書き起こし/忙しい人☆

Last-modified: 2016-05-04 (水) 23:26:32

忙しい人のための紅魔郷
パチュリー: ふぇぇ。たまには散歩も悪く無いわ。むきゅ~むきゅ~っと、ん、むきゅ。油断すると滑っちゃうわね。うああうおっ!いてっ!いてて、靴にスパイクでも仕込んでおけばよかったかしら…って、えぇっ!?スペカが~!誰よこんなところに釣用の穴開けたの!
小悪魔: ざわざわざわ~あなたが落としたのはこの金の賢者の石ですか?それとも銀の賢者の石ですか?
パチュリー: なにしてるのよ小悪魔。
小悪魔: バイトです。あなたが落としたのは…
パチュリー: 普通の賢者の石だけど?
小悪魔: 正直者で根暗なパチュリー様には、銀の賢者の石をあげましょう。
パチュリー: ふぁぁ、ありがとう。
小悪魔: これからも正直者であれ!ではさようなら~
パチュリー: 風邪ひかないでよー。来たわね魔理沙!今日の私はひと味違うわよ!くらえ!銀の賢者の石ー!属性減ってる!?

 

レミリア: はい!ではこれから面接を始めます。まずあなたが…じゅうろくやさきよさん?
咲夜: 十六夜咲夜です。い・ざ・よ・い・さ・く・やです。
レミリア: ゼロポイーント!
咲夜: はい?なんですか?
レミリア: いえ、なんでもありません。
咲夜: 私の特技はですね
レミリア: お前が進めるんかーい!
咲夜: あの…何か?
レミリア: いえ、特技、どうぞ。
咲夜: 私の特技は、ナイフ投げです。
レミリア: いやいやそこはボケないと!普通、すごい普通。
咲夜: さっきから何なんですか。
レミリア: はい、すみません。こっちの話でした。
咲夜: 私、結局不合格なんですか。
レミリア: いや、明日からメイドの仕事よろしくお願いします。私のカリスマは、面接官になっても輝きっぱなしだったわよ!ちょっと、聞いてるのパチェ。
パチュリー: いや!私も面接官として隣にいたわよ。あなた、相当滑ってたじゃない。ダメな子ね。
レミリア: いたならお前仕事しろよ!

 

霊夢: 今日もやること無いし、脇が乾燥して仕方ないわね。
アリス: そんな霊夢には、ワキヌールスプレーよ!
霊夢: うおっ!あんたどこから湧いてたのよ!それに、何その怪しい薬品は。
アリス: これを脇に塗るととめどなくあふれるのよ!
霊夢: 何が!?何がよ!どうせなら臨床実験してからにしなさいよ!
アリス: 魔理沙にそう言われたのよ!
霊夢: 私が実験台ってことじゃない!ふざけるんじゃないわよ!そういうあんたが塗りなさい!
アリス: あぁ~~~脇はいやぁ~~~
霊夢: この!抵抗するんじゃない!あっ!冷たっ!あたしに塗るんじゃないわよ!
アリス: ぬわあああ
美鈴: はぁ、今日も一日頑張らないと。あ、今日も新聞が来てますね。なになに?ふは!弾幕に続くバトル方法第二弾、脇塗りバトル?幻想郷、オワタ。

 

チルノ: なんか、前に吸血鬼が言ってたけど、釣りってフナで始まって、フナで終わるんだって、大ちゃん。
小悪魔: そうですね!
チルノ: うわ!お前だれ?
小悪魔: 小ちゃんです!
チルノ: 小ちゃんなのにおっきい…大ちゃんは大なのに小さい…もうワケワカンネ
小悪魔: 細かいことは気にしちゃダメですよ!
チルノ: そっか。
小悪魔: で、⑨ちゃん。私がもっと面白い釣りを教えて差し上げますよ?
チルノ: 釣りに、もっと面白いとかあるのか?
小悪魔: ええ!その方法はですね…
チルノ: おい、おーい、人形使ーい!
アリス: 誰よ、こんな真っ昼間にうるさいわねぇ。何この妖精は…神様からの、ご褒美かしら!?
チルノ: 魔理沙が、直ちに私のところに来て愛してくれとか言ってた。
アリス: キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!神様、ありがとうございます!私は今日、真なるヘブン状態への階段を駆け上がります!あっざあああっす!
チルノ: 言われたとおりにしたら、すごい勢いでイッちゃったぞ?
小悪魔: これが、アリスさん一本釣りです!では、カメラを止めて、魔理沙さんのところへ行きましょ。
チルノ: うおわあああ!はっけえええ雲だなあああ!
小悪魔: マスパ雲ですね!幻想郷名物の!アリスさんは、あの雲とともに、天に登ったのですよ。
チルノ: 言ってることは全然わからないけど、釣りって面白…

 

レミリア: いきなりだけど、早口言葉大会するわよ!
パチュリー: ほんとにいきなりね。
レミリア: 私からいくわよ!生ごみ生米なまりゃりゃご!
パチュリー: 一言目から言えてないじゃない。
レミリア: そういうパチェはどうなのよ。
パチュリー: シャンソン巻紙爆発パジャマ
レミリア: 早口言葉だけど早口言葉じゃないわよそれ。
パチュリー: 意味わからないわよ。こういうことは瀟洒な咲夜に任せましょう。
咲夜: 腹腔鏡手術
レミリア: うおお!早口言葉ではないけど、言いにくい言葉をすらすらと!
美鈴: フルーツジュース抽出中嫡出手術
レミリア: 美鈴もすげえ!霊夢は何かできないの?
霊夢: 生麦生米全部ください!バナナの謎はどうでもいいから食べさせてください!すもももももも全部、隣の竹やぶのたけのこを食べさせてください!
レミリア: おう、今日うちでご飯食べていく?
霊夢: お願いします!お願いします!
パチュリー: プライドの欠片もないのね…
霊夢: プライドで飯が食えるかぁっ!
パチュリー: すみませんでした…

 

レミリア: たまには図書館に来るのも悪く無いわねぇ。私の知識欲を揺さぶってくれるわ。クックック
美鈴: あ、お嬢様珍しいですね。絵本をお探しですか?これなんかどうでしょうか?ほとんどひらがな表記で漢字の部分もルビが振ってありますよ?
レミリア: いらん!私はどんだけ学がないと思われてるのよぉ!まったく。それより、あなたこそなんでここにいるのよ?
美鈴: 一日司書です。小悪魔さんと今日だけ仕事内容を交換してみました。
レミリア: なんで!私の断りもなく自由気ままに役職変えるんじゃないわよ。まあ、私は寛容だから、問題起こさなければ怒らないわ。
美鈴: さーすがおじょうさまーでぶぅー
レミリア: 太っ腹だよ!私が!私に!私自身のことを説明させるな!
美鈴: う、す、すみません。私は、根は正直なんですよ。
レミリア: もういいよ。司書なら、私にぴったりな本を持って来なさい。
美鈴: では、しばしお待ちを。
レミリア: 40秒で持ってきな!
美鈴: これはどうでしょうか?世界七不思議!「品川駅より南にある北品川の謎」これはかなりのミステリー小説ですよ?
レミリア: そんなくだらないことに、世界の七不思議の一個を使わせるんじゃないわよ。品川区的に見れば北にあるのよ。
美鈴: さすが品川さん。謎、解明!
レミリア: いらんわ!これ。もっとまともなの持ってきて。
美鈴: はぁ、気に入りませんか…じゃあ、別のものを持ってきますが、今回は取れ高OKなので、次回へ続きます!
レミリア: まさかのパート2とは…

 

美鈴: 前回のあらすじ。レミリアお嬢様は暇すぎたのだ。
レミリア: 間違ってはいないわね。で、持ってきたの?本。
美鈴: これです!
レミリア: 「咲夜の五箇条」?なんだこれは?
美鈴: 見たままです。咲夜さんを飼う時の戒めが書いてあるようです。
レミリア: 咲夜…本になるくらいメジャーなペット動物だったのか。これは本人に教えられない事実ね。
美鈴: でも、私達の咲夜さんは、あの咲夜さん一人ですよ?
レミリア: その通りね。ま、面白そうだから、本は読ませてもらうわ。
美鈴: ありがとうございます!一日司書になった甲斐がありますよ。
レミリア: まず最初に、どうしてもというのなら咲夜を飼うことはダメとはいいません。あなたの人生ですから。うるせえ!飼っちゃ悪いか!
美鈴: 本にキレないでください!暴れないでください!図書館が壊れちゃいます!
レミリア: ぐう、なめやがって…1,寝ている咲夜の耳元で、般若心経を唱えないでください。病気のもとになります。もっとためになることを教えろよ…。
美鈴: 寝ている耳元で般若心経唱えてる人のほうが病気ですよね~。2,ナイフを持たせないでください。暴れます。もう手遅れですね。
レミリア: これは…3,結構働き者ですが、20代そこらで体はボロボロのヘロヘロになります。労ってあげてください。うわー、もっと早く知りたかった。
美鈴: 全くですねぇ…4,猛毒を飲ませないでください。具合が悪くなります…死んだりはしないみたいですね。
レミリア: いらない情報ばっかりねぇ。5,結構人気者ですが、自機としてはあまり抜擢されません。完全に余計なお世話だよ…。
美鈴: こういうのは、飼いはじめた最初に読むべきですね。
レミリア: 最初に読んでも混乱するだけだよ!オチもないし!
美鈴: 大丈夫です。パート3はありますから。
レミリア: 続くの!?

 

レミリア: 続いた理由がこれ!「真・咲夜の五箇条」!最初から十箇条で出せばいいのに。
美鈴: ちょろ出しのほうが儲かるんですよ。
レミリア: 大人な意見ね…。とにかく、これを読まないといけないみたいね。流れ的に。
美鈴: あまり怒らないでくださいよ…。
レミリア: もう本ごときではちょっとやそっとじゃ怒らないわよ。1,咲夜が仕える人は変人しかいません。咲夜の主人には気をつけてください。死ねぇぇぇ!氏ねじゃなくて死ねぇぇぇ!
美鈴: おおおおおお、おおお落ち着いてください!図書館が、本がぁ~~~!パチュリー様に怒られちゃいますから!
レミリア: はぁはぁ、このバカ本が!ちぎって溶かして、肉に混ぜて焼いて咲夜の餌じゃ~~~!
美鈴: 本当に落ち着いてくださいよ!手のひらに、霊夢の血を3回書いて飲んで落ち着いてください。
レミリア: れ、れれれれれ、れ?れれれれ、霊の字ってどんなのだっけ?う~んまあいいか。あー霊夢霊夢霊夢…ぶわっ!ああっ!ゴッホゴッホ…
美鈴: それでむせる人、初めてみましたよ…。
レミリア: とことん人をバカにした本ね。こうなったらとことん見てやるわ。2,この本をちぎって料理して咲夜に与えないでください。自爆します。危ねえ!
美鈴: この本のおかげで、初めて救われましたね!
レミリア: 危ない原因作ってるのもこれだろ!3,ふとした瞬間に切腹をしますが、病気ではありません。止めないで、温かい目で見守りましょう。…無理だろう…。
美鈴: 見てください。4,関係ないですが、最初にヴの字を使ったのは夏目漱石です。へぇ~、ためになりますねぇ~。
レミリア: ためになったけど、本当に関係のないこと書くなよ!書き手のネタがなくなっただけじゃないの?最後も、しょうもないこと書いてあるんでしょ?どうせ。
美鈴: 最後ですか?5,咲夜が天へ帰るとき、そばに居てください。そして、覚えていてください。咲夜はあなたを愛していたことを…です。
レミリア: 最後だけすごいまとも!ちょっと泣きそうになっちゃったじゃない。
美鈴: あ!続きがありました!天へ帰るときに、貴方の手を貸さないでください。咲夜が言うでしょう。我が生涯に一片の悔い無し!と。
レミリア: 台無しだよ!

