書き起こし/鍋

Last-modified: 2016-01-10 (日) 03:17:41

こいし「はあぁぁぁ。うぇぇ、外はすっかり寒くなっちゃったわね~」

こいし「地霊殿は年中あったかいから堪えるわ^~」

こいし「それにしても、この季節になると人間たちはお鍋ばかり食べてるわね……」

こいし「あっ!そうよ!お鍋だわ!地底のみんなと、お鍋をしましょう!」

こいし「みんなー!じっこしょーかい、いっくよー!」

こいし「私、古明地こいし!心を閉ざして早数百年、今日も元気に放浪中よ!」

こいし「みんなに好きな食材もってきてね、って言ったけどちゃんと持ってきてくれたかしら?」

こいし「じゃあ次、お姉ちゃん!」

さとり「姉の古明地さとりです。地霊殿の主をしています」

さとり「この子ったらたまに帰ってきてお鍋をしようだなんて……」

さとり「それも闇鍋とは……」

さとり「では、次は私のペットを2匹紹介します」

さとり「まずは貴女よ、お燐」

燐「あたいは火焔猫燐!長いから、『お燐』って呼んで!」

燐「死体が大好きだから、死にそうになったらいつでもあたいの所においで~?」

燐「じゃ、次はお空ね」

空「はーい!お空でーっす!えーと、名字は……えへへへへ、忘れちゃった♪(池沼)」

空「とにかく、みんなも私と一緒にニュークリア、フュージョンしていきなさい?」

空「えーと、次は……誰だっけ?」

パルスィ「私よ、この鳥頭」

パルスィ「私は、水橋パルスィ。地底の門番をしているわ」

パルスィ「でも、一体なんで私が呼ばれたの?地霊殿の奴らだけでしていればいいのに……」

パルスィ「どうせ、勇儀を呼びに行ったついでね。そうに違いないわ」

パルスィ「そうなんでしょ?勇儀」

勇儀「はは……それは私に聞かれても知らんさぁ」

勇儀「んんっ、星熊勇儀だ。鬼の四天王をしている……いやー、していた……か?」

勇儀「酒が呑めるっていうから来たけど、相変わらず騒がしい奴らだなぁ」

こいし「これくらいが楽しいんじゃない!」

こいし「さぁみんな、明かりを消して、持ってきたものドンドン入れていくわよ」

カチカチ

グツグツグツ・・・・・・

こいし「みんな、一品ずつ入れたわね?」

さとり「えぇ、でも、本当にするの?お肉や野菜もあるんだし、普通に食べたほうがおいしいんじゃない?」

こいし「そんなんじゃだめよぉ、みんなが無意識にもってきたものを食べる、それがこのお鍋の醍醐味よ。
    ふつうのお鍋がしたいなら、これを楽しんでからにして?」

さとり「そうなの……?でも、あんまり危ない物入れたりしてないでしょうね?」

パルスィ「そうよ勇儀、あんた、オニオンリングとか入れてないでしょうね?猫もいるんだから」

勇儀「入れてねぇよ!オニオンリングどっから出てきたんだよ!」

こいし「あ、そうだわ!せっかく一人一品あるんだから、順番にとっていきましょ?
    もちろん、一度とったものは絶対に残しちゃいけません!」

さとり「えっ?困るわよそんなの……この子等ったら何を入れたかわかったもんじゃないのに」

こいし「あー!お姉ちゃん今心読もうとしたでしょ?あん、ダメダメ!そんなのしたら面白くないから、心読むの禁止!」

さとり「うー、禁止……できるかな」

こいし「ズルしようとしたから、順番はお姉ちゃんからね?時計回りでグルーっといって、私が最後。
    ちょうどお鍋も煮えてきたんじゃない?え、じゃーお姉ちゃん!早速いっちゃおう!」

