D.Gray-man

Last-modified: 2008-09-29 (月) 21:49:47

D.Gray-man/星野桂

444 名前:D.Gray-man[sage] 投稿日:2006/05/21(日) 20:04:01 ID:???
D.Gray-man(ディー・グレイマン)星野 桂(ほしのかつら)
2006年1月の時点で7巻まで発刊・週間少年ジャンプで連載


◆アレン・ウォーカー
主役の少年。基本的に敬語で喋る。相棒のマスコットキャラみたいな位置に
師匠のゴーレム・ティムキャンピー(針ポタの金のスニッチに激似)がいる。
左手に、寄生型の対AKUMA武器がある。生まれた時からそうだった。
過去に養父のマナ・ウォーカーが死に、彼を蘇らせたいという気持ちを
千年伯爵につけこまれ、マナをAKUMAとして復活させかけたが
その時に初めて体内の対AKUMA武器が反応し、勝手に彼を殺害。
そして師匠に拾われ、AKUMAを倒すエクソシストになる道を歩む。

◆エクソシスト
AKUMAを破壊する黒の聖職者(クラーヂマン)の総称。
各々が対AKUMA武器を持っている。彼らの総本部を『黒の教団』と呼ぶ。

◆千年伯爵
ものすごく端的に言うと、世界を暗黒の時代にするのじゃー
というような思想でAKUMAを作り出している悪者。

◆AKUMA(アクマ)
千年伯爵がつくってる・・・人造人間?みたいな敵。
Aさん(故人)とBさん(Aさんとラブラブな関係)の人がいました。
BさんはAさんの死を受け入れたくなくて、どうしても復活してほしいと思いました。
すると千年伯爵が現れ、Bさんの呼び声によってAさんの魂を呼び出し、
人骨模型みたいなボディにAさんの魂を定着させました。
その後、Aさんの魂が宿った骨はBさんの体にゴリゴリボギッと入り込んで
Bさんの皮をかぶります。それで完成です。
そしてBさんに成りすまして人々を襲います。
強力な力を使って戦う時には、醜い体へと変化します。
基本的にレベル1状態ですが、人を沢山殺すとレベル2、3と強くなっていきます。



445 名前:D.Gray-man2[sage] 投稿日:2006/05/21(日) 20:05:23 ID:???
◆イノセンス
古代から伝えられているレアな物体で、
それを加工して対AKUMA武器を作ることが出来る。
イノセンスは自分で『適合者』を選ぶ。その選ばれた者がエクソシスト。
全部で109個あり、世界中に散らばっていて、
伯爵とエクソシスト達のイノセンス争奪戦になっている。
1巻の時点で、19個が黒の教団のエクソシストの下にある。

◆コムイ・リー
黒の教団科学班班長。
ここでいう科学というのは、錬金術みたいなもので
エクソシストやAKUMA武器のの治療をしたり実験をしたりする。
妹のリナリーを溺愛している。

◆リナリー・リー
コムイの妹でエクソシスト。
ロングブーツ型の対AKUMA武器・黒の靴を使う。

◆神田ユウ
ロン毛のエクソシスト。物語をサラ読みしてる人からは
女と思われていたりするが、ロン毛の男。かなり短期。
日本刀型の対AKUMA武器・六幻を使う。

『説明編』『アレンの過去編』(1巻収録)
アレンは旅先でティムと一緒に師匠に置いてかれてしまったので、
正式にエクソシストとして登録するため、本部・黒の教団へと向かって行く話。
物語の大まかな説明と、アレンの過去のマナの話。



446 名前:D.Gray-man3[sage] 投稿日:2006/05/21(日) 20:07:08 ID:???
『黒の教団編』(1巻収録)
アレンが教団に辿りついてエクソシストとして登録され、色んな説明を受ける話。
黒の教団側のメインメンバーがここで初登場。


『土翁と空夜のアリア編』(2巻収録)
黒の教団からの指令で、アレンと神田が
イノセンスと思われる『亡霊』の調査をしに行く話。
『亡霊』と呼ばれる人形がイノセンスと関わりがあるかもしれないとの事。
現地に着いた彼らだが、レベル2に進化したAKUMAが
人形と先に着いていた(黒の教団の)探索部隊を攻撃していた。
探索部隊はエクソシストと違って対AKUMA武器を持っていないので押され気味。
なんとか窮地を脱し、一時撤退。
現地に居たのは、ララと名乗る超美少女と、
焼け爛れたような顔のグゾルという男。
神田はグゾルに向かって『今すぐお前の中のイノセンスを渡せ。
デカイ人形の形のままだとレベル2のAKUMAから逃げ切れない』と言うが
ララが必死で止めて何とかふり切る。そして語る。