 

霊夢: レミリアがくだらないもの作ったみたいね。勝手に置いてったけど。なんでも目的地を言うだけで、その場所へ案内してくれるらしいけど、本当かしら?このデザインについては、気にしないことにするわ。退屈だし、使ってみようかしら。散歩ついでに。じゃあ…紅魔館!
う~なび: 博麗神社、ですね。
霊夢: 違うわよ。耳悪いのかしらこれ。紅魔館!紅魔館よ!
う~なび: 博麗神社は、もう、ありません。
霊夢: あるよ!私の後ろに!ずっと住んでるのよ!何これもう…壊れてるの!?
う~なび: よく、聞き取れません。地獄ですか?血の池地獄ですか?
霊夢: なんで一言も言ってない地獄が候補に上がってるのよ…このバカ。
う~なび: 目的地へ、到着しました。
霊夢: 着いたの…何に…えっ?バカって言ったら到着した…私がバカってことじゃないの!?バカにするんじゃないわよ!このまんじゅう!
う~なび: うー☆
霊夢: うー言われても…
う~なび: もう、いいです。
霊夢: こっちのセリフよ!バカ!
う~なび: 目的地へ、到着しました。
霊夢: うっせぇ!

 

咲夜: 今日は漢字のお勉強ですよ。
レミリア: 読めなくても、生活に支障無いと思うけど。
咲夜: ダメですよ。紅魔館の主として、正しい教養を身につけないと。
レミリア: はぁ~仕方ないわね。
咲夜: では、人の夢と書いて儚い。信者と書いて、儲ける、は前に言いましたね?
レミリア: まぁ、基本ね。
咲夜: では、今日はこれです。親を切ると書いて、なんと読むでしょう?
レミリア: どう考えても、親不孝者のやることだけど…。正解は、何なの?
咲夜: 親切です。
レミリア: えぇ!?どういうことでそんな漢字が生まれたのよ…。
咲夜: 切るは、刃物を当てるように近いということから、この文字が選ばれたのですよ。
レミリア: 完全に脅しよね…。
咲夜: うっさい、次。車に楽しいと書いて…
レミリア: ドライブ?
咲夜: 轢くです。轢くと楽しいんですよ、きっと。
レミリア: そんな精神の持ち主になりたくないよ~…。
咲夜: 次。次は漢字の覚え方です。嬉しいは女を喜ばす。嬲るは、男2人で女1人です。姦は、女が3人です…これどういう状況ですか!?
レミリア: 女3人寄れば、姦しいって言うからじゃないの?
咲夜: はっ、べ、別に、変なことを考えていたわけじゃありませんからね!邪念なんて、これっぽっちもありません!
レミリア: あー、分かったから次行っていいわよ。
咲夜: 突如は女の口を突くです。接するは女・手・立つ、です。
レミリア: 邪念にまみれすぎだ!

 

忙しい人のための紅魔郷EXTRA
霊夢: ねえ魔理沙。あなたよく飲み会の幹事をやるわよね。
魔理沙: ああ、この飲み会の幹事も私だぜ。
霊夢: 幹事って、具体的に何するの?
魔理沙: 唐揚げに、勝手にレモン汁かけるやつにマスパしたり、全員が生中なのに、1人だけカクテル頼む奴にマスパしたり。
霊夢: へぇ~、幹事って大変なのね。
魔理沙: ちょっとおふざけがすぎる奴にもマスパだぜ。
霊夢: 大変なのね~。
魔理沙: ああっ!そこのお前!なにふざけて賽銭箱に金を入れようとしてるんだ!マスタースパーク!あっ!アリス!?お前来てたのか…マスタースパーク!あっ!紫!えぇ~っと…マスタースパーク!
霊夢: 幹事って大変…って感じ…ぬおおおおおお!

 

魔理沙: おーい、また宴会やろうぜー。
霊夢: やだ!
魔理沙: なんでだよー。楽しいし、美味しいぜ?
霊夢: ちょっと油断するとマスパ撃たれる宴会なんてやりたくないよ!
魔理沙: そう言ってられるのも今のうちだぜ。
霊夢: 何よ、その自信満々の顔は。
魔理沙: あの、伝説の白沢牛を手に入れたぜ!
霊夢: えぇっ!?満月の夜にしか現れなくて、どの部位もA5ランクという、あの!?
魔理沙: それだけじゃねえぜ!あの、幻想郷ミュージック会の若鶏も入手したぜ!
霊夢: あの…よく歌詞を間違えることで有名なあの若鶏を…
魔理沙: それを酒の肴に宴会をすれば、盛り上がることうけあいだぜ!
霊夢: さっそく準備をしなくちゃね!
魔理沙: 唐揚げにレモンを勝手にかけるなよ~?
霊夢: わかってるって!っはっはっはっはっはっはっはっはっはっは
魔理沙: っはっはっはっはっはっはっはっはっはっは
パチュリー: あー!今日も朝の日差しが私の体力を奪うわね!あ、またいらない新聞来てるわね。んーなになに?博麗神社で、妖怪を食う悪魔の宴の準備始まるですって~!飛んだ食わせ物の宴会ね!…妖怪を食うだけにぬわああああああ!

 

魔理沙: 良いよなぁ、ダンマクって。
パチュリー: ええ、その通りね。
魔理沙: ああ。最高だな、ダンマク。
パチュリー: 厳しいようで優しいようで、暖かいわね。
魔理沙: 甘くもあり、苦くもあるけど、素晴らしいな。
パチュリー: 私も若いころにいろいろと、ダンマクを見て励まされたわ。
魔理沙: 私も夜、寂しい時はダンマクだったよ。
パチュリー: でも、楽しい時もダンマクよね~!
魔理沙: 美味しいし。
パチュリー: 見ると嬉しいし!
魔理沙: かといって、媚びてないところもすごいぜ。
パチュリー: ねぇ。全然嫌味を感じさせないわ。
魔理沙: そういえば、ダンマク何級とった?
パチュリー: 私はまだちょうび(?)ね。
魔理沙: 私は、いとうへい(?)だから、まだまだだな。
パチュリー: ダンマク愛があればなんでもできるわ!
魔理沙: そうだな、みんな…好きだからな。
パチュリー: 私、そろそろ帰るわ。帰ってダンマクの予約しないと!
魔理沙: そっか。それじゃあな!また、今度。
パチュリー: じゃあまたねー。あー超お腹減ったしー。
魔理沙: ふう。私も帰って、ダンマクに餌やらないとな。いいよなぁ、ダンマクって…。

 

魔理沙: さあ、今日も始まりました!「クイズ100人の弾幕使いに聞きました」。司会はこの私、霧雨魔理沙だぜ。解答者はー、地味~~~なこの3人!
霊夢: えい!
パチュリー: えい!
フラン: おー!
魔理沙: 早速だが、第1問。博麗霊夢といえば?
フラン: それは脇しかないよ。
魔理沙: うーん、その答えは5人しか答えてないな。5点だぜ!
パチュリー: 脇じゃなければ紅白しかないわね。
魔理沙: その答えは不正解なんだけど、手元の資料が間違ってるかもしれないから、一か八かで答えてみるか?
パチュリー: そんな憐れみいらないよ!
霊夢: その2つが違う…ということは!あとはもうこれしかない!頭脳明晰、容姿端麗、性格も優しく、強くてかっこいい主人公!
魔理沙: 結局どれを言いたいんだ?
霊夢: じゃあ主人公!
魔理沙: 違う!ついでに、どれ選んでも間違ってたー!
霊夢: じゃあ聞くな!
フラン: 正解は?
魔理沙: 正解は、普通だ。94人がそう答えてるぞ。
霊夢: もっと他にあるでしょ!?それ答えた94人の名簿をよこしなさい!
魔理沙: 残りの1票は、あたいさいきょー!だったぜ。
霊夢: ぬおおおおおお!
魔理沙: 放送事故になりかけだが、番組は続くぞー!

 

魔理沙: さぁ~て、えーと、名前なんだっけ?まあいいや。100人に聞いたぜ!第2問!パチュリーといえば?
霊夢: 紫色でしょ?
魔理沙: うーん、1人しか答えてないな。1点!
霊夢: その100人はどんだけ節穴なのよ…。
魔理沙: 100人の人に文句を言ってはダメだぜ!マイナス1点!
霊夢: ゲェーッ!
フラン: パチェといえば、やっぱり七曜の魔女かな。
魔理沙: 残念!1人もいないぜ。
フラン: うっそ~。
パチュリー: この2つがないとなればこれしかないわね!むきゅー
魔理沙: …ん?どゆこと?
パチュリー: いやぁ、それをよく言うとか、口癖とかそういう類で…
魔理沙: はい?
パチュリー: もういいです。
魔理沙: 残念!本人も0点だったぜ!一番多かったのはナメクジとかカタツムリ飼ってそうだぜ。63人がそう答えてる。
パチュリー: ものすごい心外なんですけど!
魔理沙: その他には、ベッドシーツが変色してそう。や、水に濡らすと分裂。などだぜ。
霊夢: あ~そっちかぁ~。
フラン: そっちならそっちって言ってくれればよかったのに。
魔理沙: そんじゃーまた次回!
パチュリー: 納得いかん!

 

魔理沙: 大好評のこのクイズも今回で最終回!待ったなしだぜ!この問題で、一番多い意見を正解すると、なんと!今までの得点が5兆倍だぜ!
霊夢: やったぁ!優勝して米1年分もらうわ!
パチュリー: 家庭用酸素発生器は私のものよー!
フラン: フランス!フランス!フランス!
魔理沙: 各解答者、調子づいてるところで、最終問題!フランといえば?
パチュリー: 今までの傾向から察するに捻った答えね。
魔理沙: おお、鋭いな。だけど、売れっ子作家って答えじゃないからな?
パチュリー: えぇ~ ふぎゃ~!
魔理沙: じゃあ次ー、フラン!
フラン: 私が思われてること、わかった!キチガ○!
魔理沙: いやいやいやそれ言われるとこっちも困るぜ!
霊夢: 優勝はもらったわね。
魔理沙: ほぉ~、じゃあ、答えてもらうぜ。最後の解答権は、霊夢!
霊夢: えぇーっと…むぅー…
パチュリー: 思いつかないんかい!
魔理沙: せぇーかぁーい!
フラン: 何~!?
魔理沙: 質問したらー大半の人が、えーっと、うーん…だったぜ!
霊夢: 主人公は最後に勝つのよ!
魔理沙: 今の霊夢の点数に5兆をかけると、0点!優勝は、最初に5点取ったフランドール!おめでとうフラン!
フラン: すっごい複雑…このクイズすっごい傷つく…。
魔理沙: 優勝者は、今後の人生のステップアップと、何かしらの幸運がある気がするぜ!「クイズ100人の弾幕使いに聞きました」、また来世紀ー!
フラン: 二度と来ないからね!
霊夢: 二度と来れねえよ!

 

魔理沙: なあ、霊夢よ。
霊夢: 何かね、魔理沙。
魔理沙: この神社には賽銭箱だけじゃなくて、お守りとかくじとか無いのか?そのほうが収入も入るし、良いこと尽くめだぜ。
霊夢: とっくにやってるわ。
魔理沙: どこに売ってんだ?売店とか見当たらないぞ?
霊夢: そんなもの作ったらお金がかかるから私が売店代わりよ。
魔理沙: だから売れないんだよ…。
霊夢: くじ1回200円よ。さっさとお金を渡して引くがいい!
魔理沙: 私だってさほど裕福じゃないのになぁ~。しょうがない。
霊夢: さあ、私の腕の、何のために着ているかいまいちよくわからない袖の中から1枚引きなさい!
魔理沙: 我が手に宿れ、王の幸運よ!
霊夢: うひょひょ!くすぐったいわね。
魔理沙: 変なところに入れるからだろう…。面倒だなぁ。夏とか絶対に引きたくねえぜ。
霊夢: うひょひょ…
魔理沙: おお!引けたぞ!えーと、マジキチか。あなたはご覧のとおりです。余計なお世話だよ。
霊夢: 他にも、大吉、とか、ヤバキチもあるわ。
魔理沙: 勝手にそんな種類作っちゃダメだろ。
霊夢: 知らないの?神社のおみくじっていうのは、くじの比率などを勝手に変えてもいいのよ。
魔理沙: 色々と突っ込みたいが、もう霊夢の財政状態は、一生そのままだよ。
霊夢: 私もそう思う…。

 

フラン: 相変わらずパチェの図書館はつまらなそうな本ばっかりだねぇ~。
霊夢: へいらっしゃい!
フラン: うわぁ!霊夢が図書館に!くっ、曲者ぉ~!
霊夢: 違う!私はここの店員よ!
フラン: て!店員…?
霊夢: アルバイトよ、バイト。時給550円!
フラン: 550円!?それって良いの?
霊夢: 分からないけど、前に人里でやったバイトより賃金よかったから。
フラン: 店員って、具体的に何するの?
霊夢: 立ち読みしてる冷やかし客を、棒で殴ったりするのよ。
魔理沙: ふふふん、今日も来てやったぜ。あれ?なんで霊夢がいるんだ?
霊夢: ま、魔理沙!く、曲者ーっ!
魔理沙: パチュリーめ…本を守りたいからって霊夢を雇うとは!だが、いくら霊夢でも、私の知識欲を止めることは出来ないぜ!マスター…
霊夢: 待ちなさい魔理沙!ここでマスパると、周りの本にも影響出るし、私も店長に怒られるわ!ここは、平和的解決を求む!
魔理沙: じゃあ、パチュリーゲームで勝負だ!
霊夢: むっきゅ!
魔理沙: むきゅ!
霊夢: 負けた…本は持って行くがいいわ…。
魔理沙: へっへっへ、借りてくだけ、借りてくだけだぜ。
フラン: 私…このシーンに必要…?

