りびんぐゲーム

Last-modified: 2009-04-22 (水) 13:20:09

りびんぐゲーム/星里 もちる

246 :りびんぐゲーム1/9:2009/04/20(月) 17:21:56 ID:???
りびんぐゲーム(星里もちる)

主な登場人物
不破雷蔵 主人公。ナミフクDMサービスに勤める会社員。25歳独身。
   性格は一見いい加減だが、他人の事や仕事に対しては責任感を見せる。
氷山一角(いずみ) ナミフク社長の親友の娘。つてを頼ってナミフクに就職する。15歳。
   純粋で一途だが、時に融通がきかず意固地になる性格でもある。
   地方の裕福な家庭に育ったせいか世間知らずだが、聡明で物覚えはいい。

兼森時子 雷蔵の元彼女。現在は万夫と玉の輿+年の差結婚をし専業主婦をしている。25歳。
   頻繁に夫とケンカをして家出し、雷蔵宅に転がり込む。
   (本気ではなく、主婦業と留守がちな夫に退屈し、構ってほしくてやってる感じ)
   雷蔵に未練があるわけではなく、むしろいずみとの仲を応援している。
兼森万夫 兼森開発社長(建築業)。ワンマンだが仕事は出来て、人望もある。38歳。
   その一方で、時子への言動はいい大人なのに余裕がなく三枚目で子供並。
   雷蔵の存在を意識しまくっていて、何かと雷蔵と衝突する。
田之倉 ナミフクのDM下請けの仲介業をしていた老人。都内の古びた一戸建てに住む。
   頑固で、かんしゃくを起こして怒鳴り散らし、杖を投げつける癖がある。
   心根は優しく、雷蔵といずみのことは気に入っている様子。いわゆるツンデレ。
杉田ひとし 建築家。仕事に誇りを持っている。他人にも自分にも厳しい。
   現実的で、歯に衣着せぬ物言いをし、依頼人と衝突したり敵を作りがち。



247 :りびんぐゲーム2/9:2009/04/20(月) 17:22:58 ID:???
不破雷蔵は、都内の狭いアパート暮らしに辟易し、少し無理をして広いアパートに引っ越した。
時同じくして、ナミフクDMサービスも新事務所に移転することに。
ところが移転当日、移転先のビルが地震と手抜き工事が原因で傾き入居できなくなる。
行き場所を失った会社が、雷蔵のアパートに同居することに。
また更に、社長が友人から子供を雇ってくれと頼まれ、新入社員がやってくるという。
これ以上部屋が狭くなるのは耐えられないとイラ立つ雷蔵だったが、
社内で一番下っ端なので仕方なく駅に迎えに行くと、新人は氷山一角という女の子だった。
まだ15歳の少女が一人で上京し、働いて暮らしていくという健気さに、
雷蔵はキツくも当たれず、むしろ心配になり、色々と手伝ってやらねばと考え直す。

いずみのアパート探しは、未成年の少女の一人暮らし等、条件が厳しく難航する。
ようやく決まったアパートも、不動産屋の手違いで取り壊しが決まっていたのが発覚する。
ナミフク社長は受験生の息子2人を持つ母親で、女の子はとても預かれないため、
やむなく雷蔵のアパートに、更にいずみまで同居することになる。
小さな女の子を放り出せない責任感と、女の子と同居する誘惑の間で揺れる雷蔵。
ところが、万夫とケンカして家を出てきた時子が押し掛けてくる。
いずみの方は雷蔵の事を意識しているので、ちょっと不機嫌に。
そんなゴタゴタ同居状態を不審に思った大家が乗り込んでくるも、
いずみの事情や決意を聞いたり、迎えに来た万夫が仲裁して、事は収まる。

