魔法少女まどか☆マギカ

Last-modified: 2011-02-26 (土) 22:04:04

魔法少女まどか☆マギカ/原作:Magica Quartet 作画:ハノカゲ

432 :魔法少女まどか☆マギカ:2011/02/26(土) 05:05:14.59 ID:???
荒廃しガレキの山と化した街、傷だらけの黒髪の少女、
「僕と契約して魔法少女になってよ!」と微笑みかける白い生物…。

ごく普通の中学生・鹿目(かなめ)まどかはそんな奇妙な夢から目を覚ます。
その日、夢の中で見た少女・暁美(あけみ)ほむらがクラスに転校してくる。
何故か自分の事を知っているかのようなほむらの態度にまどかはつい「どこかで会った?」と尋ねるが
ほむらはその問いには答えず「家族や友達が大切なら何が起きても『自分を変えよう』などと思うな」と忠告する。

下校途中に親友の美樹さやかと一緒に寄ったお店でまどかは自分に助けを求める声を聴く。
声を辿って建物の奥へ行くと、そこには夢で見た生物・キュゥべえと
キュゥべえを害さんとする不思議な格好をしたほむらの姿があった。
ほむらはボロボロのキュゥべえを引き渡すよう要求するがまどかは拒否。
そこにまどかを追ってきたさやかが消化器を噴射して乱入、
2人はキュゥべえを連れて逃走するも奇妙な生物が跋扈する異様な空間に巻き込まれ
危うい所を同じ学校の上級生で『魔法少女』の巴マミに救われる。舌打ちしてその場を立ち去るほむら。

マミの魔法で快復したキュゥべえはまどかとさやかに
「僕と契約して魔法少女になって欲しいんだ!」と微笑みかける…。



433 :魔法少女まどか☆マギカ:2011/02/26(土) 05:05:36.45 ID:???
キュゥべえに選ばれ、契約した女の子は魔力の源『ソウルジェム』と言う宝石を手にして、
希望を振りまく『魔法少女』に変身し、絶望を撒き散らす『魔女』と戦う使命を課される。
しかし魔女を倒すと見返りがあるために手柄の取り合いで衝突する事が多く
魔法少女は必ずしも味方同士とは言えないらしい。
そこでさやかは「魔法少女のほむらはライバルが増えるのが嫌でキュゥべえを襲ったのか」と合点する。

魔女との戦いは危険だが「一つだけどんな願いでも叶えてあげられる」とキュゥべえは言う。
しかし2人は即断出来ない。そこでマミは自分の魔女退治につきあってみないかと誘う。

翌日ほむらは「もう手遅れだ」とキュゥべえを襲う事を諦めるも
再び「そいつ(キュゥべえ)の甘言に耳を貸すな」とまどかに警告する。

放課後、魔女の呪いをマミのソウルジェムで探知し廃ビルへ向かった3人。
大量の使い魔を蹴散らした先に異形の存在『魔女』(魔女と言うが形体はグロモンスター)がいる。
マミは危なげなく魔女を倒し『グリーフシード』という魔女の卵を手に入れる。
魔法を使う事で魔力を消耗するとソウルジェムは輝きを濁らせてしまうが
グリーフシードを使う事で濁りをそちらへ吸収させ魔力も回復出来ると言う寸法だそうだ。

魔女の呪いで自殺しかけた女性を救ったマミの姿を見て
まどかは「私でも誰かの役に立てるなら嬉しいな」と憧れを抱く。



434 :魔法少女まどか☆マギカ:2011/02/26(土) 05:05:45.35 ID:???
さやかには上条恭介と言うバイオリニストの幼馴染がいる。
しかし彼は事故で入院中。左手の自由を失い、もうバイオリンを弾く事は叶わない
さやかは足繁くお見舞いに通ってはバイオリンのCDを差し入れるが嘆く恭介の姿に胸を痛める。

なかなか願い事の決まらないまどかはふとマミにどんな願い事をしたのか尋ねる。
数年前、マミは家族で出かけたドライブ中に交通事故に巻き込まれ、
目の前に現れたキュゥべえにただ「助けて」と縋ってしまう。
選択の余地の無かった自分と違って2人にはよく考えて欲しいと言うマミに対し
さやかは「自分の事じゃなくて自分より余程困ってる人の為に願い事は出来るのか」と聞く。
キュゥべえは可能だと言うがマミは感心しないと釘を刺す。

恭介のお見舞いの帰り、2人は病院の外壁に孵化しかかったグリーフシードが刺さっているのを発見。
このままでは病院が丸ごと魔女に取り憑かれてしまう、と恭介の身を案じたさやかは
まどかにマミを呼びに行く様に頼み、自身はキュゥべえと共に魔女の結界内に飲まれて行く。