 

霊夢: へいらっしゃ…曲者ーっ!
パチュリー: 私よ!
霊夢: はっ、店長!?
パチュリー: そうだよ、店長よ。…店長じゃねえよ。
霊夢: 昨日は魔理沙にしてやられたわ…。魔理沙って、この図書館だと異様に強く感じるわ。
パチュリー: だからあなたを雇ったんだから、しっかりしてちょうだい。失敗したらあなたの時給が、硬貨1枚で支払われる金額になるわよ。
霊夢: オリンピック記念硬貨…!
パチュリー: 違うわよ!とにかくしっかりしなさい!
霊夢: ゆっくりするわ。
パチュリー: あなたは…敵だと恐ろしいのに味方だとものすごく頼りないわね。
魔理沙: 全くだよな~。
パチュリー: 大丈夫かしら…。って魔理沙!いつの間に!
魔理沙: 呼ばれて飛び出てなんとやらだぜ。
パチュリー: さあ霊夢!1発かましなさい!
霊夢: へいらっしゃい!何にする?
パチュリー: 客じゃないから!
魔理沙: マスター…
霊夢: 待ちなさい魔理沙!ピカると周りの本にも影響出るし、私も隣のおこりんぼ店長に怒られるわ!
パチュリー: そもそも勘違いしてるけど、ここは本屋じゃなくて図書館よ!
霊夢: な、なんですって!んーじゃあ、やめた。
パチュリー: なぜぇぇぇ!?
魔理沙: 私も、帰るぜ。
パチュリー: こっちもなぜぇぇぇ!?…別に寂しくなんか無いんだからね!

 

フラン: ねぇパチェ、霊夢がお給料ちょうだいって。
パチュリー: あんなクソみたいな仕事して要求だけはいっちょまえね!
霊夢: 待ちきれないから自分で取りに来ちゃったわ。早くちょうだい!
フラン: 私にも長台詞ちょうだい?
パチュリー: 面倒な子達ね~。
魔理沙: 図書館でもいいから来てしまったぜ。私の知識欲は留まることを知らないらしいぜ。はっ!し、鎮まれ、知識欲よ…怒りを鎮めろぉ!
パチュリー: もう極限まで面倒ね。
霊夢: 私は給料日だから機嫌がいいわ。店員としての最後のサービス業務をしてあげようじゃないの。
パチュリー: 思わぬ援軍!いいわよ霊夢、邪魔な魔理沙をやっつけろー!
魔理沙: しゃらくさいぜ!マスター…
霊夢: 待ちなさい!例のごとくで。
魔理沙: 把握!ならば、マスター挙動不審!
フラン: じゃあこっちは、マスター万引きGメン!ほらみてあの人。ふらふらして視点も定まっていない!あれはやるわね。
魔理沙: ふん、誰も見てないな…マスター…さっ!
霊夢: 盗ったわね!マスター尾行!
フラン: 店の外に出たら、マスター確保!
霊夢: ちょっと失礼。分かるでしょう?鞄の中のやつ、マスター万引きしたでしょう?
魔理沙: レジを通すのをマスター忘れただけだぜ!
フラン: マスター警察呼んで、家の人にも来てもらいますよ!
魔理沙: それだけはマスター勘弁してくださーい!
パチュリー: あんたたち…友人でもないけど絶交だよ。

 

忙しい人のための妖々夢
幽々子: 妖夢~妖夢~。
霊夢: うるさいわね、ここにいるわよ!
幽々子: いないじゃない!
霊夢: 一文字違うだけなんだから、誤差みたいなものでしょう?
幽々子: その理屈は全然わからないけど…。ところでなんで貴方がここにいるの?
霊夢: バイト。
幽々子: バ、バイト?
霊夢: なんか、妖夢が片眉剃って山篭りするらしいから、代わりに貴方の世話をしてくれる人間を募集してたのよ。
幽々子: え~、そんなの聞いてない。
霊夢: 主人に告げたら、決心が鈍るでしょ!察してよ!
幽々子: う~ん、はい、わかったわ。じゃあ霊夢が妖夢の代わりなのね?
霊夢: あんたの世話なんて朝飯前ね!存分に私を頼りなさいよ。
幽々子: じゃあ早速朝ご飯を!
霊夢: 15分位で作ってあげるわよ!
幽々子: まあ頼もしい!
霊夢: カップ麺をね!
幽々子: うわ、長!それに朝なんだからもっと普通のものを!
霊夢: 注文の多い主人ね。どんな教育すればこんな大人が育つのか。
幽々子: (何このお手伝いさん…態度大きいわ。)
霊夢: パンでいいわね?
幽々子: うん、いいわ。いいけど作れるの?
霊夢: 粉をこねて焼けば、大抵はパンになるものなのよ。
幽々子: いやいや、出来ない!出来ないから!もうご飯はいいわ。私が作るから。
霊夢: そう?じゃあ頼んだわね。
幽々子: でも私、ご飯とか作ったことない…。
霊夢: 早く作って持ってこいよ!
幽々子: 妖夢!早く帰ってきて~!

 

幽々子: はぁ、まだいるの?
霊夢: そりゃあバイトだもん。いないとお金もらえないじゃない。
幽々子: ただ居てもらうだけじゃ~…家事とかしてもらわないと。
霊夢: 洗濯とかしてもいいけど、別に汚れてる衣服ないじゃない。そもそも着物なんて洗濯板で洗ったらダメでしょう。
幽々子: じゃあお掃除とか。
霊夢: 掃除なんてものは、汚れが目立ってきたらでいいのよ。
幽々子: でも掃除は毎日やらないと~。
霊夢: じゃあ、幽々子は毎日掃除してるの?
幽々子: いいえ、全部妖夢に…。
霊夢: だったらむちゃくちゃ言うな!自分がやったことのないことを、人に押し付けるな!
幽々子: す、すみません。
霊夢: 幽々子~退屈なんだけど。
幽々子: 家事手伝いだから家事をしてくれたらいいと思うけど…。
霊夢: 誰か来ないの?あなた友達いるの?
幽々子: いるわよ!
霊夢: 誰よ。
幽々子: 紫とか。
霊夢: とか?
幽々子: とか~…………。
霊夢: 泣くな!
幽々子: 泣いてないわよ!でも自分の交流の少なさに自分で驚いてただけよ!
霊夢: もう家事なんてどうでもいいわ。私が処世術を教えてあげる!
幽々子: け、結構よ!
霊夢: よし、そうと決まれば行動に移すわよ!
幽々子: 妖夢~助けて~!

 

幽々子: こんなところに来てどうするの?
霊夢: とりあえず、階段をダッシュで登ったり降りたりするのよ。
幽々子: なぜ!?疲れちゃうじゃない!
霊夢: とりあえず、何事も体力がいるのよ。
幽々子: 単に友達作るだけなら、体力は別に…。
霊夢: 友達があまりす(?)大好きだったらどうするのよ!
幽々子: 別に常に組み合ってるわけじゃないと思うけど…。
霊夢: うるさい!駆けあーし!
幽々子: ひぃぃぃ!
霊夢: いや~いい汗かいたわね~。
幽々子: はぁはぁはぁ、私だけね、はぁはぁ、霊夢は飛んでついて来ただけだからね。
霊夢: あ~。飽きたな~。
幽々子: えっ!?飽きた!?飽きたって!?
霊夢: よし、じゃあ次は実践よ。
幽々子: な、何の?
霊夢: 脳みそが足りなさそうなやつを、いい感じにだまくらかして友をつくるのよ!
幽々子: 騙すとか、嘘をつくようなことをしたら友達は作れないと思うわ。
霊夢: 嘘も方便なのよ。紫だって歳を誤魔化してるでしょ?
幽々子: 友達に歳は関係ないんじゃ…。
霊夢: つべこべ言わないで、ホットスポットに行くわよ!
幽々子: 妖夢早く来てくれ~~~!

 

幽々子: ホットスポットって言ったのに寒いじゃない!
霊夢: ホットスポットってそういう意味じゃないわよ。
幽々子: わかってるわよ!私だってツッコミしたいのよ!
霊夢: うっさい!
幽々子: ひどいわ…。
霊夢: とにかくここで待ち構えるわ。
幽々子: こんな氷上には誰も来ないわよ~。
霊夢: そう思うのがトーシロなのよ。
幽々子: トーシロー?
霊夢: ここにはなぜか、頭のゆるそうな奴がいっぱい来るのよ。
幽々子: 頭を引き締めに来るのかしら。
霊夢: うん、うーん…フォローの言葉が浮かばなかったから、無視するわね。
幽々子: ええっ!そんなに滑ってないわよ!
霊夢: あはは!氷上なのに滑ってないとか!
幽々子: 今のはそんなにうまくないわよ!
霊夢: とにかく、ここで待つのよ。
幽々子: あら、早速誰か来たわよ。
チルノ: はっはは~あ、霊夢だ!逃げろ!
幽々子: ……逃げちゃったわ。
霊夢: あんなのほっておきなさい。
レティ: れ、霊夢!逃げるが勝ちよ!
レミリア: 霊夢だ!うわー!
紫: 霊夢!逃げるしかないわね!
幽々子: ……霊夢、友達いるの?
霊夢: そんなもん、いないほうが楽なのよ。
幽々子: 全然世渡り下手じゃない!もう帰る!

 

妖夢: ただいま戻りました。幽々子様、幽々子様。
幽々子: んー、はいはいお帰りー…。
妖夢: 幽々子様…急に老けこみましたね。
幽々子: んー、ええ、おかげさまで。あのお手伝いさんのおかげで。
妖夢: 霊夢はちゃんとやってくれましたか?
幽々子: ちゃんと?ちゃんとって…なんだろう…。
妖夢: そんな難しいこと聞かれても。ところで霊夢は
霊夢: 私の得意料理、雑草フルコースが出来たわよ!はっ、刀を持った暴漢がいる、曲者ーっ!
妖夢: 私です!
霊夢: なんとか…妖夢じゃない。
妖夢: 魂魄です。
霊夢: ちゃんとお世話してあげたわよ。こいつわがままばっかり言って、苦労したわ。
妖夢: そうですか。ですが幽々子様はそういう方なのです。
霊夢: これは給料弾んでくれないとね!
妖夢: そういうのは普通、こちら側が言うものなのですが…。ま、お疲れ様でした。これをどうぞ。
霊夢: ひゃっはー!これで勝つる!
幽々子: 妖夢。これからここを留守にする時は私もついていくから!私も一緒に行くから!むしろ私が出て行くからー!
妖夢: 幽々子様…すみません、そこまで寂しい思いをさせてしまったとは。
幽々子: いやいや違うから!違うけど、もうそういうことでもいいから!とにかく、霊夢には二度と変なこと頼まないで!
霊夢: で、バイトしたんだけどちょろい割に実入りはよかったわ。
魔理沙: おお!じゃあ今度は私もついていくぜ。

 

藍: 今日は図書館でお勉強だよ。
橙: うわぁ~、ご本がいっぱいありますね!
パチュリー: あたしんちだよ!何勝手に入ってきてるのよ!
藍: 今日は歴史だよ!
橙: 難しそうですね。
パチュリー: そして勝手に始めないで!
藍: 豪族中心から天皇中心の政治になった出来事は、なんていうかな?
橙: う~ん、わかりません。
パチュリー: 大化の改新だよ!蘇我入鹿を蒸し殺すの語呂合わせで覚えるのよ!
橙: いつ起こったんですか?
藍: 645年だよ!
パチュリー: 今言ったお!
藍: よし、今日はここまでにしよう。
パチュリー: はやっ!
藍: じゃあ帰ろうか。
橙: はい!藍様!
パチュリー: ……また来いよ!

