書き起こし/第1回東方M-1ぐらんぷりR:スカーレット家2

Last-modified: 2016-01-11 (月) 00:04:02

レミ「はいどーも」
フラ「クランベリートラップ~」
レミ「ちょっとまてー!」
フラ「え?」
レミ「だからお客さんを吹き飛ばすなって!」
フラ「つかみつかみ」
レミ「おもしろくないよ!つかみで客を吹き飛ばすとか」
フラ「う~ん。お姉さまツッコんでるけどどうなの?」
レミ「何が?」
フラ「いや、漫才にとって大切なものはやっぱりツッコミじゃないですか?」
レミ「まあね。そりゃボケがあってね、ツッコミ、大切ですよ」
フラ「だから思うんだけど」
レミ「うん」
フラ「お姉さま一人じゃ不安なのよ」
レミ「なんで?なんでそんなこと言うの。急に」
フラ「だからさあ、私もう一人新しくツッコミを入れようと思ってるんですよ」
レミ「もういいって。私がいるじゃん」
フラ「今回、もう呼んでるんで」
レミ「ええ!?」
フラ「ツッコミを」
レミ「なんで勝手に」
フラ「じゃあ皆さん紹介します。スカーレット家の新しいツッコミです。どうぞ」
チル「はーい。よ!」
レミ「友達か!おまえ」
フラ「チルノです、よっ」
チル「はい」
レミ「いやいやおかしいおかしい」
フラ「新しいツッコミね」
レミ「ツッコミできないじゃん。ボケじゃん」
チル「ばか、あたい徹底的なツッコミよ」
レミ「もう間違ってる」
フラ「ふふふ」
レミ「徹底的なツッコミっておかしいじゃん」
フラ「ふふふ、典型的なツッコミね」
チル「典型的てきなツッコミ」
レミ「ボケじゃん!典型的てきなってなんだお前」
チル「うっさいお前」
レミ「お前って」
フラ「ふふふ」
レミ「なんでため口かしらあなた?」
フラ「ふふふ、まあまあね」
レミ「できんの?ツッコミ」
フラ「大丈夫できる。ツッコミできるよね?」
チル「うん、できる」
フラ「ツッコミ上手いよこの子。とりあえず一回やってみよう」
チル「うん」
レミ「うん、いいよ」
フラ「絶対出来るよね?」
レミ「ネタ合わせをしなくて大丈夫?」
フラ「大丈夫大丈夫できる」
レミ「はいはい」
フラ「登場からやってみようね」
レミ「うん」
フラ「三人で立つのってかっこいいよ」
レミ「まあまあね」
フラ「どーも」
レミとチル「どーも」
フラ「びゅん」
チル「びゅん」
フラとチル「スカーレット家です」
レミ「なんだそれ」
フラ「よろしくお願いしますね」
レミ「ちょっとまってよ!」
フラ「頑張っていかないといけないなと思いますけどもね」
チル「はいはい」
レミ「なによそのポーズ」
フラ「私ねちっちゃな頃から夢があったんですよ」
レミ「ああ、ちっちゃい頃夢が?」
フラ「私は閻魔の四季映姫さまにすっごく憧れてて」
レミ「ええ」
フラ「子供のときからずーっと」
レミ「はい」
フラ「どろぼうになりたかったんですよ」
レミ「間違ってるよ!」
チル「…間違ってるよ!」
レミ「遅いよ!」
チル「間違ってるよ?」
レミ「遅いじゃん」
フラ「緊張してた?緊張してた?」
チル「いやいや」
レミ「テンポ遅いじゃん」
チル「遅くねーじゃん」
レミ「あぁん?」
フラ「ふふふ、緊張してたのよこの子」
レミ「え、何この子?」
フラ「はいどーも、私ねちっちゃい頃に夢があったんですよ」
レミ「ああ、夢があった?」
フラ「閻魔さまに憧れてて」
レミ「はいはい」
フラ「ちっちゃな頃から…どろぼうになりたかったんですよ」
レミ「だから間違ってるよ!」
チル「……だから間違ってるよ!」
レミ「ものすごく遅い!」
フラ「ふふふ、今日ちょっと調子が悪い?」
チル「ううん、調子いいよ」
フラ「ほんと?」
レミ「絶好調今?」
チル「絶好調よ」
レミ「遅いって」
フラ「大丈夫?」
レミ「早く早く」
チル「ああ、早く?」
フラ「もうちょっと早くね」
レミ「ほんと早くやってよ」
フラ「はいどーもこんにちは」
レミ「はい」
フラ「私ねちっちゃな頃から…」
チル「間違ってるよ!」
レミ「早いよお前!ちっちゃな頃から間違ってるよってなんだよ!」
フラ「チェッカーズか私は!」
チル「え?声大きい?」
レミ「違う!声大きいとかそんな問題じゃないよお前」
フラ「どうしたのチルノ?」
チル「いや、ツッコミっていうかー」
レミ「うん」
チル「レミリアがツッコんだあとのー」
レミ「うん」
チル「後付」
フラ「あ」
チル「後付で笑わせるタイプ」
レミ「あぁ」
フラ「後付が上手いのよこの子」
レミ「なるほどね」
チル「うん」
フラ「それやらせてもらえないかな?」
レミ「私が先に言って、あとからくる感じね?」
フラ「あとからね」
レミ「はいはい」
フラ「はいどーもこんにちはスカーレット家」
レミ「ええ」
フラ「私ちっちゃな頃夢があったんですよ」
レミ「はいはい」
