いちご100%

Last-modified: 2008-09-22 (月) 22:30:05

いちご100%/河下水希

443 名前:いちご100% 投稿日:04/10/27 23:28:00 ID:???

東西南北になぞらえて、4タイプの美少女が登場。
その真中で揺れ動く主人公、そのまんま「真中」。
東:文学内気巨乳メガネ(メガネをとると美人)
西:アイドル並のルックス、スレンダー。
北:お色気むんむん天真爛漫巨乳
南:妹タイプ 寝ていると全裸になってしまう性癖あり


さらには その枠組みの外というかサブ的カテゴリで
向:東よりさらに内気 でもムッツリスケベ
外:特に恋愛感情なし だが主人公をある種尊敬 フラグが立つ可能性アリ
端:ひっかき回し用 キャラ計算美少女 自分になびかない主人公に猛アタック


設定だけみるとエロゲーそのもの。
登場する女子が全員、主人公に盲目的な好意を抱き、主人公は八方美人で
フラグを立てまくり、それが他の女子にばれても何故か嫌われないどころか、
プラス要因になっている(主人公が優柔不断な事をバッシングされたら、
主人公にほの字の女が「優柔不断の優は優しいと書く」と発言)。

設定もエロゲーなら、ストーリー展開もエロゲー。
毎回誰かが転んで主人公に身体を預ける。もしくは主人公が転んで女子の身体をまさぐる。
もしくはこれ見よがしに下着(裸)を見せて誘う。




126 名前:いちご100%[sage] 投稿日:2005/08/09(火) 10:31:00 ID:???
主人公の真中は映画監督になりたい中学3年生。
ある日、校舎の屋上で出会ったいちごパンツの美少女に一目惚れ。
彼女をヒロインに映画を撮りたい、と考える。
真中が、そのいちごパンツの女の子と勘違いしたのが西野つかさ。
明るく元気な女の子でルックスはアイドル並み。真中は彼女に告白する。
告白にはインパクトが大事だと言われたので懸垂しながらというとんでもない告白の仕方で。
だがなんと、つかさはそのインパクトに負けて「君ならあたしをわくわくさせてくれるかも」とOKする。
だが真中は、小説を書くのが好きな東城綾(この子が屋上で会ったいちごパンツ)とも映画の夢で意気投合。
綾の書いた小説を見て、いつかこの小説を元に映画を作る事を約束する。
健気で優しい東城綾。明るく可愛い西野つかさ。二人の間で揺れ動く真中。
つかさは最初は面白いからという理由だけだったが、夢にひたむきな真中をいつしか本当に好きになる。
綾は、ずっと優しくしてくれて、いつか二人で映画を作るという夢を与えてくれた真中の事が好きでたまらない。
そんな風に真中の事が好きな、つかさと綾はお互いの存在を強く意識する。


高校に入って映研部を作り夢に向かって頑張る真中だが、つかさと綾だけでなくお色気美少女
北大路さつきや、年下幼馴染可愛い妹分、南戸唯などからもアプローチされる。
八方美人な態度や、思わせぶりな態度をとってしまったりと真中はどんどん泥沼にはまっていく。
だが、高校生活の中で真中は自主制作映画を作ったりと、少しずつ夢に向かって歩いていく。
東城の気持ちには最初全く気づいていない真中だったが、映画を一緒に作っていきながら彼女の
気持ちに周囲の言葉や本人の態度から少しずつ気づく真中。そしてその綾はどんどん小説を世の中に
発表し、遂には本当に小説家になってしまう。それを見て自分はまだ夢に到達できない、と焦る真中。




127 名前:いちご100%[sage] 投稿日:2005/08/09(火) 10:35:54 ID:???
そしてそんな中で真中は、つかさと別れたりもう一度付き合ったりを繰り返しながら二人の関係を
真剣に考えていくようになる。そしてさつきや綾から、遂には直接告白されるがそれを断る。
綾は真中にちゃんと自分の気持ちを伝えると吹っ切れたように、真中と初めて出会った時の
小説を最後まで書きあげた。そしてその小説を真中に渡す。
それを見た真中はつかさに別れを切り出した。綾が原因ではなく小説が原因だった。
真中はつかさに告げた。どこまで分かってもらえるか、解らないが自分の夢はこの小説を映画にする事なのだ。
だが、自分はいつまでも夢に対して中途半端。だから自分は一人になってどこまでできるか確かめたい。
いつか夢を形に出来る自信がついたらまた会いに来る。だからその時に、まだ付き合って
やってもいいと思ったら、自分の告白を受け入れてくれと。


数年後、高校の同窓会を兼ねて映研部の面々が旅館に集まっていた。
それぞれ自分の将来を形にしている。そこに来た真中は少したくましくなっていた。
そして世界を回って見てきたという真中は、綾の小説のロケをするには何処が良いか考えたと話す。
いつか自分達の夢を叶えよう。そう真中は綾に言った。綾も真中の言葉に嬉しそうに笑った。
そして真中はその座を途中で抜け出すと、どこかに向かう。真中が向かったのはつかさの元だった。
真中はつかさに、もう一度自分と付き合ってもらえないか、と言う。
つかさは真中に向かって笑いながら答えた。あたしをもっとわくわくさせてね、と。
~終わり~