 

霊夢: 突然だけど巫女やめる!
魔理沙: 良いんじゃないか?巫女はいてもいなくても。
霊夢: いや、ちょっとは引き留めてよ。
魔理沙: だって…特に何をやってるわけでもないだろう。
霊夢: 失礼な。じゃあ代わりにあなたが巫女やりなさい。
魔理沙: 受けて立つぜ!よし!朝の祝詞をあげるぜ!マスター…スパーク!境内の掃除をするぜ!ゴミが落ちてない!?参拝者を待つぜ!超こねぇ!お茶を飲むぜ。うまい!
霊夢: どう?私の偉大さがわかった?
魔理沙: 霊夢いらんわ…。

 

魔理沙: よっしゃー!また始まったぜ。第2回!「クイズ100人の弾幕使いに聞きました」!
パチュリー: もういいよ!何回やるつもりなのよ!
魔理沙: これは、ある人物の印象を、100人に答えてもらって、数の多い意見を当ててもらうクイズだぜ!
パチュリー: なんで2回目なのにルール説明するのが初めてなのよ!
魔理沙: 今日の回答者は、こいつらだ!
紫: ド~~~
藍: レ~~~
橙: ちぇえええん!
魔理沙: 家族で挑戦とは、いい度胸だぜ。早速、第1問!八雲紫といえば?
藍: 前に見たから知ってるぞ。これはかなり捻りを加えた答えなんだろう。ありがちな解答はかすりもしないという。
魔理沙: 早く答えろ!
藍: す、すみません。
魔理沙: ちなみに、今回はグループで参加だから、解答権も、1回だけだ。
橙: 臨むところです!
紫: (藍、常識に囚われちゃダメよ。ここは捻りを加えた答えと見せかけてという手もあり得るわ。)
藍: (なるほど!では答えは1つですね。)
魔理沙: ブー!不正解!ババアではありません!
藍: なーんだー…。
橙: 残念です。
紫: まだ言ってないし!言うつもりだったの!?言われ損したわ!
魔理沙: 正解は、そばとかすすると、100%むせてそう、でした!
藍: 紫様はそんな不器用じゃないぞ!
紫: ん?うーん…
藍: してんすか!
魔理沙: ではーまたー次回ー!
パチュリー: 早く帰って!

 

魔理沙: よっしゃー!じゃあ、第2問!
パチュリー: もういいって!そもそもなんでここでやるのよ。他所でやって!
魔理沙: 八雲藍といえば!
紫: さっきは捻りを加えないと見せかけて捻っていたから、今回は捻ってると見せかけて捻っていない…からの~捻りに決まりよ~!
藍: なるほど。で、その答えは?
紫: え?
藍: そこは考えておいてくださいよ~。重要な事はなんで考えてないんですか?いつもいつもいつも!
紫: 口うるさいわね~。
橙: はい!わかりました!お説教が長い!これです!
魔理沙: うーん、5人だけいるな!八雲家、5点!
藍: えっ!橙…そんなことを思ってたのか…。
橙: あくまで世間的な意見の代弁です!橙はそんなことは微塵も思っていません!
藍: そ、そーなのかー…。
紫: 一番多かった意見は何なの?
魔理沙: うるせえ!今統計取ってるんだよ!
紫: 早めにやっておきなさいよ!
魔理沙: よし、出たぜ!口うるさいが、一番多いな!
紫: さっき私言ったわよ!?
魔理沙: 答えとして言ってないだろ!ずるするな!
藍: 紫様、それはずるいですよ。
橙: 紫様はずるです!
紫: そんな!
魔理沙: よし、次回が最終問題だぜ。一発逆転できるかな?
パチュリー: はよ帰れーっ!

 

魔理沙: 寂しいけど、これが最後の問題だ!橙と言えば!
藍: かわいい、かわいい、かわいい~!
魔理沙: 不正解!
紫: いやいやいやいやいや!今のなし!ていうか藍の独り言だから!
魔理沙: 独り言ならしょうがないな。よし、許す!
紫: なにしてんのよ!先走り過ぎよ!
藍: だって他にないじゃないですか。橙ですよ?この人は。
紫: わかってるわよ!結構長い間一緒に住んでるからわかってるわよ!
藍: わかってるなら止めないでください。
紫: 止めなかったら不正解だったわよ…。橙はどう思うの?
橙: 橙の可愛さランクは、下から数えたほうが早いと思います。
紫: そこまで謙虚にならなくてもいいわよ。結構、イケてるわよ。でも、私のほうが上だけどね!
魔理沙: はいー時間切れー。
紫: えっ、そんなの聞いてないわよー!
魔理沙: 紫がおかしな事言ったから時間切れー。八雲家3人もいながら5ポイントで終了ー。
藍: 時間切れなんて一番寒いじゃないですか。
紫: ええっ!無念、終わるのは無念!でも…生きるっていうことは、不本意の連続なのよ。
藍: 誤魔化すな!
魔理沙: 八雲家は5ポイントなので賞品は、この図書館の本5冊だけー!
パチュリー: あげないわよ。
藍: いらないな。
橙: いりませんね。
紫: 帰りましょ。
パチュリー: いらないの!?結構すごい本あるわよ。
魔理沙: じゃあ、またー次回ー!
パチュリー: もう二度と来るな!

 

文: 最近、何も書くことがないので、密着取材させてもらいますよ。
妖夢: いや、帰ってください。
文: そうはいきません!
幽々子: いいじゃない~。私達も退屈だし~。
妖夢: 幽々子様は何もしてないから退屈なんですよ。そう思うなら、夕飯の手伝いをしてください。
幽々子: うふっ、私はこう見えて、買い物の名人!夕飯の支度なんて朝飯前よ~。
文: お!いきなり面白いことが起こりそうですね!
幽々子: 私の買い物を見ても、普通かつ敏速で、面白くともなんともないわよ。
妖夢: では、夕飯の食材を頼みます。この際、献立も考えてください。
幽々子: 腕がなるわね~。
妖夢: 道中お気をつけて。
幽々子: 任せなさいよ!
妖夢: ちょっとよろしいですか?
文: 何でしょう?
妖夢: かなり心配なので、もし幽々子様が誰かに飴につられて誘拐されそうになったり、信号を無視して野良マスパに轢かれそうになったら、助けてあげてください。
文: 傍観者に徹したほうが、個人的にも記事的にも面白いんですけどねぇ。
妖夢: いや、幽々子様は洒落にならないことを起こすに決まっているのです。
文: まあ、ここで断るとあとが怖いので、引き受けましょう。
妖夢: 助かります。
幽々子: うわ~~~!妖夢~~~!
妖夢: いきなりですか!いきなり何をやらかしたんですか!
幽々子: ウツボが~!ウツボが釣れた~~~!
妖夢: ええ!?この短時間でどこで何をすればそうなるんですか!
幽々子: わかんないわよ~~~!
文: もう夕飯、あれでいいんじゃないですか?
妖夢: そうか!じゃ、お疲れ様でした。
文: はい…。今日も、幻想郷は平和でした、と。完全に、バカの子の日記ですね。

 

リリカ: 霧雨魔理沙~!いきなりだけど、マスタースパークを教えて!
魔理沙: 本当に急だな…。だがいいだろう。私の修行は厳しいぞ。
リリカ: おっす!
魔理沙: マスパ極意は66個ぐらいある。でも重要なのは結局のところ、3つしか無い。その3つを守れば大抵は、撃てる。
リリカ: 案外簡単だねぇ。
魔理沙: だがその3つが非常に難しい。まず1つ。思いを込めてパワーをためる。念を込めすぎて、まずは頭痛になるぐらい込めろ!
リリカ: (うぅ~~~ぐぐぐぐ…私はいらない子じゃなぁぁぁい!)
魔理沙: それに、なるべく人に向けて撃たない!
リリカ: (撃たない…撃たないんだ。撃たなければ撃たれるとしても撃たない…。私は人には撃たないんだ…。)
魔理沙: まあ、これはなるべくだから、結局のところ、どうでもいい。なので、重要なのは、結局2つだった!
リリカ: (撃つ…ただ黙って撃つ!)
魔理沙: その3!ミニ八卦炉を用意する!これは重要。一番大事だね。
リリカ: さすがに持ってないよ…。
魔理沙: いや?これが案外簡単なんだ。ダンボール的なものを八角形にして、五線譜のなりそこないみたいな線を八種類ほど書くだけでいいんだ。
リリカ: うわぁ、すごい簡単だ!
魔理沙: これでおとなもこどももおねーさんもマスパ使いだ!
リリカ: ありがとう!これで姉さんたちを消毒できるよ~!
魔理沙: おう!頑張れよ!…ふぅ、綺麗な嘘がつけた時は気分がいいぜ!

 

メルラン: いきなりだけど、時間停止を教えてちょうだい!
咲夜: よし。
レミリア: よしぃ!?いいの?そんな簡単に教えられるものなの?
咲夜: 今、結構暇だから教えてあげるわ。
レミリア: 暇じゃないよ。お茶入れてよ。
メルラン: ちょっと向こう行ってて!
レミリア: ここ、私の館だぞ。ていうか、何を勝手に侵入してるんだ!門番どうした!
咲夜: 私の行う時間停止は、ぶっちゃけ天才の私の天才たる才能がなせる技だから、教えてどうにかなるものではないわ。
メルラン: は、話が違う!
咲夜: でも初心者でも、手軽に時間停止させることが出来る方法はあるわ。
メルラン: それを伝授して!
咲夜: ダジャレを言うのよ。
レミリア: …………あ!今の時点でもちょっと停止しちゃったわ!さすが咲夜。
メルラン: なるほど~!これで姉さんやリリカを泣いたり笑ったり出来なくさせられるわ~!
咲夜: せいぜい頑張りなさい。
レミリア: 何この空間。
咲夜: あ、お嬢様いたんですか。何してるんですか。
レミリア: こっちのセリフだよ!