435 :魔法少女まどか☆マギカ:2011/02/26(土) 05:05:53.29 ID:???
戻ってきたマミはまどかと共に結界内に乗り込もうとするがそこにまたほむらが現れる。
今度の魔女はこれまでとは訳が違う、私が狩ると言うほむらをマミは魔法で拘束、
変身前で動けないほむらを置いて奥へ進んでしまう。

魔女が居る奥へと進む間、まどかはマミへの憧れを語り
「魔法少女になって誰かの役に立てるって胸を張れるだけでそれでもう願いが叶う」と言い
事故で家族を失い、孤独な戦いを続け独り泣いてばかりだったマミに「もう独りじゃない」と手を握る。

その時グリーフシードを見張っていたキュゥべえから「もうすぐ孵化する」とテレパシーが届く。
もう独りじゃないと大張り切りのマミは変身、一気呵成に攻撃するも一瞬の油断を突かれ、
魔女に頭部を噛み千切られ絶命する。

マミが喰われている間にキュゥべえは2人に魔法少女契約を迫るが
眼前の惨劇に2人は完全に恐慌状態に陥ってしまう。
そこにマミの死で魔法から解放されたほむらが現れ魔女を一撃で葬り去る。

「目に焼き付けておきなさい。魔法少女になるってこういうことよ」



436 :魔法少女まどか☆マギカ:2011/02/26(土) 05:05:59.90 ID:???
マミの惨死に完全に怖気づいたまどかは魔法少女になる事を諦め、キュゥべえは去っていく。
一度は願った憧れの魔法少女を思い描いたノートをマミの部屋に残し、自分の臆病さを詫びる。

その帰り道まどかは待ち構えていたほむらと出会う。
『向こう側』で死んだマミは死体は残らず永久に行方不明のままだと聞かされ
ずっと独りで戦ってきたマミの最期が誰にも気づいてもらえない事にまどかは悲しみ、
ほむらは「誰にも気付かれなくても忘れ去られても仕方がない」と諦めた様な口調で話す。
しかし「私はマミさんの事もほむらちゃんの事も絶対に忘れない!」と叫ぶまどかに
急にほむらの顔色が変わりその場を走り去って行く。

その頃お見舞いに行ったさやかはいつも嬉しそうにCDを聴いていた筈の恭介の態度が急変した事に驚く。
「バイオリンは諦めろって医者に言われた、奇跡か魔法でもない限りもう左手は動かない」と荒れる恭介に
さやかは「奇跡も魔法もある」と告げる。その視線の先にはキュゥべえが座っていた…。



437 :魔法少女まどか☆マギカ:2011/02/26(土) 05:06:09.64 ID:???
夜、まどかはいつもはお稽古事の筈の友人の仁美が街中をふらふら歩いているのを目撃する。
その首筋に魔女がつけた呪いのマークを見つけてしまうが
ほむらに連絡する手段を持たず、しかし仁美を見捨てるわけにもいかず、
他の大勢の人たちと共に誘われる様に倉庫に入ってしまう。
そこでは魔女の呪いで絶望に打ちひしがれた人が自殺をしようとしていた。
まどかは慌てて仁美を振り切って混ぜるな危険洗剤の入ったバケツを外に放り捨てるも
「神聖な儀式を邪魔した」と取り憑かれている人たちに襲われかけ物置部屋に逃げ込む。
が、そこで魔女の結界内に飲み込まれてしまう。
「私が弱虫で嘘つきだからバチが当たった」と絶望しかけたまどかの前に
魔法少女の姿になったさやかが剣を手に現れ魔女を倒す。

漸く駆けつけたほむらは結界が消えた事とさやかが魔法少女になった事に愕然とする。
その頃眠っていた恭介が目を覚まし、左手の感覚が戻っている事に気づく。

そしてマミが死んだ事で空席となったこの絶好の縄張りの街を求めて
新たな魔法少女・佐倉杏子(さくら きょうこ)が現れる。
キュゥべえはこの地にはさっき契約したばかりの新しい魔法少女がいると言うが
杏子は「みすみすルーキーにくれてやるのは癪だ、その子をブッ潰しちゃえばいい」と不敵に笑う。

1巻終わり。



438 :魔法少女まどか☆マギカ:2011/02/26(土) 05:19:17.33 ID:???
追記。

アニメ版との差異は美術面や演出面くらい(しかしそれはかなり大きい)で
ストーリー展開は今のところアニメ本編とほぼ同じです。

>>432    第1話「夢の中で逢った、ような……」
>>433    第2話「それはとっても嬉しいなって」
>>434-435  第3話「もう何も恐くない」
>>436-437  第4話「奇跡も、魔法もあるんだよ」

2巻は来月発売ですのでこの先を知りたかったらアニメ板へどうぞ。2巻のラストは第8話…嗚呼…。