書き起こし/忙しい人☆2

Last-modified: 2016-05-14 (土) 14:22:09
 

忙しい人のための萃夢想
紫: とある寂れたところに、赤鬼が住んでいました。
幽々子: いや…寂れてないわよ。私の家なんだけど。
紫: 昔話風の例えなんだからいいのよ!
萃香: 赤くねえよ!
紫: そこも別にいいでしょう!?そういうことにしておいてよ。
幽々子: そうなの。
紫: 妙なタイミングで出てこないでよ!
幽々子: はーい、わかりましたぁー。
萃香: 分かったよ。
紫: ごほん……鬼は人と仲良くなりたくてたまりませんでした。
萃香: 霊夢のところに行っても、結局ご飯の調達は私がしてるからな。もっと人間に取り入って、お供えとかもらったほうが楽なんじゃねえの?
紫: 誰に言ってるのかわかりませんが、鬼は神がかり的な屑でした。そんな鬼には、唯一無二の親友がいました。
レミリア: 別に…こいつとそんなに仲はよくないんだけど。せいぜい瓢箪を奪ってこぼして遊ぶくらいなんだけど。キャスティング間違ってない?
紫: ケツが青鬼です。
レミリア: 青くねーよ!…なあ萃香、なんでそんなに人間に気に入られたいんだ?
萃香: 今言っただろ。ちゃんと聞け!
レミリア: うぬぬぬ……。
萃香: この前さ、お菓子やお茶がありますからご自由にどうぞって看板かけといたのに誰も来なかったんだよ。どう思う?
レミリア: とっとと死ぬしか無いな。
紫: 青鬼は更に屑でした。
レミリア: 仕方ないな。私が一肌脱いでやる。
紫: 青鬼は無意味に友情に厚い女だったので、赤鬼が人と仲良くなれるような妙案を思いつきます。
レミリア: 私にいい考えがある!
紫: 青鬼は自分が子供をいじめるからそれをお前が助けろという、無駄に男気満載の作戦を思いつきます。しかし、人通りが少ないので、効果はほぼ皆無です。
レミリア: さっきからうるさいな…。おいこら!子供!
チルノ: なんだ?なぜこんなところに幼稚園から脱走した子供がいるんだ?
レミリア: 幼稚園児じゃないわい!私は
大妖精: 青鬼だあああ!
レミリア: 早い!言うの早いよ!
紫: 鬼対子供の、熱き戦いの火蓋が切られます!
レミリア: くっそー!負けるかあ!
チルノ: このこのー!あたいは太陽の子!
大妖精: チルノちゃんがんばれー!
レミリア: おい、今だ、今だって!赤鬼!萃香!
霊夢: くぉぉぉらあああ!妖怪の分際で子供を!…妖怪同士じゃないの!両方成敗っ!
レミリア: 霊夢呼んでないって!うわああああああ!
チルノ: ぬふぉあああ!
大妖精: えーっと……やられたー!
霊夢: 悪は去った……。
紫: めでたしめでたし。
萃香: えっ、終わり?
紫: うん……。
萃香: 台本と違うけど……。
紫: 言わないでいいから…霊夢の暴走で変になっちゃったとか言わないでいいからね!
霊夢: 悪さする妖怪はみんな殺すぞ!
萃香: ……人間と仲良くなれなくてもいいや。

 

紫: ある日、寂れた館が老朽化に耐えられず、崩壊してしまいました。この館は、幻想郷の第三艦橋と呼ばれ、恐れられていました。
レミリア: 老朽化してねえよ!図書館連中がふざけすぎたからだよ!
パチュリー: なんてこった!紅魔館が壊れちゃった!
魔理沙: このひとでなし!
レミリア: お前たちが言うな!
魔理沙: 紅魔館が壊れた理由は長くて恐ろしいことになるからカットな。
紫: ふざけてマスパってしまっただけなのである。
レミリア: この落とし前はどうすんだ?
魔理沙: 点数やるから許せよ。
レミリア: いらねーよ!
紫: そこに、天をつくかのような巨大な鬼が現れました。
萃香: おーい、瓦礫の山で何を言い争ってるんだー?
レミリア: ちっさ!ナレーション!
萃香: 大きさは気にすんな。それより何してんだ?
魔理沙: 紅魔館がさぁ、自動的に崩れたんだよ自動的に。
萃香: そうかぁ…大変だなぁ…。よし、私が直してやろう。
紫: 急に出てきて、急に話を進めるこの鬼を、皆は快く思いませんでした。
萃香: えぇ!?嘘ぉ!?
魔理沙: 段取り考えろよ……。
パチュリー: むきゅむきゅ!
レミリア: 私は全然構わないんだが……むしろ助かる。
紫: 紅魔館の主は、空気が読めませんでした。
レミリア: おいてめえ!ワイプから出てこい!
紫: ……てめえが言い出しただけあって、鬼はとても良く働きました。三面六臂の大活躍。博麗の巫女の0.7倍程の腕力で紅魔館の再建に力を注ぎました。
萃香: 今日の作業も終わったから、宴会だー!
レミリア: またぁ?
紫: 鬼はよく働きましたが、毎日毎日雇い主の金を使い、酒や肴をむさぼり食っており、どうにも困っていました。
咲夜: 私にいい考えがあります。
紫: きっと失敗だと紅魔館の主は思いましたが、一応やらせてみました。
咲夜: 酒に毒を混ぜるのです。
レミリア: お前は鬼かよ!
紫: めでたしめでたし。
レミリア: いやオチじゃねーよ!
咲夜: 毒を飲んで胃腸が荒れて身動きがとれない鬼が、こちらになります。
萃香: うぅ……もうダメだぁ……。
レミリア: えぇ…?大丈夫なの……?
咲夜: 今年はそういう年なのです。
萃香: 今年はもうダメなのか。もう酒も飲めないの?やだー!
咲夜: 来年まで待ちなさい。
萃香: 来年になったらまた飲めるのか。やったー!
紫: めでたしめでたし。
レミリア: めでたくねえよ!まだこの部屋くらいしか直ってねえよ!
萃香: うひひひ……ぶひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!
レミリア: 笑ってないで動いて働け!動け動け動け動いてよお!

