Play By ChatterのためのなんちゃってSS作成講座
はじめに
本稿の目的、スタンス
「こんな妄想があるんだけど、誰かに話してみたい」
「ドラマを作ってみたい」
「自分のキャラの話を、誰かに読んでもらいたい」
「好きなキャラの話を作ってみたい」
そう思ったことはありませんか?
「でも、何を書いたらいいか、分からない」
「書き始めたけど、書きあがらない」
「チャットならいくらでもせりふが出てくるのに」
このテキストは、そんなプレイヤーさんの、
「せりふをSS*1へとまとめる作業」
をお手伝いするものです。
誰かに読んでもらいたい、という希望以外にも、
感想をもらいたい、批評してもらいたい、うまくなりたい、
という気持ちがあるかもしれません。
でも、それらすべては読んでもらわなければはじまらないのです。
そしてそのためには、書き上げることが一番大事なのです。
ですから、このテキストでは、「まず、書き上げること」だけを目標にします。
技術的なことにもおまけ的に触れていますが、最初のうちはあんまり気にせずに、人に見せることだけを考えてみてください。
だって、それが面白かったかどうかなんて、読んだ人にしかわからないんですから♪ ![[wink]](https://cdn.wikiwiki.jp/to/w/common/image/face/wink.png?v=4)
準備
集中しやすい環境と、メモを取る道具を用意してください。
これらはそれぞれ、書き手さんによって違うと思いますが、参考までに私の場合は、
- 要ら紙
- いらがみ=裏紙+要らない紙
- ルーズリーフ
- ある程度手応えがあるインキのペン
- 一太郎
- 清書用
あたりを使用しています。
ほかにあったら便利なものとしては、
- (自分のキャラクター以外を使う場合)設定をまとめた文章、チャットログなど
- 口調の参考にします
- 辞書
- 漢字字典、類語辞典などが重宝します。ネットのものでも可
あたりが挙げられます。
その他注意事項
書いてみよう
1 目的を設定する
1-1 キャラクターの選択
それでは、登場するキャラクターを選びましょう。
最後まで書き上げられる、つまり、キャラチャを再現できるキャラクターを探してください。
他の人のキャラクターを借りる場合は、事前に了解をとっておくと、何か演技上のアドバイスや設定の一部をもらえるかもしれません。
ただし、書き上がらなかったときにがっかりさせたくなかったり、待たせることがプレッシャーになりそうな時は、サプライズと自分に念じて切り替えましょう。 ![[bigsmile]](https://cdn.wikiwiki.jp/to/w/common/image/face/bigsmile.png?v=4)
余談:プレイヤーの目的
このテキストでは、プレイヤーの目的を「書き上げること」一本に絞っていますが、それ以外の場合には、設定した目的に合ったキャラクターを選択する必要があります。
- 描写したいキャラクターがいる
- キリ番リクエスト、お礼など
- 読み手を楽しませたい
- 伝えたいメッセージがある
- 何らかの気持ちを起こさせたい(感動させたい)
などなど、そのキャラではどんなことができそうなのか、じっくり考えてみてください。
1-2 TPOの設定
いわゆる、舞台の設定です。
- 時間
- 時間帯を設定します。
- 時期を設定します。
同じ一人のキャラクターでも、時間の経過に合わせて、考え方や意見、話し方などが変わっていく場合があります。
たいていの場合『現在』を描写しますが、少し前や少し先*2を描きたい場合は、ここでしっかりイメージしましょう。
- 場所
- 時間帯・場所によっては、背景キャラや乱入キャラの有無が影響を受けます。
- いつもの時間・いつもの場所*3以外のロケーションでは、その時そこにいる理由というものが発生しています。
うまく流れと噛み合わせましょう。
- 場合
- キャラクターの認識、目的、課題
課題とは、ここでは、キャラクター自身が持っている目的とは別に、プレイヤーが課した最終目標とそれについての障害をさします。
目的・課題は、そのキャラクターが元々持っている、長期的な(大きな)ものと、これから書こうとするSSの中で解消される、短期的な(小さな)ものに分けられます。
一例を挙げると、次のような形になります。- 長期的な目的:『親の敵を討ちたい』
- 長期的な課題:『復讐心を昇華させたい』
- 短期的な目的:『協力してくれる仲間を見つけたい』
- 短期的な課題:『信頼できる相手を見つけたい』
- 起こしたいイベント
必ずしも、設定しなくても構いません。(日常会話を描写したい場合など)
また、イベントには2種類あります。- お祭り、催事
それ自体が話の種になるでしょう。
いつもと違う状況での、キャラクターの微妙な態度の変化なども表現できます。 - 会話の中で起こる出来事
SSの中で起こす、ちょっとした争い*4・予想外の接近などです。
SSの中で起こったものだけではなく、チャットで起こったものを下敷きにして、SSのネタを転がしてみても面白くなります。
- お祭り、催事
- キャラクターの認識、目的、課題
余談:ケルト十字法
タロット占いの展開方法のひとつに、ケルト十字法というものがあります。
これは、ひとつの問題を深く掘り下げるための展開方法ですが、SSの中で扱いたいキャラクターの立場や課題を設定する時に、この考え方を役立てることができます。
- 立場→状況
- 立場の裏付け
- 顕在意識=意識して望んでいること
- 潜在意識=本質、意識していない望み
- 過去に起こったこと
- 近い未来に起こること
- 態度=口に出すこと、表面に見せるもの
- 周囲との相互関係
- 注意・再確認しなければならないもの、障害
- 最終結果
これらは相互に影響しあっています。図に表してみましょう。
ここに図を置きますよ、と
深い描写を目指すなら、問題の焦点を強く意識してみるといいかもしれません。
2 要素の整理
2-1 起こしたい内容を書き出す
- せりふ
- 事件
せりふだったらやりとり、事件に対してはリアクション
- 描写