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Last-modified: 2013-01-13 (日) 10:28:48

注釈(*1〜)にマウスポインタを合わせると、注釈の内容が表示される。

第4 画像を圧縮して保存する。 Edit

第4-一 画像ファイル形式 Edit

第4-一-(一) 基礎知識 Edit

(参考:Crazy*Planet:お絵描き-研究室)

第4-一-(二) JPEG Edit

  1. 画質
    一般に非可逆圧縮であり、画質を落としすぎる(圧縮率を上げすぎる)と、モスキートノイズ*1、ブロックノイズ*2、カラー画像の赤の部分のノイズ(色がにごる感じ)などが目立つようになる。しかし、画質を上げすぎ(圧縮率を下げすぎ)ても、ファイルサイズが大きくなる割に画質が向上しない。
    画質を決める要素は、圧縮率だけでなく、色成分のサンプリングファクタ(色成分の情報を間引く割合)もある。ダウンサンプリングを行うと、多くの場合はファイルサイズが小さくなり、色がにごる。Photoshopの場合、JPEG画質をかなり下げると、圧縮率を上げるだけでなく、ダウンサンプリングも行うようになる。ソフトによっては、圧縮率とは別に色成分のサンプリングファクタを設定できる。
    カラー画像の方が、グレースケール画像よりも圧縮による劣化が目立ちやすい。
    ピクセル寸法(絶対解像度)を縮小することとJPEGの圧縮率を上げることには、細部の情報を劣化させていくという点では共通するところがある*3。ピクセル寸法(絶対解像度)を小さめにした場合には、JPEGの画質を上げないと(圧縮率を下げないと)、二重に細部の情報が劣化し、目立つ。
  2. プログレッシブJPEG
    最終的に表示される画像は普通のJPEGと同一だが、表示の過程(処理)が異なり、時間がかかる。
    ファイルサイズが普通のJPEGよりも5〜10%小さい(単色のページなどは大きくなることもある)。
    JPEGとプログレッシブJPEGの間では相互とも可逆変換が可能なので、低スぺPCで展開に時間が掛かる場合などを除きプログレッシブJPEGがお奨め?

プログレッシブJPEGを表示できないソフトもあるが、ほとんどのソフトでは表示できる。

  1. グレースケール(8bit)JPEG
    グレースケール画像をJPEGで出力するときは、グレースケール(8bit)JPEGで出力すると、読むときの表示処理が速くなる。
    ファイルサイズは変わらない。
    Photoshopや藤-resizer-の場合は、グレースケール化(前述)をして、そのままJPEGで出力すると、グレースケール(8bit)JPEGで出力される。
    Photoshopや藤-resizer-以外のソフトの場合で、「白黒」や「グレースケール」などといったオプションがなければ、グレースケール(8bit)JPEGは出力できない。
    グレースケール画像(24bit)はフルカラー16777216色*4の規格のうち無彩色256色*5だけを使っている画像、グレースケール(8bit)JPEGはRGBの3つの値がなく、輝度を表す1つの値(256階調)しかない規格の画像なので別物。
  2. ファイルサイズ節減
    JPEG化する際、使用するソフト(例えばPhotoshop)によっては、画像情報の圧縮度合いが最適化されていなかったり、画像情報以外の情報(アプリケーション独自の情報や、サムネイルなど)が埋め込まれたりして、ファイルサイズが大きくなってしまっている。このような場合には、「ツール」で紹介しているソフトを使用することにより画質に全く影響を及ぼさずにファイルサイズを節減できる。
    プログレッシブが一番縮む(単色ページなど単調な画像を除く)。
    プログレッシブJPEG>最適化されたJPEG>最適化されていないJPEG

第4-一-(三) PNG Edit

 可逆圧縮なので画質の劣化を防げるが、JPEGよりもかなりファイルサイズが大きくなり、表示処理に時間がかかる。
 色数を256色に減らしても、結構ファイルサイズが大きい。
 16色に減色すれば、JPEG並のほどよいサイズに収まる。グラデーションがある絵には向かないが、モスキートノイズは発生しないので、単色の線画や文字画像には向く。
 減色は、BlastPNGのFLAXCやOPTPiX webDesigner*6などを使って行う。
 BlastPNGのOptiPNGなどを使用して最適化することにより、画質に全く影響を及ぼさずにファイルサイズを節約できるが、最適化処理には時間がかかる。(参考:OptiPNGとPNGGauntlet)
 インターレースPNGというものもあるが、これはほぼ間違いなくファイルサイズが大きくなるので保存用途には向かない。