 

紫: このシリーズは、今回で終了するのであった。
萃香: それは言わなくていいよ。
紫: 霊夢に、「あんまり調子にのるな」と言われたのであった。
萃香: それはしょうがないなぁ。その前に一つ言いたいんだけど、今回の話は鬼は関係ないんじゃないの?
紫: ある日、餅のような物体と、ついでに変な人がいじめられていました。
萃香: 無視か……。
アリス: 痛い痛い!顔は、顔だけはやめてぇ!
レティ: この!ヘブン状態の芸がうらやましいなんて思っていないわよ!
チルノ: そうだぞ!あれ?なんか画面狭くね?
レティ: 当たり判定大きいだけよ!
アリス: いた~い!押しつぶさないでぇ!
レティ: あなたには別にツッコミはなしよ。
アリス: ひどぉおおおい!
萃香: おいいじめるな。どんなにアレなやつでもいじめていい理由なんてこの世にないんだぞ!
チルノ: この餅は、レティが全部食うんだぞ。
レティ: 食べないわよ!
チルノ: この変な奴も食うんだぞ。
レティ: もっと食べないわよ!
アリス: 助けて、助けてくれたら耳の裏の臭いをかいでいいから!
萃香: 前言撤回はしたいけど、とにかくやめるんだ!
紫: そこに、今回の主役的な人が現れます。
萃香: じゃ私は誰!?
魔理沙: おい!その薄汚い女から手を放せ!
チルノ: うるさい家なし!
魔理沙: 家はあるわい!これをやるからそいつを放してやれ。
紫: そういうと、通りすがりの魔法使いはいいものを差し出しました。
魔理沙: マスタースパーク!
チルノ: ぬわあ!
レティ: うわらば!
アリス: ぐああ!
魔理沙: ふう、妖怪を倒した後は本をパクりたくなる。いや、借りてるだけ借りてるだけだぜ。
紫: めでたしめでたし。
魔理沙: 変態紳士は紳士じゃねえ。ただのド変態なんだよ!
萃香: 変な決め台詞いらないよ!
幽々子: 乙姫的な役の私の出番は?
妖夢: ないです。

 

魔理沙: よっしゃあ!またやっちゃったぜ!てことで、第3回「クイズ100人の弾幕使いに聞きました」!今回の挑戦者はこいつだー!
萃香: クイズなら任せろ!
魔理沙: よっしゃあ!……なんで一人なんだよ!
萃香: そりゃあ私しかメインがいないからさ。
魔理沙: 3人1組っていうのが決まりなんだよ。誰か連れてこいよ。
萃香: 仕方ないなぁ。
魔理沙: よっしゃあ!再び始まっちゃったぜ!第3回以下略だぜ!
萃香: よっしゃあ!頑張るぞー!やってやんよ!
魔理沙: 全部お前じゃんか!いいの?別にそれでもいいけどさ。始めちゃうぞ?
萃香: おう!いいぞ!私もこういってるんだからさ。
魔理沙: なんで小さい奴が主導権握ってんだ。そんなんだったら一人でいいよ。
萃香: そうか。消えろお前ら。せめて痛みを知らず安らかに消えるんだ。うわあああああああああ!
魔理沙: じゃあ始めるぜ。しかし始める前に一つ言っておくぜ。今回は17人しか聞けなかったんだぜ。
萃香: なんでさ!もっと聞いてよ!私のことをたくさんの連中に聞けよ!
魔理沙: ごめんねだぜ。
萃香: 普通に謝罪できんのか。
魔理沙: ごめんね…。
萃香: 言いはしたけど…普通に謝られると恐縮しちゃうよ…。
魔理沙: 本当は謝罪の気持ちなんてこれっぽっちもないけど第1問!
萃香: おい!
魔理沙: 伊吹萃香といえば?解答チャンスは10回!
萃香: 多っ!
魔理沙: お手つき1回につき、見えないところで誰かがお前の背中を蹴るからな。
萃香: せめて見えてるところでやってよ!
魔理沙: お前が文句ばっかりいうから見ろ!会場を貸してくれたオーナーもご立腹だぞ。
パチュリー: うはははははは!
萃香: 超ご機嫌に見えるぞ…。
魔理沙: あと30秒しか時間がないぞ!
萃香: うわあ!あぁいや、うわあって言うほど慌てる時間でもない。なんだこのゆったりしたクイズ。
魔理沙: ヒャア!我慢できねえ!ゼロだ!
萃香: えぇぇぇえええ?いくらなんでもむちゃくちゃだ!
魔理沙: じゃあ1回答えていいよ。
萃香: じゃあ…酔っぱらい。
魔理沙: せいかーい!全員がそう答えてるぜ。
萃香: ええ!?このクイズって、わかりにくい答えなんじゃないの?
魔理沙: 別にわかりにくい答えってわけじゃない。皆のお前の印象を答えてもらうだけだぜ。
萃香: それにしても普通すぎるぞ。
魔理沙: じゃあまた次回!

