アンドロメダ・ストーリーズ

Last-modified: 2015-01-24 (土) 16:54:18

アンドロメダ・ストーリーズ/竹宮惠子

555 名前:アンドロメダ・ストーリーズ[sage] 投稿日:2007/10/29(月) 15:01:13 ID:???

惑星アストゥリアス
コスモラリア帝国
第5日
皇太子イタカとアヨドーヤ国の美姫リリアの結婚式と載蒄式が始まる。
街はお祝い大騒ぎ。
星の天位も太陽の輝きもすべて計算された良き日のはずが、誰も気づかない内に小さい凶星が紛れ込み惑星アストゥリアスに引き寄せられていた。
それからしばらく・・・
夜明けの空を昼のように照らし山に隕石が落ち、すさまじく大きなカルデラができる。
その隕石には敵(ロボット?)が多数潜んでいて、敵は森に住むコウモリの体を乗っ取り城へ向かう。
城に着いた敵は、次に城の警備兵の体を乗っ取って仲間のロボットを城内に引き入れ、以後これを繰り返して少しずつ仲間を増やしていく。
敵に体を乗っとられると〔ドロンとした目つきで一本調子で喋り暴力的〕になる。


やがてリリアが妊娠、出産するが赤子は双子だった。コスモラリアでは双子は厄災を呼ぶと言われているので、リリアの乳母は一人だけをリリアに見せて、もう一人は城外に連れ出し拳闘士バルガに預ける。
城に残った方はジムサ王子と名付けられ、もう一人の方は貧民街の娼婦コリノに連れられて街を出る。
この赤ちゃんの掌には赤い竜のアザがあるが、赤い竜の痣には伝説がある。
【赤い竜の刻印、天より降りぬ━━夢破れ、国亡ぶ時、竜の翼もて悪をはらう者あり、その手に竜を握りたる】


それから半年。
イタカの体を乗っ取った敵により国はボロボロに。美しかった街には、ロボットが人間をコキツかい要塞を作っていた。
ジムサは生後8ヶ月くらいながら、喋ったり、イタカの所業に異を唱えるリリアに暴力を振るったイタカを睨みつけて追い払ったりしながら、スクスク育つ。
しかしその間に、敵は自分達に都合のいいインフラ設備を完成させ、次に仲間に出来なかった人間の皆殺しを始める。


城内で唯一の生身の人間だったリリアとジムサも排除されそうになったか、間一髪で脱出し、砂漠で暮らし始めた。
それから間もなく、コスモラリア帝国は敵に完全に支配されてしまった・・・。
1巻はここまで
2巻に続くが手元にないので説明できない