ハチミツとクローバー

Last-modified: 2009-10-29 (木) 10:04:51

ハチミツとクローバー/羽海野チカ

375 :ハチミツとクローバー :04/03/12 21:41 ID:???
「ハチミツとクローバー」書こうと思いましたが、
なんかすごいまとめにくかったので、
とりあえず第1話と主要キャラの説明だけにしときます。


6畳プラス台所三畳フロなし、大学まで徒歩10分、築25年家賃3万8千円の
ボロアパートに住む竹本裕太は美大に通う19才。
同じアパートに住んでいる先輩の真山巧(美大4年)や、謎多き人物・森田忍(美大6年)らと共に
それなりに楽しく、それなりに大変で、時には先輩にいじられ、、
時にはコロッケパーティーをしたりと、なかなか濃いキャンパスライフを送っていた。


そんなある日、竹本と真山は美大の助教授である花本修司のいとこの娘・花本はぐみ(18)に出会う。
はぐみは今年からこの大学に入学する予定になっていた。
とても18才には見えない小ささと小動物的愛らしさに、竹本は一瞬で恋におちてしまう。
そこへやってきた森田。森田ははぐみを一目見ると
部屋を飛び出して大学の裏のサトイモ畑から大きな葉っぱを持ってきた。
それをはぐみに持たせ、「コロボックル」と言いながら写真を撮りだす森田。ビビるはぐみ。
誰も気付かなかったが、実はこの時森田もはぐみを好きになっていたのだった。



376 :ハチミツとクローバー :04/03/12 21:43 ID:???
主要登場人物

竹本裕太(たけもと ゆうた)
美大建築家専攻。純朴で自分に対しては鈍感な青年。
手先は器用だが恋には不器用ということで、自分のはぐみに対する恋心に長い間気付かず
やっと気付いてからも今ひとつ踏み込めずにいる。


真山巧(まやま たくみ)
本人はクールを気取っているが、いろいろ空回りも多い。
合コンに現れてはおんなのこをもちかえりしているとの噂。
しかし、夫を不慮の事故で亡くし心身共に深い傷を負っている建築デザイナー・原田理花に
一途な思いを寄せている。


森田忍(もりた しのぶ)
最終的に美大8年生になる伝説の人。溢れんばかりの才能を持っているが、
その才能は金儲けと自分の楽しみのためにしか発揮されない。かなりの暴走っぷりで、変人。
時々どこかへ行ってしまい、数日後に札束と共にボロボロになって帰ってくる。
はぐみへの愛情表現も個性的。


花本はぐみ(はなもと はぐみ)
森田によりコロボックルと命名された。人見知りが激しく、とってもピュア。
小さい体ながらも超大作をいくつも手がけ、業界でも注目されている。
彼女のファンシー創作料理は刺激がいっぱい。
しかし恋愛に関してはまだまだ未熟な様子。
^
山田あゆみ(やまだ あゆみ)
大学では「鉄人」の愛称で親しまれている。地元の商店街には親衛隊も構成されている。
美人で美乳美脚の持ち主で、かかと落としなどの格闘技が得意。また、陶芸も得意。
真山の事が好きだが振り向いてもらえず、いまもあきらめきれずにいる。





83 :ハチミツとクローバー(1/4):2008/03/15(土) 01:04:54 ID:???
序盤のキャラ紹介はまとめサイトに既にあるものを読んでくれ。
ストーリー全部は長いのでキャラごとのラスト付近だけで許してくれ。
だいぶ前に読んだからすこしあやふや。
特に真山-山田-野宮関連が自信ない。誰か補完してくれ。


竹本祐太(たけもと ゆうた)
卒業に近づいても「自分が何をしたいのか」が見つからず、
自転車で『自分探しの旅』に出る。最終的に北海道のてっぺん、日本最北端まで。
途中大工の一家にお世話になったりして精神的にも肉体的にも強くなって帰ってくる。
それからしばらく青春する若者の象徴として扱われる。
はぐみに告白し、玉砕。
追い詰められたはぐみの助けになれなかったことから、
「自分でははぐみを支えられない」と諦める。


花本はぐみ(はなもと はぐみ)
絵を描くことは好きだったが、周囲の期待が重荷となり
『コンクールで評価される絵を描かかなければならない』と追い詰められる。
さらに事故で利き腕の靭帯を損傷していまい、今までのような絵が描けなくなる。
最終的に彼女が選んだのは、竹本でも森田でもなく、自分を支えてくれた修司だった。
修司と共に長野へ帰郷し、そこで好きなように絵を描くことにする。