 

魔理沙: よっしゃあ!第2問!何?一人しかいないから問題も1つだけしかないだろって?甘い!
萃香: どういうこと?
魔理沙: 声出てないなぁ酒やけか?
萃香: 酔ってねえよ!さっきと同じだよ!
魔理沙: あんまりふざけると、あそこにいる幻想郷のドンが黙ってないからな。
霊夢: うははははははははは…
萃香: 楽しそうじゃないか。
魔理沙: いま別室にいる有象無象100人にトータライザーを持たせてある。
萃香: 何々だと思う人スイッチオンのやつね。
魔理沙: こちらが出題する数とドンピシャだと思う質問をすれば正解だー!
萃香: 難しくないかねそれ。
魔理沙: じゃあ±10までの範囲なら正解だー!
萃香: 魔理沙のテンション疲れそうだなぁ。
魔理沙: 仕事だよ!じゃあ最初の数は80だ!これは簡単なんじゃねえか?
萃香: 萃香ちゃんは可愛いと思う人!
魔理沙: 20だな。
萃香: 魔理沙が言うなよ!
魔理沙: じゃあスイッチオーン!ん?15人。
萃香: 少なっ!しかも0でもないからおいしくもない!
魔理沙: よっしゃあああ!私の勝ちぃいいい!
萃香: 勝つなよ!いや勝ちってなんだよ!
魔理沙: じゃあ次は50だ!これも簡単だろ。
萃香: 萃香ちゃんと友達になりたい人。
魔理沙: 50という数とその質問の組み合わせが妙に悲しいがスイッチオーン!ん?うーん…。
萃香: え?…どうしたの?
魔理沙: ちょっとタイム!おい、この数は何だよ。
咲夜: ちゃんとやったわ。機械の故障でもないわね。
魔理沙: お前がポンコツだから心配なんだよ。本当にこの数なのか?
咲夜: 間違いないわね。
魔理沙: いくらなんでもこれはないだろ。0を2つ増やせよ0をさ。
咲夜: ムリなものはムリ。
魔理沙: 0を2つ増やしてくれよぉぉぉおおお!
萃香: 聞こえてるよ!

 

魔理沙: よっしゃあ!最終問題だぜ。今の萃香の得点は最初の問題の17点だぜ。
萃香: 何がどうなればこっちの勝ちなの?…そもそもタイトルと状況があってないんじゃないの?
魔理沙: じゃあ2問目の最後の1ポイント入れていいよ。
萃香: 言うなよ!
魔理沙: じゃあ最後はオーナーとドンに参加してもらおうか。
霊夢: うははははははははは!へぇ?
パチュリー: うははははははははは!はぁ?
萃香: 聞いてないよみたいな反応だぞ。
魔理沙: イレギュラーこそ笑いの原点。いざゆかん、星の彼方へ!
萃香: 何言ってんだ…。
魔理沙: 質問自体は最初の問題と同じだ。だけどお前たち3人には……やっぱパチュリーはいらねえな。
パチュリー: いやああああああ!
魔理沙: うるせえな!お前出過ぎなんだよ!
パチュリー: むっきゅ~!
魔理沙: ってことで、代打、大妖精だ!
大妖精: ど、どうも…。
魔理沙: お前……声がものすごい可愛いな。
萃香: あっ!ありがとうございます!
霊夢: いやっはっはっは!
萃香: 霊夢はどうしたんだよ…。
魔理沙: お前たち3人には、萃香といえばという質問に対して面白いことを答えてもらう。一番良かった人は優勝だ!
萃香: ルールがふわふわし過ぎじゃないの?
魔理沙: さいっ!じゃあ、答えるときは挙手!うぅじゃなくて、跳ねろ!
大妖精: はいっ!はいっ!はーい!
魔理沙: じゃあ大妖精!萃香といえば?
大妖精: その場の空気に馴染もうとしてるだけの人。
魔理沙: お前はアレだな、厳しいな。解答的には惜しい!じゃあ例の人に例のセリフを。
レミリア: ゼロポイン!
霊夢: はいはいはーい!
魔理沙: じゃあ霊夢!言っとくけど賞金とか無いぞ。
霊夢: じゃあ……いいわ。
魔理沙: いいんだ……霊夢は金に関してなら軸が全然ぶれないな。1ポイントやるよ。
霊夢: うひょーーー!
萃香: はーい!
魔理沙: よし、なかなかの頭役じゃないか。じゃあ萃香。
萃香: 言うほど酒に執着してない!
魔理沙: お前……面白くないけど質問に対して100点を出すなよ!
萃香: そ、そうだったの!?
魔理沙: 何だよ何だよー最後に間違えてこそ華だろう?これだから萃香は。
霊夢: 萃香め!
大妖精: 鬼ですか!
萃香: 鬼だよ!いいだろクイズなんだから。趣旨あってるだろ!
魔理沙: わかったよ。そんなに言うなら勝ちでいいよ。おめでとうだぜ。最後くらいは酒に執着したキャラで頼むぜ。
萃香: やったぁ!商品の酒くれよお!酒酒さーけ!うひょー!やったーーーーーーゲホゲホッ……し、しんど…。
魔理沙: 優勝賞品は次回のクイズの司会がやれます!
萃香: いらねえ!
魔理沙: じゃあまた来世!

 

