死がふたりを分かつまで

Last-modified: 2008-09-21 (日) 23:50:47

死がふたりを分かつまで

34 :死がふたりを分かつまで 1/3:2008/02/23(土) 10:01:59 ID:???
【あらすじ】
時は近未来。技術の進歩に伴い犯罪も多様化し、警察の手に負えない凶悪犯罪も増加した。
そんな中、犯罪被害者達が自らの手で自分達の家族を守ろうと秘密裏に自警団を結成した。
その名も「エレメンツ・ネットワーク」。その目的は犯罪者狩り。
メンバーはそれぞれお互いの顔も名前も知らないが、
ネットワークを通じて互いに独自の技術と情報を提供し、犯罪予防に役立てていた。


そのメンバーの一人、土方護はある夜、ヤクザに追われている一人の少女と出会う。
彼女の名は遠山遥。なんと、未来予知能力を持っているという。
土方こそが自分を救ってくれる人だと未来視した遥は、土方に自分を守ってくれるよう護衛を依頼する。
その期限は「死がふたりを分かつまで」。


こうして、孤独な刀使い土方護と未来を予知できる少女遙の果てしない逃亡劇が始まった――。



35 :死がふたりを分かつまで 2/3:2008/02/23(土) 10:03:22 ID:???
【登場人物】
土方護
推定年齢30歳前後?両目に酷い火傷を負っており視力が全くない。
しかし、視界をデジタル情報化することができる特殊なハイテクサングラスを付けているため、
一応物を“視る”ことは可能。
特殊加工された単分子ブレードを杖に仕込んでおり、その刀捌きは達人級。
その腕前は飛んでくる弾丸を切り落とせるほど。そこから「ブレード」の異名を持つ。
刑事の中には彼を人殺しと呼ぶ者もいるが、その過去は謎に包まれており、なぜか犯罪者を酷く憎んでいる。
性格はリアリストの合理主義者。敵対する者に対しては冷酷無比で容赦しないが、
遥に対しては優しい一面を見せることもある。


遠山遥
12歳の少女。未来視の能力を持っている。
そのため、その能力を欲しがった裏社会の闇組織に狙われており、家族は祖母を除いて皆殺しにされた。
自分を救ってくれる未来を土方に“視た”ため、土方に自身の護衛を依頼する。
が、その本当の理由はなんと土方が将来の旦那さんになる未来を予知したため。
当然そのことは本人に伏せているが、そのせいか土方に淡い恋心を抱いている様子を見せる。
自身の未来視能力のせいか、年齢の割に大人びたところがある。


井川
土方の相棒。基本的には土方の後方支援を担っている。
見た目はチャラチャラした格好をしているが、電子機器に強く土方のハイテク装備は全て彼が作ったもの。
過去に最愛の妹を犯罪で亡くした経験を持ち、そのせいか遥を救いたいと強く思っている様子。



36 :死がふたりを分かつまで 3/3:2008/02/23(土) 10:05:23 ID:???
遥を犯罪者から保護する依頼を受けることにした土方と井川。
彼女を追っていたヤクザのバックには大手企業エクソリッド社の影が見え隠れする。
未来視の能力を持つ遥を人体実験の材料として目を付けていたようだ。


土方は彼らの刺客を退けるも、そのやり口は一企業がやるような手ぬるいものではなかった。
調べてみると、エクソリッド社の背後には、さらにバルボア共和国というテロ国家が控えていた。
そこで、土方達は「THE・WALL」と呼ばれる海外の対テロ専門部隊と合流する。
「THE・WALL」は「エレメンツ・ネットワーク」の一部門だが、
訓練された軍隊並に統率された規律と戦闘能力を持っている。


彼らと協力してバルボア共和国が派遣したテロ部隊を撃退する土方。
しかし、時既に遅く遥の情報は全世界の闇社会に流されてしまっていた。
こうなれば、あとは遥の能力を狙って次々と様々な組織が刺客を送ってくることになる。
しかし、土方は芋づる式に悪党共を退治できて丁度いい、と遥を守り通すことを誓うのだった。


その後は闇社会から刺客が送られてくる→土方が撃退→また送られてくる→撃退→以下ループ、を繰り返しながら少しずつ話が進む感じ。
以下続刊。