はじまりのグラシュマ

Last-modified: 2010-12-25 (土) 22:27:48

はじまりのグラシュマ/スエカネ クミコ

313 :マロン名無しさん:2010/12/08(水) 23:21:09 ID:???
天狗の代わりに保守がわりに未解決欄から消化

「はじまりのグラシュマ」 スエカネクミコ 全一巻 ニュータイプ

「世界に未だ「魔法」も「魔法使い」もいなかった頃…。
 街には「女の子」が溢れていました---。
 ところがある日から、彼女たちは姿を消し…
 男ばかりの「魔法使い」達が残されたのです…。」(原文ママ)

女の子というか、女性という女性が突如世界から消えて数年、
なぜか女の子の代わりとでもいうように世界には魔法使いが現れ、以来増殖を続けている。
総務省魔法課に勤める国家公務員・日暮里規則(にっぽりのりのり)(22)は、凄腕の魔法使い
である先輩・五反田猛(28)と組んで、5年に一度の国勢調査のため超能力者の実態を調べる
仕事を始める。

普通に考えると女性の消失で人口が激減してるはずなのだが、作中ではその点については
一切触れられず、むしろ人口増が問題になっている世界。
世の中は魔法を使える人間と全くさっぱりな人間に分かれており、主人公の日暮里は魔法が
使えない側の人間なので、仕事で出会う魔法使い達の謎の能力に翻弄されまくる。

透明になる能力を有しつつも、力を全く制御できないやつだとか、ドラゴンを召喚するやつ
だとか、男をメイド娘に(不完全だが)変えてしまう魔法使いとかが出てきて大騒ぎ!という
コメディ路線から、ゴミ屋敷に住むおっさんの切ない話もありーの、後のほうはシリアスになり、
なぜ世界から女の子が消えたのか?という根本の謎に戻る話になる。


314 :マロン名無しさん:2010/12/08(水) 23:22:40 ID:???
結局、魔法使いとしても超越した能力の持ち主であった五反田の妹が兄を愛するが故に暴走
し、世界中の女性を消したということが分かる。(要するに、五反田キョーダイだけ、元の世界
の頃から魔法使いだったっぽい。説明不足だが。)
五反田は妹を魔法で消そうとするが、妹にキスされたことでまた別の魔法が発動し、兄妹共々
消えてしまう。
そして女性達が戻り、また魔法使い達は魔法を少しずつ使えなっていき、全てが元の状態に
戻っていくのだった。

話の終盤で未来視の能力を有するようになった日暮里は、五反田の持ち物を触ったときに
五反田に逢う白昼夢?を見る。
果たしてそれは未来視だったのだろうか?日暮里はまた先輩に会うことができるのだろうか?
というところで終わり。

ちなみにタイトルの意味は、シンデレラをイメージした造語で
「グラス・シュー・マジック(ガラスの靴の魔法)」を略してグラシュマになったらしい


315 :マロン名無しさん:2010/12/09(木) 01:49:23 ID:???
そんな方法じゃ妹自身も消えちゃうんじゃないのか?
妹だけは残ってたの?


316 :マロン名無しさん:2010/12/09(木) 23:17:51 ID:???
>>315
妹の望みは、兄を自分だけのものにしたかったというものなので
妹自身が消える理由はないです


317 :マロン名無しさん:2010/12/10(金) 01:31:06 ID:33pxlEX8
男ばっかりの世界に妹だけ残ってたら怪しまれることこの上なさそう


318 :マロン名無しさん:2010/12/11(土) 02:35:15 ID:???
>>317
五反田兄妹は神レベルの超人なのでそんな心配はいらんとです。
家は城だし…