萃香: ヒーハー!ってことで始まったぜ!第4回「クイズ100人の弾幕使いに聞きました」!…テンションこれでいいのか?こんなんでいいのか?
魔理沙: まあ…いいんじゃないかな。
萃香: なんで冷めてんだよ!……まあいいや!今回の挑戦者はこいつらだ!
幽々子: ねえ妖夢!これ本番?本番?
妖夢: リハじゃないですか?
萃香: 本番だよ!…てことで妖々夢で呼び忘れてたこの二人ー!…二人じゃダメだろ。
幽々子: ダメって言ってるわ!帰る?帰る?
妖夢: そうですね、帰りましょうか。
萃香: 帰らないでください!居て!ここに居て!
妖夢: そうは言われても…。
幽々子: あがってんだよ!
萃香: なんで怒るのさ……。魔理沙、こんな連中が来た場合はどうすれば正解なんだ?
魔理沙: こいつらの意見等を一切無視して進めることだな。
萃香: だから魔理沙はそんなんなんだよ!
魔理沙: なんだとこの野郎!
萃香: ったくもう。
魔理沙: まあまあまあ、いいけどさ。
幽々子: そこで喧嘩は始めないのね。
魔理沙: 喧嘩したら始められないし、終われも出来ないだろ!段取り考えろ!
妖夢: 全員に言いたいですよね。段取りを考えろって。
萃香: とにかく二人じゃ進められないだろ?
妖夢: 二人ではありません。よく見てください。一人、二人、そして一匹。…誰が匹なんですか!
萃香: 喋れないだろうその半霊はさ!
妖夢: 確かにそうですが、私がこの子の分も頑張りますから。二人分頑張りますから。そこは許して下さい。
幽々子: じゃあ私も二人分頑張るわ!
萃香: なんで結果4人になるんだよ。でも、そういうことならOKだな!
魔理沙: OKだぞー。オーナーもノリノリだー。
パチュリー: チッ。
萃香: なんでキレてんの?あの人。……ああもう無視だ!じゃあ、第1問!半霊さんといえば?
幽々子: えぇー!ちょちょちょ、待ちなさいよ。
萃香: 何さ。
幽々子: 普通、最初の問題はグループの偉い人からじゃないの?
萃香: 決まりあるの?
魔理沙: 無いよ。
萃香: なんであの女は言ってるの?
魔理沙: わかんねえな。
萃香: じゃあもっと詳しく聞いてみるよ。
魔理沙: おう、頼んだ。
萃香: どういうことですか?
幽々子: もういいです。
妖夢: お前といえばどう思うかだってさ。どう思う?…うーん……お前はいつも無言だな。
萃香: この感じがあと2回ずっと続くの?
魔理沙: 続くよ?
萃香: うふふわぁ……。
魔理沙: わかったよ私が司会やるよ。今の答えは、横にいる緑の人は誰?だったぜ。残念!0ポイント!じゃあ次回をお楽しみにー!
幽々子: 妖夢!あんなこと思われてて悔しくないの妖夢!
妖夢: いえ、別に。
幽々子: よ~うむ~!

 

魔理沙: よっしゃあ!司会はこの霧雨魔理沙だぜ!挑戦者の応援団も来てくれてるようだぜ!
紫: 幽々子~!頑張って~!
霊夢: 頑張って賞品取ってくるのよー!
魔理沙: 声援が熱いぜ!
幽々子: いえ、あの人達知りません。
紫: えぇ!?
魔理沙: じゃあ他人は置いといて、次の問題だ。魂魄妖夢といえば?
幽々子: 結局私は最後なのね。
妖夢: トリを飾れて、羨ましいです。
萃香: 私は何すればいいの?
魔理沙: 楽屋のお菓子でも食ってろ!
萃香: ひどいや!
幽々子: 妖夢、このクイズの問題は…。
妖夢: わかっています。捻っているようで単純とおもいきや、結局捻りがあるのですね。
幽々子: そうなの。私のセリフ取らないでね?
妖夢: すいません、半霊が勝手に。
幽々子: その子喋らないんじゃないの…?
妖夢: 司会の方!お手つきは何回ですか?
魔理沙: 10秒中に好きなだけ。あと2秒。
幽々子: えっ!あっうっ…じ、地味!
魔理沙: おおすっごい!83人もいたぜ!83点だぜ!
幽々子: うん……妖夢?今のね、時間がないからびっくりして思いもよらない言葉が口から出ちゃったのよ…。
妖夢: はいまあ……そうですね……気にしてませんから。
幽々子: なんか……ごめんね。
妖夢: はい。
魔理沙: 正直か!ちなみにあそこにいる紅白の人は普通って94人に言われてたぜ。
霊夢: うっはははははは!うるせえ!
魔理沙: ちなみに少数意見は、横にいる白い人は誰?があったけど、完全に空気読み切れてなくて滑ってるな。レミリア、残念!
レミリア: 言うなよ!
魔理沙: 次は最終問題だぜ!刮目せよ!

 

魔理沙: 長きに渡る戦いも、いよいよ最終回だぜ!観覧席のテンションも上がりっぱなしだぜー!
霊夢: うははははははははははは!
パチュリー: うはうはうはうはは!
紫: うっはっはっはっはっはっはっは!
魔理沙: 初めてツッコミ入れるけど、なんなんだよお前たちは。どっかおかしくなったのか?
萃香: あ~…あのせんべいについてる粉だけ売ってくれないかなぁ…。
魔理沙: そしてお前はなぜ本当にお菓子食ってんだよ!腹減ってんじゃねえよ!
萃香: 腹くらい減らさせろ!
幽々子: 変なことで喧嘩しちゃダメよ。
魔理沙: 空腹云々にはお前がいち早く反応しないとダメだろ!油断すんな!
幽々子: きょっ、今日クイズって聞いたんですけど…。
魔理沙: わかってるよ…。なんか、声を荒げてごめんだぜ。今お前たちは83ポイント。100ポイントになったら素敵な商品をプレゼントだ!
萃香: 妖夢のおかげで射程距離だな。妖夢の地味のおかげで。
魔理沙: じゃあ最終問題。西行寺幽々子といえば!
妖夢: つかみどころのない方ですから、難しいですね。
魔理沙: おっ、妖夢。さっきの復讐をするんだな?私は全力で援護してやるぞ。
妖夢: そういうつもりは……。
魔理沙: わかってる。皆まで言うな!わかってるから!
萃香: 頑張れ。
霊夢: 頑張れよ!頑張れよおおお!
パチュリー: やってやりなさい!
紫: 妖夢のーちょっといいとこ見てみたいー。
魔理沙: はい答え!答え!答え!
妖夢: うぐぎぎぎ……頭のなかがお花畑!
魔理沙: はい、0にーん!ざんねーん!商品無しー!
妖夢: くっ………幽々子様、これはですね、いや違うんですよ!そうなんですよ!
幽々子: 妖夢……後で裏まで来て。
萃香: ちなみに一番多かった答えは何なの?
魔理沙: 頭の中の春を集めればいいだろ!だったぜ。
妖夢: 惜しいですって!惜しいですよ!おい!
魔理沙: はいまた来世ー。妖夢には冗談に聞こえないだろうけどーまた来世ー!
妖夢: 惜しいってー!

