このページの目的
同人誌図書館への見本誌収蔵および米沢嘉博記念図書館への見本誌貸し出し、図書館運営等で
想定される問題点を挙げていくページです
2ch上の同人誌図書館問題議論スレッドで挙げられた問題点のテンプレート文を
引用し、多少表現を改変したものをベースとして掲載しております
意見がございましたら、掲示板まで
[個人情報の取り扱い]
- 十年ちょっと前まで、本の奥付には普通に住所氏名・電話番号等の
個人情報が書かれており、現在それを不特定多数に公開することは非常に危険である。
(ストーカー、押し掛け、殺害傷害等、事件のきっかけになり得る)
代表自らが住所公開の危険性を知っているのならサークル参加者への配慮を真っ先にすべきでは?一時期、コミケットは、NPOへの移行を議論した時期がありました。
しなかった理由はなんだと思います?
代表者数人の住所の公開ですよ。
はっきり言って、それがどんなに怖いことなのか、あの業界にどっぷりと浸からないと解らないと思います。
- C75拡大集会レポ(Q:本の公開の仕方は?の部分)によると
奥付へのシール貼り付けも検討との事だが
方針は確定はしていない様子で依然として対応の不透明感は拭えない
- C75拡大集会レポ(Q:本の公開の仕方は?の部分)によると
[見本誌に対する意識の相違]
- 見本誌は最初から図書館用に回収してきたつもりだった、了承済みであるという
準備会の言い分はおかしい。
それなら何故「見本誌」で「見本誌票」なのか。今までの回収の仕方自体が
本を手に入れるための誤魔化し、詐欺まがいではないか。
- 見本誌は、アピールに「提出してもらいます」と決定事項として書いてあり、
当日何度もスタッフが回収に回ってくるので出してきただけ。
内容のチェック用だと思っていた、提出しないとその新刊は頒布停止になるから
出さないといけない、場所代くらいに思っていた等。
いつかできる図書館のために渡してきた、という人が存在するのか疑問。
大多数はそのために渡していないのだから、希望者のみ所蔵にするべきである。
- 図書館の所蔵とは、図書館が購入した本または
図書館所蔵のために持ち主から寄贈されたものでなくてはならない。
見本誌はあくまで「見本誌として・タダで」チェック用に提出されたものであり、
本の持ち主が許可していない限り図書館への転用はできない。
- 過去の見本誌については、出版した本人が既に同人活動をやめていたり故人もおり
過去参加者の膨大な見本誌は、本人の知らないうちに図書館入りしかねない。
(C75申込書とアピールのアンケートも、現行サークルのみ対象にしている。)
- 正統な譲渡であり準備会が好きに利用する権利がある、との主張は
身勝手であり正当性を欠く。
またコミケ準備会が図書館を設立する場合いわゆる図書館法の適用にあたらず、
権利を主張するのも間違っている。
[パロディ・著作権・表現手法]
- 版権の厳しいジャンルの二次もある。
- C75拡大集会レポによると、アンケートでの図書館の反対意見に対する言及を見るに
芸能ジャンルへの懸念は把握している模様。しかし無修正問題と違って現時点でははっきりとした態度は示していない
- C75拡大集会レポによると、アンケートでの図書館の反対意見に対する言及を見るに
- 皇室や政治家、宗教関係、過去軍人、ナチス等をネタにした微妙なものもある。
- 昔の同人誌には、今では自粛されているような表現方法がまかりとおっていた。
エロの場合は無修正であったり、非エロでも歌詞やセリフ、丸うつし利用のパロディなど
過去作品の公開には問題が多く、それをネタに同人誌に対するバッシングが酷くなるのでは?- C75拡大集会レポによると、幕張開催以前の無修正同人誌に関しては研究目的の閲覧に限定させるとの事
しかし研究目的と一口に言っても、必ずしも正確で中立的な視点での研究に活用されるのかは不透明、不安は残る
- C75拡大集会レポによると、幕張開催以前の無修正同人誌に関しては研究目的の閲覧に限定させるとの事
- JA○○ACなどは過去何十年にも遡って賠償請求してくる。
[図書館運用・目的]
- どんな形態の図書館にしても、公開すれば必ず盗難・損壊・切り取られる等の
被害が想定される。 また、デジカメ持ち込み禁止にしても盗撮は出る。
どのように保管、保全するのか。職員と警備設備にかかる費用はどこから出す気なのか。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20081109-OYT8T00252.htm?from=nwla
- 建物の買い取り、維持費だけで将来的にいくらかかるのか?
サークル参加費とカタログの値上げで補填する気ではないか? - 準備会スタッフの天下り先として確保するつもりではないのか
[同人文化を広めるという意図への疑問]
- 実際に本を作ってきたサークル側と、準備会の意識の乖離。
- そもそも、同人誌は作るのも読むのも同じ趣味の者同士で楽しむもの。
それ以外の人に見せるために作っているのではないし、見せる必要も感じない。 - 同人誌は個人出版で、見せたい時期も、相手も限定して頒布しているのに
作者の意向を無視して、他人(この場合は準備会)がそれをするのは筋違い。 - 他人の作ったものを管理しているうちに、自分達のものだと勘違いしているのでは?
[サークル側への対応]
- 準備会の高圧的な態度にびっくり、戸惑い、不信感。
アンケートでは賛成・条件付きで賛成(1or2)に入れたがコミケットアピール75を読んで反対の気持ちに。
- コミケットアピール75でサークルに対し「美味しいとこ取り」と言っているが
見本誌を使って何かしようとする準備会こそ「美味しいとこ取り」であろう。
- アマチュアリズムの表現の自由・多様性の意義を謳って来たはずのコミケ準備会が
サークルの意思そっちのけ、自分達の一存で、
見本誌を本来渡るべき「同好の士」ではない不特定多数に公開、
諸問題は出した者が負うのが責任だ。というのはどうなんだ?
- 「私に何かあったら積み荷を燃やして」(所蔵品を処分して)という
同人者の気持ちを、準備会がまるで理解していなかったとはがっかりである。
- 図書館反対派に対して歴代見本誌全公開によっておこる諸問題を
「同人誌を作ったものが当然受けるべき責任」と主張する者もいるが
そもそも図書館を作らなければ起こらない問題で、準備会がわざわざ起こそうとしている。
- 故・米沢代表がかつて書いていた「コミケットでは、森ではなく木を見なければ
なりません。そして、木が枯れれば、森は衰えていくのです。」という言葉は
なんだったのか。現代表はそれをどう考えているのか。