BLACK LAGOON

Last-modified: 2010-07-19 (月) 19:46:51

BLACK LAGOON/広江 礼威

66 :マロン名無しさん:2010/07/10(土) 00:08:07 ID:???
未解決表より ブラックラグーン簡単に。

1990年代後半ぐらいが舞台?
日本人商社マン、岡島は東南アジアに出張中に、闇の運び屋、ラグーン商会に拉致されてしまう。
ラグーン商会の目的は、岡島が知らずに運ばされていた、岡島の会社旭重工の違法取引の
証拠ディスクを奪い、ロシアンマフィアに売り飛ばすこと。
岡島はディスクを奪ったあと逃がしてもよかったはずだが、商会の用心棒の少女レヴィが
身代金目的で彼を勝手に拉致してしまったのだった。
旭重工の重役は岡島をディスクごと抹殺すべく、傭兵部隊を送りつける。
いっぽうストックホルム症候群というやつか、岡島は商会の連中となじみ始め、
レヴィと飲み比べをしたりと開き直って状況に順応しつつあった。
そこへ傭兵部隊が来襲。ラグーン商会の戦闘艇は行き止まりの水路に追い詰められ
絶体絶命。しかし自分が見捨てられたことを知り、逆切れした岡島は、沈没船をスロープに
傭兵部隊のヘリと同じ高さまで戦闘艇をジャンプさせ魚雷でヘリと撃ち合うという
とんでもない作戦を提案。ラグーン商会を勝利へ導いた。
ディスクはマフィアのもとに渡り、マフィアの脅迫で、旭重工は違法取引にマフィアを参加させる
こととなる。
重役は生き延びた岡島を何食わぬ顔で迎えに来るが、岡島は「日本人 岡島緑郎」は死んだと言い、
ラグーン商会のメンバー「ロック」として生き直す決意をかためるのだった。



67 :マロン名無しさん:2010/07/10(土) 00:25:15 ID:???
以降連絡中篇形式で、ロックとラグーン商会の冒険が描かれる。
メンバーは リーダーの経歴不詳の黒人 ダッチ、
マフィアに追われてレヴィに拾われたユダヤ系ハッカー ベニー
紅一点の二挺拳銃戦闘バカ娘 レヴィの三人+見習のロック。

ある日誘拐され売り飛ばされる少年を荷物として引き受けた商会。
しかしロックは、少年が南米の名家のボンボンであることを聞かされ、仰天。
一族の持つ希土類を産する土地を狙ったマフィアが一枚かんでいた。
少年は「メイドのロベルタが助けに来てくれる」と信じられないようなことをいうが、
その後本当に重武装のターミネーターメイド ロベルタが殴りこんできた。
ロシアンマフィア バラライカの仲裁でなんとかなるが、レヴィとロベルタは戦闘マニア同士
殴り合いで決闘を始めてしまう。
ロベルタは非道なゲリラだったが、少年の父親に助けられ、ガルシア少年の守役として
生き直すことができたのだった。彼女の過去を知ったガルシア少年は、ロベルタの過去を
受け入れ彼女と涙の再会。殴り合いは両者ダウンに終わったので、ガルシア君がロベルタを
引き取って帰っていった。



68 :マロン名無しさん:2010/07/10(土) 01:20:40 ID:???
ある日、商会を逆恨みした男が、商会を嵌めて海上で殺そうとする。
しかし彼らをレヴィは狂気じみた表情で皆殺しにした。
ロックはレヴィの過去に何があったかと思うと同時にレヴィの殺戮に見とれる
自分も壊れているのだと思う。

ナチの沈没潜水艦からある絵をサルベージする依頼を受けた商会。
レヴィとロックが向かうが、沈没船の中で墓場あらしのようなことを
始めたレヴィにロックが説教。スラム出で暴力でしか生きていけなかった
ため「世の中金と力」と思うようになっていたレヴィはロックに反発、
ロックを避けるようになってしまう。
ロックのヘマで、依頼人が商会と喰い合わせるために派遣したネオナチに
絵を奪われてしまった商会。ダッチとレヴィはネオナチに乗り込み、
皆殺しにする。依頼人はナチであった過去の隠滅のために、証拠である
絵を手に入れようとしていたらしい。