 

魔理沙: 霊夢ー。先物取引しようぜー。
霊夢: しねえよ。
魔理沙: 金にがめつい割には慎重派だな。
霊夢: がめついから慎重なのよ。……がめつくないよ!
魔理沙: まあそんなことしなくても成功しそうなビッグビジネスを考えついたぜ。
霊夢: 会社を建てて国に借金した後に倒産させるとか。
魔理沙: そんなリアルに高度なことじゃないぜ。あそこに鬼がいるだろう?
萃香: うひゃひゃー!
魔理沙: あいつ、何してんの?
霊夢: さあ?幻覚でも見てるんじゃないの?
魔理沙: そうか…昼間から元気な鬼だな。あいつの瓢箪あるだろう?無限に酒出るなら、それを上等な瓶に入れて、売ればいいんじゃね?
霊夢: うん…。
魔理沙: なんで引いてるんだよ…。
霊夢: 誰でも思いつくことだなぁ~と思って。
魔理沙: うるせえな!思いつくかつかないかじゃなくて、やるかやらないかなんだよ!行動に移さないと全て意味なし!さあ、ビッグビジネスに向けての一歩を踏み出そう!
霊夢: そうね!全ては行動からよね!じゃあ早速……よこせえええええええええ!
萃香: うっうわわあああ!
魔理沙: やったぁ霊夢!人里でも萃香の酒は大人気だぜ。
霊夢: うん…。
魔理沙: だからなんで引いてんだよ。
霊夢: しばらくここにいればわかるわ…。
チルノ: あ、萃香汁神社だ。萃香汁くれー!
霊夢: はい、300円ね…。
アリス: 萃香汁神社印の萃香汁くださいな。
霊夢: はい、1500円ね…。
パチュリー: 萃香汁ー!
霊夢: はい、1万円ね。
パチュリー: ゲェェ!
魔理沙: ん?どういうこと?
霊夢: 私の博麗を返せよお!
魔理沙: まあ代わりにお金が手に入ったんだからいいだろう。萃香汁霊夢さん。
霊夢: うぉい!
紫: 霊夢は念願のお金持ちになった。しかし代わりに、先祖代々の大事なものを失ってしまった。
萃香: 一番の被害者は私なんだが…。

 

魔理沙: 霊夢ー。連帯保証人のサインしようぜー。
霊夢: うん。
魔理沙: えぇすんの!?…じゃ、じゃあ……あいやいや違う。
霊夢: 今日は何よ。
魔理沙: 簡単にできるビッグビジネスを持ってきてやったぜ。
霊夢: もういいわよ…。
魔理沙: いや聞くだけ聞けって。あそこに鬼がいるだろう?
萃香: あぁ~はぁ……頭痛いなぁ……。
魔理沙: 二日酔いか?まあいいや。あいつは密度を操作できるんだろう?
霊夢: そうみたいね。萃香を含めてみんなバカだから、自分の能力を有効活用できてないみたいだけど。
魔理沙: そこなんだよ!だったら私達が有効に使ってやろうってことさ。
霊夢: どう使わせるのよ。
魔理沙: 密度を操作できるってことは、人口密度も操作できるんじゃね?
霊夢: ほうほう。
魔理沙: 人口密度を操作して、この神社を賑わせるんだ。そうすれば賽銭も勝手に入っていくだろう?
霊夢: そうね!じゃあ早速。萃香ああああああああああああ!
萃香: 大きな声出さないでくれる?
霊夢: ああ、ああすみません。
魔理沙: やったぁ!すっごい賑わってるぜ。
霊夢: 賑わってるけどさぁ…見なさいよ。
レミリア: 身長が猛烈に伸びますように…。賽銭は500点ぐらいね。
幽々子: 無限に唐揚げが食べられますように。はい1000点!
魔理沙: 何が不満なんだよ。
霊夢: 点数要らないよ!
魔理沙: 生命保険が増えるじゃん。
霊夢: エクステンドだよ!なんで日常生活で1UPしないといけないのよ。
紫: 博麗神社に人があふれるのは霊夢の夢だった。しかし夢は叶えど、思惑通りにはならぐふいったー!
霊夢: 言わせねえよ!

 

萃香: おーい。私のスペルを教わりたくないか?
魔理沙: 要らないなあ。
アリス: 必要ないわ。
萃香: 私の技の秘密を知りたいだろう。
大妖精: 別にいいです。
レティ: 要らないわよ。
チルノ: 要らねー。
萃香: でも…大きくなりたいんじゃないのか?
レティ: でかさのことは今後一切触れないでいいから。
萃香: そうか……。……要る?
幽々子: 要らない。
萃香: そんなこと言わないで伝授されてください!そうしないと怒られるんです!
幽々子: でも、それはそっちの都合でしょ?
萃香: はいぃぃぃ…。
妖夢: お帰りはあちらです。
萃香: 要りますか?
レミリア: ノー!
咲夜: ノー。
パチュリー: ノー。
美鈴: ちょ、ちょっとほしい……。
レミリア: 要らないよね美鈴?
美鈴: はい!
萃香: 幻想郷には鬼の居場所はないのかな……。誰も私を必要としてないよ……。
霊夢: 誰からも頼まれてないことを無理にやるからよ。そういう親切の押し付けは疎まれるのが世の常よ?
萃香: 霊夢……。
霊夢: わかってくれた?
萃香: そんなに自分を否定するのはやめろ。
霊夢: 言ってねえよ!
紫: ……もしかして、私の事忘れてる?

