派閥一覧
Last-modified: 2017-05-06 (土) 17:11:11
尾崎一門
- 明治期に文壇の重鎮となった尾崎紅葉と、彼に師事していた文豪たちの総称。
なお、史実では田山花袋も門下生だった時期がある。
北原一門
- 北原白秋と彼に師事した文豪たちの総称。
北原が創刊した文学誌『朱欒(ザンボア)』で詩壇に登場した弟子が多い。
白樺派
- 雑誌『白樺』で活躍した文学者たちの一団。
主流だった自然主義に抗い、人間の素晴らしさや個人の尊重などを唱えて大正期の文壇の中心的存在となった。
新感覚派
- 雑誌『文藝時代』で活躍した新進作家たちの一団。
大正末期から昭和初期にかけて活躍した。
新興芸術派
- 反プロレタリア文学を訴え、新しい芸術派を主張する文学集団。昭和初期に結成された。
新思潮
- 文学雑誌『新思潮』で活躍した文学者たち。
現実を理知的に捉え、人の内面を技巧的に描く、大正文学の代表派閥。
無頼派
- 第二次世界大戦直後の混乱期に、反俗・反秩序の無頼的姿勢をもって活躍した作家たち。
プロレタリア
- 社会主義思想に立ち、労働者階級の現実を描こうとした一派。
三田派
- 慶応義塾大学文学部を中心に発行される文学雑誌『三田文学』で活躍した作家たちの一派。
明星
- 雑誌『明星』で活躍した詩人・歌人の一派で、明治30年代の浪漫主義の代表。
革新的な若手が多い。史実では、北原白秋もこの雑誌で詩を発表している。
余裕派
- 現実に対して距離を置く、余裕を持った文学的態度を示した一派。