ワッハマン

Last-modified: 2008-09-21 (日) 21:21:03

ワッハマン/あさり よしとお

355 :マロン名無しさん :04/01/28 19:21 ID:???
ワッハマン


1万年前のアトランティスから現代に蘇った、金色の身体と髑髏のような顔を持ち、
高笑いと共に敵をぶちのめす怪人、ワッハマン(仮名)
その身体はオリハルコンで作られ、同じオリハルコン以外では
何をもってしても傷1つ付かず、寿命も永遠。
よく食べるが本来食事も水も空気もなくても生きられる。


彼には本来倒すべき「敵」がいるが、詳しい記憶は失っているらしい。
だが「敵」の作ったロボットの刺客が送り込まれ、ワッハマンを確保しようとする
自衛隊の長沼達も関わって、毎回騒動を引き起こす。
それ以外にもワッハマンも色々な人々と関わるが、その無敵の力で
問題を解決したり、逆に問題を起こしたり。


ワッハマンの過去は断片的な回想や推測しか出てこないが、
どうも元は人間だったらしい。
敵も謎だが、永遠の命と高い科学力とかつてワッハマンを倒した力を持ち、
今も世界を影から支配しているらしい。
敵に作られ、後に見捨てられたアンドロイドのレミィは「パパ」と読んでいる。



357 :355 :04/01/29 09:15 ID:???
この漫画、普通(のはず)の人間にもかなり凄い奴が出てくる。
自衛隊の長沼をはじめ、謎の坊主や中国の拳法女と、
戦闘用アンドロイドと互角以上に戦える人間が何人も出てくる。
スイスの時計職人インガー・W・C・ミュンヒハウゼンは、
レミィ達未知の技術で作られたアンドロイドを直してしまう。
(戦時中、ロボット研究者だったらしい)
まあかなりの部分ギャグなのだが、後半のストーリーに絡んでくることに。


中盤、ワッハマンが月面探査機の救助のために月に送り込まれ、
取り残されてしまうことになる。流石のワッハマンも月から地球では渡れない。
長沼達はレミィを改造してロケットを取り付け、月に送り込んでワッハマンを
連れ帰ろうとする。敵の妨害が入るが、何とか成功。
しかし地球帰還時に敵によって再び宇宙に弾き出されそうになり、
レミィは軌道修正のために自分の部品をちぎって宇宙に投げることになる。
そしてスイスに墜落、上記のインガーに助けられることに。
生身で墜落して帰還しても、ワッハマンは無敵なのでもちろん平気。



358 :355 :04/01/29 09:25 ID:???
基本はギャグでありながら、「ロボットの心」のようなテーマも入れ、
ところどころかなりシリアスな場面も入る展開。
終盤は敵の手によって今までの関係者が次々と死んでいったり、
長らくレギュラーだったキャラが敵のスパイだったりと、
かなり驚愕の展開に。
それでもコメディ・タッチも忘れないが。


最後、ワッハマンは遂に「敵」を倒す。
だが、「敵」は満足していた。
そう、彼はずっと待っていたのだ。永遠の命という地獄から、解放されるこの時を・・・


そして、ワッハマンは1人生き続ける。


ラスト、どれほどの未来なのか、一面の砂漠となった地球で。
一人たたずむワッハマン。そこに現れたものは・・・・・・
タイムカプセルとして保存されたレミィだった。
「オッサン(長沼)達からのプレゼントだ――」


「なに笑ってんだよ」


~終~