 
 

忙しい人のための永夜抄前夜
鈴仙: 師匠!アルバイト募集の貼り紙、貼ってきましたー!
永琳: ご苦労様。20円あげるわ。
鈴仙: やったー!
てゐ: 3食付きだけど、泊まりこみの診療所のバイトなんてやる奴居るわけないウサ。
鈴仙: 怪しさ爆発だね!
てゐ: あと、いつからここは診療所になったウサ?
永琳: こんな竹林の奥でひっそり薬だけ売ってたら怪しまれて、何もしてないのに法律の252号関連で査察が来るじゃないの。
霊夢: 頼もおおおおおおおおおおおお!
てゐ: はやっ!
霊夢: 表の貼り紙見たんだけど、あれは本当でしょうね?
永琳: 当然よ。あの日給を約束するわ。
霊夢: ちゃんとご飯出るんでしょうね。3食よ、3食!
永琳: そっちの心配?
鈴仙: やりましたね師匠!早速希望者さんが来てくれました!
てゐ: 面接するウサ。そして落としたほうがいいウサ。
鈴仙: でも、この後に誰か希望者が来るとは限らないから採用したほうが良いよ!
てゐ: お前の目は腐ってるウサか…。
永琳: そうねぇ…。私が思うに、幻想郷で一番医療に関わらせたらダメな人だと思うわね。
鈴仙: そんなことはありませんよ師匠!見てください、このやる気を!
霊夢: ご飯ご飯ご飯!うおおおおおおおおおおおお!
鈴仙: 希望にみなぎってますよ!これはいける!
てゐ: 単に腹減り娘なだけウサ。さっさと帰ってもらうウサ。
霊夢: あのね……そこの頭蓋骨が外に飛び出してる奴。
未定 これは耳ウサ。
霊夢: 医療、つまり再生ということは破壊と同意義なのよ。破壊するから何かが生まれる。生と死は同じ。これが陰陽道なのよ!
てゐ: 何言ってっか、全然わからんウサ。
永琳: なるほど、この八意永琳を唸らせるとは…やるわね。
鈴仙: この人がいればうちは安泰ですね!
てゐ: いや、完全に没落必至ウサ…。で、資格経験不問って条件だったけど、なにやらすつもりウサ?
永琳: あの…………執刀とか。
てゐ: もう死ね。

 

霊夢: 早く死にかけてる人来ないかなー。診療所といったら、死にかけ人間でしょ。
永琳: 色眼鏡100枚くらい重ねた意見ね。
鈴仙: もう前が見えませんね!
霊夢: あんたもまさか、診療所に人が来ないのは健康な人が多いってことだから良いのよ!とか言い出さないでしょうね!
永琳: そんな脳みそにお花畑が咲き乱れてるような考えは月に捨ててきたわ。
てゐ: こっち来る時、なにがあったウサ…。
霊夢: あなたさ、イタズラが好きなんでしょ?ちょっと長い棒とか持ってさ、誰か殴りに行きなさいよ。
てゐ: その怪我を見てもらおうと来た診療所に、怪我の原因を作った奴がいたらおかしいウサ。
霊夢: 何もやることないわね~。
萃香: ここがあの女のホスピタルか…。
てゐ: うわ、なんか来たウサ。
萃香: 色々言いたいけど……具合悪いんだ。どうにかしてくれ。しなきゃ火を吹く。
鈴仙: いきなり脅しをかけてきてますよ!?
永琳: ほら、治しがいの有りそうな娘が来たわよ。どうにかしてみなさい。
萃香: うわっ!れ、霊夢がなぜここに!?
霊夢: うーん……。
萃香: な、何さ。
霊夢: 死ぬよ。
萃香: えぇぇぇ!?いやいや鬼だからさ、酒くらいで死なないだろ!
鈴仙: お酒が原因で来たみたいですね!
てゐ: 他にこいつ持ちネタないウサ。
萃香: ネタじゃねえよ!酔ってねえよ!
霊夢: このままだと萃香は死ぬ。死ぬのよ!
萃香: どっ、どうすれば生きれるのさ!死にたくない!シニタークナーイ!
霊夢: えーっと、この薬とこの薬と…あー、これなんだっけ。
永琳: 解熱剤とか喉の炎症を抑える薬ね。
霊夢: ついでに渡してもいいか。……よし萃香!まずこの薬を持って神社に行きなさい!
萃香: どっ、毒か?
霊夢: そんなわけないでしょ。そこでお賽銭を入れなさい。その後に薬を飲めば、たちどころに健康になるわ!
萃香: 本当か!ありがとう霊夢!それから初登場のくせに、完全に霊夢に美味しいところを取られてる3人!
てゐ: やかましいわ…。
霊夢: 今日も霊夢は一人の命を救ったのであった。命とは、尊いものである。キリッ。
鈴仙: お代をもらってないですけど、救えたのならいいですね!
霊夢: なんで早く言わないのよ!あの野郎、後でぶっ殺してやる!

 

霊夢: 私の名前は博麗霊夢。天才医師よ。
てゐ: 嘘つけアホ!脈も取れないだろう。
霊夢: 脈は止めるもの…。
てゐ: おい鈴仙。こいつは何の仕事しているウサ?
鈴仙: 来た人の症状を師匠が聞いて、横で患者を励ます係かな?
てゐ: 居る意味ねえウサ…。
永琳: 次の人ー。
アリス: みんなの、アリスお姉さんよー!
鈴仙: いらっしゃいませー!
霊夢: はいらっしゃーい!
てゐ: うるせえな…。
アリス: 私……病気みたいなの。
永琳: でしょうね。
霊夢: 治せないわ。
鈴仙: 残念ながら…。
てゐ: 安心して死ね。
アリス: 違うのよ!今日は普通なの!
霊夢: いつもは異常ってことは理解してたのね。
アリス: 風邪引いちゃったのよ。ゴホッゴホッ…ほらね?…チラッ?チラッ?
永琳: 何なのかしらこの人…。
アリス: みんなの、愛されキャラなの!
永琳: 副院長の見解を聞きたいわね。
霊夢: そうねぇ……痛み止めでもあげたら?
永琳: この人の痛さは薬じゃ治らないと思うわ…。
てゐ: えっ、会った途端にいきなり地位を抜かされたウサか?
霊夢: まずは、今すぐに神社に行ってお賽銭を入れなさい。その時、あなたは小さな巨人に出会うわ。そいつから薬を奪って飲めば、完治するわ!
アリス: 本当!?ありがとう!紅白魔理沙に、人造人間っぽい魔理沙!そして、ミニ魔理沙2匹!
永琳: お大事にー。…人造人間じゃないし。
霊夢: こうして霊夢は、今日も一つの命を救ったのであった!
鈴仙: やりましたね!
霊夢: いずれ、「もし幻想郷の巫女が『医学書』を読んだら」って本を売りだして印税生活よー!
てゐ: そんな本、売れねえウサ。