「自分の居場所」ということに、いずみは強くこだわる傾向があった。
いずみの父親は病院を営む医師で、母はいずみが4歳の時に他界。
父は一人娘で学業優秀ないずみを、跡取りにしようと期待を掛けていた。
しかし、再婚して男の子が生まれると、いずみを極端にないがしろにするようになった。
居場所を失ったいずみは、荒れた末に家を出ることに。
雷蔵は、25年いい加減に生きてきた自分と15歳でひとりで懸命に生きるいずみを比べ、
下心にまみれて余裕がなくなっていた自分を恥じ、いずみを見守ろうと決心する。



248 :りびんぐゲーム3/9:2009/04/20(月) 17:32:19 ID:???
田之倉の家は人が住んでいるとは思えないボロ家。
地上げ屋や土地を売るよう勧める身内を避けるために、わざと放置しているのだった。
立ち退けばマンションが建ち、田之倉も入居させてもらえる。
電話もなく老人の一人暮らしも危ないし、頑固もいい加減にしろと言う雷蔵に、
田之倉の居場所を奪うのかと、いずみは反発する。
更に社長の友人のお見合い話に雷蔵が乗り気で、いずみを邪魔に思ってると、
いずみは勘違いして、一時は田之倉と暮らすとまで言い出す。
ある日、田之倉が胃潰瘍で入院し、雷蔵の元に田之倉の土地権利書が送られてくる。
心無い人間の手に渡るくらいなら、雷蔵にやると田之倉は言い出す。
「東京に土地を持つ」。淡い夢を見る雷蔵だったが、権利書は田之倉に返すことに。
田之倉は病から気弱になっていただけで、回復した後はボロ家の頑固親父に戻っていた。

既婚者の時子と、雷蔵がいつまでも親しげなのが納得いかない、いずみと万夫。
いずみは16歳の誕生日を迎え、思い切って雷蔵に告白し、雷蔵の気持を確認する。
雷蔵は、好きでない人とは暮らせない、いずみのことは真剣に考えている、と答えるも、
大人を装って返事をしたが、合意があり自分が責任取るならいいのでは?と悩む。
ところが葛藤の最中、万夫とケンカをした時子がまた押し掛けてきた。
万夫は時子と雷蔵の問題にかまけているうちに、
会社の重要な仕事に穴を開けてしまい、それがきっかけで兼森開発は倒産。
今度は、雷蔵のアパートに兼森夫妻も同居することに。
万夫は、間借り状態から会社の再起を目指し、どんどん軌道に乗せていく。
雷蔵はその様子と、一生懸命やってるつもりで今の状態の自分とを見比べる。
ずっと万夫を信じて付いてきた社長秘書の駒田は、そんな雷蔵に、
本当にやったのか、あいまいなの方が楽だからそうしてるのではと言う。
兼森開発の発展は、駒田の有能さと、献身的な助力あってこその部分もあるのだった。
雷蔵は、密かに仕事外のアルバイトを始める。
いずみは、雷蔵を応援し、自分も一緒に連れて行ってと頼む。
タイミングよく、雷蔵のアパートの向かいの部屋が空き室になるも、
一歩早く兼森夫妻がその部屋に入居を決めてしまう。



249 :りびんぐゲーム4/9:2009/04/20(月) 17:33:04 ID:???
いずみとかつてクラスメイトだったが、転校して東京に来ていた羽子と、偶然再会する。
羽子の話を聞くうち、雷蔵はいずみの過去について疑問がわいてきた。
いずみは中卒なのかと思っていたら、羽子は高校のクラスメイトだった。
父親ともめたくらいで15歳の女の子が一人で上京して働くようなことになるか?
就職したのは11月だった。それまでの間に何か重大なことがあったのではないか?
しかし、いずみは過去のことや家のことになると、口を閉ざしてしまう。
そんな時、いずみの父親が倒れたと連絡があり、いずみは一度実家に戻ることに。
いずみのいない部屋で、改めて自分の心の中でのいずみの存在感に気付く雷蔵。
いずみからの電話で話すうち、雷蔵はいずみの実家へ迎えにいこうと思い立つ。