 

ルナサ: 一生のお願いだ!私に技を教えてくれ!マスタースパークを!
魔理沙: 被ってるよ!せっかく神社にいるんだから、霊夢に教われ。
ルナサ: じゃあ教えてくれ。
霊夢: やだよ!なんで仕方なく教わろうとしているのよ!
ルナサ: 夢想封印でいいから!
霊夢: 夢想封印はそんなに安くないわよ。
ルナサ: 早くしてくれ!賽銭入れるから!
霊夢: よし。
魔理沙: よしぃ!?
霊夢: 夢想封印は、ああ見えてカラーボール的なのを思いっきりぶつけてるだけだから、腕力でどうにかなる代物よ!
ルナサ: そうなのか…。何か、極意のようなものはいらないのか?
霊夢: そんな形のないものは役に立たないわ。
ルナサ: そ、そうなのか。
霊夢: 懐に忍ばせたカラーボール的なものが無くなっても、結局相手を殴れば同じことだから、結局は腕力でどうにかなる!
ルナサ: ありがとう!これで妹を更生できる!早速湖で決闘だ!
霊夢: 精進しなさい…。
魔理沙: 霊夢にしては良い事したな。
霊夢: 柄でもないことしたわね。あ!あいつ賽銭入れてない!嘘つき~!
魔理沙: そうだな、嘘はよくないな。

 

霊夢: 気になって見に来ちゃったけど。
魔理沙: お前もか。
咲夜: あなた達も?
魔理沙: なんで咲夜もいるんだ?
咲夜: 館の窓を薄目で眺めてたら、あなた達が来たのが見えたのよ。これは異変の予感だと駆けつけたわ。
魔理沙: 薄目でぼーっとしてないで紅魔館の仕事しろよ。
咲夜: 霊夢の無気力が私にも移ったようね。
霊夢: 人のせいにしないでよ。
咲夜: そもそも、なんであの子たちは人に技を教わりに来たのかしら。
魔理沙: 姉妹喧嘩に理由なんていらないぜ。
霊夢: 他人の技を繰り出さざるを得ない姉妹喧嘩ってなによ。
魔理沙: 勝負に理由なんていらないぜ。
霊夢: 魔理沙に聞いて損したわ…。
咲夜: しっ、あの3人が来たわ。
ルナサ: 腕力はパワー!
メルラン: 変なダジャレをいいなシャレ!
リリカ: ダンボールスパーク!
ルナサ: っ…。
メルラン: うっ…。
リリカ: あー…。
咲夜: ん?
魔理沙: 何?何が起こった?
霊夢: あの賽銭泥棒め!
魔理沙: え?
ルナサ: 私が悪かった。
メルラン: いえ、私が悪かったのよ。
リリカ: いや、私だよ。
ルナサ: 妹よ!
リリカ: 姉さん!
メルラン: 姉妹ども!
霊夢: なんか、仲直りできたみたいね。
魔理沙: いい話だな~。
咲夜: ふふっ、発動したのは私の伝授した技だけのようね。
魔理沙: あれで正解だったのか…。

 

文: はい始まりました~。第1回「昼だけ生討論」。司会の射命丸でーっす。今日のテーマはこれ!ずばり、食。ではどうぞ~。
霊夢: 食べ物をよこせ~~~~~~!
幽々子: 台風の日はコロッケよ~。
レティ: ねぎだくギョクカラメ!
霊夢: 闇があるから、光は光でいられるのよ。善人は悪人に感謝しなさい!
幽々子: こんにゃくの材料は毒なのよ~。
レティ: お米にジャムは合わない!
霊夢: お米食べろ!
幽々子: 農業はリアル!
レティ: 素振りは基本!
文: 解説のパチュリーさん?どう思いますか?
パチュリー: だからなんで図書館で変な番組やりだすのよ!
文: どうやらパチュリーさんも、ヒートアップしてるようですね。
パチュリー: してないわよ。そもそも会話のキャッチボールが成ってないわよ。意味がわからない。
文: なるほど。一球入魂と言いたいのですね?
パチュリー: 言ってないよ!
文: はぁはぁなるほど~!…………ここで、重大ニュースが入ってきました。今日から始まったこの番組、今日で最終回です。
パチュリー: 当然よ!二度と来ないでね。
文: 来週からは、「天狗ウィッチ椛ちゃんSOS」が始まります。第1回、「図書館もやしを焼き払え!」。ご期待くださーい!
パチュリー: また来るのー!?

 

文: 今日は、幻想郷に生息する驚愕の生物たちを紹介しよう。
レミリア: あぁ~。プリン食べたい。
文: これは、レミリア・スカーレット。それにしてもすごいカリスマだ!
レミリア: さくやーーー!おやつーーー!
文: と、次の瞬間!
レミリア: さくやーーー!
文: 誰も来ない。これには隅で見ていたパチュリーも思わず苦笑い。
レミリア: さーくーやーーー!
文: おーっと叫ぶ叫ぶまだ叫ぶ!一体いつまで叫ぶんだ?その後、3時間ほどしてメイドはやってきた。これでカリスマ面目躍如。だが幻想郷には、もっとすごいやつがいた!…………この映像をよーく見てほしい。お気づきだろうか。そう、氷そっくりに擬態したチルノが隠れているのである。
チルノ: さーみー。
文: ううむすごい!すごすぎるぞチルノ!だが幻想郷は広い!彼女より、更にすごいやつがいた!
アリス: ふぅ…。
文: これは、アリス・マーガトロイド。一見普通の変態だが、彼女にはすごい能力が備わっていた!
アリス: むっ!今魔理沙がいやらしいこと言った気がする!ううっ!ぁぁぁ~
シャンハイ: 何回それ言ってんだよ早く死ね!
文: ううむ、どう表現していいのかわからないがとにかくすごい!まさに超魔術!上海人形、思わずにんまり。…この後、魔理沙に理由もなくぶっ飛ばされたのは言うまでもない。ではまた来世紀!

 

藍: おや、こんなところで会うとは珍しいな。
妖夢: どうもこんにちは。いつも幽々子様がお世話になってます。
藍: こちらこそ。
妖夢: ……。
藍: …あー私達ってなんともぎこちないな。
妖夢: 私達も腹を割って仲良くなりましょう。
藍: 一緒に切腹でもするのか。
妖夢: つかぬことを聞きますが
藍: なんだ?
妖夢: 自分の主人についてどう思いますか?
藍: ……ダメ人間だな。
妖夢: そうですか。ですよね。
藍: 動かない。家事もしない。何かすると思ったら面倒を起こす。でもあの人がいないと幻想郷が成り立たないから、存在自体は否定出来ない。ほんとにどうにかしてほしい。
妖夢: うちもそうですね。基本的には毎日口をモゴモゴ動かしながら暮らしています。
藍: 君はどう思うんだ?
咲夜: お嬢様最高、お嬢様最高。
藍: ダメな人に従いすぎると、こうなってしまうから君も気をつけろ。
妖夢: わかりました。肝に銘じておきます。
シャンハイ: お前らの言ってることは完全に甘え!シャンハイの主人を見てみろ!
アリス: どっかに裸の魔理沙が落ちてないかな~。
藍: ……そうか、紫様はまだダメ人間で済んでいるんだな。
妖夢: 幽々子様も、ただの自堕落人間というだけなのですね。
藍: 気が付かせてくれてありがとう。
妖夢: ありがとうございます!
シャンハイ: 同情するならアリスを引き取ってくれ。
妖夢: 白玉楼はゴミ回収所ではありません。
藍: 生理的以上に生物学的に無理だな。
シャンハイ: お前たちも十分ダメ人間だよ!
咲夜: お嬢様最高っ!お嬢様最高っ!
シャンハイ: お前誰だよ。

 

美鈴: お使いの帰りに財布を拾ってしまいました。結構入っていますね…どうしよう。
フラン: へっへっへい~。
美鈴: あ、悪魔だ!
フラン: 財布なんて落とす奴が間抜けなんだよ。自分のものにして好きなもの買ったほうが得だよ?
美鈴: そ、そういうものでしょうか…。やっぱりそうですよね!
紫: 待ちなさーい!
美鈴: また悪魔だ!
紫: 天使よ!失礼な!その財布を届けて、お礼はいいからって連絡先を教えてもらって、ちょくちょくご飯を奢ってもらったほうが得よ!
美鈴: そうですよね!
咲夜: 待てーい!
美鈴: あ、咲夜さんだ。
咲夜: 咲夜じゃなくて天使よ。
美鈴: て、天使?
咲夜: そこに引っかからないで…。こっちも恥ずかしいわ。そんなことより、それを元手にFXでもして10倍に増やして、落とし主にも2倍にして返したほうが皆幸せよ。
美鈴: さすがです!
アリス: 待たれい!
美鈴: また!?悪魔かな?
アリス: ネコババより、好きな人の家に無断侵入するほうが、興奮するわよ!
美鈴: それには同意しかねます!
フラン: 買い物~!
紫: 奢り~!
咲夜: FX!FX!
アリス: 侵入!
美鈴: 争いの種になるなら、こんなものいりません!
魔理沙: あ、こんなところに財布落ちてる。ラッキー!

 

フラン: のう、パチュリー。
パチュリー: そんなジジイみたいに呼ばれても。
フラン: 聞きたいことがあるんだけど。ていうか、パチェって呼べば良いのかパチュリーって呼べば良いのかわからないよ。
パチュリー: どっちでもいいわよ。妹さ…フ、ラン?あれぇ~?
フラン: 私も別になんだっていいよ。
パチュリー: とにかく聞きたいってこと?
フラン: 私、フランドール、自機になりたいんです!
パチュリー: 私に言われても…。
フラン: でも殴り合いの場に出たり、サポート要員として選ばれたり、結構活躍してるから。咲夜にこの話題を言うと目つきがめっちゃ鋭くなるし…。
パチュリー: 自機になってもね、ろくなことないわよ?
フラン: えー、そんなことないよー。
パチュリー: 使い慣れないと切り替えであたふたしちゃって変な目で見られるわ。性能がアレ過ぎていつの間にか悪い意味で四天王扱いされたりとか。
フラン: へぇ~~~。
パチュリー: それに前から自機やってる人間を見てみなさい。
魔理沙: フヒヒ、借りてくだけだぜ~!
霊夢: イヒヒ、今日もご飯を食べに来たわよ!ありがたく思いなさい。
フラン: うわぁ~。
パチュリー: だからね、モブくらいが一番いいのよ。
フラン: モブにすらなってないんだけど。
パチュリー: えー…さぁー…。

 

忙しい人のための妖々夢EXTRA
紫: 今日はシャンハイの一生を紹介しよう。シャンハイは人生の大半を土の中で過ごす。最初は種から育つのだ。芽が出て膨らんで花が咲いて、その後色々あってシャンハイになる。人型になると土から這い出してくる。
シャンハイ: う~シャンハイ生まれた、生まれたよ!この土酸っぺえな腐ってんのか?
紫: 生まれたばかりのシャンハイは元気いっぱいで、自分が仕えるべき相手を探す。
シャンハイ: だりいなぁ、どこかにドクズは居ないもんか。
紫: 主人の性格がダメであればあるほどシャンハイは生き生きする。
レミリア: わぁ!人形が動いてるー!
シャンハイ: んー、今回はこいつでいいか。前のよりまともそうだな。
紫: 気に入った主を見つけたシャンハイは、その人と行動を共にする。
シャンハイ: わかった。多少ならうるさくしてもいいぞ。
レミリア: なんでいきなり上から目線なんだよ!私の家だぞ!
シャンハイ: 私がそんなものに屈すると思っているのか!
レミリア: 知らねえよ!そもそも、お前誰だよ!
シャンハイ: こう見えてシャンハイはオフィスレディ的だから色々やるぞ。
レミリア: つまり、メイドの仕事任せてもいいんだな?
シャンハイ: 卵の黄身と白身のドッキング部分の白いやつを取る作業とかめっちゃ得意なんだ。
レミリア: そんな仕事ねえよ!
紫: こうしてシャンハイは新しい主と人生を共にする。しかし、シャンハイの寿命は短い。電池6本で、3時間しか生きていけない。
シャンハイ: ご主人よ。
レミリア: 何だよ。仕事をするなら早くしろ!
シャンハイ: ちょっとシャンハイ死ぬわ。
レミリア: はやっ!しかも、コンビニ行くみたいなノリで言うなよ!
シャンハイ: お前と過ごした時間…ふっ、悪くなかったぜ。
レミリア: 思い出…全然ないんだけど。
シャンハイ: じゃあな。涙は見せねえぜ。
レミリア: さよなら…シャンハイ。
咲夜: オフィスレディだけに人生おーえるわけですね。
レミリア: …………それ言うためだけに出てきたのかよ。

 

藍: 今日も図書館でお勉強だよ!
パチュリー: また来いとは言ったけど、ほんとに来んなよ!
橙: うわぁ~ご本がいっぱいありますね~。でも、誰も見向きもしていませんね。
パチュリー: なんでちょっと毒吐いてるのよ!
藍: 今日は理科だよ。
橙: 難しそうですね。
パチュリー: どうせ簡単なことやるんでしょう。
藍: 核爆弾を作るよ!
橙: うーん、難しそうですね。
パチュリー: 難しいってレベルじゃねえ!いきなりハードル高すぎよ!
橙: 何はともあれ、プルトニウムですね!
藍: そうだね、プルトニウムだね!
パチュリー: なんで用意するのよ!持ってくるんじゃないわよ。作る作らない以前に作っちゃだめだから!
藍: さすがに材料確保できなかったね。
パチュリー: 結局無いんかい!何しに来たのよ!
藍: じゃあ、圧力鍋に鉄球とか石いれて我慢しようか!
橙: はい、藍様!
パチュリー: …………皆は真似すんなよ!

