書き起こし/パチュ爆

Last-modified: 2016-01-10 (日) 03:43:04

398「今日は月に一度の野外学習の日です」

398「ヴァンパイアには3つの敵がいます。一つは流れ水、もう一つは巫女。」

398「そして、最後の一つは……太陽です」

FLN「はぁー……」キュッ

二次創作同人アニメ 
東方アニメ小劇場
パチュリーが爆発する

FLN「にひ……」

RMLA「はぁ……まさか太陽を壊すとはね。何かいいたいことある? 」

398「はっ、申し訳ございません……」

FLN「あらあらお姉様、何百年も前から私たちを苦しめる、憎いあんちくしょうを壊してあげたのよ。感謝ぐらいしてほしいですわ!」

RMLA「……あっちの部屋で遊ばせておきなさい」

398「は、はい、すぐに」

RMLA「……と、いうわけよ」

PCL「きっと今頃、神社の巫女がアップを始めているわよ?」

RMLA「他の奴らも黙っちゃいないでしょうねぇ。どうでもいいけれども」

PCL「どうするの?」

RMLA「はてさて、どうしたもんか」

RMLA「いっそハクタクに歴史を食れてやるか、はたまたスキマにでも弄らせるか」

PCL「元に戻るといいのだけれど」

RMLA「ん?」

FLN「あれぇ!?なんで、どうして!?」

398「お嬢様がハクタクに頼んで直してくださったんですよ。あれほど人を頼るのが嫌いなお嬢様なのに、妹様のことを本当に大切に思ってらっしゃるんですねぇ」

FLN「ふーん」キュッ

RMLA「……咲夜、なんか言いたいことでもある?」

398「面目もございません……」

FLN「あらぁお姉様、吸血鬼の天敵であるお天道様を再生させるだなんて正気の沙汰とは思えませんわ!」

FLN「外敵を見事葬り去ったご褒美として、十字勲章いただきたいくらいです」

RMLA「……あっちの部屋でふんじばっておきなさい」

398「は、はい、すぐに」

PCL「ふん……」

RMLA「貴女にはこの運命が予想できていたのかしら?」

PCL「『目に見えてる』っていうのよ。この調子だと何回直そうが壊し続けそうね。そして、ハクタクに頭を下げる夜の王……」

RMLA「あっ……なんで最初に言わなかったんだよ!」

PCL「貴女の、妹様への付き合い方に関してもそうなのだけれども……北風と太陽って知っているかしら?それを見習うべきなのよ」

RMLA「知ってるよ。で、見習うって?」

RMLA「太陽が手段を選ばずに、北風をぶちのめす話だろ?確かに、私にぴったりだわ」

PCL「はっ……!」

RMLA「そうね、私は少しフランドールに対して甘かったのかもしれない」

RMLA「手段があるならなんだって使うべきなのよね。友人、とか」

FLN「あれ……また直ってる」

FLN「はぁ……もう諦めるかと思ったのに」

398「お嬢様が直してくださったんですよ。やはりお嬢様は妹様をとても愛していらっしゃいます」

FLN「へー」キュッ

FLN「へっ!?え?あれ?確かに壊したはずなのに……」

398「不思議ですねぇ」

FLN「……」キュッ

RMLA「んふ……」

FLN「ああっ!?えい!えい!えい!!えい!えい!えい!」

FLN「ええっ、なんでぇ!?」

PCL「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」

PCL「はぁ……ねぇ、レミィ……はぁ……」

RMLA「何?」

PCL「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……これ……はぁ……とってもきついのだけれども」

RMLA「太陽のかわりにロイヤルフレアを打ち出して偽装。壊されたらその先から新しいのを追加する。いい考えだと思わない?」

PCL「っ……!私がとってもきついのだけれども」

RMLA「旅人さんを調子づかせてしまったのよ。これくらいは仕方ないでしょ、太陽さん?」

PCL「吸血鬼って、意外と根に持つのね」

RMLA「魔法使いほどじゃないわ」

PCL「魔力が足りなくなりそうだけれども」

RMLA「ロイヤルベッドに寝ながらロイヤルミルクティーでも飲めばいいでしょ。送り迎えはクラウンのロイヤルでも出すわ(プップ)」

PCL「ロイヤルフレアだからってあんまりだわ……」

FLN「……疲れた。今日はもういい!咲夜、帰る!」

398「はいはい。ただいま」

FLN「あいつらの困り顔が見られないだなんて……つっまんないの!」

RMLA「いやぁ~今日は暑い日だったねぇ」

PCL「気がすんだらちゃんと太陽直してもらいなさいよ……」

FLN「お姉様」

RMLA「ん? あ」

FLN「ねぇ、お姉様ぁ。今日は不思議な事ばかりね」

RMLA「そうだなぁ。お前の力も太陽にはかなわなかったってことでしょ」

FLN「何を言ってらっしゃるのかしら、お姉様。そんなことじゃないのよ」

RMLA「?」

FLN「今日は夜になっても月が出ないのよ。不思議だと思わない?」

RMLA「あ、あら。今夜は新月の日じゃなかったかしら」

FLN「そんなことはないわ。咲夜に月齢の数え方を習ったもの。たしか、今夜は三日月!」

RMLA「……(怒)」

FLN「ふっしぎー。不思議ねぇー」

RMLA「パチェ」

PCL「無理。もうそんな、大魔法を使うほどの魔力は残ってないわ」

RMLA「……」

PCL「結局、無理矢理力で押してもこうなるのよ。いい?だから北風と太陽の太陽は……」

RMLA「あるじゃない!それ、それを光らせればいいじゃない!」

RMLA「ほら、フラン。さっき雲に隠れていたんじゃないかしら?」

FLN「はー……」

RMLA(さすがパチェ)

PCL(んっんんん……んんんん)

RMLA「どう、フラン?これで分かったかしら。この世にはどうしたって、壊せない物があるのよ!
   貴女もそれを知って、少し大人になれたんじゃない?」

FLN「ふーん……」キュッ
パァン!

RMLA「っ!……さぁ、今日は寝ましょうか」

FLN「はい。お姉様」

ガチャ

RMLA「あら、パチェ!生きてたのね!よかったわ!」

PCL「友人をねぎらう言葉とは思えないわね」

RMLA「まぁそう怒るなよ」

PCL「少なくとも次はないわ。もう一度言うわ。次はないわよ」

PCL「参考書」

KAKM「はい」

RMLA「いらないわよそんなの!珍しく怒ってるなぁ。友達じゃない、みんな水に流してくれよ」

PCL「まぁ、考えないでもないけど。それができるのなら」

RMLA「うん?あっ」

398「……」(無言の土下座)

FLN「お姉様。私、先日のお姉様の言葉、ありがたくいただきましたわ」

FLN「やっぱり太陽を先に壊してしまうだなんて、乱暴なことはしてはいけないのよね」

PCL「……!」

RMLA「ほら、パチェ、やっぱり私のやり方で――」

FLN「太陽の他にもぉ、吸血鬼にはいっぱい敵がいるって、咲夜から聞いたわ」

FLN「なので、先に流れ水を壊すことにしましたの!」

RMLA「はぁ……パチェ」

PCL「あら、残念。流れる水は壊れてしまったようですので」

RMLA「あっ……?」

(この後クソ長EDに突入)