ギルド仕事/面接試験有、山賊お断り

依頼人はインディゴスの海賊団｢ダークサーペント｣の長である“死神竜エーシ”だった。
今回の依頼を受けると一通りの自己紹介をしてくれる。
「人助けなんて、照れくさくてやってられるか」
　
本題はというと、｢この前の嵐ではぐれてしまった『友人』を捜して欲しい｣とのこと。
尋ね人…もとい尋ね竜の名は｢エルヴィック｣といい、
エーシにとってはかけがえのない友にして親代わりでもあるらしい。
彼の言葉の数々からはどれだけ大切な存在なのかがありありと窺える。
　
ずいぶん遠まわしな依頼方法だったのも理由があり、
ダークサーペントの切り札の竜がいないことを無駄に広めないための手段であった。
本心としては手当たり次第に頼み込んで人海戦術をしたいところを、組織の長として堪えているのだ。
　
肝心の竜の手がかりはこの時点では何一つ無く、｢何かのついででいい｣と言われる。
実際、その場所に辿り着くヒントらしいヒントはない。とある場所でとある分かれ道に惹かれるか否かが発見に繋がる。
　
　
この話は長い期間、バルバラード編までシナリオを進めテュケの洞窟に入れるようになるまで進展しない。
洞窟の奥、シナリオでの目的地に辿り着く一つ前の分岐点を奥に進むと、サーペン族の黒いドラゴンとメイジ族の魔術師がいる。
ドラゴンに話しかけると｢ドラゴンが海岸で傷付き倒れていた｣話を聞ける。
そして魔術師の顔に見覚えがあったエルクは、彼の名を思い出す。
なんとかつて三度も仕事で相見えた、あのピエール・ベロニカだったのである。
「いろいろあって人は成長するもんじゃよ」
　
さておき、リーザがドラゴンにエルヴィックについて尋ねるとずばり本人(本竜)であることが判明。
そして｢怪我が治り次第帰るから心配するなと伝えて欲しい｣と返事をもらえる。
リーザの質問一つでエルクらの事情を察したということだろうか。流石の知能の高さだ。
　
このことをアルディア橋で待つエーシに伝えれば仕事完了となる。
ピエールは｢もう直に治る｣と語っている。彼らの再会はそう遠くないことだろう。
ダークサーペントの竜がサーペントの住処で療養してたり、
エルヴィックとピエールは共にインディゴス関係者だったりで、色々と奇縁を感じさせる仕事であった。

グレイシーヌ編終了後すぐでも発生条件を満たせるため、すぐに請け負いがちだが、
シナリオをかなり進めないとターゲットに会える状態にならないため、それまでは請け負わずに後回しにした方がいい。