冥王ハーデス冥界編

Last-modified: 2008-12-20 (土) 17:18:14

聖闘士星矢/車田正美 冥王ハーデス冥界編

197 :冥王ハーデス冥界編 1/4 :04/01/12 03:26 ID:???
エイトセンシズに目覚め無事に冥界に着いた星矢と瞬は、アテナに聖衣を渡しに奥へと向かう。

冥界第一獄に入った二人。
異様に静けさを求む裁判官ルネの館で、クシャミ放屁とやりたい放題の星矢である。
静かに怒ってるくさいルネは瞬を見て「貴方様は!」と驚愕し「?」の瞬。
殆ど「星矢ァ!」の台詞しか叫んでいないわりに、なにやら冥界編で目立ちまくっている瞬。謎アリのヨカーン。

ルネは瞬の良心をチクチク刺激。瞬は戦闘意欲を放棄してしまい鞭でバラバラにされてしまう。
ところが生首となった瞬がゴルァと一喝し、ルネは「ああ~あの御方の首をはねてしまったガクブル」と大パニック。
ルネはジェミニのカノンの術にはまり、自分のマスクを瞬の生首と勘違いしていたらしい。滑稽である。
カノンはルネを粉々に倒して、星矢と瞬に喝を入れると先輩らしく先にいかせてくれる。

瞬と星矢は第二獄で伝説の白銀聖闘士オルフェと出会う。
オルフェは神話のごとく死んだ恋人を冥界に連れ帰りに来て罠にはまり、半石化した恋人と冥界で暮らしていた。
冥闘士と対決したオルフェは恋人を諦めて、星矢達と共に進むことを決めハーデス退治に協力してくれる。
天才的な琴の名手であるオルフェは、ハーデスに琴を聴かせに城へ向かうらしい。
花箱に紛れてハーデスのいる城、ジュデッカへついていく星矢、瞬。

チャンス到来!かと思いきや、ジュデッカにはカーテンの向こうのハーデス以下、パンドラ
さらにラダマンティス、ミーノス、アイアコスといった2chのアイドル冥界三巨頭ミノマンコスが控えていた。
これはマズい。
オルフェは眠りの琴を披露し皆を眠らせるが、ラダマンティスは音楽オンチだったらしく寝なかったようだ。
それじゃ同じように起きていた星矢と瞬はどうなのかと。



198 :冥王ハーデス冥界編 2/4 :04/01/12 03:28 ID:???
一気にピンチなオルフェはカーテンを跳ね上げ玉座をあらわにする。明らかになるハーデスの素顔。
瞬「あ、あれは…僕自身だあ!」 驚愕する星矢と瞬。
オルフェはハーデスを弦で縛りあげその身を引き裂くが、その体は幻影のごとく消えてしまう。
驚くオルフェはラダに捕らえられてしまい、自らの身を犠牲に星矢のペガサス流星拳を共にくらい死亡した。
ところがゾンビの如くノーダメージなラダに大ピンチの星矢。もしかしてオルフェ無駄死にゴホゴホ
あわやとどめ、というその時に、瞬がラダに一喝する。
瞬「余は戦い好まんから控えィ」 
ラダ「偽物Uzeeeeee!」 
瞬「言うこときけィラダマンティス」 
ラダ「うおお、この威厳はモノホンじゃヒー」
星矢「し、瞬がハーデスになってるゥ」
なんと、瞬がハーデスになってしまった。なんてこったい。

その頃無事に冥界に来ていた紫龍と氷河は星矢達の後を追っていた。カノン先輩の活躍により一気に第五獄へ快進撃。

カノン達が快進撃している頃、ミノマンコス達はハーデス=瞬だったことに戸惑い井戸端会議していた。
オマエラ3巨頭のくせに、ただの裁判官ルネが知っていたハーデスを初見だったのかと小一時間問いつめたいところだが。
パンドラの命により残りの聖闘士を殲滅しに向かうミノマンコス。快進撃のカノン達を第五獄でお出迎えである。
星矢と瞬はどうしたとの質問に、星矢はコキュートス=神に反逆した者を落とす氷地獄へと落とされ、
瞬はハーデスになったと伝えられ驚愕する3人。カノンは氷河達を先に進ませ、ラダとタイマン勝負する。
ラダに優勢だったが、加勢に現れたミノコスに指ポッキンなどミロに負けないくらいのサド技をくらいまくるカノン。

そこに超攻撃的小宇宙が出現。
ポセイドンによって塵になったハズだが、当たり前のように復活する超人ブラコン兄貴・一輝の登場である。
カノンは一輝に瞬がハーデスになったことを伝え、
一輝はパンドラの名前に幼い頃に瞬を手に入れようと一輝を追いかけてきたパンドラの姿を思い出す。
そして一人「瞬は死ぬ気だ…」と涙を流す。おまい一人で分かってないで、説明しろと。