1年ほど前。親への反抗心を抱えていたいずみは、同じ不満を抱える福永と付き合うように。
ある夜ホテルで2人で街を出る約束を交わす。
しかし、関係して、ホテルを出たところで補導員につかまってしまう。
補導も娘を傷物にされたことも、いずみの父にはショックだった。
福永に暴言を吐かれたことで、いずみの父はキレて、福永を殴ってしまう。
街を出る約束の日、ケガをした福永は現れなかった。
福永の家は立腹し、告訴か、いずみを福永から遠ざけるか、という条件を出す。
父親は悩んだ末、補導の件が大事になっていずみが傷つくより、距離を置く方を選んだ。
何も知らされなかったいずみは、福永の裏切りと父親の拒絶に深く傷ついたのだった。
雷蔵は、いずみの家族に真正面から会いに行き、いずみを連れて一緒に東京へ行くと伝える。
いずみの家族は思いの他暖かく、ちょっとした行き違いで話がこじれたのだと感じる。
いずみも、家族とちゃんと話し合った後で、東京に帰ると言う。



250 :りびんぐゲーム5/9:2009/04/20(月) 17:34:29 ID:???
雷蔵の部屋の階下からここのところ、チェロの演奏が聞こえてきていた。
うるさいから抗議してやると言う雷蔵に、うちも大人数でドタバタしてるからと社長。
階下には、音楽家の兄・倉本大志と、妹の陶子が暮らしていた。
倉本兄妹は、各々の音の調子の悪い時を、なりゆきで癒してもらったことがきっかけで、
大志はいずみを、陶子は雷蔵を、人生を共にと思うほど好きになってしまう。
倉本兄妹はアプローチと、雷蔵たちの邪魔をする作戦を派手に繰り広げる。
しかし作戦はことごとく裏目に出て、かえって雷蔵といずみの距離が縮まり、
今のアパートを出て2人一緒に落ち着いて暮らしたいと考えるようになってしまう。

バブル崩壊の影響が、あちこちによく見られるようになってきていた。
ナミフクの仕事も減ってきており、社長からは引越しを反対される。
資金繰りが苦しく、いずみの給料が払えそうにないと言うのだ。
結局、ナミフクは倒産。職を失い途方にくれる社員達に、万夫が声を掛けた。
いずみ以外の社員は、兼森開発の採用規程を満たすのでぜひ兼森開発に来て欲しいと。
中卒未成年で仕事経験が少ないという条件で、顔見知りでも切られる現実に、雷蔵は憤る。
兼森は、情の問題ではない。犬猿の仲の雷蔵でも仕事ぶりは認めるから雇う、と言う。
いずみの居場所は自分が作ってやると雷蔵は約束し、
兼森開発の件は断って引っ越しは決行。



251 :りびんぐゲーム6/9:2009/04/20(月) 17:35:39 ID:???
新しいアパートは、新築なのに雨漏りしたりと、またも家に恵まれない。
大家や不動産屋等の業者に苦情を言うと、どこも無責任でなすりつけ合いになる。
騒動の中で、雷蔵はアパートを設計した建築家、杉田に出会う。
杉田は、こういった者のせいで、設計した通りに建物は建たないのだと言う。
しかし、日々を暮らす場所なのに、不勉強でいい加減に選ぶのも悪いのではないかと問われ、
雷蔵は、住む場所、居場所ということについて、改めて考えさせられる。
度々アパートを訪れ、担当の範囲を超えてるのに熱心に修繕作業をする杉田に、
何も考えなければ楽に生きられる、自分はそういう人間だ、と言う雷蔵。
杉田は、それは性格の問題ではなく、かつては考えて熱く生きていたのに、
いつしか考えるのをやめてしまったのだと、雷蔵の閉ざされた本心を指摘する。
雷蔵は、そんな杉田の人柄や仕事への情熱に引きつけられていく。
折角の設計の仕事が全く生かされない、悲しい建築事情ばかりを見聞きして、
そうでないこと、仕事に対する夢を実現出来たことはないのかと尋ねてみる。
杉田は、以前に狭小地に工夫を施して設計した、ある一家の家に案内する。
居場所を得て幸せそうな一家の様子を見るうち、雷蔵は設計の仕事に興味を持つ。

