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Last-modified: 2011-06-10 (金) 04:14:58

Play By ChatterのためのなんちゃってSS作成講座

はじめに

本稿の目的、スタンス

「こんな妄想があるんだけど、誰かに話してみたい」
「ドラマを作ってみたい」
「自分のキャラの話を、誰かに読んでもらいたい」
「好きなキャラの話を作ってみたい」
 
 そう思ったことはありませんか?
 
「でも、何を書いたらいいか、分からない」
「書き始めたけど、書きあがらない」
「チャットならいくらでもせりふが出てくるのに」
 
 このテキストは、そんなプレイヤーさんの、
 
「せりふをSS*1へとまとめる作業」
 
 をお手伝いするものです。
 
 誰かに読んでもらいたい、という希望以外にも、
 感想をもらいたい、批評してもらいたい、うまくなりたい、
 という気持ちがあるかもしれません。
 でも、それらすべては読んでもらわなければはじまらないのです。
 そしてそのためには、書き上げることが一番大事なのです。
 
 ですから、このテキストでは、「まず、書き上げること」だけを目標にします。
 技術的なことにもおまけ的に触れていますが、最初のうちはあんまり気にせずに、人に見せることだけを考えてみてください。
 だって、それが面白かったかどうかなんて、読んだ人にしかわからないんですから♪ [wink]

準備

 集中しやすい環境と、メモを取る道具を用意してください。
 これらはそれぞれ、書き手さんによって違うと思いますが、参考までに私の場合は、

  • 要ら紙
    • いらがみ=裏紙+要らない紙
  • ルーズリーフ
  • ある程度手応えがあるインキのペン
  • 一太郎
    • 清書用

 あたりを使用しています。
 ほかにあったら便利なものとしては、

  • (自分のキャラクター以外を使う場合)設定をまとめた文章、チャットログなど
    • 口調の参考にします
  • 辞書
    • 漢字字典、類語辞典などが重宝します。ネットのものでも可

 あたりが挙げられます。

その他注意事項

書いてみよう

1 目的を設定する

1-1 キャラクターの選択

 それでは、登場するキャラクターを選びましょう。
 最後まで書き上げられる、つまり、キャラチャを再現できるキャラクターを探してください。
 
 他の人のキャラクターを借りる場合は、事前に了解をとっておくと、何か演技上のアドバイスや設定の一部をもらえるかもしれません。
 ただし、書き上がらなかったときにがっかりさせたくなかったり、待たせることがプレッシャーになりそうな時は、サプライズと自分に念じて切り替えましょう。 [bigsmile]

余談:プレイヤーの目的

 このテキストでは、プレイヤーの目的を「書き上げること」一本に絞っていますが、それ以外の場合には、設定した目的に合ったキャラクターを選択する必要があります。

  • 描写したいキャラクターがいる
  • キリ番リクエスト、お礼など
  • 読み手を楽しませたい
  • 伝えたいメッセージがある
  • 何らかの気持ちを起こさせたい(感動させたい)

 などなど、そのキャラではどんなことができそうなのか、じっくり考えてみてください。

1-2 TPOの設定

 いわゆる、舞台の設定です。

  1. 時間
    • 時間帯を設定します。
    • 時期を設定します。
      同じ一人のキャラクターでも、時間の経過に合わせて、考え方や意見、話し方などが変わっていく場合があります。
      たいていの場合『現在』を描写しますが、少し前や少し先*2を描きたい場合は、ここでしっかりイメージしましょう。
  2. 場所
    • 時間帯・場所によっては、背景キャラや乱入キャラの有無が影響を受けます。
    • いつもの時間・いつもの場所*3以外のロケーションでは、その時そこにいる理由というものが発生しています。
      うまく流れと噛み合わせましょう。
  3. 場合
    1. キャラクターの認識、目的、課題
       課題とは、ここでは、キャラクター自身が持っている目的とは別に、プレイヤーが課した最終目標とそれについての障害をさします。
       目的・課題は、そのキャラクターが元々持っている、長期的な(大きな)ものと、これから書こうとするSSの中で解消される、短期的な(小さな)ものに分けられます。
       一例を挙げると、次のような形になります。
      • 長期的な目的:『親の敵を討ちたい』
      • 長期的な課題:『復讐心を昇華させたい』
      • 短期的な目的:『協力してくれる仲間を見つけたい』
      • 短期的な課題:『信頼できる相手を見つけたい』
    2. 起こしたいイベント
       必ずしも、設定しなくても構いません。(日常会話を描写したい場合など)
       また、イベントには2種類あります。
      1. お祭り、催事
         それ自体が話の種になるでしょう。
         いつもと違う状況での、キャラクターの微妙な態度の変化なども表現できます。
      2. 会話の中で起こる出来事
         SSの中で起こす、ちょっとした争い*4・予想外の接近などです。
         SSの中で起こったものだけではなく、チャットで起こったものを下敷きにして、SSのネタを転がしてみても面白くなります。

余談:ケルト十字法

 タロット占いの展開方法のひとつに、ケルト十字法というものがあります。
 これは、ひとつの問題を深く掘り下げるための展開方法ですが、SSの中で扱いたいキャラクターの立場や課題を設定する時に、この考え方を役立てることができます。

  1. 立場→状況
  2. 立場の裏付け
  3. 顕在意識=意識して望んでいること
  4. 潜在意識=本質、意識していない望み
  5. 過去に起こったこと
  6. 近い未来に起こること
  7. 態度=口に出すこと、表面に見せるもの
  8. 周囲との相互関係
  9. 注意・再確認しなければならないもの、障害
  10. 最終結果

 これらは相互に影響しあっています。図に表してみましょう。

ここに図を置きますよ、と
 
 深い描写を目指すなら、問題の焦点を強く意識してみるといいかもしれません。

2 要素の整理

2-1 起こしたい内容を書き出す

  • せりふ
  • 事件

 せりふだったらやりとり、事件に対してはリアクション

  • 描写

余談:心理描写

2-2 時系列に並べる

2-3 リズムを作る

余談:作品のリズム

2-4 流れを頭に入れる

3 せりふを書く

Tips

4 仕上げ

4-1 目的の再確認

4-2 リズムを整える

余談:地の文と強調について

まとめ


*1 ショートストーリー、サイドストーリー
*2 自分のキャラでないと難しいですね
*3 多くの場合、チャットで使っている
*4 平和的なものも含む。大食い競争など