第4-一-(四) PDF Edit

 文字主体の本で、PDF+透明テキスト化のように使用する。

第4-一-(五) BMP Edit

 画質の劣化はないが、ファイルサイズが大きい。
 7-Zipなどで圧縮すれば、PNG以下のサイズになる場合もある。
 カラープロファイルを埋め込むことができない。

第4-一-(六) JPEG 2000 Edit

 可逆圧縮を使用すると劣化を防げるが、JPEGよりもかなりファイルサイズが大きくなる。PNGよりはやや小さい。

 非可逆圧縮を使用して圧縮率を上げていくと、モスキートノイズやブロックノイズは抑えられているが、ぼやける感じに劣化していく。

 Windowsその他多くのソフトにおいて標準でサポートしていないこと、表示処理に時間がかかることなどが問題点。

第4-二 その他 Edit

第4-二-(一) 画像ファイル名の連番の付け方 Edit

  1. スキャン漏れページや重複してスキャンしたページを発見しやすくするため、次のようにするとよい。
    1. スキャン後、本編に当たるページについては、ファイル名をノンブル*7に合うように連番リネームし、照合する。
    2. 本編以外のカバーや表紙などについては、自分でファイル名や順番のルールを決めて、どの本も同じルールでファイル名をリネームし、照合する。
      1. 順番の一例
        カバー表→カバー折り返し表側→カバー裏→カバー折り返し裏側→表紙表→(表紙背中)→表紙裏→本編〜
  2. ファイルを名前順で表示したときの並び順がOSなどの違いで入れ替わることを避けるため、連番を表す数列部分を次のようにするとよい。
    Windows2000までとWindowsXP(初期設定)とでは、ファイル名の中にある数字の取扱いが違う。参考サイト1参考サイト2
    1. ページ数の桁数よりも多い桁数で、かつ、同一の桁数で連番する。
      例えば、12(2桁)ページの本を連番する場合、1桁のページを1.jpg、2.jpg………とはせず、数字の前に桁数が揃うように0を補って01.jpg、02.jpg………とか001.jpg、002.jpg………のように連番する。1ページより前にカバーなどが数枚ある場合は、本編と共通の桁数の後ろにアルファベットや枝番(記号+数字)を付して00a.jpg、00b.jpg………とか00-1.jpg、00-2.jpg………のようにしたり、又は連番数列よりも前の部分に記号を付して#01.jpg、#02.jpgのようにするなどして対応する。

第4-二-(二) 奥付や広告の取り扱い Edit

 奥付、他の作家・作品の広告ページから読める情報もある。

第4-二-(三) 書庫ファイルにまとめるときの一工夫 Edit

 画像ファイルをZIPなどにまとめる場合には、次のいずれかのようにすると、ZIPなどの中に画像ファイル以外のもの(Thumbs.dbやCATALOG.VIXなど)が入ることを避けられる。

  1. 圧縮ソフトの設定で除外する。
     Easy圧縮(フリーの圧縮ソフト)で隠しファイルは圧縮しない設定にするとか、WinRAR(有料の圧縮ソフト)で除外ファイルにThumbs.dbなどを指定するとか。
  2. 画像ファイルと同じフォルダに画像ファイル以外のものを作成しないようにする。
     Thumbs.dbは、Windowsのエクスプローラで、表示メニューを「縮小版」にして画像ファイルがあるフォルダを表示したときに作成される。表示メニューを「縮小版」にしないとか、ツール/フォルダオプションをクリックし「表示」タブをクリックし「縮小版をキャッシュしない」にチェックをするなどの方法で作成しないようになる。
     CATALOG.VIXは、ViX(統合画像ビュアー)を使用したときに作成される。これは、その他/設定の「カタログファイル」設定で「自動登録」のチェックを外すとか、作成場所を「画像ファイルと同じ場所」にしないなどの方法で作成しないようになる。
  3. ZIPなどにまとめる前に削除する。
     Windowsのエクスプローラで、ツール/フォルダオプションをクリックし、「表示」タブをクリックし、「ファイルとフォルダの表示」で「すべてのファイルとフォルダを表示する」を選択し、「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない(推奨)」のチェックを外すとThumbs.dbなどのファイルが表示されるようになるので、それらを削除する。
     又は、Thumbs.db削除などのソフトを使って削除する。
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*1 モスキートノイズとは、線や文字などの描画の周囲に発生する、もやのようなノイズ
*2 ブロックノイズとは、緩やかなグラデーションで目立つ、モザイク状のノイズ
*3 細部の情報の削り方及び劣化の表れ方は違う。
*4 フルカラー16777216色=R256階調×G256階調×B256階調
*5 R値=G値=B値である色。RGB(0,0,0)から(255,255,255)までで256色。なお、カラーJPEGは、RGBをそのまま記録せず、YCbCr表色系にして記録している。
*6 OPTPiX webDesignerは、ホームページ用画像作成・最適化ツールで、高性能減色エンジンが特徴の一つ。株式会社ウェブテクノロジ製
*7 ノンブルとは、本のページを表す数字(ページ番号)のこと