 

レミリア: パチェーーー!
パチュリー: また来たの!?
レミリア: またとは何よ!来ちゃ悪いの?
パチュリー: ああレミィか。なんか最近変なのがよく来るから…ほらあっち見てよ。
レミリア: ……うん、変なのがいっぱい居るな。
パチュリー: で、何しに来たの?
レミリア: いや、屋敷に居座ってる変なやつがいるから、何とか追い出したいんだけど。
パチュリー: 任せておきなさいよ!
レミリア: だったら、まず自分のところの連中をなんとかしなさいよ。…………あいつよ!
紫: 何よ。
レミリア: あいつが居座って帰らないのよ。
パチュリー: 帰れって言えばいいじゃない。
レミリア: じゃあ言ってみるから、そこで見ててよね!
パチュリー: 見てやろう!
レミリア: おい!早く帰れって!
紫: あなたは、プライベートで妹がいた事のない者の悲しみを知らないのよ!
レミリア: な?
パチュリー: 諦めるの早いわよ!
レミリア: だって、言葉が通じないのよ?どうすればいいのよ。
パチュリー: 簡単よ!えーと、もしもし?パチュリー・ノーレッジですけど、ええ、うん、はい、そうそう…。
藍: さあ帰りますよ!まだアリス病が治ってないんですから!
紫: うっ、離しなさい!うっ、魔理沙ああああああああああああ!
藍: あの魔法使いとそんなに接点ないでしょう!
パチュリー: ほら、保護者に連絡したら簡単に帰ってくれたわ!
レミリア: さすがパチェだ!これからも頼むわ!
パチュリー: 任せておきなさい!はっはっは!魔理沙あああああああああ!
レミリア: ええっ!?

 

紫: ねえ、何か面白いことないかしら。
藍: なんで暇を持て余した結果階段来てるんですか。徘徊老人じゃないんですから。
紫: 誰が精も根も尽き果てた枯れ枝なのよ!
藍: で、何するんですか?
紫: ここはそこまで言ってないですよとかフォローして!
藍: 土に還れば、また新しく生まれてこれますよ。
紫: う、フォローおかしいから…。
藍: で、本当に何するんです?まさか、本当に無意識に来ちゃったわけじゃないでしょう。
紫: うーん…。じゃんけんで勝ったときに出した指の本数の数だけ上がって行きましょうか!
藍: いいですけど…それ楽しいですか?
紫: 多分…すっごいつまんない。
藍: それで退屈が解消されるなら、家で将棋したほうがましですよ。
紫: 階段で遊ぶって難しいわね~。
藍: じゃあなんで階段選んだんですか!
紫: 来ちゃったんだからしょうがないでしょう!人は今ある手札で勝負するしかないのよ!
藍: そんなゲーム、即降りです。
パチュリー: …………いいなあいつら。いつも楽しそうで。

 

紫: つい喫茶店に来ちゃったわね。
藍: 喫茶…店?
シャンハイ: そこには突っ込むな。流せ。
藍: 喫茶店ということは、注文していいんだな?
シャンハイ: 問題ない。店長不在だけどなんともないぞ。
藍: 完全にだめだろう。お前小さいし。
シャンハイ: 元気とかガッツとかやる気はある方なんだ。
藍: つまり気力だけだな。
紫: とりあえずホッピー。
シャンハイ: ねえよアホ!
藍: なに頼んでるんですか全く。…私は玉露を。
シャンハイ: ねえよアホが!
藍: な、何ぃ!?玉露くらい置いてある喫茶店なんていっぱいあるぞ!
シャンハイ: 一緒にあんみつとか頼むスイーツ脳の相手なんてしてられないんだよ!
藍: お茶と甘味は基本じゃないのか?ではこの店には一体何が…。
シャンハイ: 鮭の心臓とかあん肝とか。
藍: 珍味しかないのか…。
紫: じゃあ、このわた。
藍: くちこ。
シャンハイ: 注文入りましたー。よろこんでー。
紫: 忙しい子ねぇ。
藍: うーん…このわたとくちこで、なまこがダブってしまった。
紫: そこは別に気にしないでいいじゃない…口の中塩気で蔓延してるけど、なかなか美味しかったわ。
シャンハイ: ところで金持ってるんだろうな。
紫: 当然よ!ねえ藍?
藍: はい。えっ?
紫: えっ?
藍: ええ?
紫: ……逃げろおおおおおお!
藍: ええっ!?
シャンハイ: …………うおい!この珍味泥棒!

 

紫: 前回のあらすじ。藍は食い逃げしたのだ。
藍: 私だけに罪をなすりつけないでくださいよ!
紫: でも逃げたおかげで何とか凌げたわね~。問題になる前に事なきを得たわ。
藍: 凌げてないし、得てないですよ。通報されますよ。
紫: 返り討ちね。
藍: むちゃくちゃですね…。まあ後で、お金持って謝りに行かないと。
紫: 出た!藍の必殺の土下座!
藍: 土下座の原因作ってんの紫様ですから。
紫: でもなかなか楽しかったでしょう?
藍: もう…紫様はしょうがないですね。
紫: うふふっ
藍: っははは
紫: おほほ
藍: と笑って許されると思っているんですか!
紫: え!?ここでオチるんじゃ?
藍: こんなオチありますか!
紫: ここで私達がセピアになって文字がチンって表示されて終わるものだと!
藍: なんでそういうことの気配り出来るのに食い逃げするんですか。
紫: セピアがチン!
藍: ……ならないですよ!もうなんでもいいからオチつけてください。
紫: じゃあダジャレね。
藍: 布団がふっとんだ。
紫: ………………………うん。今のは時間が止まっただけね。
藍: 裏方目線要りませんから。
紫: じゃあ…終わるわ。
藍: 本当にオチてないですね。
紫: (本編も実際こんな感じよね。)
藍: (言わなくていいですよ。)

 

パチュリー: 稀には森のなかで…森の中で何してるのよ!
咲夜: パチュリー様が「大自然感じてえ!」って仰ったので、私と一緒に散歩です。
パチュリー: そうだったわねー。とりあえずここで瞑想でもしましょう。
咲夜: 自然を感じれば、地水火風の4属性を超えた、禁断の第5属性も使えるようになるかもしれませんし。
パチュリー: 元々使えてるわよ…多分!
咲夜: では自然を感じるために、目を瞑りましょう。……コォー
パチュリー: 疲れてるのかしらこの子…。まあいいわ。私も自然を感じないと。…うーん、なんか隣から邪でありひ弱そうな気を感じるわね…ああ咲夜か!あっちには…なんか黒っぽい気を感じるわね。何かしら。
ルーミア: そーなのかー。
パチュリー: そ、そーなのかー…。よくわからないけど自然がコンタクトを取ってきたわね…。自然と対話って難しいわね。
咲夜: コォーーー…
パチュリー: いびきでけえ…。あー、自然の気配が消えちゃったじゃないの。…お、今度は白っぽい気と…空気みたいに薄い気が!次は…オレンジ色と藍色と…ドブみたいな大自然の気が…。
咲夜: んん…誰も居ませんよ。
パチュリー: 気を感じるのよ咲夜。
咲夜: ん…コォー
パチュリー: 寝言かい。何の夢なのよ。まあいつもは気にも留めなかった森だけど、色々と新鮮な思いできることが分かったわね。
咲夜: はっ!
パチュリー: いやあああ!何よ!
咲夜: 今お嬢様が、わかりにくいダジャレ言った気がして…。
パチュリー: なんでそれであなたが起きるのよ。
咲夜: ん?ああ、おはようございますパチュリー様。
パチュリー: 一体何しに来たのよ…。
咲夜: 仕事をサボるためです。
パチュリー: はっきり言うな。

 

咲夜: パチュリー様。
パチュリー: あのさぁ…なんで皆ここに来るのよ。駆け込み寺じゃないのよ。
咲夜: 話を聞くのか聞かないのか、どっちなんですか。
パチュリー: じゃ聞くわよ。なんで態度大きいのよ。
咲夜: 前に騒霊の一人が、私に技を教わりに来たのです。
パチュリー: ふーん。
咲夜: どうしてもというので、しぶしぶ教えましたが、それなら私も何か教われないものかと。
パチュリー: そこで私に教わりに来たのね。
咲夜: 掃除中にふと思いついてしまったので。
パチュリー: またサボってるって言われちゃうわよ。
咲夜: どんと来いです。
パチュリー: 知らないわよもう。…で、どんなものを教わりたいの?
咲夜: 体が暖かくなったり、体が軽くなったり、病気が治ったり。
パチュリー: 私のスペルは漢方じゃないんだけど。まあ、熱を発するやつならあるわよ。
咲夜: それ、詳しく。
パチュリー: そもそも教えるってどうすればいいのかしら…。
咲夜: 冷たくする技は、もう伝授されました。
パチュリー: え!?誰から?どうやって?
レミリア: うおおおい咲夜!また掃除サボってるじゃない!いつまでも優しいうー☆だと思ったら大間違いだぞ!
咲夜: ほら、最近お嬢様が冷たいんです。おかげで人に冷たくする技は完璧に覚えました。
パチュリー: 冷たくされてるんじゃなくて、ただの自業自得でしょ。
咲夜: 黙れ!優しいうー☆だと思ったら大間違いだぞ!
パチュリー: ラーニングへった!

 

咲夜: パチュリー様。最近の私達、続き物のコントでもないのに出ずっぱりですけど、大丈夫ですか?
パチュリー: 気にしなくていいわよ。言わなくていいし。
咲夜: で、今日はどんなことをしてお茶を濁すのですか?
パチュリー: なんにもないわよ!
咲夜: そんなこともあろうかと、これを用意しました。
パチュリー: 占いの本?
咲夜: 占いでおもてなしです。
パチュリー: うん。あ、そう。
レミリア: またサボってる!もしかして、パチェが咲夜を拉致ってるのか?
パチュリー: 違うわよ!咲夜が勝手に…。
咲夜: お嬢様!良いところに。これからお嬢様を占ってあげましょう。
レミリア: 何ぃ!?受けて立つ!
咲夜: 誕生日はいつですか。
レミリア: 1900年1月1日!
咲夜: 住所は?
レミリア: 北海道!
咲夜: 名前は?
レミリア: ああああ!
パチュリー: ちゃんと入力しろよ!入力ってなんだよ!
咲夜: 出ました!
パチュリー: 出すな!
咲夜: あなたは真面目で周りからも頼られる存在です。
パチュリー: 完全に外してるじゃない…。
咲夜: しかし頼られすぎてストレスを感じ、うーうー言ってしまうときがあります。
パチュリー: ピンポイントでおかしいでしょう!
咲夜: 早めに病院に。
パチュリー: ただの診断結果じゃない…。
咲夜: ラッキーナンバーは42。ラッキーイベントは突き指。アンラッキーカラーは赤。
パチュリー: 色々いいたいけど、つまるところ全然ダメじゃない。
レミリア: 合ってるー!すごーい!
パチュリー: 合ってねえよ!言いたいだけでしょそれ!はーやーくかーえーれー!
レミリア: 覚えてろ!
咲夜: 今に見てろ!
パチュリー: ……もう閉鎖!図書館閉鎖!