 

霊夢: スーパードクター、霊夢の朝は早い。
鈴仙: もう昼過ぎですね。
霊夢: 今日も迷える魂を救うために、こんなところで待ち構えているのだ。
てゐ: なんでこいつは変なスイッチ入ってるウサ?
永琳: 端から見たら、病気なのはこの人なのよね。
霊夢: 幻想郷に住んでる奴は、大小様々な病気持ってるからいいのよ。
永琳: じゃあいいわね。
鈴仙: そうですね!
てゐ: 言い訳あるか…。
幽々子: いたああああああいいいいいい!
霊夢: 今日も迷えるゴミ虫が来たようね。
永琳: よくわからないけど……全国の医療関係者に謝りたくなったわ…。
妖夢: 開いてますか?なにか揉めているのなら日を改めますが。
てゐ: 自分の主人が猛烈に痛がってるのに、それを無視して日を改めるとか吐かしてるウサ。
鈴仙: しかもものすごい冷静にね!…こっちの人もアレな人なのかな?
妖夢: 帰りましょうか幽々子様。なんかお呼びじゃない空気を感じ取りましたし。
幽々子: やーだやーだー!
妖夢: むちゃくちゃ言わないでください!帰りますよ!
永琳: いや、帰らないでいいから……。診療所から出てきた大人が痛い痛いと大声出してるとうちの評判落ちそうだから。
妖夢: そうですか……。そういうことならしょうがないですね。
てゐ: なんで残念そうな空気出してるウサ…。
霊夢: いい大人が泣くんじゃないわよ!大人なのに!ねえ、なんでそんなに痛いの?
幽々子: 虫歯~。
てゐ: 帰れハゲ!
霊夢: まあ待ちなさい。痛みを止めたかったら、神社にお賽銭を入れるのよ。その後に、あなたは変な人に会うから、その人から薬を奪って飲みなさい。
幽々子: 本当!?ありがとう。最近キャラが固まりすぎて結果とんでもないことになってる霊夢!
霊夢: うるっさいわね!早く消えなさい!
妖夢: 幽々子様は行ってしまわれた…。その姿を、後ろから見送る私、魂魄妖夢の顔は…どこか寂しげであった…。
てゐ: 付いて行けよ!

 

霊夢: なんか……飽きたわね。
てゐ: ついに禁断のセリフ言い始めたウサ…。
霊夢: 今ここで、今日の給料を渡せばおとなしく帰るわ。そうしないと……私はここでかなりの無茶をする!
鈴仙: 博麗の巫女の無茶はそんじょそこらの無茶じゃないと聞きます!ここはおとなしく従うがいいですよ師匠!
永琳: はいこれ。
てゐ: 判断はやっ!
永琳: 日給ってことだったけど、時給として計算して……まあこのコントにそんな説明はどうでもいいわね。
てゐ: 説明諦めるのも早いウサ…。
霊夢: うひょひょーーーい!…………今日も暇を持て余した下らない日だったわね。
紫: 私が優雅に昼寝をしてたら、外から悲鳴と怒号が聞こえてきたのよ!
レミリア: ふむふむ、そうか。で、外に出たらこいつが突っ立ってたと。…おい、お前。なんでこんなことしたんだ?
幽々子: 違うの!この人はあっちの人にやられて、私はこっちの人をやっちゃったのよ!
レミリア: 結局ちがくねえじゃねえか!逮捕する!
パチュリー: すればぁ?
レミリア: すればじゃねえ!
霊夢: 人の神社で何してるのよ。
レミリア: こいつがさぁ、あの二人を殺害してんだよ。
幽々子: 私はやってないわ!片方は!
霊夢: なぜこんなことに…。
紫: 霊夢!大変よ!私が留守番してるときに大事件が起きちゃったの!ゆかりん、こわぁ~い。
霊夢: 紫もやられればよかったのに…。
紫: ええっ!?
永琳: 私、1つ思うことがあるんだけど…。
鈴仙: なんでしょうか?恨みつらみを言うなら今のうちですよ!
永琳: 1日で3人も患者が来るなんて……診療所開いて以来の快挙じゃないかしら。
慧音: 大変だ!急患二人出たぞ!治療を頼む。
てゐ: ……さっきの二人ウサ…。
永琳: なぜこんなことに…。
鈴仙: やったあ!一日に5人も来ましたー!