雷蔵は収入確保のため建設現場で夜働き、昼間眠り、
朝夕は通勤電車に乗る杉田を追いかけて建築について学ぶ、という生活を送るように。
一方でいずみもアルバイトを始めるも、雷蔵には置いていかれたように感じ、
自分はこれからどうすればいいのか、何をしたいのか、見失っていた。
雷蔵とは昼夜のすれ違い生活が続いて、何日も顔を合わせていない。
いずみは不注意から風邪を引き、熱を出して寝込んでしまう。
雷蔵と2人で久しぶりに話すうち、いずみは思い切って、
自分に対して下心がわいたことはないのか、と聞いてしまう。
いずみは子供で雷蔵は大人だから、自分の体になんて興味はないだろうと思っていた。
そんなわけはなく、ずっと内心葛藤の日々だった雷蔵。
大人ぶっていたのも全部ウソだと、冗談めかして本音を暴露してしまい、
お互いに素直な気持になれた2人は、晴れて結ばれる。



252 :りびんぐゲーム7/9:2009/04/20(月) 17:40:59 ID:???
いずみは、バイト先の仲間から、大検とそれに向けた予備校の話を聞く。
自分でもまた勉強を続けられるかもしれないと知って、いずみは挑戦してみたいと思う。
杉田の勤める設計事務所に事務員の欠員が生じ、雷蔵に声が掛かる。
時子はまた万夫とケンカし、家出する。
いつもと違い、万夫は自分から折れるつもりはないらしく、
時子はいつもの着替え等の準備もなく、手ぶらで荒れた様子で雷蔵の部屋へ来た。
しかし時子は、部屋と雷蔵たちの様子から、2人に事があったのを察知し、
もう安易にここに入り浸るべきでないと判断して雷蔵の部屋を去っていく。
いずみは、時子を心配して構う雷蔵を割り切ることが出来ず、嫉妬し落ち込む。
兼森開発では、バブルのはじけた東京を見切り、千葉へ仕事を移す話が出ていた。
そして、新しい大きなプロジェクトに向け、改めて雷蔵に兼森開発に来いと誘う。
時子は反対していたのだが、万夫の決意は固く、聞かないのなら別居だと言ってしまう。
挙句、千葉に行きたくない理由は、雷蔵と離れるのが嫌だからでは、
という邪推をうっかり口にしてしまい、ケンカになったのだった。

兼森開発に行く気など微塵もない雷蔵だったが、問題が発生した。
行けば、いずみの大検予備校の高い授業料を出すことが出来るが、2人は別生活になる。
いずみのためと考え、雷蔵はひとりで兼森開発に就職し給料の安定を得ようとする。
雷蔵の、これまでいい加減に生きてきたが、今は夢に向かって真剣に打ち込む姿を、
見直し応援していた、時子と旧ナミフクの社員たちは事情を聞き猛反対する。
いずみの勉強を応援したいとも思い、お金を出し合って学費を集める。
話が盛り上がる中、突如、時子が倒れる。時子は妊娠していた。
何よりもまず子供の居場所を作らないとと、時子と万夫も和解する。
話はナミフク社長にも伝わっており、いずみ名義の預金通帳を渡される。
いずみの義母から、再び勉強したいと真剣に言った時だけ渡してほしいと頼まれていたのだ。