 

紫: 流行らしいから教わりに来たわ。
レミリア: 何をだよ!いきなり現れて、何を言っているんだ!
紫: スペルを。私に何か伝授して。
レミリア: 伝授って言ってもなぁ、お前これ以上強くなってもしょうがないだろ。
紫: 流行に乗り遅れちゃうのよ!
レミリア: 流行どころか、行き遅れてるじゃない。
紫: 何ぃ!?
レミリア: まあいいや。スペルって言っても、ただ弾幕のパターンだからな?そこ忘れるなよ。
紫: 分かったわ。
レミリア: とりあえず、全方位にビームとか大きめの弾とか輪っか、うて!
紫: ほほう、それで?
レミリア: それで終わりだよ。
紫: なるほど。朝藍に怒られたときに使うと良さそうね。
レミリア: お前、普段どんな生活してんだ?
紫: ちなみに、これの名前は?
レミリア: 「幼きデーモンロード」。
藍: うわっ、こんなところで「老けたデーモンロード」使わないでくださいよ!
橙: お外で「老けた悪魔」を使っちゃダメですよ紫様。
レミリア: あれっ?なんか教わった技と違う…。

 

藍: 紫様!大変です!
紫: えっ!?黙って霊夢の家に忍び込んでることよりも!?
藍: 当たり前ですよ!見てください、橙が不良になってしまいました!
橙: ビキビキ!
紫: いつもの橙じゃないの見た目は。
藍: そりゃ見た目は可愛いですけど、行動が問題なんですよ!
紫: 不良といえば…バイクに逆立ちで乗ったり、不定期に喧嘩祭りを開催したり?
藍: そんなレベルじゃないですよ!ご飯粒を3粒くらい残してごちそうさまするんですよ?橙、ダメだぞ?もったいないおばけが出てくるんだぞ?
橙: かかってこいやあああ!
藍: 空想の化物に喧嘩売って勝つつもりなんですよ~。完全に不良です。
紫: そうかな~。
橙: おいこらてめえ!横断歩道は青でも危険だから、手を繋いで一緒に渡ってやんよ!
藍: なんて不良なんだ…。
橙: すぐに兵隊集めろ!鬼ごっこするぞ!
藍: やめるんだそんな危ないことは!
紫: まあ橙は多感な時期なのよ。見守ってあげないと。
藍: そんな呑気な!
橙: 塗り絵だって?ふっ、めっちゃクールじゃん。
藍: まぁ……可愛いからいいか。

 

藍: 紫様!超大変です!
紫: えっ!?黙って神社の裏の農園で野菜パクってることよりも!?
藍: 当たり前ですよ!見てください、橙が病気になってしまいました!
紫: えっ!?それは本当に大変ね!急いで病院に行かないと。
藍: この病気は特殊な感染症で、普通の病院では治らないそうです。
紫: 一体どんな病気なの?
橙: 魔理沙ああああああ!
藍: アリス病です。
橙: 魔理沙ああああああ!
藍: ちぇぇぇぇぇぇえええん!
橙: 魔理沙あああああああああ!
藍: ちぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええん!
紫: っうるさいわよ!私もこの前かかっちゃったけど1日寝たら治ったわよ!
藍: いますぐ直さないと、橙が可哀想でしょう!
紫: もう、じゃあまず、それがどんな経由で感染したのか調べないと。
藍: そんな流暢なことしていられません!本人から血清を作らないと。
紫: えっ?
藍: 行ってきます。…………覚悟ぉぉぉおおお!やりました!
紫: はやっ!本人一言も発しないでやられたの?
藍: あの人形遣いの細胞から作った血清をうった橙が、こちらになります。
橙: マジ助かった…。お前、クールじゃん。
紫: え、まだ不良だったのね…。
藍: 良かったな橙。ちぇぇぇえええん!
紫: 私は少し、置いてけぼり気味だけどね…。
藍: ちぇぇぇえええん!…魔理沙あああ!
紫: えっ?
橙: ちぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええん!
紫: ええっ!?ええっ、えっえっちぇぇぇえええん!
パチュリー: いいなあいつら。…いつも楽しそうでちぇぇぇぇぇぇえええん!

 

レミリア: たのもー!あれ?誰もいない…。いつもならパチェが何しにきとんねーん!とか、大声で参上するのに。もしかして、一日司書がいるのか?おい、美鈴ー?最近めっきり出番がない美鈴ー?いない。これはあれか?今日の仕事ピンか?
咲夜: とうっ!
レミリア: うわあ!なんでスタイリッシュに登場したのよ!
咲夜: 呼びましたか?
レミリア: 呼んでねーよ!でも、一人じゃ心細かったから助かったわ。
咲夜: お嬢様、今日は漢字のお勉強をしますか?
レミリア: しないしないしない。今日は読書よ。
咲夜: ではこの本を。「咲夜の五箇条・ネオ」。うーん、ナウい。
レミリア: 読まん読まん!
咲夜: で、一体どのようなジャンルがよろしいのですか?
レミリア: うーん、一般教養?
咲夜: ではこれを。「チルノの完全他殺教室」。
レミリア: あの氷精は何書いてるんだ?近くに住んでいる連中の裏の顔が怖すぎるのよ…。
咲夜: 読みますか?読みませんか?
レミリア: 読みゃあしないよ!
咲夜: 教養…教養…はて、教養ですか……。うーん…。
レミリア: また一つ、一炸裂させるのか?
咲夜: 教養…今日よ?………いやいやいや違うわね…。
レミリア: ダジャレはもういいよ!
咲夜: あっ、私仕事を思い出しました!では失礼します。
レミリア: あいつ…収拾つかなくなって逃げたな。完全に時間の無駄したじゃない。良さ気の本が全然ねえよ!
パチュリー: うるせえぞ!眠れないじゃない。
レミリア: パチェはここの主なんだから、面白い本を紹介してよ!
パチュリー: 漫喫行け!

 

藍: 今日から通う、橙の学校だよ!
パチュリー: 学校じゃないわよ!学校とか寺子屋はもうちょっと待ちなさいよ!
橙: うわぁ~この銅像すごいですね~!
パチュリー: 生きてるよ!
藍: こら、それはここの関係者だよ!
橙: 気難しそうですね…。
パチュリー: 余計なお世話よ。話を勝手に進めてるけどほんとに通うつもり?
藍: 金は払う。入学金の5倍は払う。
パチュリー: そういう汚い裏世界の話してるんじゃなくて…。
藍: 素に戻るけどいいか?
パチュリー: 構わないわよ。むしろちゃんとして!
藍: 家だとなにかと紫様が邪魔をして、教養が身につかないんだ。
パチュリー: なるほどね。
藍: なので、ここならある程度静かだし、ためになる本もいっぱいある。
パチュリー: なかなか見る目あるじゃない!
藍: ハウスダストまみれだが、そこは妥協してやる。
パチュリー: ひとこと多いわよ!勉強って言っても何を学ばせるのよ。
藍: そう来ると思ってビデオを用意した。これで一緒に学ぶがいい。
パチュリー: 私も生徒扱いかい!
藍: データだぞ。
パチュリー: 機材無いよ。
藍: 最後に一つ、言っておくことがある。
パチュリー: 何?
藍: 橙はたまに病気で不良になるけど、気にするな。
橙: 勉強なんてくだらないぜ。な?泥田坊。
パチュリー: うわぁ~もう一気にめんどくさくなっちゃった。

 

藍: では、最初はこのビデオだ。
パチュリー: だから見れないっての。
藍: VTR、スタート!
パチュリー: それで済むの!?
紫: もし幻想郷が100人の村だったら、人間が少し、妖怪がいっぱい、それ以外も少し、中国人が一人です。神社や寺に住む人は10人ほどで、その10割が栄養失調で苦しんでいます。赤い館に住んでいる人の中で、むきゅーっと言っているのは一人だけです。しかし100人がむきゅーを自分のものにしたいと、オリジナルむきゅーの人物を抹殺したがっています。悪魔の妹は一人です。たまに4人です。春の妖精は二人で一人分です。そして春がそんなに好きではありません。人形遣いのうち10割が変な人です。その10割も、毎日マスタースパークに轢かれます。お金に執着している人は一人です。しかしその一人が、幻想郷で一番の暴力家です。金は寿命。白玉楼に住んでいる人は0.5人です。死んでいる人はカウントしません。猫や狐はいません。コスプレです。スキマ使いの10割は嘘つきです。…なんだとコラ!
パチュリー: なんだこれ。
橙: いい話ですね~。
藍: 超大作だな!
パチュリー: ちゃんと見て!内容把握して!
レミリア: パチェ覚悟ぉぉぉおおお!
パチュリー: あぶぬっ!何、何事!?
レミリア: くっ、失敗した!撤退!
パチュリー: 内容合ってるの!?

 

藍: 次はこれだ。
パチュリー: まだあるの!?
藍: よし、ではスタート!
紫: 橙、今日は弾幕の勉強するわよ。
橙: うおおお!ついに来ましたね!ところで、藍様は?
紫: 藍……いい子だったのに…。
橙: そうですか…。橙は泣きません!
紫: てことで、弾幕ね!
橙: はーーーい!
紫: 色々と属性的なものがあるわよね。火とか水。相手にダメージを与えるときは、火以外は別に使い分けなくていいわ。
橙: そうなんですか?
紫: だって、水も土も風も結局物理攻撃じゃない。
橙: な、なるほど。
紫: 氷ってものもあるけど、氷塊はさっき言った物理攻撃だし、温度を下げて相手の動きを制限しようとしても、その隙に相手にアームロックとかかけちゃえば済むし。
橙: でも橙は理屈抜きで水が苦手です。
紫: 橙が苦手なのはつまるところ体質が問題だから、その手の弱点は自分で克服しなさい。
橙: 足湯から挑戦してみます。
紫: 火は熱いから嫌ね~。それに、他のだったら傷で済むけど、火はやけどしちゃうじゃない。やけどが残ると、猛烈に恨まれる可能性があるわ。
橙: 傷そのものが残ってしまう可能性もありますよ…。
紫: そっか…弾幕バトルって危ないわね。
橙: 痛いのも嫌ですよ。
紫: 平和が一番ね!
パチュリー: 何の授業なのよ…。わざわざ映像にしないであのスキマがここに来れば済む話じゃない。
橙: あの猫…めっちゃクールじゃん!
パチュリー: お前だよ!

 

橙: いっぱい勉強しましたね!
パチュリー: 映像見せられて無駄な知識が入っただけだけどね。
橙: 橙の知識力の上昇は留まることを知りません!橙はまだ学年を2年残しています。その意味がわかりますか?
パチュリー: 一年生ってだけでしょう?
橙: さすが同学年の先輩です!
パチュリー: ダブってないから!
レミリア: ちょっとお前ら。
パチュリー: ああ騒いじゃって悪いわね。今勉強させられてるのよ。
レミリア: 卒業だ!お前ら!
パチュリー: マジで!?
橙: この3年間…長かったようで短かったです。でも、楽しい日々でした……。
パチュリー: 1年生じゃなかったの…。
橙: 1年生ですけど三号生でもあったのです!
パチュリー: どういうことなの?
レミリア: 3年間よく頑張った!感動した!校長先生、嬉しいぞ!
パチュリー: どっちかって言うとインテリ高飛車理事長面だけど。
レミリア: 特別に、給食作ってくれた人からの言葉があるぞ。
パチュリー: 無くていいわよ…給食一回も出てないし!
咲夜: お残しは許しまへんで!
橙: 橙はこう見えて、ぱせりに食用菊も食べられますよ。
咲夜: フルーツサラダやグリンピースご飯やミルク煮も食べるのよ。
パチュリー: とっとと自分の仕事に戻れ!
藍: いい卒業式だった。
パチュリー: どこに目ん玉つけてるのよさっさと帰れ。
藍: わかった。じゃあこれにて今日の茶番終了。
レミリア: お疲れーっす。
咲夜: お粗末さまでした。
藍: さあ帰ろうか橙!
パチュリー: 何度も何度も図書館来ては変なことして……だんだん楽しみになってきたわね!
紫: 来賓席はここ?
パチュリー: 遅いよ!

 

藍: お散歩楽しいね~。
橙: はい!藍様!
藍: わあっ!?橙がもう一人いる!?いつの間に天国に紛れ込んでしまったんだ!?
橙: 違います!橙は未来から来た橙です。
藍: 一体なぜ未来から?まさか未来になにか悪いことでも?
橙: いえ、未来の紫様が時間を飛び越えられるスペルを作ったので一緒に付いてきました。
藍: 何?紫様も二人……いつの間に地獄に紛れ込んでしまったんだ!
橙: 落ち着いてください!両方の鼻の穴に小指を根本まで突っ込む瞑想をして気を静めてください。
藍: 未来の流行、おかしくないかい?
橙: 未来ですから!
藍: そうか……現代の橙はどう思う?
橙: 現代の橙は修行不足みたいです。
藍: 試さなくていいからね…。ところで、私は来てないのかい?
橙: 未来の藍様は、「嫌ですよ。行くなら一人で行ってくださいよ。えっ?橙も行くのかい?」って言ってました。
藍: そうか……相変わらずだな私。
橙: では未来の橙は自分の時代に戻ります。未来の紫様にも会って欲しかったですけど、残念です。では!シュワッ!
藍: うーん、不思議な体験だったな。タイムパラドックスなどが気になるが、幻想郷だしな。
橙: シュワァ!シュワァ!
藍: 橙はなんでも真似したがるね。
紫: 大変よ藍!橙!
藍: あっ、紫様も会いましたか。
紫: さっき気がついたんだけど、鼻に小指を根本まで入れると落ち着くのよ!
藍: 変なこと流行らせないでくださいよ!
紫: えっ!?