69 :マロン名無しさん:2010/07/10(土) 01:22:54 ID:???
レヴィの様子がおかしいと気が付いたダッチはレヴィとロックを二人で使いに出す。
商会の本拠のあるタイのスラム、ロアナプラでは 火傷顔の女マフィア、旧ソ連の
女将校であったというバラライカが担当するロシアマフィアの支部と、飄々とした
一見人格者風の男 チャンが担当する香港マフィアの支部が中心となり町を仕切っている。
町で唯一武器の商いを許されているのは町の教会だった。
教会の老シスター ヨランダとレヴィの悪友であるシスター エダ(実はCIAのエージェント)
は、交渉ごとのうまいダッチがいないのを見て、二人に武器の値段をふっかけてくる。
しかし教会がバラライカらに秘密の麻薬取引や武器の横流しで利益を得ていることに気が付いた
ロックは、ヨランダを逆に脅迫。ヨランダはロックの慧眼に免じてひきさがると言う。

ヨランダに誉められたロックにレヴィは嫉妬からつっかかる。貧しい出で裏社会での生き方しか
知らないレヴィは、ロックの持つ表社会のにおいに反発していた。ロックは会社から捨てられた
自分に「商会に来い」と言ってくれた彼女が「世の中金と力」などと会社の上司が言いそうな
ことを言うのが許せなかった。銃を持ち出すほどの修羅場の果て、警察に喧嘩の罪で逮捕された
二人はパトカーの中で和解。口にくわえたタバコで間接キス?を交わす。
「お前は表社会と裏社会どちらに立っているのか」というレヴィにロックは「俺は俺の立っている
場所に立っている」と答えるのだった。これ以降二人は相棒として認め合っていく。



70 :マロン名無しさん:2010/07/10(土) 01:44:00 ID:???
チャンの依頼で、香港マフィアが手にいれた外交機密文書をとどけることになった
商会。しかしテロリストが来襲、商会の事務所を破壊する。
慌てて出発した商会だが、テロリストの追跡はしつこく、ダッチとベニーがおとりと
なって、レヴィと文書の入ったケースを持ったロックを送り出した。
途中でチャンの手配した協力者と落ち合うロックたち。だが嘘の合言葉によるカマかけ
に引っかかったため レヴィは相手がテロリストの一味だと気づく。
正体をあらわしたニセ協力者、旧赤軍派の日本人テロリスト タケナカは書類ケースごと
ロックを拉致し姿を消した。
現れた本物の協力者、変な英語をしゃべる女暗殺者 シェンホア+ヤク中の運転手を巻き込み
レヴィは書類ケース+ロックの奪還に乗り出す。
ロックは書類ケースの中身をなくしてしまったことに気が付き動揺。タケナカは同じ日本人
であるロックに優しかった。タケナカに「どうしてこんな世界にいるのか」と問われたロックは
考え込んでしまう。しかしロックに過去の幻影にすがる姿を非難されたタケナカもやはり動揺する。

そこへ殴りこんできたレヴィとシェンホアがロックを救出。テロリストのキャンプを半壊滅に追い込む。
ヤク中ドライバーが幻覚で大暴走する中、何とか窮地を切り抜け目的地へ到着する。
なくしたはずの書類は、実ははじめからレヴィがケースから抜き取って持っていたため、書類受け渡しに成功。
レヴィがテロリストの本拠に殴りこんできたのは、純粋にロックの身を心配していたからだった。
タケナカは腹心イブラハと口論になり彼を殺害。
またどこかで革命の理想の為にテロを起こすべく去っていった。



71 :マロン名無しさん:2010/07/10(土) 02:24:33 ID:???
バラライカの部下が何人も殺され、ロアナプラの町はピリピリムード。
町のマフィアたちが集まり、会合が開かれた。
ロシアンマフィアの勢力を削ごうとする何者かの陰謀か、と疑心暗鬼に陥るマフィアたち。
実はイタリア系マフィア ヴェロッキオが殺人鬼を雇ってバラライカ暗殺を企てていた。



72 :マロン名無しさん:2010/07/10(土) 02:26:14 ID:???
殺人鬼が斧とマシンガンを持った年端も行かない双子の少年少女であることを知った
バラライカは双子の話していた言語をロックに聞かせ、ルーマニア出身であることをつきとめた。
ルーマニアのチャウシェスク政権下では、堕胎が禁止されたため捨て子が町にあふれた。
捨て子たちは政府の孤児院で虐待されて育った後、政権崩壊後一部の子供は闇ルートで売られた。
シチリアに売られた双子はスナッフムービーの製作者の下「ヘンゼルとグレーテル」という名前を
与えられ虐待を受け、死体の処理を行わされる中で自分が双子のうちの男だったのか女だったのか
も忘れてしまい、男と女の二つの人格を二人で共有する多重人格者となった。
そして「殺した者は殺されたものの数だけ生き延びることができる」という
哲学を持つ殺人鬼に成長したのだった。

