書き起こし/ゴミ☆☆

Last-modified: 2016-01-10 (日) 03:45:19

霊夢「うううううう、ひもじいいいいいい。はぁ、ああああ、このままじゃ飢え死によ。早く何とかしないと」
チルノ「脇巫女霊夢!」
霊夢「はぁカキ氷」
チルノ「遊びに来たよ。霊夢?」
霊夢「いただきます!えい!」
チルノ「いきなり何するのよ!」
霊夢「逃げないでよ。おとなしく私に食べられなさい」
チルノ「なにそれ。あったまきた。けちょんけちょんにしてやるわ」
霊夢「はあ?無理無理。あんたなんかが私に勝てるわけ無いじゃない」
チルノ「アイシクルフォール」
霊夢「ふふん」
チルノ「スパーク!」
霊夢「えっ」
チルノ「ヴィクトリー!」

少女解凍中

霊夢「ねえ、チルノ。一応訊くけど、お賽銭は?」
チルノ「お賽銭?なにそれ美味しいの?」
霊夢「帰れ」
チルノ「え?」
霊夢「ここは神社なの。神社とは、神様に供物を捧げる場所。ここに来たのなら、お賽銭は義務なの。さっさと有り金出しなさい」
チルノ「お金?持ってないよ」
霊夢「あーそうですか。お金も栄養価もゼロのカキ氷に用は無いわ。シッシ」
アレ「お金ならあるよ。」
霊夢「お金!?」
アレ「このお金を上げる代わりに君のサインが欲しいな。」
霊夢「本当?サインくらい、お安いご用よ。ほら、お金お金。」
アレ「うん。これでこのお金は君のものだ」
霊夢「これだけあれば。うへ。なに食べようかしら」
アレ「じゃあ早くここから出てってくれるかな」
霊夢「え?ああああああああああああ」
チルノ「?」

紅魔館

パチュリー「それで、神社を追い出されてきたの?」
霊夢「うん。いったい何者なのよあいつは」
パチュリー「さあ?鼠の妖怪ならナズーリンというのがいたけれど」
霊夢「ナズーリンとは違うと思う。なんかあいつの顔を見ちゃいけないような気がして、顔を見てないのよ」
パチュリー「ふーん」
霊夢「なっ、何よ。」
パチュリー「別に」
霊夢「うぅ、私ってば、なんで顔も見なかったのよ。」
レミリア「いいえ、それで正解だわ。」
霊夢「レミリア!」
レミリア「きっと博麗の力が無意識に働いたのね。あいつの能力の影響を受けないように。」
霊夢「あ、あいつの能力?それって。」
レミリア「たとえば、(ピーヒョロロ)ッキーマウス。」
霊夢「え?今、よく聴こえなかったんだけど。」
レミリア「(ピシューン)ッキーマウス。それがあいつの名前よ。」
霊夢「あいつの名前の部分が聞き取れなかったんだけど。」
レミリア「(どがあぁん)マウス。かなりはっきり言ったのだけれども、聞こえた?」
霊夢「全然聞こえないんだけど。」
パチュリー「まさか、著作権!」
霊夢「著作権?」
レミリア「著作権。最悪の能力よ。あいつの姿を見るだけで、あいつの名前を聞くだけで、この幻想郷の存在そのものが危うくなってしまうわ。」
霊夢「そんな無茶苦茶な!」
パチュリー「本の中でしか知らない力だけど、そいつが本当に著作権を使ってくるのだとしたら、それくらいは造作もないことでしょうね。」
霊夢「そんなー。」
レミリア「今のでもわかったでしょう。あいつにしてみれば、これくらいは呼吸と同じようなもの。次元が違いすぎるわ。あの鼠には関わらないほうが身のためよ。残念だけど、神社はもう諦めるしかないわね。」
霊夢「なんとかあいつを倒せないの?ほら、私たちが力をあわせれば。」
レミリア「お断りよ。」
霊夢「えっ、何でよ!?」
レミリア「私たちにはそんな危ない橋を渡る理由が無いわ。あいつもランドさえ作れば満足するだろうし。」
霊夢「そんなケチくさいこと言ってないで手伝いなさいよ。」
レミリア「なんといわれてもそれは。」

咲夜「それはダメです!」
レミリア「?」
咲夜「妹様、なりません!」
フラン「えー?サインくらい、別にいいじゃない。」
咲夜「そのサインは妹様が考えているようなものではなく」
フラン「もーうるさいな。咲夜にも後で書いてあげるわよ。それとも、咲夜ってば、私の人気に嫉妬してるの?」
咲夜「そうじゃなくてですね。」
フラン「なら、別にいいでしょ。ふらんどーる・すかーれっと」
咲夜「だ、だめー!」
レミリア「あれは咲夜とフラン?いったいなにが?」
霊夢「あ、なんか嫌な予感が。」
レミリア「咲夜、これはいったい」
咲夜「お嬢様、申し訳ありません。私がついていながら」
フラン「あ、お姉さまー。見てみて、これもらっちゃった。」
アレ「じゃあ、出てってくれるかな。」
レミリア「うわああ(エコー)」

霊夢「レミリア・・・」
レミリア「やるわよ、霊夢。」
霊夢「ありがとう!あなたならそう言ってくれるって信じてたわ」
咲夜「お嬢様、かのものは博麗神社に向かったようです。」
レミリア「あいつは私達でしとめるわ。咲夜はその隙に紅魔館の奪還を」
咲夜「お任せください」
パチュリー「レミ、やっぱり私も一緒に」
レミリア「パチェは無理しないでいいわ。すぐに帰るから咲夜と紅魔館で待ってなさい。」
パチュリー「うん、わかった」
レミリア「それじゃ行くわよ。麗・・・夢?」
チルノ「ふっ、どうやらあたいの出番みたいね。」
霊夢「行こうか。」
レミリア「そうね。」
チルノ「なんでぇ!?」

