ダース・ベイダー

Last-modified: 2019-01-14 (月) 01:49:46

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アメリカ合衆国のSF映画『スター・ウォーズ』シリーズに登場する架空の人物。このシリーズにおける代表的なアンチヒーローでもある。

 

同一人物のキャラクター:アナキン・スカイウォーカー?に関する詳細は別記事を参照。

 
 

英語表記は「Darth Vader」。ジェダイとしてのかつての名は「アナキン・スカイウォーカー」。日本語訳の表記は基本的には「ダース・ベイダー」だが、近年は「ダース・ヴェイダー」も使われている。この他には「ダース・ベーダー」という表記も一部で見られる。

 

登場作品(スター・ウォーズシリーズ

オリジナル・トリロジー

皇帝の手足となって帝国の支配と恐怖の体現者としての役回りを担っており、ジェダイの生き残りと帝国への抵抗を試みる勢力に対する脅威を与える存在として立ち回っており、そこから、実子のルーク・スカイウォーカーとの対面からシスの暗黒卿からジェダイ騎士へと返り咲くまでの経緯が描かれている。

映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望

デヴィッド・プラウズ
ジェームズ・アール・ジョーン
日本語吹替(ソフト版)大平透
日本語吹替(レコード版)辻村真人
日本語吹替(劇場公開版)南原宏治
日本語吹替(日本テレビ版1)鈴木瑞穂
日本語吹替(日本テレビ版2)坂口芳貞
 

反乱軍が入手したデス・スターの設計データの奪還のために動き、執拗な追撃の末その設計データを隠し持っていたとされるレイア姫を捕らえ、彼女を救うべくデス・スターに侵入したオビ=ワンも倒すが、結局データは反乱軍本部の手に渡り、攻撃を仕掛けてきた反乱軍に対してデス・スターを守るため自らTIEアドバンストx1に乗ってこれを迎え撃つも最終的にはデス・スターの破壊を許してしまう結果となる。

映画『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲

デヴィッド・プラウズ
殺陣ボブ・アンダーソン
ジェームズ・アール・ジョーンズ
日本語吹替(ソフト版)大平透
日本語吹替(劇場公開版)南原宏治
日本語吹替(日本テレビ版)鈴木瑞穂
日本語吹替(テレビ朝日版)石田太郎
 

前作の出来事を受け、皇帝からあらゆる政治的束縛、手続、規制を受けない特権を与えられ、また第一級の艦船からなる機動艦隊「死の小艦隊」の指揮を任せられた。反乱の追撃・鎮圧にあたるベイダーの行動は冷徹かつ迅速確実で、部下の失態にも容赦がなく、ケンダル・オゼル提督などがフォース・チョークで処刑されている。クラウド・シティで息子と対面してからはその傾向はなくなっており、一度もフォース・チョークで処刑していない。

 

映画終盤では対決したルークを打ち負かし、自身がルークの父親であることを告げ、自らの手ほどきでフォースの暗黒面に引き込み、まだ開花していないルークの潜在能力を解放させようと考え、皇帝を倒し親子で銀河を支配しようと誘うが、拒否されてしまう。