253 :りびんぐゲーム8/9:2009/04/20(月) 17:45:07 ID:???
いずみは予備校へ通い、雷蔵は設計事務所に入り、互いに生活に慣れてきていた。
雷蔵は、簡単な図面なら引かせてもらえるように。
ある日、高校時代の友人で名家の子息の、達郎が上京して訪ねてくる。
地元で結婚することになり、家を建てるので、雷蔵に設計を頼みたいと言うのだ。
つい最近勉強を始めたばかりで資格もなく、出来るはずもないと、一度は断る雷蔵。
しかし、モメているうちに、なりゆきで雷蔵が設計することになってしまう。
土地を持ち家を建てるという話から、雷蔵はふと、田之倉のことを思い出す。
田之倉の家へ行ってみると、家屋はなくなっていて、
マンションが建つでもなく、むきだしの地面のまま簡素な駐車場になっていた。
田之倉は別の場所のアパートに暮らしていると聞き、いずみがひとり家を訪ねる。
田之倉の部屋の隣には、浪人生の名取が一人で住んでおり、
風邪を引き体の弱っている田之倉を心配し、面倒みようとしていた。
しかし、名取はどうにも頼りなく、田之倉の風邪をもらって自分が倒れてしまう。
名取を弟のようで放っておけないと感じたいずみは、田之倉と名取の看病をすることに。
名取は、いずみを好きになってしまう。

その頃雷蔵は、達郎の家の設計の仕事で、地元の静岡へ行っていた。
達郎の妹の日出子が駅に迎えに来ていて、高校時代以来の再会をする。
日出子は当時、雷蔵に恋しており、今でも雷蔵のことが気になっている様子。
しかも、何故か親戚等の周囲の人間が、無駄にその縁を盛り上げたがっている。
日出子は婚約者に結婚式の日に逃げられた、という過去があった。
裏切られた日出子は、幸せな思い出や、変わらない気持にすがっているようだった。
今でも雷蔵が好き、気持は変わらない、結婚してほしい、と言われる。
今はいずみと暮らし、いずみとの将来しか考えられない雷蔵は当然断る。
雷蔵が日出子の車で自宅まで戻ったところを、いずみは目撃してしまう。
親密そうかつ深刻そうな雰囲気に、2人の仲を疑ってしまういずみ。



254 :りびんぐゲーム9/9:2009/04/20(月) 17:49:19 ID:???
いずみは田之倉の看病、雷蔵は仕事と日出子の件と、家を留守にしてすれ違いが重なり、
誤解から意固地になってしまったいずみは、家を出て田之倉の家へ。
家出をしてへこんでいるいずみと、土地を持ちながらそこに住めない田之倉を前に、
名取は「3人で一緒に暮らそう、自分がいつか家を建てる」と夢を語る。
名取は、いずみに男として見てもらおうと大きいことを言ってみたが、受験に失敗。
そしてアパートを後にする。

雷蔵は、達郎の家の設計を、杉田に見てもらいながら進め、なんとか完成させる。
杉田は今の事務所から独立して事務所を開く計画を進めていて、雷蔵に声を掛ける。
雷蔵は引越しを考えて、不動産屋に行くと、名取が退去をした後だった。
田之倉の隣の部屋に雷蔵は引っ越す。
それまで、度々雷蔵が会いに行っても聞く耳持たなかったいずみも、
雷蔵が近くに来てくれたことにちょっと嬉しくなる。
初めはどうも素直になれないでいたが、顔を合わせて言い合ううち、仲直りをする。

杉田の事務所の最初の仕事は、以前設計し、形にならなかったビルのやり直しだった。
それはなんと、一番最初の、ナミフクが入居するはずだった傾いたビル。
いずみが元のさやに納まり、またひとりに戻ってしまった田之倉は、
近所の独身の老婦人と仲良くなって、新しい生活を楽しんでいるようだった。
雷蔵といずみは、今の部屋は2人では狭いから、新しい部屋を、
ひいてはこれからの2人の居場所を、一緒に探しに行くことにする。

(終わり)