フラ「閻魔様に憧れてて子供の頃からずっと、私どろぼうになりたかったんですよ」
レミ「間違ってるよ!」
チル「レミリアの言う通り!」
フラ「それでね、私思うんですけどね。どろぼうじゃなく閻魔さまになりたかった。閻魔さまになって」
レミ「はいはい」
フラ「どろぼうしたかったんですよ」
レミ「だから間違ってるよ!」
チル「レミリアの言う通り!」
レミ「おかしいこいつ!ツッコミじゃないなーそれ」
フラ「ちょ、お前何やってんのよ?」
チル「いや」
フラ「レミリアの言う通り!って」
チル「思ったことを言っただけだよ」
フラ「恥かかせんなよお前」
チル「いや違う。あのー、ぶっちゃけ、あのーあたい例えツッコミとか上手いのよ」
フラ「あ、例えツッコミが上手いのよこの子」
レミ「なんとかかみたいのね」
フラ「そうそうそう、それなら大丈夫よね?」
チル「うん」
レミ「難しいよ例えツッコミは」
チル「大丈夫!」
フラ「やらせてもらえないかな最後に?」
レミ「はいはい」
フラ「大丈夫かほんとに?」
チル「大丈夫大丈夫」
フラ「絶対だな?」
チル「絶対!」
フラ「よし!じゃあごめんやらせて」
レミ「うん」
フラ「はいどーも、スカーレット家」
レミ「はいどーも」
フラ「私ねやっぱ閻魔さまになりたいんですよ」
レミ「おお、閻魔さま」
フラ「閻魔さまになってどろぼうになりたいんですよ」
レミ「間違ってるよ!」
チル「にわとりか!」
レミとフラ「どういうこと!?」
フラ「ちょ、待てよお前!」
レミ「おぉい!」
チル「あ、にわとりか!」
フラ「何言ってるのお前?」
チル「え?」
レミ「にわとりか!ってなんだよお前?」
フラ「どういうことよほんとに?ちょっと来いお前」
チル「ちょっとごめん」
レミ「フランって、本番中」
フラ「オイお前」
レミ「フラン」
フラ「お前ができるって言ったから呼んだんじゃねえのか」
チル「うん」
フラ「全然出来てねえじゃん」
レミ「すいませんね皆さんね」
フラ「あぁん」
レミ「フラン本番中だよ」
フラ「本番中…帰れお前」
チル「いや、ちょっとやらせてよ」
フラ「ええ?」
チル「やらせてください」
フラ「できないじゃん全然」
レミ「本番中だよ」
チル「いや出来るよ」
フラ「う~ん。じゃあ50回練習してこい」
チル「はい」
フラ「どないやねんどないやねん50回練習してこい」
チル「どらいあへん?」
フラ「どないやねん!なんだどらいあへんって?やってんだろお前!」
レミ「フラン!」
フラ「50回終わるまで帰ってくんなよ」
チル「はい」
フラ「あー、すみませんねー」
レミ「ええ」
フラ「すみませんねー、ほんとにね。でも頑張っていこうと思います」
レミ「はいはい」
フラ「私ね閻魔さまになってね」
レミ「はいはいはい」
フラ「やりたいことがあるんですよ」
レミ「なんですかそれは?」
フラ「ジャッジメントしたいんですよ」
レミ「ああ、判決を下すのね?」
フラ「そう、罪状を読み上げて最後にジャッジするんですよ。白か黒か」
レミ「あれやってみたいの?」
フラ「私あれを一度やってみたいの」
レミ「ちょっとやってみたらいいじゃないの」
フラ「やっていいですかやっていいですか?」
レミ「はいはい」
フラ「人間霧雨魔理沙面を上げい」
レミ「魔理沙が裁かれる…」
フラ「霧雨魔理沙ファーストラウンドからだらだらと漫才をしやがったな。くそおもしろくもない」
レミ「ふふふ」
フラ「お前は紅魔館のパーティーでも騒ぎすぎ、三回起こされた」
レミ「いやいや」
フラ「あと、ぜ。なんだその語尾は」
レミ「いいじゃん別に。個人的だな全部」
フラ「以上の点を踏まえお前に判決を言い渡す」
レミ「おお、来た」
フラ「判決は…」
チル「終わったよー」
レミとフラ「空気読めよー!」
チル「50回できましたー」
レミ「なんで出てきたの」
フラ「空気読め。今言おうとしてたのに黒って、黒ー!」
チル「あいた」
フラ「ちょっとお前こっちに来い」
レミ「フラン!」
フラ「お前これボケカスピー氷女この野郎」
レミ「もうお客さんが怖がるって…」
フラ「なんで恥かかせんのお前?」
チル「言ったから…」
フラ「はぁ?お前ができるって言ったから呼んだんじゃないのか?」
レミ「フランって!」
フラ「お姉さまにも迷惑かけてんじゃないの!」
レミ「わ、私はいいからさ」
フラ「お姉さまを怒らせたらどうなるかわかってんの?」
レミ「私のことはいいって」
フラ「このっ、うおーい!」
レミ「ぎゃー、フラン!」
チル「よっ!」
フラとチル「スカーレット!」
レミ「馬鹿にしてんのか!何の拍手これ?」
フラ「決まった!」
チル「やったぁ!」
レミ「何その連帯感!?」
フラ「お姉さま、三人目のスカーレット家にどう?」
レミ「お断りよ!いい加減にしなさい!」
フラ「どうもありがとうございました」