映画『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還

デヴィッド・プラウズ
殺陣ボブ・アンダーソン
ジェームズ・アール・ジョーンズ
日本語吹替(ソフト版)大平透
日本語吹替(日本テレビ版)鈴木瑞穂
 

既にベイダーの野心とルークの高い潜在能力に気付いていた皇帝は、ルークをベイダーに代わる新たな弟子として迎えるべく、ベイダーとルークの決戦を仕組んだ。この戦いの最中、ベイダーは不用意な言動でルークを逆上させ、激情に任せたルークの激しい攻撃にライトセーバーごと右手首から先を切り飛ばされ追い詰められてしまう。ルークが激情に走り怒りと憎しみに任せてベイダーを打ち倒したのを見計らって、皇帝はルークに対してもはや戦意を喪失したベイダーを殺害するように教唆する。これはかつて皇帝がベイダーを暗黒面に籠絡するために無力化した相手を殺害させたのと同じ計略である。しかしルークのとった行動は、追い詰められたドゥークー伯爵の命を奪った若き日のベイダーとは全く違う、ジェダイの騎士としてあくまでも毅然としたものであり、その証拠にライトセーバーを放り捨て、攻撃の意思がないことを証明した。ルークの「僕は暗黒面には入らない。僕はジェダイだ、かつて父がそうだったように。」という言葉と、皇帝が放つフォース・ライトニングに撃たれながらも父の良心を信じ続ける叫びに心を打たれ、かつてのジェダイの騎士であった頃のアナキン・スカイウォーカーとしての心を思い出したベイダーの心はジェダイに帰還し、捨て身の覚悟で皇帝を第2デス・スターの巨大な原子炉に投げ込んで倒した。

 

だが、皇帝のフォース・ライトニングを受けて生命維持装置を破壊されてしまい、ベイダーの命も風前の灯となってしまう。立つのもやっとの状態のまま、ルークに肩を預けて第2デス・スターからの脱出の最中、マスクを外せば、すぐに事切れるような状態にも係わらず「直接、自分の目でお前の顔を見たい」と、瀕死のベイダーはルークにマスクを外してもらい、自身の目で息子の成長した姿を確かめ、自身を暗黒面から救ってくれた事に感謝を示しつつ息子の腕の中で静かに息を引き取った。遺体はルークの手で第2デス・スターから運び出されて荼毘に付され、その魂はフォースと一体となる。オビ=ワンやヨーダとともに、ダース・ベイダーではなく本来あり得たであろう“父親”としての姿で、戦いを終えたルーク達を見守ることとなった。

プリクエル・トリロジー

上記のアナキンとして登場し、生い立ちやジェダイになるまでの経緯と、自身の苦悩からシスの暗黒卿に変貌するまでの経緯が描かれている。

映画『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐

ヘイデン・クリステンセン
ジェームズ・アール・ジョーンズ
日本語吹替大平透
 

映画終盤におけるオビ=ワンの対決に敗北し重傷を負うが、危機を察して駆けつけたシディアスにより救出され、サイボーグ化手術を施された結果、オリジナル・トリロジーにおける姿の状態となった。一命は取り留めたものの、シディアスが期待していた、自身やヨーダをも超えるほどの可能性を秘めたフォースの潜在能力は、戦傷と火傷により生身の肉体の大半が失われたため、そのすべてを開花させることはできなくなってしまうが、この体験に加え、自らが手に掛けた事と、暗黒面に堕ちてしまった事によるショックでパドメが死亡してしまった事で、虚無感を抱くようになり、物事の全てに対する興味をなくしたことで、「アナキン」として抱くことが多かった執着や迷いがなくなり、皮肉にも隙の無い性格となった。また、暗黒面のフォースを学んだことで、開花しなかった潜在能力を差し引いても依然高い実力を保っており、他の騎士の追随を許さぬほどであった。そのため皇帝もルーク・スカイウォーカーというかつての彼に比肩する才能が現れるまでの長い間、新たな弟子を取ることもなく自身の右腕として利用し、生き残ったジェダイや銀河帝国の抵抗勢力に脅威を与えることとなった。

シークエル・トリロジー

時系列上、オリジナル・トリロジー以降の物語を描いているため、既に故人であることもあり直接登場することはない。しかし、映画第3作目の終盤で遺体と共にベイダーの装甲服やヘルメットは燃やされたが、ヘルメットの残骸は残ったようで、ハン・ソロの息子でフォースの暗黒面に堕ちたカイロ・レンがヘルメットの残骸を所有していた。

その他

映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

スペンサー・ワイルディング
ダニエル・ナプラス
ジェームズ・アール・ジョーンズ
日本語吹替楠大典
 

関連キャラクター

  • アナキン・スカイウォーカー? ※同一人物
     
  • パドメ・アミダラ? ※配偶者
     
  • ルーク・スカイウォーカー ※息子
     
  • レイア・オーガナ? ※娘
     
  • シミ・スカイウォーカー? ※母
     
  • ベン・スカイウォーカー? ※孫

関連ワード

外部リンク