84 :ハチミツとクローバー(2/4):2008/03/15(土) 01:06:10 ID:???
森田忍(もりた しのぶ)
初期から守銭奴で、失踪するたびに大金を稼いでいた森田。
彼の父は発明家(に近い小規模企業の社長)だったが、
彼の会社は大企業の陰謀で不当な条件でのっとられ、彼の発明も奪われてしまった。
父は病で亡くなる最期まで息子たちに「お前達は恨むな。自分の道を行け」と言っていたが、
忍と馨は大企業に復讐することを目的に育っていく。
復讐(会社をのっとり、陰謀の首謀者である社長を解雇)完了後は
奪い返した会社をどうこうするのに興味はなく、
父のように破天荒で子供っぽいルーカス監督の元で働くことを望んだ。
竹本同様はぐみに玉砕。


森田馨(もりた かおる)
忍の兄。忍と同じく守銭奴。本人は弟よりもクールなつもり。
会社の社長で、経営手腕に長ける。忍に仕事を斡旋しているのも彼。
彼は忍へのコンプレックスや父の願いに背いて復讐に走っていることから精神的に追い詰められる。
復讐完了後、失業させた首謀者の社長が失業後も家族と幸せに暮らすのを見てふっきれる。


真山巧(まやま たくみ)
彼はバイト先の社長、原田理花(未亡人)に惚れていた。卒業後はそのままバイト先に就職。
理花は亡き夫一筋なので真山は全く恋愛の相手には見られてはいない。でも真山はめげない。
理花にストーカーじみた愛情を持つがヘタレなので無害である。
山田を振った負い目から彼女に特別優しく接していたが、
その優しさによって山田が諦めきれず、逆に傷ついていることに気づき、山田をキッパリと振る。
想いが叶わずとも理花を支え続けることを決心。



85 :ハチミツとクローバー(3/4):2008/03/15(土) 01:08:13 ID:???
野宮匠(のみや たくみ)
真山の就職先の先輩。優秀。
青春の青臭さたっぷりな真山を見るたびに、青臭い頃の自分を思い出して
自己嫌悪に陥るため真山に対しては複雑。
過去に真山と同じような葛藤があったらしく、
真山と山田が互いを慰めあっているようで結局お互い傷ついていることを察し、
彼らがそれに気づくよう行動する。
はじめは真山と山田に自覚させるために山田にちょっかいをかけていたが、
野宮自身本気になってしまう。
最終的に青春の青臭さを取り戻し山田に告白する。


山田あゆみ(やまだ あゆみ)
真山と野宮の項で大体述べたので特記することはない。
真山の優しさに甘え、真山を傷つけている自分を自覚し、キッパリ真山を諦める。



86 :ハチミツとクローバー(4/4):2008/03/15(土) 01:08:33 ID:???
ラストシーン
全員が卒業し、それぞれの悩みが解決に向かい、散り散りになっていく皆。
竹本も就職先へ向かう新幹線へ乗ろうとしていた。
そこにはぐみが見送りにくる。彼女は竹本に包みを手渡す。
はぐみに見送られる車内で竹本は包みを開けると、それはサンドイッチだった。
ハチミツが塗られた上に、四葉のクローバーが添えられたサンドイッチ。それが何枚も。
学生時代、原っぱで四葉のクローバーを探し、結局1枚も見つけられなかったのを思い出す竹本。
はぐみからの「いっぱいの幸せ」を込めたサンドイッチを食べながら、
『君を好きになってよかった』と竹本は思う。


『――オレはずっと考えてたんだ。
うまく行かなかった恋に意味はあるのかって、
今ならわかる。
意味はある。
あったんだよ、ここに。
時が過ぎて、何もかもが思い出になる日はきっとくる。
――でも、ボクがいて、君がいて、みんながいて
たったひとつの宝物を探したあの奇跡のような日々は、
いつまでも甘い痛みとともに、胸の中の遠い場所で、
ずっと、なつかしくまわりつづけるんだ・・・』
この作品は、ラストの竹本のこの独白に集約されていると思う。



89 :マロン名無しさん:2008/03/15(土) 12:37:44 ID:???
真山は理花への思いはかなったといえるかも
北海道へ行ったとき一夜を過ごしてたり外国へもつれていってもらえてるから