 
 

忙しい人のための永夜抄
慧音: 今日は食物連鎖の勉強だぞ。聞いたら損するが皆ちゃんと聞くように!
妖夢: はい!
レミリア: うー☆
慧音: この映像を見てほしい。こいつは、そこら辺に居た謎の哺乳類だ。
アリス: うっ、魔理沙あああああああああ!
慧音: いろいろな意味で今にも昇天しそうだ。こうして自動的にピチューンしたそこら辺に居た謎の哺乳類は、点数などになり土に吸収されるんだ。
ルーミア: うめえうめえなのかー。
慧音: そして点数豊富な土から立派な木などが育つ。どうでもいいが、土の微生物と木が一緒の人物だな。
ルーミア: 気にすんななのかー。
慧音: 木だけにな!………………………はい!続き続き。おやぁ?葉っぱなどを食べに、虫がやってきたようだぞ?
ルーミア: いて!いていてて!おいこらやめろバカなのかー!
リグル: おとなしく食べられることが植物の運命なのさ!
慧音: 演技に熱が入ってるのか入ってないのか全然わからんが、植物は虫にピチューンさせられてしまう。
リグル: 勝ったあああああああああ!
慧音: 実際、虫が木を食い尽くすなんて殆ど無いから、資料映像を作った会社を私は殴りつけてやりたい。おや?今度は鳥が来たようだね。
ミスティア: うおおおん、私はまるで捕食者ですううう!
慧音: そうなんだからいちいち言わなくてよし。そう言ってる間に虫が見せ場もなくピチューンしてしまう!残念!君の命はここで終わってしまった。
ミスティア: 抹茶チョコの味がします。
慧音: 味覚が壊れてる鳥の下に、食欲の抑制装置が壊れている、食物連鎖の頂点の大型哺乳類が現れる。
幽々子: うーんなんだか分からないけどとにかく食べたいわぁ。
ミスティア: ぬわーっちょっ、のほーっ!いやいやいやちょちょちょちょちょちょちょ
幽々子: いっただきまーす!
慧音: これが食物連鎖のざっくりとした流れだ。皆、理解できただろうか?
妖夢: 言ってることはわかりますが、やってることはわかりませんね。
レミリア: 見て損したわい!
慧音: 私もそう思うぞ。それに、この資料は1万9800円もした。
レミリア: たっけぇ!
チルノ: あとタイトルの割に、あたいが居ねえし!

 

紫: 幻想郷は60年間、博麗霊夢の独裁が続いていました。
霊夢: 逆らうやつは吸血鬼っぽいやつから順番に殴っちゃう!
レミリア: こんな危ないやつ、見たことねえ…。
紫: あまりに危ないやつなので、ゆるい気質の幻想郷民も危機感を感じていました。
ミスティア: 怒られ(?)ちゃうね…。
リグル: やばいんじゃね?
紫: このような体制を立て直すために、里で書記のバイトをしていた永遠亭の姫が立ち上がります。
てゐ: ゲェーッ!は、働いてる!
輝夜: 驚くところそこじゃないわよどこに目玉つけてるのよ!
紫: 時代は情報戦。博麗霊夢による情報の統制をなんとかやめさせるために、いろいろ手をつくしました。
輝夜: スーパーハッカーの私にかかれば、お茶の子がへそで茶を沸かすわー!
紫: しかし無茶は無茶。あっさり監禁されてしまいますが、あっさりと助けられます。
永琳: お金あげるから姫返して。
霊夢: いいよー!
輝夜: あー助かったー。面倒だからこの後は永琳が代わりに皆の指導してー。
紫: 宗教の自由化や独立を願う石油っ子の橙の件は置いといて、とにかく活動が実を結び独裁続きの幻想郷に自由というビッグウェーブが到達します。
幽々子: 私は自由だから、今日は特盛り頼んじゃうわ!
妖夢: それは昔っからですよね。
紫: 民主化が進みコールド・ウォーが終結したり良いことずくめ。皆大喜びです。
鈴仙: 冷戦は終了でーっす!……………………冷戦は終了でーっす!
紫: この話は、フィクションです。
妹紅: そりゃそうだろ…。

 

紫: あるところにおじいさんとおばあさんがいました。おばあさんが湖に素手で魚捕りに。
霊夢: はっ!せいやっ!ほわったあ!
紫: おじいさんは竹を採るふりをして居眠りをするために竹林に。
輝夜: 何よこの人選……おかしいじゃないの!
紫: 独り言を言ってるおじいさんは光る竹を見つけます。
輝夜: 何これ!ちょっと永琳!イナバ!竹ー!竹光ってるわよおおお!
紫: ビビって立ち往生していると、なんと中からおおよそ3ミリから30センチ程度の可愛らしい子が出てきました。
妹紅: ここで会ったが100年目、殺す。
輝夜: えぇ!?人選が真逆だし、身長の情報雑だし結局大きさ同じくらいだし、いきなり殺意抱いてるしいいい!
紫: …ツッコミに忙しいおじいさんは、とにかくこの子を家に連れて帰ります。
霊夢: 今日は魚だけじゃなくて、お肉が食べられるわね!
輝夜: 食料じゃないんだけど…。
霊夢: だったら早く捨てて来なさい!
紫: おばあさんの独裁主義を切り崩せなかったおじいさんは、泣く泣く竹から生まれた子を土に埋めました。
妹紅: ねえ!ちょ待て!うわっあがあああ!
輝夜: さよならもこたん。
紫: なぜかおじいさんの顔は晴れ晴れとしています。
霊夢: さっきの子は結局どうしたの?
輝夜: 放してやった。
妹紅: 間違えてるぞ!色々間違ってるぞ!
輝夜: 台本書いたの誰よ!
紫: 誰だっけ?
レミリア: あぁん?
紫: なんでキレてるのよ!
レミリア: 素手で魚捕ってたやつが書いたのよ。
妹紅: えぇ!?なんでこんな話に自ら出演してんだよ!
霊夢: なんか…たまにはふざけたかったから…。
輝夜: そんな理由で私の話をむちゃくちゃにしないでよ!
霊夢: 大丈夫!最終的にはCGとか編集で何とかするから。あのね?埋めたあんたから、大きな竹が生えてきて天界までー!
妹紅: 聞きたくねえよ!
輝夜: もう帰るわ!
霊夢: いい話だと思うんだけどなー。
紫: …はい。
レミリア: はいじゃねえよ!