ヘンゼルとグレーテルは殺人の快楽のためヴェロッキオと部下らを皆殺しにする。
ヘンゼルとグレーテルに賞金がかけられ、町には賞金稼ぎがあふれた。レヴィとエダも人狩りに
参加するものの、本格的に動き始めたバラライカとその腹心らに邪魔されてしまう。
レヴィと別れたエダは、「グレーテル」の方に襲われ逃がし屋を手配するよう脅迫される。

ヘンゼルはバラライカの部下らに誘導され、バラライカが一人で待つ広場へ。
狙撃を受け、部下の復讐の為にバラライカの前で失血死させられる。

グレーテルはエダを人質にして、ラグーン商会の手引きで脱出を図る。
ロックはグレーテルが虐待を受けていたことを知り、彼女を引き取ると言い出すが、
ベニーは「誰かが優しければ双子には別の人生を歩んだかも知れない。だがいまさら
彼女を真人間にするのは無理だ。だからもうどうしようもない」とロックを諭す。
グレーテルは船を下り初めて海と空を見た。ロックに今度はランチバスケットを
持って遊びに行こうと言いはしゃぐが、その直後、バラライカの息のかかった逃がし屋に殺されるのだった。



73 :マロン名無しさん:2010/07/10(土) 03:37:24 ID:???
バラライカの通訳として日本を訪れたロックとお供のレヴィ。
バラライカの目的は日本への進出だった。
そのために日本のやくざ 鷲峰組と手を組むつもりだった。
鷲峰組の幹部坂東は、バラライカに「親」である香砂会に対する
圧力を持ちかける。鷲峰組は、先代の死後、直系の跡取ではないと
組の継承は認めないといういちゃもんをつけられていた。
鷲峰組の跡取はまだ高校生である大人しい少女 雪緒。
坂東は雪緒と組を守るためにバラライカと組む必要があった。
しかしバラライカは香砂会の「殲滅」を宣言、宣言どおり組員を殺戮し始める。

ロックとレヴィは鷲峰組の仕切る縁日で、偶然雪緒とそのお供の
組員で刀を操る凄腕の戦闘員 銀次と出会う。
ロックと雪緒はともだちになるが、レヴィと銀次はお互いにきな臭いものを感じる。

レヴィはロックの先行きを案じ、彼を彼の実家の前まで連れて行き置き去りにすることで
裏社会から抜けさせようとする。しかしロアナプラでの生活で、故郷日本を遠いものに感じ
はじめていたロックは、家族には会わず戻ってきた。



74 :マロン名無しさん:2010/07/10(土) 03:38:07 ID:???
後悔に駆られた坂東はバラライカ殺害を企て、返り討ちにあう。
雪緒は闇の世界で生きる覚悟を決め、組長に就任した。
しかし手下のチンピラ チャカの裏切りで拉致されてしまう。

雪緒を心配したロックはレヴィ、銀次とともにチャカのアジトであるボーリング場に乗り込み、
彼女を奪還する。しかし雪緒はバラライカの片棒を担ぐ一方で雪緒を救おうとするロックの
矛盾を指摘。裏社会にいながら表社会の論理を振り回すロックに敵意を向ける。

バラライカは鷲峰組と手を切り、香砂会と手を結ぶことにする。バラライカ、香砂会両方を敵に
廻した雪緒を救いたいロックはバラライカに直言するが怒りを買いころされそうになる。
しかしバラライカはロックの再度の直言で気が変わり、会談の直後に香砂会の幹部を殺害した。

しかし雪緒はロックに対する敵意を変えなかった。
レヴィと銀次は対決、銀次は雪緒に対する思いから迷いが生じ敗北、雪緒も彼を追って命を絶った。
闇に生きる道を選んだ少女の最期を見届けたロックは、表社会と裏の社会の狭間「夕闇の世界」に留まり、
起こることを見届けようと決めた。



75 :マロン名無しさん:2010/07/10(土) 03:53:27 ID:???
ロアナプラの教会でだべっているエダとレヴィの元に、ジェーンという少女が逃げてきた。
アメリカのマフィアに頼まれ偽札を作っていたが、職人気質が過ぎ予算と期日をオーバー。
オペレーターが撃たれたのを見ておびえ逃げてきたのだった。
逃亡を手伝って欲しければ偽札の原版をよこせと吹っかけるエダに怒ったジェーンは教会を出て行く。
エダはジェーンが自分の下に再度泣きついてくるように、ジェーンの宿を自ら手配し
そこにマフィアに雇われた賞金稼ぎを呼び込んだ。
エダの罠にはまりエダ、レヴィ、ロックが待ち構えている場所に逃げてきたジェーンは
案の定エダに泣きつく羽目になる。エダはラグーン商会の船でジェーンを逃がすつもりだったが
船はダッチとベニーともども出航中。
ダッチが戻ってくるまで商会の事務所で追ってくる賞金稼ぎ相手に篭城する羽目になってしまった。
敵はかつて共闘したシェンホア 始末屋ソーヤー ナルシストロットン、火炎放射器を操る変態ら多数。

