ファイター
特殊能力:武器の高度な専門化
制限:なし
必要能力値:STR9
ファイターというものは、擁護者であり、剣士であり、兵士であり、暴力者でもあり、己の武器と戦術の知識に生死を賭け、戦いの場ならばどんな場所でも、その先陣に身を置いて、モンスターや悪党と真っ向から闘う。生き残りたいならばファイターは強く、タフでなければならないのだ。
ファイターキット
- バーサーカー
特殊能力:バーサーク
制限:遠距離武器は専門化できないバーサーカー
自身の動物的な面に忠実な戦士で、戦闘中恍惚状態に達することで、どんな人間よりも長く、激しく、狂暴に戦うことができる。バーサーカーはふつう野蛮なものだが、いつもそうであるとは限らない。時には、訓練を積んだ戦士が意識的に狂乱を選択することもある。とかく戦場の敵は、バーサーカーの非人間的なまでの凶暴さを目の当たりにすると不安になるものである。このクラスはドワーフのなかでは一般的で、「バトルレイジャー」として知られる。長所:
- 4レベルあたり1日に1回「狂暴化」能力を利用できる。狂暴化能力は60秒間続く。
- 「狂暴化」中:命中+2、ダメージ+2、AC-2のボーナス
- 「狂暴化」中:チャームやコンフュージョン、フィアー、フィーブルマインド、ホールド、インプリゾンメント、レベルドレイン、メイズ、スタン、スリープに耐性。
- 「狂暴化」中:ヒットポイントが15増加。これは一時的なもので、狂暴化状態が終わると失われる。場合によっては、それでバーサーカーが死ぬこともある。
- 「狂暴化」の後、疲労困憊の状態になる。その状態では命中-2、ダメージ-2、アーマークラス+2のペナルティを受ける。
- 飛び道具を専門化できない。
- ウィザード・スレイヤー
特殊能力:魔法に対する耐性、呪文の失敗確率を上げる
制限:リング、アミュレット、クローク、ポーションを使えない
ただし、ToBをインストール済みでヒーリングポーション系だけは使用可能ウィザード・スレイヤー
この戦士は、あらゆる種類の呪文の使い手を追跡し、攻撃することに秀でるべく一族から特殊訓練を受けている。長所:
- 攻撃が命中する度に、敵が呪文に失敗する確率を10%ずつ加算する。
- レベル19まではレベルあたり1%のマジックレジスタンス、レベル20以降は各レベル毎に交互に5%と1%の上昇。
- 武器と鎧以外のマジックアイテムを使用できない。
- 剣聖
特殊能力:高い戦闘ボーナス、1対1戦闘の達人
制限:鎧、盾、篭手、ブレーサーを着けることはできない。飛び道具も使えない剣聖
これは「剣の聖人」としても知られるクラスで、剣の使い手として特別に訓練された戦士で構成される。彼らは命がけで戦闘に臨む俊敏な戦士で、躊躇することなく戦うよう訓練されている。長所:
- 3レベルごとに命中+1、ダメージ+1のボーナス
- AC-2のボーナス
- 4レベルごとにスピードファクターに-1のボーナス
- 4レベルごとに1日に1回、「気」の能力を使用できる(レベル1では1回使用可能):「気」の持続時間は10秒で、その間全ての攻撃によるダメージを最大にする。
- 飛び道具を使用できない
- 鎧を着用できない
- ガントレットやブレーサーを装着できない
用途・解説
基本にして強力な職業。
高いHPは前線にて壁となり、Lv毎に下がるTHAC0は安定して攻撃を命中させる事が出来る。
レベルupによる攻撃回数増加もあるため、ダメージソース源としてパーティーメンバーに欠かせない重要な職業。
武器技能をグランドマスタリーまで伸ばす事が出来る唯一の職業*1。
- キット解説
- バーサーカー
- 「狂暴化」はインプリゾンメントすら無効にするため非常に強力。
デメリットも、そもそも前線で直接攻撃が主なファイターにとってはあって無いようなもの。シングルでもデュアルでも安定した活躍が出来る。 - ウィザード・スレイヤー
- 名前の通りキャスター殺しなキット。
攻撃を当てればその敵の呪文失敗率を上げることができるため、一方的に呪文を封じ込むことも可能。
ただし、このミスキャスト能力は近距離攻撃でないと発揮されないので敵に近寄る必要がある。*2
また、自身は魔法のアイテム(クロークやガードル、ブレーサー、リング、アミュレットなど)を装備出来ないという欠点をもつ。特に、強力なアイテムの多いBG2ではこれは少々厳しい。
この装備制限があるため、壁役にはあまり向かない。アタッカーにしたほうが無難だろう。
