アーカード(HELLSING)

Last-modified: 2016-05-07 (土) 23:56:23

「化物を倒すのはいつだって人間だ。
 人間でなくては、いけないのだ!!」
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人智を超越した圧倒的な強さを誇る最強の吸血鬼。
ヘルシング機関における化物に対する「鬼札(ジョーカー)」と表現される存在。
ヘルシング家当主インテグラに従者として使役されている。主人であるインテグラの命令を受けて、吸血鬼でありながら吸血鬼狩りを行う。
 
 
容姿は黒い長髪に長身の成人男性。サングラスを掛けている。普段は赤いロングコートと大きな帽子を身につけている。
怪物・化物としての狂気じみた言動が多く、戦いや殺し合いを至上の喜びとしているかのように振舞う。
人間に対してある種の憧憬の念を抱いており、化物を倒す事ができるのは人間だけであると考えている。
 
武器には白い拳銃「454カスール カスタムオートマチック」と、黒い拳銃「ジャッカル」の二丁拳銃を用いる。人知を超えた恐るべき強さを誇るが、普段は「拘束制御術式『クロムウェル』」と呼ばれる封印をかけられ力を制限されている。
能力はほぼ一般の吸血鬼の設定に準じるが、今までに吸った血(または命)が膨大であるために超常の能力・不死性を持ち、特に不死性に関しては頭や心臓を潰されても死なないというほど。完全に彼を殺すには、彼が今までに吸った数十万、数百万ともつかない数の命を全て殺し、その上で心臓を潰す必要がある。
 
名前の「アーカード(Arucard)」は「ドラキュラ(Dracula)」の逆綴りと一字違い。
 

「過去」

かつては人間であり、少年時代は神を信じていたが、十字軍に入隊してエルサレムへ遠征した時に捕虜として捕まってアラブの王に犯された過去を持ち、この時より神や宗教について独自の観点を持つようになる。
成長後、ある国の王として軍を指揮するも敗退し、敵に捕らえられる。自らの妄執のままに血みどろの戦争に明け暮れ、従う者全てを死に至らせ、挙句に戦争に敗北し、自分自身すら処刑場に引き出されるに至っても、なお自分の人生の結末を受け入れられなかった事で彼に"魔"が引き寄せられ、彼もそれを良しとしたために、処刑された瞬間に人間から吸血鬼になった。

 

 

漫画・OVA「HELLSING

声優 中田譲治
 
100年前に、ある1人の女を求めてロンドンを侵略するが、ヘルシング教授とその仲間たちによって倒され、その後はヘルシング家に従者として使役される存在となる。先代アーサーの時代に地下に封印されたが、ヘルシング家を継承したばかりのインテグラの血をその身に受けて復活し、現在に至る。
 

劇中の行動

第二次ゼーレヴェ作戦では、洋上の英国空母を乗っ取ったミレニアムの分隊を殲滅するためにロンドンを離れ、その間にミレニアム本隊のロンドン侵攻を許す。ほぼミレニアムと十字軍が存在するだけの壊滅状態のロンドンに帰還すると、インテグラの命令により『拘束制御術式 零号』を解放し(自分の持っていた数百万もの命を総て解放すること。“死の河”とも呼ばれる)、瞬く間に戦局をひっくり返す。そして宿敵と認めたアンデルセンを倒し、若返ったウォルターも退ける。
しかし、ロンドンを覆い尽す死者たちから血を吸収した際、自ら命を絶ったシュレディンガーの血も取り込んだためにシュレディンガーの能力が付与され、自己を認識できなくなり消滅した。しかし、自らの中にあった342万4867の命を、1つを除き全て殺すことで自らの存在を再構成し「どこにもいなくて、どこにでもいれる」状態になり、30年の歳月を経て再びインテグラの前に姿を現した。

 

テレビアニメ「HELLSING

声優 中田譲治
 

紙芝居動画「TOHO狂王歴?

 

関連キャラクター

関連ワード

セリフ

 

呼び方

インテグラアーカード
セラスマスター

 

外部リンク