何とか持ちこたえ船に乗り込むが、ニセ札の原版はネット上にあり、セキュリティが頑丈すぎて
取り出せななってしまっていた。ハッカー・ベニーの活躍で原版をダウンロードに成功、
ジェーンはベニーと恋に落ちた。
船に火炎放射器男他一命が乗り込んでくるが、レヴィとエダの活躍で撃退。
ここでエダがCIAだと仄めかされる。
一方シェンホアはジェーンを捕まえられなかったが、ソーヤー ロットンという仲間を得るのだった。



76 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 04:29:34 ID:???
コミックが手元にないので最新の展開はかなりいいかげんで。
ロアナプラにまたロベルタが出現したとの噂が流れ、町は大騒ぎに。
ロックとレヴィは再びロアナプラにやってきたガルシアと、
ロベルタの弟子のミニ戦闘メイド ファビオラに出会う。 
ガルシアの父が政治的な式典で殺され、ロベルタは敵討ちのために姿をくらましたのだ。
ロベルタを取り戻すため、ガルシアはチャンの口添えもありロックに助けを求める。

ロックはレヴィとシェンホアチームの協力でロベルタを追うが、
ロベルタは薬のやりすぎと復讐心から完全に狂っており、ゲリラ時代の
殺人マシーンにもどっていた。ガルシアと再会したロベルタはガルシアを
見分けられず殺そうとする。
ロックはガルシア、レヴィはファビオラに情を移すが、彼らの裏社会的な
ものの考え方、手段を汚いと感じたガルシアとファビオラは
二人でロベルタをとりもどすことを誓い合う。
一方でロックは、唯一ロベルタを救えるかもしれないガルシアと
ロベルタを会わせる為に周りを巻き込んだ
策を弄していく中で、だんだん策を弄することへの快感にはまっていく。



77 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 04:32:14 ID:???
ガルシアの父を殺したのは米国防総省の特殊部隊だった。
しかしガルシアと会い、彼から父親を奪ったことを知った部隊の
隊長キャクストンは、ガルシアのために命を張る決意をする。

商会の仲間たちの協力も得て、黄金の三角地帯でロベルタとの決戦を迎える
ロックたち。ガルシアのおかげでロベルタは正気に戻り、二人はキスを交わす。
ガルシアは父を殺したキャクストンに生きて苦しむように言い、復讐心の負の連鎖を終わらせる。
多くの死人を出しながらも、目的を果たし、ガルシアを自分の力で救えたという喜びを口にするロック。
しかし人の命や心をもてあそんだロックの独善やレヴィのゆがんだ物の考え方の押し付けに
腹を立てたガルシア、ファビオラは二人を散々非難し、去っていくのだった。
落ち込むロックにチャンは、「ガルシアとロベルタにはロベルタの殺人の罪を償うという茨の道が
待っており、彼らは救われてなどいない」と厳しく言いながらも、慰めるのだった。

以上が最新刊までの展開です。
アニメ中心で追ってきたのではしょっているところ、間違っているところあるかも。
訂正願います。あと67最後変な一文入りました。



80 :ブラックラグーン:2010/07/11(日) 22:08:05 ID:???
補足でメインキャラクター説明

ロック=岡島緑郎
ラグーン商会に拉致された日本人青年。
商会のメンバーになってからもYシャツにネクタイ姿が基本。
会社に捨てられたことから、日本人であることを捨て裏社会に生きることを
決意するが、気のやさしい性格故にかなかなか順応し切れないでいる迷える主人公。
結構博識かつ頭脳派で時々策士っぽい黒い面も見せる。よく攫われる。

レヴィ(レヴェッカ)
中国系アメリカ人。アメリカのスラムで悪事三昧の過去を持つらしい。
男言葉でスラング連発、味方にまで銃を向けたことのある超癇癪持ち、
強いやつと戦うのが大好きという極悪暴力ヒロイン。
ロックとは大喧嘩の果てに友情が芽生え、よき相棒兼親友的存在に。
戦闘要員+ロックのボディガード的な存在。

基本この二人が主役で、裏社会を舞台にマフィア、軍隊、あらゆる
悪人たちがごたごた絡んでくる。ギャグ話あり鬱話ありという感じ。
悪人の哲学語りとか冒険活劇とかロックとレヴィの微妙な仲とか
色んな要素がぶち込まれてます。