それは昔話。
ある子供が町中の人間から迫害され、亡霊がいるという廃墟に捨てられた。
そこに住み付く毛むくじゃらの獣のような人形。
『にんげん・・・』
それは作り手が居なくなって500年間も子守唄を歌い続けた、哀れな快楽人形。
人間の為に歌うのが存在理由。でも皆、このボロボロの体を見て逃げてしまう。
『にんげん・・・』
この子供で6人目の子供だ。
5人目は声をかけた途端、『化け物!』と叫び、この体を叩きのめした。
『歌はいかが?』ボロボロの人形は、子供に声をかける。
『・・・うた?うたを歌ってくれるの?
 誰もそんな事してくれなかった・・・歌って亡霊さん。』
一人と一体はずっと一緒に居る事になった。



447 名前:D.Gray-man4[sage] 投稿日:2006/05/21(日) 20:09:31 ID:???
そして今、AKUMAの攻撃を受けて死にそうな状態になる人形とアレン達。
人形は叫ぶ。『この人がいなくなったら、もうどうだっていい。
体の中にあるイノセンスを譲るから。だから最後まで一緒に居させてほしい。』と。
しかし神田は、レベル2のAKUMAに追い詰められた状態で
人形の主が死ぬまで待てない、人形の中からさっさとイノセンスを取り出せと言う。
それは人形の死。猛反対するアレン。
だがそこにAKUMAの追撃が迫り、なんとか撃退するも
人形の主は重傷を負い、人形の中からは無理矢理イノセンスが取り出されていた。
急いで人形の中にイノセンスを戻すアレン。
しかし起動した人形は、ただの人形に戻っていた。


『人間サマ・・・歌はイかが・・・?』
それはボロボロの人形。その、本来の姿。
ついさっきまで、美しい顔と、髪と、声で笑っていたララの。
彼女の結一の主であり、瀕死のグゾルの元へと歩み寄るララ。
『人間サマ・・・私は人形・・・歌いマスわ・・・人間サマ・・・』


 ホラ!こんなにキレイになったよ!ララ
ララって?
 亡霊さんの名前。そう、呼んでもいい?

『ぼくのために、うたを歌ってくれるの?
 ララ・・・・・・大好きだよ』
『・・・・眠るのデスか?じゃあ子守唄を』


醒めない眠りについたグゾルを膝に抱き、ボロボロの人形は唄を歌い続ける。
『辛いなら人形止めてこい。あれはもうララじゃないんだろ』
『ダメです。ララを壊すのはグゾルさんじゃないと。それが2人の約束だから。』
『甘いなお前。俺達は破壊者だ。救済者じゃないんだ』
『・・・わかってますよ。』



448 名前:D.Gray-man5[sage] 投稿日:2006/05/21(日) 20:12:45 ID:???

そしてグゾルが死んでから三日目の夜、唄が止まった。
悲愴な面持ちでその時を待っていたアレンの傍を
美しいララの亡霊が流れていく。
『ありがとう。壊れるまで歌わせてくれて。これで約束が守れたわ』
そして人形は、崩れ落ちて壊れた。
『神田・・・それでも僕は、誰かを救える破壊者になりたいです。』
人形の名前はララ。それは、歌姫の名前。


(わかりにくいと思うので、端的に説明)
・ボロボロのグゾルを見て神田は彼が人形だと思うが、
 実は彼は人間で美少女のララの方が人形だった。
 ララも本当はボロ人形状態だが、まぁ何と言うか、陳腐な言葉だが
 二人の愛の力みたいなもので美くしい少女になっていたのだ。
 しかし多大な攻撃とグゾルの死によって、ただの人形に戻るララ。
 アレンはグゾルとララの為に、人形をずっと歌わせる。
 そしてようやく止まる人形。ララは最後の最後に、ララとしての記憶を持ち
 アレンに感謝をして消えて行った。


『黒の教団壊滅(未遂)事件』(3巻収録)
初めての指令をこなして、黒の教団へと戻るアレン。
しかし教団では、科学班室長・コムイのちょっとしてミスで
彼のロボが暴走。そこに遭遇してピンチに陥る科学班+アレンだが、
コムイの妹であり、エクソシストの一人でもあるリナリーがロボを撃退。
孤児だった過去を持つアレンは、教団の皆から『おかえり、アレン』と迎えられ
照れながらも『ただいま』と返し、ホームの暖かさを知るお話でした。



