電影少女

Last-modified: 2011-06-06 (月) 10:01:27

電影少女/桂 正和

552 :電影少女:2011/06/02(木) 20:51:58.74 ID:???
第一部
主人公の弄内 洋太(もてうち ようた)は同級生の美少女・早川もえみに恋する普通の男子高校生。
しかし彼女は洋太の親友の貴志に惚れており、早くも失恋気味。
過去にも痛い失恋をした経験がある洋太は、ファッション誌などを参考にしたりしてモテようと努力して
いるが、イケメンでクールな貴志とは対照的に全くモテない。

そんなある日、洋太は「GOKURAKU」という不思議なレンタルビデオ屋を見つける。
そのビデオ屋は綺麗な心の持ち主にだけ見える店であるという。
そこで借りたビデオを再生すると、なんと少女が現れた。その少女・天野あいは当然ながら人間ではない。
ビデオの通り決められた時間しか動けないし、実際の人間の少女とは違うところがいくつもある。
ビデオガールと呼ばれる未知の存在である「あい」に戸惑いながらも同居を始めた洋太。



553 :電影少女:2011/06/02(木) 20:56:54.95 ID:???
あいと様々な出来事を経験していく中で、洋太のマニュアル等で自分を繕っていた部分がだんだんと
なくなり、本来の優しい性格を見せ始める。

ビデオデッキの故障により、あいが不安定になり、急に性格が変わったり、男のようになったり、
本来はない心を持ち始めたりする。
洋太に心を寄せるようになったあいを失敗作と見なしたGOKURAKU上層部はあいを始末しようとする。
色々あって一度は引き離されたり、洋太が後輩の女の子やもえみと付き合ったりするものの、
結局洋太はあいのことが忘れられない。
あいは記憶を失い、クラスメイトとして再び洋太の元に現れる。
人魚姫よろしく、相手に自分があいであることがばれずに愛されれば人間にしてくれると
GOKURAKUの幹部であるローレックに言われるが、洋太が自分に振り向きそうにないと思い、
再生時間の終了で消え去る運命を受け入れようとする。