘザーを慕って村に出没する妖精たちにしょっちゅういたずらを仕掛けられている。
どういうわけかヘザーに一目惚れし、自分の神の前で悔い改めさせようと躍起になる。
ドナ
神父と一緒にやってきた妹でイケイケ美人。メイン登場人物の中で唯一勘がよい。
兄がヘザーによろめいたことを看破し、ならあたしがアル君もらっちゃえばいいじゃなーいと作戦を立て、実行する。

エピソード

  • ヘザーに奔放に振る舞われ、アルヴィン「意識されてないんだなぁ……」と涙
  • 村人に貰った風邪薬に過剰反応
  • 重大なことを告げたら寝ている