455 名前:D.Gray-man6[sage] 投稿日:2006/05/24(水) 20:22:06 ID:???
『巻き戻しの街編』(3巻収録)
ある街に奇妙な事が起こり、その調査に赴くアレンとリナリー。
その街は1日だけを繰り返し続けていた。
原因はイノセンスにあると目星をつけ、
繰り返される1日の異常に唯一気づいている街人
『不幸の女』ミランダ・ロットーを協力者にして真相を探る。
が、実はそのミランダが無意識のイノセンス適合者であった。
100回目の失業をした日に『前向き?何それ・・・ふふ・・・
明日なんてこなくていいわ・・・』という彼女の言葉に反応して、
置時計のイノセンスが街の時間を繰り返し、明日を来なくさせたのだ。
『てきごうしゃ?何それ・・・私ホントに何も知らないの!
 あなた達すごい力を持ってる人なんでしょ?!
 私は何もできないの!だからあなた達がこの街を助けてよ!』
狂乱する彼女に、優しくアレンは微笑む。
『はい。助けます。でもそのためには、ミランダさんの助けがいるんです。
 僕達に手を貸してください。 明日に戻りましょう。』


ミランダの強い絶望感にイノセンスが反応したという結論に達し、
それなら彼女を再就職させて幸せにさせれば、発動を解除できるのでは?
という事で、彼女の就職を手伝うアレン達。
もう少しで正社員になれるかも、という所でミランダがスリにあって売上金を紛失。
アレンとリナリーがスリを追いかけるが、残ったミランダは従業員達に
『役立たず』と言い捨てられ、やっぱり私には無理なんだ。
何で私なんかが適合者なんだろうと泣き崩れる。
そこに伯爵サイドの『ノアの一族』と名乗るロード・キャメロットという少女が現れ、
ミランダとイノセンスの時計をさらってアレンとリナリーをおびき寄せる。
ロードの手下の大量のAKUMAの前にボロボロになるアレン達。
アレンのおかげで一旦は逃げ出せたミランダだが
自分の体を盾にしてミランダを守って瀕死になってもまだ『だ・・・大丈夫』と
笑顔を返すアレンを見て、とうとう駆け出す。力が無くても彼を守る為に。
その時、初めて彼女の思いに呼応して、イノセンスの時計が発動した。



456 名前:D.Gray-man7[sage] 投稿日:2006/05/24(水) 20:28:57 ID:???
ミランダのイノセンス能力は『一定範囲内の時間の巻き戻し』。
彼女と彼女のイノセンスの周辺にある全てのモノは、どんな攻撃を受けていても
万全の状態にまで回復(巻き戻し)することが可能だった。
そのおかげで体勢を整えて反撃を開始するアレンとリナリー。
『あなたのイノセンスのおかげで助かりました。ありがとうミランダさん!』
次々とAKUMAを破壊していくエクソシストの二人。
だが結局、人間なんだけどただのダメ人間と違い太古の一族の血を引く
というロードを、憎みながらも殺せずに見逃すアレン。
『また遊ぼぉアレン。今度は千年公のシナリオの中でね。』
全てが終わったと思ったが、今度はミランダの様子がおかしい。
訓練を受けていない一般人なのに、イノセンスの力を発動させすぎて
彼女の体力が限界に近づいたからだ。
発動を止めて、というアレン達だが、この能力を停止させたら
『元の状態』である瀕死の体に戻ってしまう。
自分が死にそうになりながらも、泣きながら停止を拒否するミランダ。
『いやよぉ・・・せっかく初めて『ありがとう』って言ってもらえたのに、
これじゃあ意味がないじゃない・・・!』
『発動を停めて。ミランダさん。あなたがいたから、今、僕らはここにいられる。
それだけで十分ですよ。自分の傷は自分で負います。生きてれば傷は癒えるんですから。』


そして発動を停止させ、急いで医者を呼ぶミランダ。全ては終わったのだ。
アレンとリナリーが目を覚ます前に、マンションを引き払って出て行くミランダ。
ロードの襲撃の際に汚れた部屋の壁紙。その修理代はココに請求して下さい、
と管理人にメモを渡す。『ほほぅ。どこだね?』
『再就職先です。』そこには、不幸の影など微塵も見えない、笑顔のミランダがいた。


補足
この話の中で、リナリーとコムイ兄妹のなかなかに感動的な
昔話エピソードもあるので、興味がある人は是非。
コムイはいつもはバカだけどほんのごくたまに凄く優しくかっこいいお兄さんになります。
『すごいなぁコムイさん!いつもはアレだけど。』
『うん。アレだけどね・・・。 だから私は兄さんのために戦うの。』



464 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/05/25(木) 23:51:03 ID:???
>>455-456
ミランダさんの名台詞を忘れてるぞー
簡略あらすじとはいえこれだけは入れてくれ。

『どうせ何やってもだめなら やらなきゃいいのにね』
『馬鹿よね…』