199 :冥王ハーデス冥界編 3/4 :04/01/12 03:33 ID:???
青銅にあるまじき強さでミノコスを一蹴する一輝だが、ハーデ瞬の命令によりジュデッカにテレポート。
パンドラは一輝に幼い頃の記憶を完全に思い起こさせる。
それは冥王ハーデスの魂に選ばれた瞬の肉体を今はムリでも必ずとりにいく、
それまでこのペンダントは瞬がハーデスに縛られたことを示す証だと言い残すパンドラの姿であった。

瞬からハーデスを引きはがそうとする一輝。
女であるとも容赦せずパンドラをひっぱたき、股間ギリギリに槍をぶっさして黙らせる。
神の宿った瞬の体を平手打ちしまくるが、ハーデスははがれず(当然)冷たく一輝に言い渡す。
ハーデスのしかけた技・グレイテストエクリップス…大いなる日食により、全ての惑星は太陽から一列に並ぶ。
二度と地上には太陽の光は指さず、地上は冥界同様になるのだと。
抵抗する一輝に引導渡してくれる、とハーデ瞬は一輝を葬ろうとするが、なんと瞬の肉体が勝手に首を締め始める。
そして瞬の魂は、ハーデスを抑えている間に自分の肉体ごとハーデスを討て、と願った。
一輝は地上のためにお前の命、貰ったぞー!といい瞬を倒す。瞬は死んだ…

のは星矢の夢オチであった。オイコラ。
これ以上ないチャンスだったが、一輝は弟にトドメはさせなかった。
そして瞬は完全にハーデスに乗っ取られ、一輝はコキュートスへ落とされてしまう。
やれやれとハーデスは休もうとするが、そこに現れたは計画的に戦死してみた黄金聖闘士、バルゴのシャカ。
お命頂戴と攻撃をしかけようとするシャカを止める声が。登場したのは話を聴かない我らがアテナである。

その頃星矢は一輝と共にコキュートスにいた。ムウ、アイオリア、ミロも白目を向いて浸かっている。
星矢はアテナの聖衣を持ってるぜと冥闘士を誘い、氷から脱出してみせるがその後ボコボコに。
もうダメ…の星矢は、近くにアテナがいるぜパワーで小宇宙を燃やし冥闘士を倒した。

そしてアテナの血に触れた瞬の肉体からはハーデスがとうとう離れる。元に戻った瞬に駆け寄る星矢。
アテナを追って二人が辿り着いたのは地獄の最終地点、嘆きの壁。
神にしか通れない壁の向こうには楽園エリシオンがあり、ハーデスの本当の肉体があるらしい。
アテナはまたも一人勝手に突き進んでしまう。お前聖衣くらい受け取っていけと。



200 :冥王ハーデス冥界編 4/4 :04/01/12 03:47 ID:???
嘆きの壁を壊すには、太陽の光と同じエネルギーが必要であるが、地獄のここには太陽光など届かない。
シャカは命を燃やし壁を壊そうとする。ムウ達、地上からの童虎が加わり共に壁を壊しにかかるが5人では玉砕。
そんな困った5人の前に出現したのは、他の黄金聖衣であった。

カノンは双子座の聖衣が共鳴していることを感じ取り、自ら聖衣を脱ぎラダマンティスと自爆する。
全ての黄金聖衣が揃うと、なんと12人の黄金聖闘士が復活!
魂だけとなっても地上の未来を案じ降臨したのである。
どうみてもお前悪だっただろという奴も混じっているがご愛敬。
12人全員の力を込め、嘆きの壁は壊れる。だが黄金聖闘士も全員消滅し、そこに残るのは12個の黄金聖衣のみであった。

エリシオンにいたのは、ハーデスの側近、眠りを与える神ヒュプノスと死を与える神タナトス。
サドなタナトスは、星矢を苦しめてやろうと地上の映像を映し出す。
そこには星矢が探し求めてきた姉、星華の姿があった。星華を殺そうとするタナトスに対抗する地上の聖闘士達。

神の力に防戦一方の5人の元に届いたのは、最強の黄金聖衣であった。
地上のジュリアン・ソロにポセイドンが一時的に降臨し、力を貸してくれたらしい。
黄金聖衣を纏い強気の5人だが、見開き1Pであっさり壊される。ポセイドン…アナタのやったことって。
しかし小宇宙を燃やしまくる5人の聖衣は、アテナの血によって力が引き出され神衣(ゴッドクロス)へと変化を遂げた。
ヒュプノスはハーデスを目覚めさせれば全てが滅ぶ、とどこかのポセイドン編の男のようなことを言い残し息絶えた。

神・ハーデスの前になすがままの星矢達だが、アテナに聖衣を渡すことに成功。アテナは聖衣を纏い復活する。
だがハーデスの剣からアテナをかばった星矢は心臓を貫かれてしまう。星矢の小宇宙が消えていく…。
おまいは脳天かち割られても無事なのに剣一本でそれかと。
泣き叫ぶアテナをあざ笑うハーデスに、アテナは「愛」で対抗。皆の小宇宙を一身に受け、ハーデスを杖で貫く。
ハーデスは消滅し、戦いは終わった。地上では星華達が帰りを待っている。
星矢は目を閉じたままであるが、皆は光ある世界へと帰っていった