さとり「私が最初なの……?もう……じゃあ、とるわよ?」

さとり「な、なんか固い感触が……こっちは柔らかいし……」

こいし「選り好みしない!さっととるのよ?」

さとり「うぅ……えいっ!」ポチャ

さとり「じゃあ……いただきます」

さとり「んっ、んっ、んっ、んっ、ん!なに……これ……甘っ!えっ、お饅頭?」

こいし「あー!それ私が入れたお饅頭だ!お姉ちゃん早速あたり引いたねー!」

さとり「んむぅー……醤油味の汁に絡まる、餡子の甘味……無理よ、こんなの食べられないわ!」

こいし「えぇー!?残すなんてダメよ、食べきらなきゃ許さないからね?」

さとり「うぅー……はぁ、あむっ……んっ、んっ、んっ……んはぁ、はぁ……食べきったわよ。これでいいでしょ?」

こいし「はい!お疲れ様。次は……お燐の番ね」

燐「ほーい!チョコと玉ねぎ以外なら何でも食べるよー!っと、じゃあこれ!」ポチャ

燐「うにゃ?これは……何?わっ、これミカンだ!わーい、こたつにミカーン!」ムキッ

ムキッ  ムキッ ムキッ

さとり「私が入れた奴ね……あれ?でも猫ってミカン嫌いじゃなかったっけ」

燐「えー?そうですかぁ?っはぁ、あたいは大好きですよ?やっぱり冬は猫はこたつに入ってミカンでしょ!」

燐「んっ、んっ……うぅ、ちょっと出汁の味がしみ込んでるけど」

こいし「まったくお姉ちゃんったら~お燐が喜んでるじゃなーい」

さとり「え?なによりでしょう?おいしいほうがいいじゃない」

こいし「それじゃ面白くないのっ!次、お空ね!」

空「わーい!ずっとセリフがなくて退屈だったよー!さぁて、ど・れ・に・し・よ・う・か・なぁーっと」

空「んーん、これだっ!」ポチャ

空「んえっ?なにこれ~?」

こいし「どしたのー?お空」

空「んんんんー?これは……瓶?なんかの瓶がとれたよ」

勇儀「あっ、それは私が入れた酒だなぁ。チッ、あーそれ私が呑みたかったのになぁ~」

パルスィ「いや、あんた酒好きなのは分かるけど、一升丸々って……」

パルスィ「しかもこれじゃあ鍋関係ないし」

勇儀「えぇ?熱燗みたいでいいだろ?それとも瓶から出して入れるべきだったか?」

パルスィ「はぁ……あーもうどうでもいいや」

空「んえぇ、えーとー、じゃあ、いただこうかなー……んっ、んっ」

燐「おっ、お空!そういえばあんたお酒弱いんじゃなかったっけ?」

空「んひぇひぇひぇひぇひぇひぇひぇ、おり~ん」

燐「んにゃ!ちょっと、やっぱあんた酔っぱらってんじゃん!」

空「えぇ~?そんなこっとないよぉ~うわぁ~お燐のお腹気持ちいい~」

燐「どっ、どこに顔埋めてんの!離れなさい!さとり様も助けてくださいよぉ~!」

さとり「んはっ、ははは」

パルスィ「妬ましい……客がきてるっていうのに人前でいちゃつきやがって発情猫……」

パルスィ「見せつけてんのか?あぁ?見せつけるために呼んだのか?」

燐「ちょ、妬んでないで助けて、オノォオオオオ!」

空「おり~ん」

さとり「はぁ……まったく、この子達ったら……」

こいし「まぁ、二人ともちゃんととったもの食べたから、よしとしましょう!次はパルスィね!」

パルスィ「たく、あんなの見せつけられてなんかイライラするわ……
     ん、あぁ、私?あはいはい、じゃあひとついただきましょう」

パルスィ「はぁ……いっそ私にもお酒とか当たんないかな……」ポチャ

パルスィ「っと……これは何かしら?ん、どれ一口……あむ、んっんっんっ……
     あ、やっぱり!これ私が入れた大根だ!」

こいし「大根、ってこれまた無難なものを~」

パルスィ「いいじゃない。好きなのよ、大根。おいしいじゃない」