このように欠点も大きいキットだが、魔法が戦局を左右することの多いバルダーズ・ゲートにおいて、キャスターを潰せる能力自体はかなり強力。使い方やパーティ構成次第では有用なキットだ。
またLv20以降はマジックレジスタンスの伸びがよい点も強み。*3
これは利点でもあるが、恐ろしい側面もある。
混乱したウィザード・スレイヤーが仲間のキャスターを襲ってしまった場合、その結果の悲惨さは想像できるだろう。対策を怠ると、混乱攻撃を行ってくる敵は脅威だ。
シーフの「ユーズ・エニィアイテム」技能を取得すれば全てのアイテムを使用できるようになり、実質ウィザード・スレイヤーの制限はなくなるからだ。
余談だがシーフにデュアルした場合でも、マジックレジスタンスを100%にすることができる。 - 剣聖
- ファイターの持つ防御力を捨てて、攻撃力をさらに高めた非常にピーキーなキット。剣聖/メイジはBGで最も有名なデュアルクラス。
シングルでは呪文によるサポートが必要。詳しくは専用ページで。
高レベル技能
ワールウィンドアタック | この技能によって、ウォリアーは疾風のような高速攻撃を放つことができる。この技能は1ラウンドの間、彼の攻撃回数を10にするが、THAC0に-4のペナルティーを受ける。 |
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グレーター・ ワールウィンドアタック | ワールウィンドアタックの強力なバージョンであるグレーター・ワールウィンドアタックは、同じ効果をペナルティー無しで与える。1ラウンドの間、ウォリアーの攻撃回数は10になる。 必要な技能:ワールウィンドアタック |
デスブロー | デスブローの技能は、彼より弱い生き物の防御力を吹き飛ばしてしまうような力をウォリアーに与える。発動後2ラウンドの間は、このウォリアーの攻撃をくらった10レベル以下の生物は即座に死んでしまう。 |
グレーター・デスブロー | デスブローのように、この技能はより弱い敵を一発で葬り去る力をウォリアーに与える。グレーター・デスブローの発動後2ラウンドの間は、このウォリアーの攻撃をくらった12レベル以下の生物は即座に死んでしまう。 必要な技能:デスブロー |
レジストマジック | この技能によってウォリアーは、悪意ある魔法に抵抗する彼の内なる力を一時的に増幅させることができる。4ラウンドの間、ウォリアーのマジックレジスタンスは50%になる。ただし他のマジックレジスタンスと累積することはないので、他の方法でマジックレジスタンスが50%以上になっている場合、この技能は無駄になる。 |
パワーアタック | パワーアタックの力みなぎる一撃をくらった敵は、-4のペナルティーを受けて死に対するセービングスローを行わねばならず、これに失敗すると2ラウンドの間気絶する。この技能は2ラウンドの間、持続する。 |
クリティカルストライク | 高レベルのウォリアーが持つ、敵の急所に対する深い造詣は、1日に1度、それも1ラウンドだけだが、彼の攻撃を毎回敵の急所に叩き込むほどに集中させることができる。この技能によって、次の1ラウンドの命中判定は自動的に全て20、クリティカルヒットになる。 必要な技能:パワーアタック |
スマイト | スマイトの技能によって、ウォリアーは強大な一撃を繰り出す事ができるようになる。2ラウンドの間、この攻撃をくらった敵は相当な距離を吹き飛ばされ、1ラウンドの間気絶する。加えて、最初の1ラウンドの攻撃は全てクリティカルヒットとなる。 ただし、ドラゴンやジャイアントなどの強大な生物は吹き飛ばされたり、気絶することはない。 必要な技能:パワーアタック,クリティカルストライク |
ウォークライ | ウォークライによるウォリアーの力強く恐ろしい雄叫びは、半径30フィート以内の敵に恐怖を引き起こし、呪文に対するセービングスローを成功させない限りパニックに陥れる。 |
ハーディネス | 危機に瀕した時に発揮される隠された力を呼び覚ます事によって、ウォリアーはハーディネスの技能を使い、全ての物理的ダメージに対する40%の抵抗力を得る。この抵抗力はウォリアーの2レベルあたり1ラウンドの間、持続する。 |
コメント欄
- ウィザード・スレイヤーのミスキャスト能力について検証してみたんだけど、ミラーイメージの分身を攻撃した場合でも、ストーンスキンでダメージを無効化された場合でもミスキャスト能力は発揮されるみたいです。文章直してみました。元のストーンスキンやミラーイメージの文についてはコメントアウトしました。 -- 2015-06-23 (火) 02:13:06