霊夢「で、どうやってあいつと戦うつもりよ?著作権とかいうの使われたらまずいんでしょ。」
レミリア「そうね、あの能力を使われる可能性を考えたら、私たちは近づくことさえ出来ないわ。」
霊夢「えっー!?じゃあ、どうするのよ?」
レミリア「遠距離からの攻撃しかないわ。相手の識別が難しいような距離なら、著作権に訴えることは難しいはず。」
霊夢「遠距離砲撃・・・。どっちかっていうと、魔理沙向きね。もう、肝心なときにいないんだから。」
レミリア「あら?私では力不足だとでとも?」
霊夢「そ、そんなことはないけど。」
レミリア「まあいいわ。追いついたみたいよ。」
霊夢「あいつぅ!」
レミリア「待ちなさい。これ以上の接近は危険よ。」
霊夢「えっ、こんな距離から狙い打つの!?」
レミリア「出来ないのなら何もしなくていいわ。そこでおとなしく見てなさい。」
霊夢「わかったわよ。やってやろうじゃない。」
霊夢「夢想封印」
レミリア「神槍 スピア・ザ・グングニル」

霊夢「やった?」
アレ「うわあ、びっくりしたなぁ。」
霊夢「あいつまだピンピンしてるじゃない。」
レミリア「外したというの」
霊夢「やっぱり遠すぎるのよ。このままじゃ。」
レミリア「でもこれ以上近づくわけには。」
霊夢「あーもう打つ手は無いの?」
レミリア「あっ、あれは。」
チルノ「もう、霊夢もレミリアもあたいのこと馬鹿にして、ほんっと失礼しちゃうわ。プンスカ」
霊夢「チルノ?なんであんなとこに。」
レミリア「このままだとあいつと鉢合わせになるわ。」
霊夢「そんな!?チルノ、そっちに行っちゃダメ!」
チルノ「霊夢?なんか用?」
霊夢「チルノ、そっちは危険なの。こっちに来て。」
チルノ「やだ。」
霊夢「いやだって・・・。この先は本当に危険なのよ。」
チルノ「あたいはあたいの道を征くって決めたの。どんな危険だって恐れはしないわ。」
霊夢「なら、えっと、あっちに活きのいい蛙がいたわよ。」
チルノ「本当に?」
霊夢「本当だって、だから、ねえ?」
チルノ「なんか嘘のにおいがする。やっぱりこっちがいい。」
霊夢「ああもう面倒くさい!こうなったら力ずくでぇ。このぉ!」
チルノ「ふんふん♪当たらないよーだ。」
霊夢「待ちなさいよ!この!このこの!この!」
チルノ「ふんふん♪あたいってば最強ね!」
霊夢「ダメ、止められない。このままじゃあ。」

チルノとネズミが出会う

チルノ「あ」
アレ「あ」

レミリア「おしまいだわ。」
霊夢「そんなぁ・・・。幻想郷がぁ・・・。あれ?」

アレ「やっ、やあ。ぼく、タッキー。」
チルノ「あたいチルノ。」

霊夢「あいつの姿が見えてるのに、なんともない?」
パチュリー「レミ!ゲホッゲホッゲホッ」
レミリア「パチェ?紅魔館で待ってなさいって言ったのに。」
パチュリー「あいつが偽者だってわかったの。あいつに著作権の能力はないわ。」
レミリア「やっぱり」
霊夢「偽者だったんだ。道理で。」
パチュリー「?」
霊夢「ほらあれ。」

チルノ「あたいは天才なの。最強なのよ。」
アレ「それはすごいな。ねぇ、君。ランドのアトラクションを担当してみないかい?」
チルノ「あとらくしょん?それ美味しいの?」
アレ「美味しい仕事だと思うよ。」
チルノ「美味しいのかぁ・・・どうしようかな。」

パチュリー「はあ。」
レミリア「とんだ茶番だったわね。」
レミリア「そこの鼠、覚悟はいいかしら。」
アレ「契約書は渡さないぞ。」

レミリアがネズミをボコボコにする

霊夢「よ、よわ。」

パチュリー「はあ、久々に外に出たから疲れたわ。」
レミリア「契約書も燃やしたし、そろそろ帰るわよ。」
霊夢「うん、二人ともお疲れ。」
チルノ「うーん、よくわかんなかったけどあたいのおかげで事件解決?」
霊夢「はいはい、確かに今回は助かったわ。でも結局こいつは何だったのかしら。」
紫「それはきたるべき運命の前触れ。」
霊夢「うわあ!?」
紫「なんてね。それは向こう側に送り返しておいたわ。」
霊夢「紫、いきなりなによ。きたるべき運命って?」
紫「さあ?私そんなこといったかしら?」
霊夢「はいそうですか。」
紫「まぁ、そのうち面白いことも起きると思うから楽しみにしておいて。」
霊夢「面白いのはあんただけでしょうか。」
紫「うーん、そのとおりのような、そうでもないような。」
霊夢「はぁ、頭痛いわ。」
紫「そういうわけだから、みんな次回に期待してね。」
霊夢「次回!?次回って何よ!?まさかまたこんな」
紫「ばぁい」
霊夢「あっ!ちょっと待っ」

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