パルスィ「んっ……っはぁ。妬ましいわね」

勇儀「おおっ?どうした、パルスィ?」

パルスィ「私だけ……私だけ何の面白味もないじゃない、これ」

パルスィ「自分で入れた普通の食材を、自分で食べて……はぁ、ネタ要素があった他の奴らが妬ましいわ」

勇儀「あっ……駄目だこれ。さっきの一件ですっかり妬みが緩くなってる。大安売りだなぁ」

パルスィ「うっ……ちょっと妬み過ぎて気分が……横になるわ。勇儀、あとは宜しく」

勇儀「おっ、あぁ……やっと私の番だなぁ。もう腹減っちゃってさぁ~私には何が当たるかな、っとぉ」ポチャ

勇儀「お?なんか、デカいぞこれ。なんだぁ……?魚ぁ?」

燐「あ!それ多分あたいの入れたカツオだぁ!」

勇儀「カツオ?お前猫キャラアピールしたいからってカツオ丸々一本はねーだろ~」

こいし「あんたが言うな!ていうかお燐、いつの間に抜け出したの?」

勇儀「たたきとかならつまみで食うこともあるけど、頭からかじりつくのは初体験だなぁ」

勇儀「はぐっ、んぐっ……おおぉ!うまいぞこれ!いいカツオだ、酒が欲しくなるなぁ~」

こいし「もう~、さっきからみんな普通のばっかりでつまんないぃ!ちゃんと食べられるものばっかりじゃない」

さとり「いや、だからそれでいいじゃない。貴女だって変なのに当たったら嫌でしょう?」

こいし「なにをおっしゃるさっちゃん!私くらいになるとねぇ、どんなにまずい物が出てきても、
    無意識のうちにペロッと平らげちゃうんだからぁ」

こいし「えと、そうか、もう私の番ね。じゃあいきましょうか!最後の一品!とおっ!」ポチャ

こいし「あっ、ああっ?えっ、えぇなにこれ、うぅお箸で、つかめなっ……」ツルッポチャ

こいし「あっ、んぐ、はぁ、っていうか重い!んぐんむぅ~ちょっとなにこれ、ほんとに食べ物?なん、か棒みたいな……」

こいし「んぁあお姉ぇちゃん、明かりつけてぇ~!」

さとり「えっ?うん」カチャ

さとり「はい」ピンッピンピン

こいし「え?ちょっと、これってお空の制御棒じゃな~い!」

空「うにゅ?あぁ、それ私の入れた奴だぁ~」

燐「お空、あんた、なにそんな大事なもんを入れてんのよ」

空「いやちーがーうよ、あれはスペアだよ?スーペーアー」

さとり「その棒スペアなんてあったの!?」

こいし「いやそんなことどうでもいいのよ!お空!なんでも入れていいって言ったけど、食べ物を入れなさいよ!」

空「うへへへへぇ~、ごめんなさーいこいし様ぁ~」

さとり「えぇ?でもこいし?一度とったものは、絶対残しちゃいけないんだったわよね?」

こいし「え、えぇっとぉ……」

さとり「ほらどうしたの?早く食べなさいよ」

こいし「う、う、ううぅ~!食えるかぁ~!」

ピチョンピチョンピチョン パシャパシャ

さとり「はぁ~いいお湯。気持ちいいわねぇ」

こいし「ねぇ~みんなもお泊りしていけばよかったのに。お燐とお空も酔いつぶれて寝ちゃうし」

さとり「そうね。でも久しぶりにみんなでお夕飯できて楽しかったわ」

さとり「あの後普通のお鍋ができて本当に良かった……」

こいし「うん!またやりましょ!」

さとり「えぇ。でもこいし?それならあなたもいつまでも心を閉ざしたままじゃダメよ?」

こいし「んえぇ?私はこれでいいのよー!んへへ、考えておくわ」

さとり「うん。それにもっとずっと地霊殿にいてほしいし……あんまり、私ひとり置いて出ていってほしくないし……」

さとり「ん、はっ!いや、忘れて?こいし。今のはね……あれ、こいしがいない……」

さとり「あっ!こいし!どうしよう、こいしが溺れてる!のぼせたの?」

さとり「はっ、そういえば、この子もお酒呑んでて……あぁ^~こいしぃ~!」