 

レミリア: 見ろ!通信機兼ナビを改良してみたぞ!
う~なび: うー☆
パチュリー: 気持ち悪っ!
レミリア: 第一声おかしいでしょ!見た目は変えてないわよ。見た目は完璧!
パチュリー: レミィは目が腐ってるのよ。
レミリア: 性能が従来の2倍!いや、1倍半上がってるのよ?
パチュリー: その目の腐敗が脳にまで達した結果がこれなのね。
レミリア: 他にも機能が色々増えてるのよ!
パチュリー: 助ける方法はもうないわ……可哀想だけど…。
レミリア: ちゃんと聞け!
パチュリー: どんな機能あるのよ。
レミリア: 聞いてたんだ……予想外ね。じゃあ、驚きの機能を見るがいい!まずはこれだぁ!
パチュリー: うわあ!隅から咲夜が!
レミリア: どこ見てるのよ!違うわよ!
咲夜: お嬢様。
う~なび: うー☆
レミリア: 私はこっちだから。
咲夜: 偽物!?おのれっ!
レミリア: いやいやいやいやいや!
咲夜: 冗談です。
レミリア: 刃物だして冗談はダメだから!
咲夜: ご夕食の準備が。
レミリア: そうか。もうそんな時間か。今日の夕飯なに?
咲夜: ピザ取りました。
レミリア: そうか…。何のために咲夜いるの?
咲夜: 出前を取るためです。
パチュリー: 機能説明しろよ!あと私も夕飯呼びなさいよ~!

 

レミリア: ふ~!食った食った!
パチュリー: やっぱり生地は薄いのより厚いほうが食べごたえあるわね。
レミリア: そうね。でぇ、すごい機能が付いてるのよ!
パチュリー: な、なんですって!
レミリア: うそ発見器が付いてるのよ。
パチュリー: 通信機の本分忘れそうね。
う~なび: うー☆
レミリア: ためしに嘘ついてみて。
パチュリー: えーっと、レミィは本当はインド人よ。…あああちぃぃぃいいい!
レミリア: 嘘に反応すると火が出るのよ。
パチュリー: 先に言って!危ないから!死ぬから!
レミリア: あたしったら天才!あつぅ!いやいや、自惚れるくらいは許しなさいよ!
パチュリー: うそ発見器はともかく火炎放射いらないでしょ。
レミリア: 業務用も作ったんだけど。
パチュリー: いらないわよ!でかっ!
レミリア: 大小関係なくかわいいじゃない!うわあつっ!
パチュリー: ああっ!?
咲夜: お嬢様は私の命に代えてもお守りしまあっつううう!
レミリア: ええっ!?
パチュリー: えっ…?

 

忙しい人のための文花帖
フラン: パチェ~。私は自機諦めたよ…。
パチュリー: まあいいんじゃない?
フラン: 良くないよ!そこでパチェが「諦めんなよ!」とか言わないとダメだし。
パチュリー: どうしろって言うのよ…。
フラン: 自機はいいから、正義のヒーローになりたいよ!
パチュリー: スカーレットさんのところのフランちゃんが、またもや訳の分からないことを言い始めたけどどう思う?
小悪魔: ま、いいじゃないですか?
パチュリー: 良くないわよ!
小悪魔: ヒーローじゃなくて、ヒロインってことには目を瞑りましょうよ。
パチュリー: そこじゃないわよ!
フラン: とにかくさ、私は悪を懲らしめたいよ!どこかに命を散らしていい小悪党はいないの?
小悪魔: つまり、大した悪人でもない人を殺めたいってことですね。
パチュリー: 社会問題になっちゃうからやめなさい。
フラン: 止めても無駄だ!
パチュリー: 幻想郷にも、暴走する若者ブームが来たのかしら…。
小悪魔: 大変ですね。
パチュリー: 完全に他人事よね!?
小悪魔: いざとなったら、田舎へ帰りますから。
パチュリー: 逃げんな!
フラン: ちょっと散歩してくる。
パチュリー: 自由だなぁ……この子は。
フラン: 悪党が見つかるかもしれないし、運が良ければ私を改造するために組織がさらってくれるかもしれないからね!
小悪魔: どうしましょうか?ほんとに行ってしまいました。
パチュリー: それをあなたは笑顔で見送ってるけどね…。
小悪魔: それはそれ、これはこれです。
パチュリー: 悪党を成敗するらしいけど……大抵のやつは成敗されちゃうんじゃないの?
小悪魔: 人は誰しも心の奥底に闇の部分を抱えてますからね。
パチュリー: 心の奥底から取り出してる連中が多すぎるのよ……。とりあえず様子を見て、出来ることなら止めるのよ。
レミリア: 話は聞かせてもらった!幻想郷の生き物は、全滅する!
パチュリー: …………どうするのよ。また誰かに「落ちてねえよ!」とか言われちゃうわよ?
咲夜: まあいいんじゃないですか。
パチュリー: だからよくないよ!

 

フラン: どこかに私を満足させる猛者はいないかなぁ。
パチュリー: 後を付いてきたのはいいものの…。
小悪魔: 明らかに当初の目的と違ってますね。
フラン: うわっ、違う違う。悪人を探してるんだった。
パチュリー: 思い出したみたいね!あーよかった。
小悪魔: どっちも同じようなものですけどね。
レミリア: このままじゃ、幻想郷が滅亡する!
咲夜: ナ、ナンダッテー!
パチュリー: あんたたちそれ言いたいだけでしょ。なんかいい案ないの?
レミリア: フランはただ暴れたいだけなのよ。自分の想定したシチュエーションに沿って。
咲夜: で、どういうことなんですか?
レミリア: 今言ったよ!……咲夜、あれだな。最近、アホになってきたな。
咲夜: そういう日もあります。
レミリア: とにかく、悪者を成敗したいんだろう?その時点で解決方法が出てるじゃないか。
咲夜: つまり、全員で妹様に襲い掛かるんですか?
レミリア: なんでそういう答えが導き出されてるんだよ。
咲夜: お嬢様は先回り、パチュリー様はこのまま追いかける。
小悪魔: なるほど!つまり挟み撃ちという形になりますね。
レミリア: お前たち、どこ行ったんだよ。
咲夜: 館で仕事するに決まってるじゃないですか。
小悪魔: 私も本の整理を!
レミリア: こんなときだけ仕事熱心になりやがって…。
パチュリー: 誰か襲いかかればいいじゃない。
レミリア: そういうこともあろうかと、美鈴を向かわせました。
小悪魔: 門番さんの運命やいかに!

 

美鈴: ようようねーちゃん、一緒にいいところに行かへんかぁ?
フラン: あ!美鈴またサボってる!イケないんだよ!
美鈴: い、あ、あの……い、い、いいところに……。
フラン: 早く館に戻らないと咲夜に言いつけちゃうからね!わかった?
美鈴: はいぃぃぃ……。
レミリア: 「はいぃぃぃ」じゃねえよ!
咲夜: これは失敗か成功かと言えば、どっちでしょうか。
レミリア: 見てわかんないから咲夜はいつまでたってもダメなんだよ!
咲夜: そういう年もあります。
フラン: …………うりゃあ!
咲夜: お嬢様見てください!妹様が変な大食漢二匹を懲らしめました!
レミリア: 雪女と亡霊を大食漢のひとくくりにすんなよ。
フラン: この者、食べ物無駄食い犯人っと。
小悪魔: ちゃんと妹様がやったとわかるように、カードを残してますよ。
レミリア: あれはヒーローの中でも外道の部類がやる行動なんだが?
フラン: 早くあの人みたいになりたいなぁ……野良マスパさんみたいに!
レミリア: 何に憧れてんだよ!フランはいよいよやばいんじゃないか?
咲夜: 誰にも自分だけのヒーロー像というのはありますよ。
レミリア: いくらなんでもダメだろ!生き物じゃないし!
咲夜: (?)とか大きな重機に憧れることもあるじゃないですか。
レミリア: でもマスパはダメだろう……マスパだよ?
咲夜: 細かいことはいいんですよ。
レミリア: うーん…そうか…。
パチュリー: 説得のされかた雑っ!
レミリア: あんな通り魔みたいな真似されると紅魔館の沽券に関わる。フランには悪いが、物騒なことはやめてもらう。
パチュリー: おおすごい。止めに行くのね。
レミリア: うん、パチェがね。
パチュリー: …………うぇ?

 

レミリア: パチェと小悪魔は配置についた?
咲夜: 大丈夫です。私は帰っていいですか?
レミリア: なんで帰るんだよ!一緒に結末を見届けろよ。
咲夜: パチュリー様には一体どんな作戦を伝えたのですか?
レミリア: 見れば一目瞭然よ。
咲夜: 見れば一目瞭然って、焼いた焼き魚みたいですね。
レミリア: 咲夜はマイペースすぎるな……。
小悪魔: この!この!一生懸命働いてるんですから、お給金上げてください!
パチュリー: いてぇ!こらやめなさい!
レミリア: 見ろ!働く貧困層が抱えるストレスが爆発して、上司に暴力をふるっている!…っていうシチュだ!
咲夜: なんでその役を私にやらせてくれないんですか!?
レミリア: えぇっ!?やりたかったの?
咲夜: お嬢様を蹴ることが出来るじゃないですか。
レミリア: 蹴んな!
小悪魔: このっ!
パチュリー: いてっ!
小悪魔: このっ!
パチュリー: っちょ手加減!
小悪魔: うおおおおおお!
咲夜: あの二人…本当に演技なのですか?
レミリア: さぁ…。でも、本気のほうが凄みが伝わるだろう?
咲夜: この場合…妹様はどっちが悪に見えるのですか?
レミリア: さぁ…。あ、フランが来た。
フラン: うわぁ!小悪魔がパチェをいじめてる!?
小悪魔: 金は寿命!
フラン: うわぁ……ワーキングプアが自分の境遇を悲観して、社会に楯突いてる。醜いなぁ。
咲夜: なんか引いてますよ。
レミリア: どっちでもいいから成敗して気を晴らすのよフラン!そして帰ってDVD見ながらお菓子食べておとなしくしてなさい!
フラン: うーん、これは誰かが悪いんじゃなく、社会が悪いんだよ。社会という巨悪を成敗するには、私はまだまだ力不足だよ…。じゃあね!
咲夜: ……スルーされましたね。
レミリア: 失敗したようね…。
パチュリー: やられ損だよ!

 

咲夜: コォー…………ンゴッハッ!……なんだ、全部夢か。
レミリア: 夢じゃねーよ!ちゃんと現実見ろよ!
咲夜: 私はメイドなのに、なぜこんなことをしなければならないのです?
レミリア: ううーうーうーうーうー、現実見たら急に冷めやがって!
咲夜: お嬢様。うー☆うー☆言うのはやめましょう。
レミリア: ぬー!ぬー!
咲夜: まず何をすれば解決なのか、一から説明してください。
レミリア: もうお前帰れ!
咲夜: じゃあ…帰りますか。
パチュリー: 帰ろ帰ろ。
小悪魔: 帰りましょう。
レミリア: …………諦めんなよ!……本当に帰って来ちゃったよ!
咲夜: そうですね。
フラン: そうだね。
レミリア: いるの!?
フラン: お姉さま、私は気がついたよ。人が人を裁くだなんて、滑稽だよ!
レミリア: うーん、そうですか。
フラン: 誰しも生まれた時から業を背負ってるんだよ。
レミリア: あのパチェが蹴られた時と今の間に何があったのよ。仙人とでも出会ったの?悟り開きすぎ。
フラン: 徘徊するの、多少飽きちゃったかな。
レミリア: ぶっちゃけるの早いよ!
フラン: 皆を成敗するより、遊んだほうが楽しいよ!
レミリア: まあ、そうだな。
咲夜: 妹様に成敗されるのは、まさに酷刑ですしね。
レミリア: 咲夜……わかりにくい。
フラン: ん?どういうこと?
咲夜: 今のはですね、「酷い刑」と書いて「酷刑」という。
レミリア: 説明するな!こっちが恥ずかしい!