MSRMZNM「古明地さとり役、ましろまぜにまです。ぇ皆様、いかがでしたでしょうか?楽しんでいただけましたでしょうか?」

MSRMZNM「ぇ私はまだ、あのー完成版を聞けていないんですけども、きっとね、ぇ素敵な作品になっている、ことだと思います!」

MSRMZNM「えーあのさとりなんですけどぉ、ちょっとね、ツッコミのイメージがッハ、あまりぃ、なくてですね、
     ちょっとこうキャラを作っていく中でちょっと大変……でしたが、その辺り、いかがでしたでしょうか
     違和感なく聞けていると、とてもうれしいです」

MSRMZNM「えと、最後に宣伝なんですけども、あのー、ましろま普段あのー漢字で金銭の『銭』に『麻』で『銭麻』という漢字のお名前で
     えー、歌ってみたなどなど、上げておりますので、もしよければw、そちらも是非聞いていただければなんて思います(半笑い)」

MSRMZNM「はい、それでは古明地さとり役の、ましろまぜにまでした!ありがとうございましたー」

HSI「火焔猫燐役、緋翠と申します。やぁ、とてもね、楽しくて、とても、お鍋が食べたくなりましたフフッw」

HSI「でもちょっと、闇鍋は、遠慮しようかなハハハッw」

HSI「あのぉ実体験でね、あのフルーティな鍋になった記憶があるので、
  それは是非とも……二度と食べたくないハハハハッw」

HSI「できれば普通に、お鍋が食べたいです!」

MKMK「お空役のむくむくです。前回のアリス役に続いて参加させていただきました」

MKMK「つたない演技でしたが、聞いていただきっありがとうございました」

JOKER「水橋パルスィ役をさせていただきました、ジョーカーです」

JOKER「最初パルスィの声ってどんなん、なんだろうって考えた時に、パッと浮かばなくて、
    画像と、にらめっこしながら、こんな声かなぁ……いやもうちょっと違うかなぁ……って考えながら、
    いろいろ考えながらさせていただきました」

JOKER「今回の企画はとてもたのしかったです。ありがとうございました」

OSNIKTR「星熊勇儀役の、尹乃小鳥です。え、この度は、お聞きくださいましてありがとうございますっ♪」

OSNIKTR「えぇー、まこんな声してますけれども、今回は、勇儀の、役を、やらせていただきましたっ
    皆様のイメージ通りに、なったでしょうか?」

OSNIKTR「私のイメージでは、まぁ、姉御なんだけれども、その東方キャラクター独特の、やっぱり、
    まだ少女らしさが残るような、あどけない感じを、残したつもり……です」

OSNIKTR「ボケ役なのか、ツッコミ役なのか、びみょ~な位置にいるキャラでしたけれども、
    みなさんでワイワイ、やれたことがとても、うれしく思いますっ」

OSNIKTR「最後までお聞きくださいましてほんとにありがとうございます」

SNNN「古明池こいし役さなななです。
   はい、ということで闇鍋のお話でございました。
   はい、闇鍋いいですね一度やってみたいです。
   はい、ウフフw
   今回あの~地霊殿で一番好きなこいしちゃんを演じさせていただいて
   しかもほんとに素敵なキャスト様方に囲まれて
   はい、すごく楽しく演じさせていただきました~ありがとうございます。
   はい、え~皆さんもね、是非楽しんでいただけたら嬉しいなと思っております。
   はい、ということで今回参加させて下さいました企画主さん。
   え~ご一緒させていただきましたキャスト様方。
   そしてそしてなにより!ここまで聞いてくださった皆さん。
   本当にありがとうございました~!」